生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

北アルプス 常念岳 + 蝶ヶ岳 周回 【前編】 (2011.8.7~8) 

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三股登山口へ向かう林道にて。 ※左から、yossiさん、キーコさん、うっちぃさん

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一日目はのライン。二日目はピンクのライン。

一日目(8月6日):(登り)駐車場(6:00)→三股登山口(6:20)→常念小屋(14:00)
二日目(8月7日):(縦走)常念小屋(7:00)→常念岳(8:00)→蝶槍(11:25)→蝶ヶ岳ヒュッテ(11:50)
            (下山)蝶ヶ岳ヒュッテ(12:27)→三股(15:05)

5日(金)深夜に大阪を出発。
午前4時前に北アルプスは安曇野側の常念岳の登山口の最寄りの駐車場に到着。
キッチンタイマーを60分にセットして一時間ほどの仮眠。
虫などは居ない様子で、車の窓を少し開けて寝たが何も侵入してこず、
一時間余りにもかかわらず快適に眠れたので寝起きが悪い。
あとちょっと、もうちょっとだけ寝かせて。。な感じ。

結局5時半ぐらいにはなんとか全員起きて、各自朝食などを食べて準備する。
前回のアルプス登山でもテント泊であったがBC(ベースキャンプ)型の登山であったため、
テント設営後は不要なものをすべてデポして登った。
今回は山の上で泊まるためにすべて歩荷である。

今回のテーマは、
 ・常念岳→蝶ヶ岳を周回する。
 ・常念小屋でテント泊する。(小屋泊メンバーもあり)
 ・初日の夕食と二日目の朝食は調理する。

ということだったので、食材・道具・テント・シュラフ・マット・着替え・水(2.5リットル)などフル装備である。
こんな荷物を持って、高低差1500m(所要時間およそ8時間)を果たしてあるけるのか、
未知の体験である。
出発準備が整ってザックを背負ってみる。
重い・・。よろめくほど重い。。非情に重い。
しかも手にはザックに入り切らなかったカメラ2台。(デジイチと動画用コンデジ)
腰ベルトもきちんと閉めて調整したら、なんとか重さはあまり気にならなくなった。
さすがに持ってきた三脚はどうにもこうにも持てそうにないので車内に置き去り。
それどころか買ってきた菓子やパンの一部も入りきらずに置き去り。
ザックの容量は58リットル。
これをMAXに詰め込んで、これ以上何も入らない。
それに、、これ以上の装備は歩荷するのは不可能と思われるので、
今後、さらに大きなザックを買うことは今のところあり得ないという思い。
(前置きがあいかわらず長くなった)

午前6時ちょうどにスタート。
天気は今のところ良い。
まずは林道を20分ほど歩く。
山と高原地図のコースタイム通り20分で三股(みつまた)登山口に到着。
ここからはいよいよ登山開始である。
小さな橋を渡ってすぐに分岐、右の急登を登って行く。
昨日たっぷり雨が降ったのか、ぬかるんでいてジメジメする。
湿度はさほど高くなく、立ち止まると涼しくなってくるくらいで虫は居なかった。
ザックの重さも去ることながら、木の根っ子などが露出してたりと足場も悪く、
高く足を上げなれればならない所も多い。
そして延々のつづら折れでまわりの風景も変わらず汗だくになりながらせっせと登る。
午前9時。スタートして3時間経過してようやく急登を登り切ったところにてエネルギー補給の小休憩。
アルプスに三大急登と呼ばれる所がある中で、ここまでの登りがその急登の一つでは無いのなら
三大急登っていったいどれほどのものなのだろうと思ってしまうほどの急登だった。
ここまでで三股の登山口から一気に高度は800mほど上げた。

ここからは若干の水平移動になるが、ヌタヌタの泥地で、沈みにくい足場を探すのに気を使う。
あろうことか、今度はしばらく下りに転じる。
そしてまた上昇。
そうこうしていると森林限界を越えない所で雨が降りだしてきた。
本降りになりそうなので、ただちに上下レインウェアを羽織る。
調子よく撮影してきたが、カメラが濡れてしまうので防水コンデジに切り替え。
レインウェアを毎度のように使用しているほど今年の春夏はほんとうに雨が多く、
経験からもザックカバーをしていても降りっぷりによってはザック内のモノは濡れてしまうので
最近ではあらゆるものをウルトラライトシルナイロンのスタッフバッグでインナー防水してきた。
森林限界を越えると、徐々に露出した岩場になってくる。
雨は小降りではあるが容赦なく降り続いている。
それでも時折、部分的に吹っ切れることがあって稜線があらわになることも。
前常念付近では岩場のステージで、神戸六甲のロックガーデンのように手も足も使ってよじ登るようなところ。
雨でもあり、忙しくて撮影するのをうっかり忘れていた。
ようやく常念小屋への分岐までの見通しもついたのと、花がさかんに咲いていたので写真を撮りながらのんびり登るも、
またまた岩場のステージ、そして痩せ尾根。
ニセピークに何度もだまされつつ、13時ちょうど、ついに常念小屋へ下る分岐に到着。
常念岳ピークはガスっていて見えないが、まだしばらく登らないといけないし、明日はぜったい通るので
初日はピーク行きを断念し、常念小屋へと下りにかかる。
そのときに雨が土砂降りになり、わやくちゃに。
どこから浸水したのか、右足の登山靴の中にも雨が侵入。
大雨の中、ガレ場を延々と下っていくのはたいがいくたびれた。
14時ちょうどに常念小屋に到着。中はごった返している。
200人泊まれるという常念小屋は今日は満室ではなかろうか。
宿泊者とテント泊の客とはかなり差別化されていて、雨宿り休憩することもままならない。
ここで小屋泊チームと別れてさっさとテン場へと移動。
狭い区画に密集しているところを避けて(トイレ(簡易)が遠くなるが)、水平なところを見つけて雨の中、テント設営。
なんとか中に避難して、小屋で買ってきたビールを飲んでしばし雨宿り。
雨の中、どうやって調理しようかと思っていたが、14時に到着して3時間ほど経過したところで雨があがった。
外に出て夕食の準備を始める。
3000mまで対応しているはずの国産ウインドミルの山用ライターの火がつかず、
100均ライターでバーナーに火をつけた。
落ち着いたところで、小屋泊チームのメンバーがテン場まで訪ねに来てくれた。
本当なら一緒にカンパイでもできたら良かったが、それどころではなかった。
食事を済ませてかたずけなどをしてから小屋まで買い出しに行き、しばし夜を楽しんで、
20時にはコテっと爆睡した。
翌日は3時半起きで5時スタートの予定である。
(2日目へとつづく)

その他の写真は以下より。
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6:00 駐車場(トイレあり)をスタート→三股登山口へ20分。

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三股登山口(トイレあり)

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常念岳と蝶ヶ岳への登山道分岐。

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ようやく急登を登り切ったところでザックを下ろす小休憩をしてエネルギー補給。

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ぬかるんだこんなステージは数多し。

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※yossiさん提供

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常念岳と常念小屋への分岐。常念小屋まではかなり下らないといけない。

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大雨の中、ガスが吹っ切れた瞬間、常念小屋が見えてきた。テントも多い。

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14:00 常念小屋に到着。
Check [ 2011/08/08 21:52 ] アルプス | TB(0) |   コメント(18)
はいはいこんな道でした。
あろうことか僕はここを500mlの水とおにぎり2個で蝶ヶ岳まで一気に歩いちゃいました。
今はもう無理でしょうね。

しかし、毎回雨の記述があるように思います。
筋金入りの雨男?
[ 2011/08/08 23:34 ] [ 編集 ]
尾根に出ると槍穂の大パノラマが!
…とはいきませんでしたか。残念!
でも女性に囲まれての山登り、羨ましい!
[ 2011/08/08 23:57 ] [ 編集 ]
いや~ビックリしました、9月予定の山です
参考にさせて頂きます
1日目は天気が悪そうですが2日目は蝶ヶ岳からの槍どうだったのかな?
後篇楽しみにまっています

ちなみに私は、しゃくなげ山荘に車をとめ中房温泉までバスで行き
燕岳~大天井岳(大天井荘泊)~常念岳~蝶ヶ岳(蝶ヶ岳ヒュッテ拍)~三俣登山口 タクシーでしゃくなげ山荘(駐車地)の予定です。
[ 2011/08/09 07:27 ] [ 編集 ]
ふふっ。同じようなドタバタですね、私も北アでした
09時くらいから小雨が降ったり止んだりでしょ
でもって11時くらいいきなり大雨、それが止んだ
かと思ったらテン場着の14時くらいにどしゃぶり
もうヘトヘトでした、きっと翌日の15時くらいからの
・・・も同じかと(笑
この両日は雷雨注意報、警報が広域で発令されたようです
お互い無事で何よりですね、続編お待ちしてます
[ 2011/08/09 11:01 ] [ 編集 ]
盆明けにこの周回ルートで思ってたんですが・・・ 日帰りで( ̄一 ̄)v

ちょっときつそうな感じやしバタバタと歩くようなルートでもなさそうっすね。
次回 yossi姐さんのアップ写真希望!
[ 2011/08/09 11:30 ] [ 編集 ]
2日間よく歩きましたね。
たのしかったです!
またどこか行きましょう(^^)

まさ吉さん、アップは勘弁してください^^;
[ 2011/08/09 16:31 ] [ 編集 ]
31日蝶ケ岳からの下りに三股を通り此処から常念岳に行けるんだと思っていました。やっぱり雨に遭いましたか(-.-)お天気がイマイチ安定しませんねぇ。
山のまこまささんは5日にヒエ平から常念岳目指して登る途中でお会いしました?
[ 2011/08/09 18:06 ] [ 編集 ]
思い荷物が無くて好天なら蝶ヶ岳まで行く気満々だったのですが、
余計な逆方向と思っていた常念小屋への下りでは、
小屋を見下ろす風景はなかなかの高度感があって良かったですよ。
ワタシ?ホントはおもいっきり晴れ男ですよ。
[ 2011/08/09 20:37 ] [ 編集 ]
初日は展望はおろか、ピークを踏むことさえ縁がありませんでした。
また展望がある日に登る楽しみというか宿題ができました。
[ 2011/08/09 20:38 ] [ 編集 ]
私は伊吹山に行こうと思っていたばっかりです。
参考にさせていただきます。
2日目は早朝に限り、抜群の眺望でした。
三股登山口に早朝からひっきりなしにタクシーが来てました。
地方?!はタクシー代は安いんでしょうか。
お気をつけて楽しんできてください。
[ 2011/08/09 20:38 ] [ 編集 ]
スロートレックさまも北アで、雨にたたられましたか。
まったく同じ降られっぷりですねー。
ブログ楽しみにしております。
食事の記事はいつもおいしそうで。。
カミナリにも接近されましたよ。
怖かったー。
[ 2011/08/09 20:39 ] [ 編集 ]
日帰りでこの周回はきついです。
蝶までならともかく、下山まで含めるとなるとハンパないハードさです。
でも健脚のまさ吉さんならやってのけられるかと思います。

yossiさん、出ていただいているだけでも奇跡なのに、
これ以上の注文はつけられそうにありません。
[ 2011/08/09 20:39 ] [ 編集 ]
大峰縦走メンバーでのハードな山歩き第二弾。
2日間、どうもありがとうございました。
とても楽しかったです。
また企画をお待ちしています。

[ 2011/08/09 20:39 ] [ 編集 ]
mixiで日記を拝見しました。
数日違いでしたね。
山のまこまささまとも偶然にお会いになられたとか。
さらに中山エミリの登山番組撮影隊とも遭遇されてラッキーでしたね。
夏場はすぐにガスってしまいますね。
秋は毎週でも行きたいですが。。先立つものが。。
[ 2011/08/09 20:40 ] [ 編集 ]
来週、三股から蝶が岳、槍ヶ岳へ行きます。
一週勘違いですね、この記事参考にさせていただきます。
[ 2011/08/09 22:03 ] [ 編集 ]
三股から蝶ですか。
下山中に登ってくる人とすれ違いましたが
それなりに多かったです。
「力水」はものすごくおいしいと評判でした。
下山ではたいへん疲れましたが、登りとなると想像つきません。
延々と長いです。
お気をつけて。
[ 2011/08/09 22:27 ] [ 編集 ]
キバラー様が三股を出発された頃、ちょうど私たちは常念乗越~横通岳の稜線上にいました。

常念乗越から一ノ沢を下山致しましたが、あと7時間お待ちしていたらキバラー様とお仲間の皆様にお会いできましたね!

下山後山麓から常念岳を見上げてもヤバそうな雲で覆われていたので、キバラー様が登られていたら、雨に遭われているのではないかと心配しておりました。一ノ沢よりも三股の方がコースタイムも長く、ガレ場もあるとの情報でしたから大変だったと思います。

前日一ノ沢の登りで下山中のkosizi様にお会いしました。まさか北アルプスで知り合いの方にお会いするとは思いませんでした。

常念岳の登山道で前日(5日)に登山中の女性が転倒、救助ヘリ出動の現場でしたので、決して侮れない山ですね。
[ 2011/08/11 00:37 ] [ 編集 ]
拝見していたのにコメントがなぜかアップに失敗してました。
大変失礼しました。
わずか?!7時間差だったんですね。
研究熱心で参考になるレポートが豊富な山のまこまささまの記事を拝見してから行きたかったです。
三股からは危険なポイントはありませんでした。
コースタイムの長さは気になりませんでした。
それより雨には参りました。
そんな事故があったんですね。
[ 2011/08/28 19:32 ] [ 編集 ]
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今は山に全力で年中夢中
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