六甲、比良と並ぶ関西を代表する縦走路となっているダイトレ。
あと一ヶ月先にせまる「
チャレンジ登山大会」のステージとしても有名。
チャレンジ登山大会では二上山からダイトレ途中からエスケープして南海高野線「天美駅」までであるが、
とりわけ滝畑から槇尾山(終点)間は、ダイトレの中でも異色の
魅惑のトレイルだそうで、
その区間が未踏の自分としては最近かなり気になっており、
龍門山に続いて、次はちょっと久しぶりに槇尾山に引力を感じている。
そんなこんなといろんなステージのあるトータル全長50kmに及ぶダイトレに再整備の動きがあるようです。
岩湧山のダイトレ上に廃墟のように眠る、登山全盛期には茶店もあって輝いていた頃の展望台は
今や見る陰もなく朽ち果て、展望があるはずの方向には植林が伸び放題になっている。
ぜひとも昭和40年代のあの頃の輝きを取り戻してほしいものです。
期待しています。
来たれ「山ガール」! 踏破15時間の登山道を再整備2011/03/09 産経新聞 大阪夕刊 8ページより引用 大阪、奈良、和歌山の3府県境で、屯鶴峯(どんずるぼう)(奈良県香芝市)から
槇尾山(大阪府和泉市)を貫く約45キロの登山道「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)の再整備に、
河内長野市など大阪府内の5市町村が乗り出すことが9日、分かった。
踏破に14~15時間かかるのに、トイレは8カ所のみ。
見晴らしがきくビュースポットは11カ所という現状だが、奈良県側の自治体も巻き込み、
女性登山客「山ガール」たちが安心して登れるように改造してファンの裾野を広げる狙いだ。
ダイトレは、金剛生駒紀泉国定公園内を縦貫する登山道で、昭和45~49年度、大阪府などが整備した。
“国のまほろば”の奈良盆地や、都市が連なる大阪平野、大阪湾を見渡せる大パノラマが特徴。
「一目百万本」と称されるツツジの群落で有名な葛城山や、年間100万人もの日本一の登山客数を誇る
金剛山など人気スポットが点在する。
金剛山を通ることから、金剛石(ダイヤモンド)にちなんで命名された。
一方、木材価格の低迷で、間伐されなくなった人工林がうっそうと茂り、かつてほど眺望はよくない。
木が倒れて歩けなくなっている場所もあるという。
千早赤阪村の松本昌親村長は、自治体ごとに管理をしていることが、登山道全体の荒廃につながったと分析。
登山道が通る自治体が手を組み、一体で再生させる必要があると考えた。
そこで「経済を動かすのは女性」と、再整備のキーワードを、専用のウエアで山を登る若い女性「山ガール」とし、
女性が安心して登れるように、トイレや休憩所を兼ねたビュースポットの増設を提案している。
河内長野、和泉、太子、河南、千早赤阪の府内5市町村は金剛山で5月ごろ、
活性化について意見交換するサミットを企画。
葛城市など奈良県側の首長や、山登り関連の団体も招き「山ガール」体験やアウトドア料理のレシピ紹介
といったイベントも予定している。
こういう便乗の仕方はアリですね。
登山関連グッズの市場の裾野が広がれば、一般の登山者にも恩恵はあるでしょうし
(例:商品の大量生産が可能になり安くなる)。
身近なところに気軽に歩くことのできる登山道が整備されることは歓迎です。
願わくば、交通のアクセスをもう少し改善したりできないものでしょうかね?
自家用車を持っていないと行きにくいところが結構あります。
それと温泉ですね。
自家用車があれば帰りに立ち寄ることのできるお風呂もけっこうあるようですが、
電車+バスだといまひとつちょうどいい場所にないのですよね。
登山道整備と併行して、上のような意味での環境整備にも期待したいところです。
まぁ財政難でしょうからなかなか難しいとは思いますが。