生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

遭難の裏側で。 

あの立山が・・、わずか一ヶ月足らずの先週末にはすでにこんな事になっていますよ。
アルプスはもう完全に冬装備が必要です!
 ※ブログ「行きたい所へ行こう」のヨー君の記事にリンク貼らせていただきました。

毎週のように、といえば言い過ぎ・・でもない。
登山ブームも相まって、遭難のニュースは途切れることを知らない。
ベテラン、初心者、問わず発生しているのが現状。
どうして限りなくゼロに近づかないのだろうか。
毎年定数的に、まるで人柱を捧げているかのように。
自然淘汰としての人口自然調整のひとつなのか。
そうと思えば、いや、思わなくとも明日は我が身だ。

たまたまニュースとして取り上げられなかった事故、
ローカルニュースでしか報じてない事故などなど様々。
そんな遭難事故の現場で働く方の新聞記事。
まるでコミック・映画「岳」を地で行くような話です。


(ニッポン人脈記)山を思う:4 北アルプスは俺が守る
2011/09/29 朝日新聞 夕刊 1ページより引用

3千メートル級の高峰が連なる北アルプスはこの夏も多くの登山者でにぎわった。
その一方で2009年には全国の遭難者数が初めて2千人を突破するなど、山での遭難は毎年増え続けている。
「北アルプスは俺たちが守る」。そんな思いを胸に遭難に立ち向かう人々がいる。
岐阜県警航空隊前隊長の中島健二郎(なかしまけんじろう)(60)は、
ヘリコプターによる山岳遭難救助のエキスパート。
06年に無事故飛行1万時間を達成した「伝説のパイロット」だ。
中学生の時、航空機専門の雑誌を読んでパイロットにあこがれた。
県岐阜商高に入ったが1年で中退し陸上自衛隊に入隊。
1974年からは立川駐屯地で念願のヘリパイロットとして操縦桿(かん)を握った。
その後は毎年のように長野県松本市の駐屯地に常駐し、山岳遭難救助の技術を学んだ。
北アルプス穂高連峰の岐阜県側には「日本3大岩場」の滝谷がある。
複雑な地形に加えて、刻々と変わる乱気流や急変する天候の中での操縦は困難を極める。
「いずれ岐阜にも警察の航空隊ができるはず。自衛隊で腕を磨いて、山岳遭難が多い故郷で頑張ってみたい」
そう思った中島は、83年の発足と同時に岐阜県警航空隊に入隊した。
     *
「操縦に限界はない」。それが中島のモットーだ。
「例えば高度1500メートル、時速185キロで一定の方角にぶれずに飛ぶのが理想。
実際には気流があるからその飛行を維持するのは神業に近いけれど、妥協しないで理想を追求するのがプロなんです」
中島は遭難者の救助だけでなく、遺体の収容にも全力を尽くす。
「必ず遺族の元に返してあげたい。遺体は絶対に見つけ出すという執念です」
 10年1月、冬の奥穂高岳を目指した男女3人パーティーが遭難した。
尾根で見つかった男性の遺体はすぐに収容できたが、他の2人の行方はわからなかった。
中島はヘリで30回以上周辺を捜索し、7月にもう一人の男性の遺体を谷から収容した。
遭難から8カ月後の9月、最後の女性が遺体で見つかった場所は、中島が経験した中でも「最悪の現場」だった。
谷の最も狭い所は幅20メートルで、両側は切り立ったがけだ。
ヘリの回転翼は直径14メートル。現場で旋回することは不可能だ。わずかなミスでも墜落の危険がある。
 中島は谷の方から慎重にヘリを進入させて上空60メートルで空中停止し、警備隊員2人を現場に降ろした。
その後、ヘリをいったんバックさせて谷から出た後、再び進入し、警備隊員が雪の中から掘り出した遺体を収容した。
 今年3月、中島は無事故で定年退職を迎えた。現在は航空指導官として後輩の指導にあたっている。
     *
北アルプスの富山県側を守るのは、富山県警山岳警備隊だ。
最近の遭難救助はヘリコプターが主役だが、悪天でヘリが飛べない時は遭難者を背負っての救助となる。
副隊長の佐伯乗彦(さえきのりひこ)(50)は人力による救助が主体だった時代を知る一人だ。
佐伯らは今も50キロの重荷を背負う厳しい訓練を続けている。
佐伯は「立山ガイドの村」で知られる富山県立山町芦峅寺(あしくらじ)で育ち、81年、山岳警備隊員になった。
「スキーで鍛えた自信はあったが、初めての冬山訓練で先輩が化け物に見えた」と佐伯は言う。
60キロの荷を背負い、胸まで埋まる雪の斜面を登るうちに体が悲鳴を上げ、2日目には血尿が出た。
事故現場では何度も遭難者を背負って登山口まで下った。
「雪崩の恐怖に耐えて遭難者を救助した時、自然と涙が出ました」。
佐伯は人を救う喜びを感じた半面、悔しさも味わってきた。
過去、搬送中に自分の背中で3人が亡くなったからだ。
「痛みを訴えてもがいていた遭難者が急におとなしくなって、肩にずっしり重みを感じるんです。無念でした」
佐伯はふだんは富山空港前の交番で勤務し、今秋で51歳になる今も遭難現場に出動する。
Check [ 2011/10/07 20:41 ] アルプス | TB(0) |   コメント(2)
遭難救助のエキスパートは凄いと思います

私自身、色々話聞いて『自己責任』とは?
と思うことも多々あります。
[ 2011/10/07 21:49 ] [ 編集 ]
自己責任ってわかっていても
技量、経験、運、天候、何が作用して
事故が起こるかわかりませんね。
[ 2011/10/08 23:39 ] [ 編集 ]
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