生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第239回 (2011.3.26) 

20110326-0.jpg
下峠谷の巨石。 ※左から、キバラー、中村さん

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分31秒)


登り:青崩トイレ前-小峠谷-777mピーク(下山)-NHKアンテナ-下峠谷-777mピーク-金剛山頂
下山:中尾の背ルート


金剛山の秘境は美しさの中に厳しさあり。
小峠谷で奥行きのある洞穴発見!


今日は特に予定も入れず、遅めのスタートでぷらぷらと金剛山かなと思っていたら、
中村さんから「キバラーさん、谷詰めに行きましょうや」と連絡があった。
ハード&ロングの予感的中。

遅めの10時ちょうど、青崩のトイレ前駐車場をスタート。
309号線歩きを回避するため、まずは橋を渡って葛城山の天狗谷ルート取り付きのある
民家の中を通って葛城登山口バス停のところで309号線に合流。
少し青崩のほうに戻り、小峠谷の取り付きに最も近い部分から国道を離れて下に降り、
さらに水越川に降りて、跨いだところから小峠谷の遡行が始まる。
大昔に作られたと思われる小さな堰堤を2つクリアした後、目の前に大きめの堰堤が現れる。
この堰堤をクリアするのにどうやったら安全に越えられるのか、少々途方に暮れた。
堰堤の高さまで登った後、巻くことも降りることもできなくなったのだ。
さんざん悩んだ末、崖をトラバースしてぎりぎりまで堰堤に近づき、
足場の無くなった部分から堰堤の上部にジャンプした。
ワンミスが許されないステージなので、ここがいちばん緊張した。
そこから先は堰堤は無く、美しい小滝やナメ滝を越えて進んで行く。
濡れているところはけっこうツルツル滑るので登山靴ではハンデである。
巻いたほうがよさそうな滝を巻いていると、そのまま沢に降りないまま
小滝を3つ連続越えた部分もあった。
そんなこんなで楽しみながら登っていると、突然、洞穴が現れた。
自然にできた洞窟なのか、人が掘った洞穴なのかはわからないが、
ライトを照らしてみると、ずっと奥まで続いており、
そこから先は右のほうへ曲がっているので奥にが何があるかは定かではない。
奥が気になりつつも、時間も無いのでスルーして先に進む。
777mピークに最も近いところまで登ってきたところで小峠谷とはお別れ。
ピークに向かってバリエーションで登ると、さほど苦労も無く水分道に出た。
そして777mピークに登りつめたところでお昼にしようと思ったが、
風が強く寒いので、そこから603mピークに向かって尾根を下り、
NHKアンテナのある分岐点に到着したところでようやく昼食。
30分の休憩の後、下峠谷に向かって下る。
下りきるとちょうど小峠谷にある鉄砲滝の上部付近に出た。
作業道のような道が沢に平行するように付いていたがすぐに入渓。
鉄砲滝は前にも来たことがあるので下には行かず上から眺めただけ。

さて次は下峠滝を遡行する。
秘境と呼ぶのにふさわしい幅広の沢で美しく優しい感じ
途中、沢の分岐がいくつもあるが、GPSと地図で忠実に本流を登って行く。
特筆すべき特徴は無いものの、時間を忘れて楽しみながら沢をどんどん詰めて行く。
最後のほうで左俣に大きな階段状の岩壁がある分岐に差し掛かる。
地図的に本流を詰めるにはこの岩を登らなければならない。
そしてその岩がいかにも滑りそう。
階段状になっているので滑りさえしなければさほど苦労せずに登りきれるのだが。
結局安全を取って大きく巻くことにしたが、これが急登で苦労して尾根に取り付く。
そのまま沢を下りることなく延々と尾根を登って行くと、
陽の当る部分からは藪となってかなり大変な思いをして
ようやく777mピークから603mピークに続く尾根道に登りついた。
地図で確認してみると、どうやら本流を外してしまっていた。
気をとりなおしてせっせと青崩道の合流に向けて登る。
そしてセトを経由して山頂へ。
金剛山頂到着16時ちょうどの気温はマイナス0℃。
0℃とマイナス0℃の違いは、0℃以下で限りなくマイナス1℃に近い0℃。
寒かった。
山頂付近の日陰では、昨日積もった積雪があった。
さすがに歩きつかれた。
下峠谷は美しく、丸滝谷や石ブテ東谷などよりも秘境感たっぷりで良かったけれど、
最後は失敗したので全体の印象としては表現できない。
やはり小峠谷のほうが印象的だったかも。
いずれの谷も、トラロープが設置されれば、
石ブテ東谷や丸滝谷よりもはるかに面白いルートになるかもしれない。
そのような補助がまったく無い現状では、丸滝谷や石ブテ東よりも厳しい。

下山開始は16時20分。
ルートは久しぶりの「中尾の背ルート」にて。
忘れかけていたけれど、金剛山3大急登と言われるだけあってかなりの急。
下山で使うのは初めてで、落石をしないように下りるのに気を使った。
自然林にも恵まれていてなかなか良いルートだと思った。
下山完了は17時35分。

その他の画像は以下より。 20110326-1.jpg
小峠谷・下峠谷部分のGPSログ。

20110326-2.jpg
小峠谷の最初で最後の難関の堰堤。

20110326-3.jpg

20110326-4.jpg

20110326-5.jpg
小峠谷の洞穴。※奥行きがあって、どこまで続いているのか不明。ヘッデン必須。

20110326-10.jpg
※中村さん提供

20110326-6.jpg
下峠谷にて 中村さん

20110326-7.jpg

20110326-8.jpg
下峠谷の巨石

20110326-9.jpg
登って下りてまた登って下りた?
動画で見る限りなかなか厳しそうな所ですね。
でも面白そう。

0℃にマイナスとマイナスなしがあるの初めて知りました。
[ 2011/03/26 23:39 ] [ 編集 ]
金剛登山とは別物のようですね(笑)
777.9Pの山を1日楽しんだついでに金剛山に登ったようなもの?
小峠、下峠、私が行くならどっちか1本ずつですね。

中村さんの写真集、楽しませてもらいました(笑)
[ 2011/03/27 08:02 ] [ 編集 ]
綺麗な所ですねぇ、だいぶ厳しそうですが
金剛山も奥が深いですね~

もう迷う事は無い?と思いますが
危険そうですね、堤防に飛び移る以外ほかに道は
ありませんか?
[ 2011/03/27 08:36 ] [ 編集 ]
昨日はお疲れ様でした、
先日の池ノ谷、昨日の小峠谷、下峠谷
甲乙丙付け難い、それぞれの魅力がありました
『あーでもない、こーでもない』と楽しい遡行!
有難うございました



[ 2011/03/27 09:12 ] [ 編集 ]
777mピークから一旦下りて、下峠谷を登り返しました。
谷を詰めるつもりが悪戦苦闘している間に違う方向へ行ってしまいました。
難易度的には石ブテ東谷ルートのお助けロープがまったく無い状態と思っていただければ。
[ 2011/03/27 10:51 ] [ 編集 ]
おっしゃるとおり、金剛山に登ってきたような実感が無いくらいです。
私もどちらか一本だけでのつもりだったんですが、
それだとまた宿題を残してしまうので一気に。
しかしながら、下峠谷を詰めるのに失敗しました。
中村さんの写真集になってしまっていますね。
ロングだと時間も気になるので自分撮りする心のゆとりがありませんでした。
[ 2011/03/27 10:52 ] [ 編集 ]
下峠谷は詰めに失敗したので最後の部分の確認ができていないので
推奨するには材料不足ですが、
小峠谷は最初の堰堤さえ何とかなればなかなか楽しめます。
動画にありますあの高所から堰堤のてっぺんにジャンプしましたが、
あそこまで登ってしまうと下りるのも危険で、
もっと上に登って高巻きしようにも急峻すぎて断念しました。
堰堤の左側はまったく無理そうでした。
かなり遠くへ大回りして巻くことができるかどうか不明です。
ジャンプに失敗する事は無いとは思いますが、
なにぶん高所であるために足がすくみます。
ロープ1本あれば安心なのですが。
[ 2011/03/27 10:52 ] [ 編集 ]
昨日はお疲れさまでした。
小峠谷、下峠谷は明るく魅力的な沢登りでした。
テーピングすらまったく無かったので、
沢ヤの人も来られてないんでしょうね。
トラロープがあれば立派な沢ルートになりますね。
こちらこそありがとうございました。
[ 2011/03/27 10:52 ] [ 編集 ]
動画を見せてもらい、目が☆☆になりました。
キバラーさん&中村さんの名コンビに、憧れと尊敬の念を表します♪^^
小分けして(ロングは到底無理なんで)私も行ってみたい~
[ 2011/03/27 11:42 ] [ 編集 ]
目がキラキラってことは興味津々ってことでしょうか?
小峠谷は最初の堰堤だけがネックで、
下峠谷は後半が谷詰めを失敗したので安全性の確認ができず、
現時点ではどちらもおすすめできない状況です。
[ 2011/03/27 17:56 ] [ 編集 ]
又もバリハイルートに行かれましたねぇ?
相変わらずの冒険心で!!!で~す。
[ 2011/03/27 20:40 ] [ 編集 ]
下峠谷の最後の詰めの分岐を間違い、
気づいたときには後戻りできない難所で、
仕方なくヤブ漕ぎしたのですが、あれには参りました。
何の障害物も無い、ただ歩けば良いだけのルートが
恋しくなりました。
[ 2011/03/27 22:43 ] [ 編集 ]
巨石の前に中村氏とキバラーさんが立ってこれだけ大きくみえるのですから本当にデカイんでしょうね~
私とぱろやんが巨石の前に立ったら山の様に見えるかも・・・(T_T)
[ 2011/03/28 07:37 ] [ 編集 ]
そんな大げさな~。
ほとんどに変わりませんよ。
巨石?で合ってますか?
巨石と巨岩の違いはなんなんでしょうね。
金剛山にしてはかなり大きいほうでしょ。
ツツジオ谷にもルート上に巨石がありますよね。
[ 2011/03/28 21:11 ] [ 編集 ]
おはようございます!! 小峠谷に行ってきました。本当に綺麗な谷でした♪ 本当にロープが一本もなく堰堤、滝をクリアするのに苦労しました(汗)沢用の靴が欲しくなりました。洞窟を頭に入れていたのですが、見落としたのが残念です。でも、金剛山の自然の素晴らしさに改めて感動を覚えました(^0_0^)
[ 2012/03/20 08:29 ] [ 編集 ]
こんにちは。
いつもツイートでご活躍ぶりを拝見しております!
小峠谷に行かれましたか!
最初の堰堤への飛びつきが怖いです。
あそこさえ何とかなればすばらしいルートですよね。
洞窟は核心部ですよ~。
もうちょっと取り付きまでのアクセスが良ければいいのですが。
私はわざわざ遠回りして村の中を歩いて行きます。
ブログ拝見させていただきます。
[ 2012/03/20 16:30 ] [ 編集 ]
こんにちは!
下峠谷に行ってきました。309号から入りましたが、他のルートとは違ったイメージの沢道ですね♪

私も本流から離脱してしまいました…階段上の滝を少し登ったのですが断念。右側の斜面を急登したのですが、そのまま右側の沢を登って泣石谷ルートへ合流してしまいました(苦笑)
再度挑戦の機会を狙います!

でも、ヤチマタイカリソウ(準絶滅危惧種)の写真の撮れたし、ハードでしたが素晴らしいルートだと思いました(^_-)-☆
[ 2012/04/29 07:43 ] [ 編集 ]
下峠谷に行かれたのですね!
最後は私はびびってしまって階段上の岩場を回避して
藪の尾根を登りました。
それにしてもあんな谷をよく行かれましたね。
スゴイです。
右側の谷が正解ですね。
GPSがありながらロストしてしまってました。
ブログじっくり拝見させていただきます。

コメントが前後してしまい大変失礼しました。
[ 2012/04/30 23:16 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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