生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

龍門山脈 龍門山 (2011.3.6)  

20110306-10.jpg
龍門山 明神岩にて ※左から、ぱろやんさん、キバラー、arajinさん

『今日の龍門山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分33秒)


登り:田代登山口→ちりなし池→田代峠→磁石岩→龍門山山頂
下山:龍門山山頂→明神岩・風穴→(登り返し)→勝神ルート→ハングライダー場→(登り返し)
   →バリエーション→中央登山口→田代登山口


「山と高原地図」がカバーしていない領域。
和歌山県紀の川市にある龍門山脈の主峰で、紀州富士とも呼ばれている龍門山。
なんとなく前から気になっていた山だ。
聞くところによるとオール自然林で、目を楽しませるポイントが随所にあって
なかなかユニークな山だという。
標高は755.9mの低山で、登山口は標高200mと高く、実質500m程度しか登らない。
それゆえに軽く登ってさっさと下山して金剛山とのW登山の予定をしていたが。。

国道371号線を河内長野から南下し、紀見トンネルを抜けて橋本へ。
山麓沿いの橋本道路を利用して高野口の終点を降りて国道24号線を跨いで
県道13号線でJR粉川駅の最寄にある「龍門橋」へ。
龍門橋を道なりに南下して、車が一台やっと通れる農道を走って高度を上げて行く。
要所要所に、「龍門山(車両)」はこっちという案内板に従って行き着いた先に
「田代登山口」があった。
そのまま道なりに行くと中央登山口まで行けるが、
5台ほど駐車できる駐車場が空っぽだったので、そこに止めて
田代登山口から登り、中央登山口に下山することにした。

今日はarajinさん、そしてブログ「ぱろやんの金剛登山」のぱろやんさんとで3人。
9時20分、登山開始。
田代登山口はすでに山の中腹にあるため、いきなりの登り。
なるほど自然林の中を行くのでこれまでの低山とは雰囲気が違う。
岩山の上に土がのっかっているのか、所々岩がむき出しになっており、
ともすればかけた足が滑ることも。
途中、「ちりなし池」の案内があったのでルートを50mほど外れて見に行く。
池の水こそ季節柄?枯れていたが、どこか大峰山系の深い原生林の森にいるような場所だった。
再びルートに復帰し、登りを再開。
春を思わせる日差しは強く、4月上旬か?と思うほど暑い。
暑さでちょっとバテぎみになりながらも10時20分に「田代峠」に到着。
ちりなし池に寄り道したもののここまで1時間もかかった。
あとは横移動の稜線歩きなので楽ちんだ。
「龍門山まで30分」と書かれてあった。
逆方向は「飯盛山」まで1時間30分とあった。
稜線は日当たりが良く、山登りというよりハイキングかピクニックのような陽気な気分になる。
目に付く自然林の樹木は松が多い。
ほどなく県指定天然記念物である「磁石岩」に到着。
さっそくコンパスを使って試してみる。
岩そのものがS極とN極の磁力を帯びているようで、
針が真逆の方向を指す。
今回のいちばんのお目当てだったので、しばらく時間を忘れていろいろ試す。
磁石岩から10mほど離れたところにあった岩も同様に針が狂った。
GPSなどの電子コンパスも地磁気を利用しているので方向表示は狂うが
現在地や軌跡が乱れるということはない。
磁石岩からわりとすぐに「龍門山」山頂に到着した。

時間にして11時になっていたのでお昼にする。
山頂からは紀の川流域を望む絶景を見渡せたが、一部のポイントからであって、
藪があるため、弁当を広げて座った状態では景色が見えないのが残念だ。
肝心の山頂表示版は工事中のために名無しとなっていたのでこれまた残念。
何の苦労も無くあっけなく山頂に着いてしまったので、
お昼を食べながら次に向かう金剛山のルートの話。
山麓線にまわって奈良側の未踏ルートを登ろうとか言いたい放題。
最悪でも大阪側のババ谷ルートかなぁ、などと言っていたら、
金剛山へ行くことすら実現できない結果となるとはこの時は予想すらしていなかった。
お昼を済ますと、あっさり登山も終わったことだし、とっとと下りようと歩き始める。
すぐに分岐がありどっちに行こうか迷う。
左へ行くと勝神(かすかみ)下山ルートで、右は何も書いていない。
下に置いてある中央登山口を示す看板はどちらを向いているのか判別できない。
等高線地図の登山道らしき破線を見ると、どちらからでも行けそうだ。
近道にあたる右の何も書いていないほうへとどんどん進む。
途中、見晴らしの良いポイントが2箇所あった。
10分ほど下山した頃、「明神岩・風穴(50m)」と書かれてある看板があったので
そちらに立ち寄ってみると、これまでで最も展望の良い巨大な岩の上に出た。
これは今日いちばんのスポットだったかもしれない。
「ここで弁当を食べたら良かった・・」と一同つぶやく。
クライミングのフックが岩面にたくさん取り付けられてある。
風穴がまたスゴイ。地面にポッカリと縦に開いた穴はかなりの深さ。
かれこれ20分くらい居たかなぁ。
そういえばパラグライダー場みたいなところがあると聞いたがそれらしきところを見なかった事に気付く。
ちょうど人が来たのでぱろやんさんに聞いてもらったところ、
どうやら山頂近くの分岐を勝神下山ルートのほうに行かなければならないようだ。
せっかくなので、金剛山の奈良側はあきらめて、パラグライダー場を見に行くことにした。
10分、いや15分ほどかけて来た道を登り返す。
ようやく分岐まで登りついて、勝神下山ルートから下りる。
TMEで印刷してきた等高線地図(国土地理院うぉっち図)によると
勝神下山ルートの途中からトラバースして、さきほどの下山ルートに出れるような線があるが、
実際にはそれらしい踏み跡すら無かった。
分岐からかなり下ったところでついにパラグライダー場ならぬ、ハングライダー場に出た。
なかなかの展望で、今日いちばんの展望はここかもしれないと思った。
ハングライダーと言えば、ジグソーが歌う昔のカンフー映画「スカイハイ」を思い出した。
もっと高所感があると思ったらぜんぜんで、明神岩の上ほうがはるかにコワい。
飛び立ったハングライダーは紀の川河川敷に着陸するのかとおもいきや、
もっと遠くへ行ってしまって肉眼ではどこに着陸したのか確認できなかった。
しばらくそれらを見学した後、そのまま勝神ルートを下山する案も出たが、
もう一度登り返したほうが時間的に早そうなのでそうすることに。
地図には破線があるが、実際には踏み跡すらないバリエーションルートでトラバース。
最初はスムーズだったが、GPSであと50mほどで登山道というところで
藪だらけになって、そこをクリアするのが大変だった。
ようやく登山道に合流し、中央登山口に向かって歩いている途中で雨になった。
中央登山口からは舗装された農道を歩いて無事、田代登山口の駐車場に戻ってきた。
下山完了は14時35分。
小雨程度でありながらもこの時間である。この時点で金剛山プラン自体が霞んできた。
紀見トンネルを抜けて大阪側に帰ってきた時には16時近くになり、
16時登山開始で17時山頂、下山完了が18時という最終プランも脳裏をかすめたが、
その時間すら間に合わない事や、雨が完全には上がらないというコンディションである。
潔く中止に決定。
龍門山の後半戦が思いもよらぬ展開となって堪能できたので今日もお腹いっぱいとなった。

その他の画像は以下より。 20110306-17.jpg

20110306-2.jpg
今日のGPSログデータ

20110306-3.jpg
やや鳥瞰図

20110306-4.jpg
塵無池(ちりなしいけ)

20110306-5.jpg
田代峠の道標

20110306-6.jpg
ぱろやんさんとarajinさん

20110306-7.jpg
磁石岩

20110306-8.jpg
龍門山山頂にて

20110306-9.jpg
明神岩より望む

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明神岩にて

20110306-12.jpg
風穴

20110306-13.jpg
明神岩にて

20110306-15.jpg
ハングライダー場から

20110306-16.jpg
ハングライダー場にて
Check [ 2011/03/06 21:50 ] その他の山 | TB(1) |   コメント(18)
山名は聞いた事があり、和泉葛城山からも見えた山です
こう言うハイキング大好きです、高山も勿論好きですが
動画を見 益々そう思いました
参考にさせて頂きます、低山と言っても私の行った山の標高の倍ありますよ(笑)
[ 2011/03/06 23:19 ] [ 編集 ]
以前岸和田住んでいた頃は地元でした。
龍門山ってなんとなく、登ったような気がしたのですが、
写真を見て登ったことがないことが判明。
どこかの山と勘違いしているようです。

それにしても、いつもながら手の込んだHP、すごいですね!
(やや鳥瞰図とかまであるし…)
[ 2011/03/07 00:02 ] [ 編集 ]
何年か前に和歌山の先輩方と写真の岩に行き、クライミングしましたが、結構難しかった思い出が有り、最後に登ったときは超!嬉しかった思い出の場所です。あそこは見晴らしは抜群でしょう。
[ 2011/03/07 00:47 ] [ 編集 ]
明神岩からのスリルと展望もすばらしかった・・
ですが、私は個人的に、ハンググライダー場からの戻り、
登山道へのショートカットのつもりで歩いた、
バリエーションの藪こぎが一番おもしろかったかも。
結局、ふつうに登山道を戻った方がずっと早かったですね(笑)
奈良の爺々様
そういえば、明神岩はクライミングの金具いっぱい打ち込まれてました。
あの岩、下を覗き込んだらハングしてましたよ~ おおっ恐・・
[ 2011/03/07 06:46 ] [ 編集 ]
昨日はお疲れさまでした。
後半に見所満載でけっきょく金剛山はタイムアウトとなりましたが、その分楽しめました。
タイミング良くハングライダーが飛び出すトコロを見れたり、ちょっとしたバリエーションを歩いたり、面白かったです。

私もしばらく金剛山に行けなさそうです。
そして、キバラーさんとは未だ金剛山でご一緒していないのが悔しいですよ(笑)
ぜひまた、お願いしますね~。
ありがとうございました。
[ 2011/03/07 08:40 ] [ 編集 ]
だいぶん以前に登った事がありますが?粉河の駅から歩いて飯盛山回りで帰って来ました。その山にはキイシモツケ草の花が咲くので、三回登っていると思います。
[ 2011/03/07 19:54 ] [ 編集 ]
▲以前兵庫の山に行きますと書いた途端に、雪が深そうだからと和歌山に今、行ってますが・・・とにかくいい加減な人生。▲竜門山に行かれるとは意外でした。動画をゆっくりと見ました。田代登山口から田代峠・・・そして山頂・・・明神岩から中央登山口だけでは物足りないルートだと思います。しかし、『藪こぎ」があれば、すっかりと感じが違いますよね!▲麓の温泉に入湯しましたが、意外と高値!風呂場の蛇口のタイプが、それぞれ個性的!(?)。昨日の龍神温泉より300円ほど高値!この場合の差額は、缶ビール一本の値打ち!!貧乏・節約登山なので痛撃!!
[ 2011/03/07 20:12 ] [ 編集 ]
和泉葛城山の山稜は威圧感があって立派に見えましたよ。
今回のルートは、岩湧山のそれに似ていましたが、
岩湧山のほうが厳しいように思いました。
標高は岩湧山より100mも低いのに、
眺望は比較にならないほど良かったです。
[ 2011/03/07 20:35 ] [ 編集 ]
岸和田からだとわりとすぐに行ける感覚でしょうか。
チョリオさんのようなハードな山登りはとても真似ができませんので、
近くの低山をちょろちょろと冷やかし半分に登っています。
チョリオさんは近場の低山は似合わないですね~。
[ 2011/03/07 20:35 ] [ 編集 ]
明神岩でクライミングをされたのですね。
クライミング用のフックがあちこちに取り付けられていました。
岩の下には何があるのか上からは伺い知れず、気になるところです。
巨岩はオーバーハングしており、クライミングだと厳しそうです。
爺々さまの思い出の場所だったのですね。
見晴らしは抜群でした。
[ 2011/03/07 20:36 ] [ 編集 ]
昨日はお疲れさまでした。
ショートカットのバリエーションがいちばん面白かったそうですが、
私はあのヤブ漕ぎには往生しましたよ。
登山道を登り返さなかったのは、金剛山W登山への余力を残すためでしたが、
けっこう疲れました。
[ 2011/03/07 20:36 ] [ 編集 ]
昨日はお疲れさまでした。
金剛山はいつでも行けるし、せっかく遠出してきたので
龍門山をたっぷり楽しめて良かったです。
ハングライダー場から下山するルートも後から気になりました。
金剛山の看板をあげているブログ同士なのに、
まだ金剛山ではご一緒してませんでしたね。
またよろしくお願いいたします。
[ 2011/03/07 20:36 ] [ 編集 ]
粉河の駅から飯盛山回りってすごい距離じゃないですか。
われわれのような山歩きでもほぼ一日仕事だったというのに
やっぱりkosiziさんは侮れないですね。
[ 2011/03/07 20:37 ] [ 編集 ]
思い出しました。
とんぼさまの「新葛城伝説」を読むためも気になっていたのでした。
本当は滝畑周辺の岩山の予定だったんです。
田代登山口から中央登山口は入門コースですよね。
飯盛山から勝神へ抜ける縦走?くらいやってのけないといけませんよね。
龍門山温泉でしたっけ?ずいぶん高値なんですね。
雨にぬれて寒い思いをしていたら立ち寄っていたかもしれません。
今回は食事もコンビニには寄らずに家にあるものだけでまかないましたので
ガソリン代以外はまったくお金がかからず、財布にやさしい山でした。
[ 2011/03/07 20:37 ] [ 編集 ]
パラグライダーとハングライダーの違いがよく解ってなくって、いい加減な情報を提供したのは私でしょうか?〈汗〉
スミマセンでした~^^;
竜門山、景色が美しく楽しいお山だったでしょ♪低山とあなどれ無いルートに見所も満載です。
6月には和歌山県指定・天然記念物のキイシモツケというお花が満開になりますし、秋の紅葉も綺麗です。また遊びに行って下さい♪
私は9日、のぶさんの後輩さんと登る予定です♪^^v
[ 2011/03/07 22:46 ] [ 編集 ]
めちゃめちゃ楽しそうですやん・・・
紀ノ川サイコーですね源流きましょうか?
[ 2011/03/07 23:07 ] [ 編集 ]
ぜんぜんいい加減と違いますよ。
パラグライダー=羽根がパラシュートのようなフワっとしたものでゆったり飛ぶ。
(背中に扇風機みたいなのを背負って飛び続けることができるものもある)
ハングライダー=羽根が紙飛行機みたいなヤツ。
このどちらも飛んでました。
龍門山山頂からまず目についたのはパラグライダーでした。
山頂よりも遥かに上を飛んでいたので、滑走路よりも高く上がることができるのか~
なんて妙に感心してました。
われわれがパラグライダー場?ハングラーダー場?まとめて何場?に着いたときには
ハングライダーの集団しか居ませんでした。
天然記念物のキイシモツケってめずらしい花なんでしょうか?
みーさんって花が好きそうなイメージなかったんですが、kosiziさんといい勝負ですね!
もしかしてみーさんも龍門山行きですか?
楽しんできてください!
[ 2011/03/08 20:58 ] [ 編集 ]
日当り良好!楽しかったですよ。
中村さんも槇尾山で精進されてらっしゃったそうで。

紀の川の源流って吉野川ですが?
[ 2011/03/08 20:59 ] [ 編集 ]
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登り:田代ルート 下り:中央ルート     お!?ほんとにコンパスがくるうんだな~~!     突然ですが、龍門組 組員番号 038 見習い組員のぱろやんです。 組長には未だご拝顔の栄に浴することができておりませ
[2011/03/07 22:55] ぱろやんの金剛登山

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