生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

『金剛山 ワンデルングガイド(I)』 根来春樹著 岳洋社 

20110304-1.jpg

昭和59年10月9日発行の金剛山ハイキングのガイドブックで、
現在ではすでに絶版となってしまっている本を入手した。
パートIとなっていることから、パートIIも存在したのだろうか。
図書館を探せば見つかるかもしれない。

 「ワンデルング」=自由に野山を歩きまわること。

パラパラとめくっただけでも200ページにも及ぶ。
そこには、自分の知っているすべてのルートはもちろんのこと、
ありとあらゆるルートが紹介されていて驚く。
昭和59年というと西暦1984年なので27年前の書籍だ。
自分がまだ10代の頃に、金剛山がこうも歩き尽くされていたとは。
冬の耐寒遠足で金剛山に登っていた頃になる。
その頃と比べると今では登山道は最適化され、整理されてしまって
主要な登山道を残してマイナーな登山道は廃道化しつつ感じ。
当時のレジャーと言えば今ほどの選択肢が溢れておらず、
登山に傾倒する人口が今のこのブームよりも遥かに盛んだったのだろう。

そんな中から、先日歩いた「泣石谷道ルート」の頁を拾ってみたい。
20110304-5.jpg
※画像をクリックすると拡大できます。

「泣石谷道ルート」をひと言で表現すると「考える道」であると言えるとある。
なるほど確かに先週末の下山での利用において、地図+GPS+コンパスを
総動員しなければ迷いそうなポイントが少なくとも2箇所はあった。
なるほど読図を楽しめる数少ないルートの一つだろう。
そういえばあの謎の石柱については触れられていないなぁ。
ちなみに未踏の小峠谷ルートの頁を見てみると
「え!小峠谷にそんなものがあるの?ほんまですか?」と気になる特徴を発見。
近いうちに確かめに行ってみたい。

今後も機会あるごとにこのガイドブックからの情報を併せて紹介していきたい。

その他の魅力ある目次は以下より。
20110304-2.jpg
約30年前の久留野峠

表紙  ----------------  1
カラー写真(8頁)  ---------  2
ワンデルングガイドⅠ 金剛山 ----- 11
歩き尽くせない山、金剛山  ------ 12
目次  ---------------- 14
金剛山全体図  ------------ 16
このガイドブックの使い方  ------ 18

Ⅰ 散策コース  ----------- 19
   山頂散策  ----------- 20
   ちはや園地  ---------- 25
   千早散策  ----------- 28
   葛城古道  ----------- 31
   延命寺・観心寺・楠妣庵  ---- 34

Ⅱ ファミリーコース  -------- 37
   北尾根~山頂~千早本道  ---- 38
   念仏坂~山頂~黒栂谷道  ---- 40
   久留野峠~山頂~五条林道  --- 42
   楠公の史跡を訪ねて  ------ 44
   千早本道~山頂~百ケ辻  ---- 48

Ⅲ バリエーションコース  ------ 51
   黒栂谷道~山頂~天ケ滝  ---- 52
   千早定跡~山頂~石寺跡  ---- 54
   赤滝谷~東条山~千早峠  ---- 57
   高畑谷~山頂~アシ谷道  ---- 60
   妙見尾根~山頂~郵便道  ---- 63
   清井山尾根~山頂~カトラ谷  -- 66
   石ブテ尾根~山頂~北尾根  --- 69
   建水分神社~山頂~千早本道  -- 72
   太尾~山頂~風の森  ------ 76
   カヤンボ~パノラマ台道~山頂  - 78
   池の谷尾根~山頂~蜘蛛窟  --- 80
   赤阪山~山頂~郵便道  ----- 84
   カヤンボ~山頂~郵便道  ---- 87
   モミジ谷道~山頂~鞍取坂  --- 90
   府庁山~十字峠  -------- 93
   島の谷~行者杉峠~大沢寺  --- 96
   葛城神社~長藪城跡  ------ 99
   糸谷~芋谷のトンネル  -----102
   横手西尾根~西の行者  -----106
   金剛山南尾根縦走  -------108
   東条山~山頂~千早本道  ----112
   郵便道~山頂~天ケ滝新道  ---115
   風の森~山頂~水越峠  -----118
   天ケ滝新道~山頂~黒栂谷道  --122
   三本松~千早峠~五条  -----125

Ⅳ 探索コース  -----------131
   妙見谷~山頂~千早峠  -----132
   筒城谷~山頂~赤阪山尾根  ---134
   文殊中尾根~山頂~南尾根  ---138
   坊領山~山頂~高畑谷  -----142
   アシ谷道~山頂~百ケ辻  ----146
   泣石谷道~山頂~高畑谷  ----148
   小峠谷~山頂~カトラ谷  ----150
   おたわ地蔵~山頂  -------154
   朝原寺跡~サネ尾~山頂  ----157
   菩提寺~山頂~太尾塞跡  ----160

Ⅴ チャレンジコース  --------165
   カヤンボ谷~山頂~文殊中尾根  -166
   石ブテ東谷遡行  --------169
   池の谷遡行  ----------172
   下峠谷~山頂~水ケ阪尾根  ---174
   ブンタ谷道~南尾根~鎌ノ刃尾  -177
   神福山西尾根~高取山  -----180
   タイ谷道~行者杉峠~東覚寺  --182
   クソマル谷遡行 ---------185
   高天谷遡行  ----------188

付録
  石ブテ西谷遡行  ---------192
  百々川下降  -----------193
  村界尾根  ------------194
  千早古道  ------------195

カコミ記事
  「金剛登山のための装備」  ---- 27
  「自然(動物・気象)」  ----- 36
  「自然(野鳥・昆虫)」  -----130
  「水越峠と楠木正儀」  ------ 89
  「賽の神」  ----------- 95
  「府庁山」  ----------- 95
  「横手東尾根」  ---------106
  「千早峠と天誅組」  -------111
  「越口と水争い」  --------121
  「金剛山の歴史」  --------128
  「赤阪か赤坂か?」  -------130
  「楠木か楠か?」  --------130
  「樹氷」  ------------153
  「装備」  ------------164
索引  ----------------196
おわりに  --------------198
奥付  ----------------200
裏表紙 ----------------204

※今回、この本を快く提供してくださったたarajinさま、
 並びに炉端の会の副会長さま、この場にてお礼申し上げます。
小生、古本屋を営んでますが、「金剛山ワンデルング」の「2」は残念ながらないようです。「3」があれば嬉しいのですが!
[ 2011/03/04 23:26 ] [ 編集 ]
「しもとげだに」と読むんですね。
知りませんでした。
この本欲しいです。
探してみようかな。
[ 2011/03/04 23:36 ] [ 編集 ]
百鍛男さまは古本屋さんでいらっしゃいましたか。
「2」は存在していたのでしょうか、それとも他の山、
葛城山あたりが「2」という区分なのかもしれませんね。
「1」でこれだけ内容が充実しているので、
「2」では書くことなんて無いと思いますし。
「1」を初め、地図等金剛山関係の本がおありでしたら
買いによせてもらいたいです。
[ 2011/03/05 22:24 ] [ 編集 ]
この本には「しもとげ」となってますね。
他でもそう書かれてあるのを見たことがあります。
地名だけは読み方が予想つかないですよね。
この本、またお回ししますよ。
[ 2011/03/05 22:25 ] [ 編集 ]
この本すごく充実してそうですね
私はヤマケイの金剛山をもってますが
比べ物にならないです。

あ、それでarajinさまは詳しいのですね?
気になる未踏のルートがいっぱいです。
[ 2011/03/05 22:45 ] [ 編集 ]
ちょっと気になって調べました
ワンデルングガイドⅠは金剛山
ワンデルングガイドⅡは六甲山
ワンデルングガイド8が広島山口の山
ワンデルングガイド9が岡山・鳥取・島根県の山
ワンデルングガイド10が愛知県の山
みたいですよ
http://iss.ndl.go.jp/books?op_id=1&any=%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
[ 2011/03/05 23:47 ] [ 編集 ]
この本は、いただきものです。
金剛山の歴史・地理・民俗・地質などについて、幅広い知識をお持ちの未満さまからCDデータの形でいただきました。
私も、この本の取り扱っている範囲の広さに驚きました。
旧版の山と高原地図の執筆者の一人であった根来春樹氏の、踏査範囲の広さに脱帽です。
ただ、何で石ブテ東谷・西谷や高天谷・百々川,小峠谷まで紹介されているのに、
丸滝谷・イワゴノ谷がないんでしょう?
[ 2011/03/06 05:55 ] [ 編集 ]
我が家には「ワンデルングガイドⅣ 岩湧山・紀泉高原」があります。昭和61年頃?なぜか、身体を動かすことが嫌いな妹がこの本を買ったのですが、結局彼女には不要で、いつ頃からか私のものとなってます。この本を見て、何度か岩湧山には行きました。ひょっとして、今では貴重な本なのですね。
[ 2011/03/06 20:50 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しております。
ヤマケイの金剛山、山頂売店で売ってるようなのを見ました。
今でも売っていたら買いたいです。
参考になるようでしたらまたおまわしします。
[ 2011/03/06 21:33 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しております。
研究熱心なまっくんさまのこと、
お調べいただいてありがとうございます。
やはり他の山でしたか。
IIの六甲山も身近な山だけに気になります。
[ 2011/03/06 21:33 ] [ 編集 ]
このたびはありがとうございました。
そういえば丸滝谷・イワゴノ谷が無いなんておかしいですね。
危険すぎるからじゃないでしょうか。
[ 2011/03/06 21:34 ] [ 編集 ]
岩湧山版がⅣに存在してましたか。
そうなると葛城山版や二上山版なんてのもあるのでしょうか。
裏表紙とかに書いているかもしれませんね。
どのみち入手は困難なので貴重な本ですね。
大事になさってください。
山登りしないといえば、私の妹も山登りなんてまったくやらないのに
屋久島は行ってきたみたいです。。
[ 2011/03/06 21:35 ] [ 編集 ]
ワンデルグガイドⅣの表表紙に簡単な地図があり、京都北山、六甲山、金剛山、岩湧山・紀泉高原は既刊のマークがついてます。二上山・葛城山は名前だけ書いてます。ちなみにワンデルグガイドⅢは京都北山となっています。
[ 2011/03/07 20:38 ] [ 編集 ]
わざわざ確認していただいてありがとうございます。
amazon.co.jpに岩湧山・紀泉高原が中古で在庫があるのを確認しました。
http://www.amazon.co.jp/s/?tag=kivarn-22&creative=7999&campaign=759&link_code=wsw&__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&search-alias=aps&field-keywords=%8A%E2%97N%8ER%81E%8BI%90%F2%8D%82%8C%B4&Submit.x=10&Submit.y=7&Submit=Go
二上山・葛城山は存在しなかったようです。
六甲山編の中古は一万円くらいのプレミアがついていますよ。
京都北山というと比叡山でしょうね。
情報ありがとうございました。
[ 2011/03/07 20:47 ] [ 編集 ]
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こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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