洞穴カフェ ※2011年3月12日撮影の未使用映像よりキャプチャーしました。
そんなこととは知らずに、うっかり素通りしてました。日本の近代登山発祥の地、六甲山ロックガーデンの登山口に
落差10mほどの高座(こうざ)の滝がある。
滝の横には「護摩堂」というお堂があり、昔は修験者の道場だったという雰囲気が
今でも残っている。
そしてその近くには何やら茶屋らしきものがあるのだが、
初六甲登山の3月12日は往復、先日の2度目のときは往路で通っており、
滝の前では小休止もしていたというのに不覚だった。
何やらおいしそうなスイーツを販売しているのは目に着いたが、
六甲山が超初心者の自分には立ち寄って見るという心のゆとりがなかったようだ。
もっと早くこの記事に気づいていれば、お茶休憩でもしていたであろう。
次回の六甲山行きはまったくもって未定であるが、こんどは必ず立ち寄ってみたい。
営業日は土日・休日の午前8時半~午後4時。
他のサイトでメニューを見てきたら、どれもこれもあれもそれも美味そうだった。
3年前の新聞記事より。
登山家の茶屋、カフェで残った 兵庫・芦屋ロックガーデン 30代女性継ぐ2008/04/06 大阪読売新聞 朝刊 33ページより引用 ◆店主ほれた30代女性継ぐ
六甲山のふもと、日本のロッククライミング発祥の地・芦屋ロックガーデン(兵庫県芦屋市)の登山口で、
70年以上続く大谷茶屋が5日、同茶屋・六甲山カフェに衣替えし、オープンした。
茶屋店主の大谷政子さん(75)が体調を崩し、廃業の可能性もあったが、
大阪府内の女性2人が食堂の経営を引き継ぎ、毎週土、日曜に営業する。
2人は「自然に囲まれた、この地の良さを多くの若い人に知ってほしい」と願う。
ロックガーデンは阪急芦屋川駅の北西約2キロ。
日本初の岩登りクラブ「ロック・クライミング・クラブ」を設立した登山家藤木九三(くぞう)さんらが活動の拠点にした。
大谷さんの義父が1934年に茶屋を開き、藤木さんらが通った。
嫁いだ大谷さんが店を手伝うようになり、「手っ取り早く腹ごしらえできる」と、60年ごろからおでんを出すと名物に。
70、80年代は家族連れでにぎわったが、最近は登山者が減少。
大谷さんは「随分さみしくなった。でも楽しみにしてくれる人がいる限り」と茶屋を続けてきたが、
人工透析に通うようになり、ここ数年は商売をやめることも考えていたという。
2人は大阪市の飲食店アルバイト船津智美さん(33)と、大阪府羽曳野市の主婦古家(こいえ)慶子さん(35)。
イベントをきっかけに2005年から茶屋前でカフェを開いている船津さんに昨秋、
大谷さんが「熱心なあなたに引き継いでもらいたい」と持ちかけ、船津さんが友人の古家さんを誘った。
カフェのメニューはおでんのほか、ハーブティー、カレー、ブイヤベースなど。
カフェの向かいで、しばらくはビールなどの販売を続ける大谷さんは、「茶屋を残せてほっとした」と喜び、
船津さんは「都会の店とは一味違う雰囲気を楽しんでもらえたら」と話す。
登山家でアウトドア用品メーカー「
モンベル」会長辰野勇さん(60)は
「高校時代、通ったロックガーデンは、登山の基礎の基礎を身につけた場。
練習を終えて茶屋に戻るとくつろげた。『お帰り』と迎えてくれる場所が残ってよかった」と話している。
写真=開店を喜ぶ大谷さん(手前)と船津さん(右)、古家さん(5日午後2時53分、兵庫県芦屋市で)
※写真は引用していません。
3日のTOP写真の場所は、岩梯子の上の新七衛門くら(昭文社の地図をご覧ください)をくぐって、ちょこっと登ってちょこっと左へ行ったところです。