生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第231回 (2011.1.16) 

20110116-1.jpg
クソマル谷ルートにて ※左:キバラー 右:段取八分さん

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分33秒)


登り:百ヶ辻→久留野峠→(久留野道ルート)→クソマル谷ルート→香楠荘→金剛山頂
下山:文殊中尾根ルート


夕べから台風のような強風吹き荒れていたので、
今日の登山は大丈夫か?と心配していたら、朝起きたらかなり寒いながらも良い天気。
予定通りのルートでの登山決行へ。
今日もはるばる遠方の明石海峡大橋のそばから、
あのラガーマン「段取八分」さんが2時間かけて来てくださいました。
1月10日も単独で登られてらっしゃったとか。
今日のルートは、わりとハードなプランで、
大阪側から久留野峠を経由して奈良側に下山し、
クソマル谷ルートを登り返すというもの。
今日いちばん印象に残ったのはクソマル谷の難所の滝よりも何よりも
3つの大滝をクリアしてからの延々の激登り。
あと、下山時の猛烈な寒さ。

百ヶ辻にある村営駐車場に車を止める。
小さい子供連れのファミリーカーが続々と入ってきて賑やかになってくる。
ロープウェイで「ちはや園地」まで行かれるのだろう。
乗ってしまえばわずか6分で上に着いてしまうんだもんなぁ。
まぁ我々は「登ること」を楽しみで来ているので関係はないが。
駐車場を9時50分にスタート。
まずは久留野峠に向けて登る。
奈良側のルートを登るために大阪側から山越えして奈良側に行くという
そんな発想は全くなかったが、久留野峠越えの場合、
山頂ほどの高さを登る訳ではないから大した事は無いと
自分に言い聞かせないとやってられないかも。
久留野峠を経由して山頂に行く大阪側の久留野峠ルートは
遠回りであるにもかかわらず人気が高く、
今日のような寒い日でも登る人がパラパラと見受けられた。

久留野峠到着10時30分。
村営駐車場から40分所要時間40分。
すぐにそのまま奈良側の久留野道ルートを使って下山する。
久留野道は新雪の状態のままで人の足跡はなく、
積雪30cmくらいの中をトレースを作りながら下りる。
クソマル谷ルートの起点は、大阪側の村営駐車場にある標高よりも低い位置にあるので
時間がかかるかと思ったが、こちらもぴったり40分で到着。
いつもながら久留野道ルートは金剛山の数あるルートの中ではいちばん快適である。
途中、登ってくる登山者1名とすれ違った。
11時10分、クソマル谷ルートにて登山開始。
クソマル谷ルートは2回目であるが、今回は積雪があるのでトレースが分かりにくい。
しかしながら、今日は「炉端の会」のオフ会で、10数名が、
我々より先行すること2時間ほど早く同ルートを登られているので
トレースが付いていて助かった。
登るに連れて気温も下がり雪深くなってくる。
途中、沢の中を行くところもあり、凍っていたり、深かったり。
そしてついに3つある滝の一つ目に到着。
久しぶりに見る一つ目のナメ滝は、実物を目の当たりにすると
「え?ここを登の?」という軽い緊張感。
ここではじめてアイゼンを装着する。
トラロープのお世話になりながらクリア。
ロープにはハンドボール大の氷の塊が付着していた。
つづいて2つ目の滝が登場。
他では見られないタイプの氷瀑が圧巻だった。
初めて見たときは、正面の崖を登るのか?と思って身構えてしまったが、
実際には左に向かって登る。
これもトラロープのお世話になりながら登る。
ここは3つある滝でいちばん高所感があって、
高いところが苦手な自分にはいちばんコワイ。
丸滝谷ルートの滝や、石ブテ東谷ルートの最後の滝なみの恐怖感だった。
つづいてすぐに3つ目の滝。
トラロープを使って右に登ってみたが、
先行者の炉端の会の方のトレースが消えていた。
大人数で滝の上をトラバースするのは危険と判断したのか引き返したようだ。
トラバースのためのトラロープもあったが、
今回はドカ雪という要素が加わっているので、
安全のため、炉端の会の方のトレースを追って巻くことにした。
そのトレースは、滝を巻いたらすぐに沢に戻るかと思いきや、
そのまま激登りの急登をどんどん登っている。
同じようにそれに続いて登るが、それにしてもものすごい急登。
もうちょっとでダイトレだと思ったら、先が見えなかっただけで、
まだまだ登りが続く。
こんなに長かったっけ~?
石ブテ東谷ルートの最後のアリ地獄を遥かに凌ぐ長さ。
寒い中だからやってられるけど、
夏場なんかだともう汗を出しきってバテ倒れだろうな。(笑)
やっとやっとでダイトレと合流したら、
アレ?前回のときとぜんぜん違う場所に出たぞ。
う~、地蔵さんよりも手前やし~。
どっと疲れが。。
いつもなら並木道に合流するのにかなり左にそれたようだ。
ようやく「ちはや園地」に着いた所に出迎えてくれたのは、
今日の炉端の会で登られていたkatsuyukiさんだった。
ログハウスをちょうど出発して下山されるところだった。
記念写真を撮るということなのでカメラマンをさせていただいた。
その後、すぐにお別れして香楠荘へ。

14時10分、香楠荘到着。
クソマル谷ルートの所要時間はちょうど3時間。
雪がだいぶ足かせになった。
村営駐車場を出てから3時間50分後の事だった。
カラダが冷え切っていて、落ち着くまでに時間がかかった。
熱い無料のそば茶を飲んで、熱いカレー南蛮定食をほうばって
ようやく平静を取り戻した。
香楠荘では「大阪府チャレンジ登山」でスタート時にしばらく一緒だった
「buruさん」と遭遇した。
50分ほどお昼の休憩をしてから山頂に向けて出発。
金剛山頂到着、15時30分。
気温マイナス8℃。
手袋を外しているとたちまち寒さで耐えきれなくなる。
捺印を済ませ、10分ほど滞留した後、ただちに下山開始。
文殊中尾根ルートから。
文殊の岩屋を過ぎて文殊尾根に出たところからは猛烈な風。
風速10m以上。
体感気温はマイナス20℃クラスとなる。
露出している顔が痛くて痛くて耐えれないほど。
いままで体験したことのない強烈な寒さ。
耳を触ってみると感覚がない。
何も感じない。
まるで麻酔が効いているかのように。
ただちにイヤーマフを取り出して装着する。
強い風は文殊尾根の最後まで続いた。
南向きにルートを転じ、文殊中尾根に入ってもしばらくは風。
次に最後に左に折れたところから風が当たらなくなり、
顔が火照ってカラダが暑くなってきた。
耳を温めるだけでずいぶん暖かくなるものだと思った。
16時20分、下山完了。

その他の画像は以下より。
20110116-2.jpg

20110116-4.jpg

20110116-5.jpg

20110116-7.jpg

20110116-9.jpg

20110116-11.jpg

20110116-12.jpg

20110116-13.jpg

20110116-14.jpg

20110116-15.jpg

20110116-16.jpg
僕がクソマルに行ったときと同じルートですね。
谷を詰め上がるときに左にルートを取ったようで。
僕はそのまま真っ直ぐ上がりました。
でもキバラーさんのように左に上がるのが従来からのルート取りのようですよ。

マイナス8度に風が加わると殺人的な寒さでしょう(笑)
[ 2011/01/16 23:30 ] [ 編集 ]
私も行くはずでしたが・・
風邪が完治せず、クソマル谷を歩くのは断念しました。
ところで、炉端の会の方々は、どうもとんでもないルートを登りはったみたいですね?!
3つ目の滝(モミジ滝)を登ってすぐ、谷は2つに分かれてますよね? 本来その右側の谷の沢筋に登るべきところ、滝を巻き上がって左の谷の方へトラバースし、その谷の右岸の尾根に取り付いてそのまま尾根を直登されたんじゃないですか? でなければ、細尾ルートの分岐のお地蔵さんのさらに向こうなんかに出るなんてことありえませ~ん?!
驚きの超バリエーションルートです。
んで、キバラーさん一行もその跡を辿られた?
雪が積もってるからこそ、アイゼンなら岩がゴロゴロの沢より歩きやすいと考えられたんでしょうか?
にしても、すごい!

今回、クソマル谷登るのに奈良県側からアプローチせず、
足のない私のように、大阪側から山越えで奈良県側に下りてから登り返されたのは、
何か理由がおありですか?? こんな物好きなことするのは私だけかと思ってましたよ・・(笑)
[ 2011/01/16 23:58 ] [ 編集 ]
クソマル谷いっぺん行ってみますよ~。
今回のルートを参考にさせていただきます。

今日の金剛山は寒かったでしょうね。
下界にいてもとんでもない寒さでしたから。

まだまだ雪の金剛山が楽しめそうで、ワクワクしますね。
[ 2011/01/17 00:01 ] [ 編集 ]
ハードな山行お疲れ様でした
クソマル谷は未踏です登りに行きたい所です
初めてでも迷いませんか?
[ 2011/01/17 09:05 ] [ 編集 ]
あらためて、ゆっくり写真を拝見しました
中々斬新なアングルですね~
かまくらから下の4枚、特に金剛桜と青空v-218
その内真似させて頂きます(笑)
[ 2011/01/17 14:42 ] [ 編集 ]
猛烈に寒かったと思います。
その天候の中の今回のルート・・・
今年の方向性はロング&デンジャラスですか?

肝に銘じときます(笑
[ 2011/01/17 17:34 ] [ 編集 ]
キバラー様
昨日は、楽しい山歩きをさせていただきありがとうございました。
初めて見た氷瀑、初めて歩いた深い新雪、ルンルン楽しい激登りなどとても印象深い一日でした。
また、先行してくださいました『炉端の会』の皆様のお陰で無事歩けました。感謝申し上げます。

着ぶくれて ずれるズボンを気にしつつ 師の背中追う 冬のクソマル♪
[ 2011/01/17 20:30 ] [ 編集 ]
谷を左に詰め上がるのは雪のために仕方なくのバリエーションかと思ってましたが、
踏み跡が付いてる本来のルートなのですね。
寒さでカメラの調子が悪かったです。
マイナス8℃+うどん+風は・・・金剛山で凍え遭難も脳裏に浮かびました。
恐ろしい寒さでした。
近年では寒くてもマイナス5℃くらいまででしたから。
[ 2011/01/17 21:55 ] [ 編集 ]
katsuyukiさんから、今回の炉端のパーティーで知っている人がいらっしゃるか
お尋ねしたら、arajinさんも参加されると聞いていたのですが、
風邪をひかれて休まれたんですね。
香楠荘まででも3時間オーバーのハードなルートは
風邪をひかれてたら登れないと思いました。
炉端の会の方が歩かれた跡を正確にトレースしました。
バリエーションルートだったんですか!?
前回は右側の谷筋を直登しました。
今回、奈良側からアプローチしなかったのには以下の3つの理由があります。

1つめは、arajinさんがそうやって登られたとおっしゃってたので、
それを聞いたときは「ありえない」と思ったものですが、
ようやく自分にもできるかな?という自信がついてきたため、
次にクソマル谷行くから久留野峠越えをしようと思ってました。

2つめには、奈良側のクソマル谷ルートの起点までのアクセスが、
いくら車でも金剛登山するには遠すぎるのと、
満足な駐車場が無いためです。(路駐は基本的にしませんので)

3つめは、下山がショートルートなので楽だと思ったから。

こんな感じです。
最後はあんなに急登が続くことをすっかり忘れてました。
結果、お腹いっぱいのハードさでした~。
[ 2011/01/17 21:56 ] [ 編集 ]
ぱろやんさん、チャレンジされますか?
そんな切り口でブログ書かれるか楽しみです。
危険度的には石ブテ東谷ルートクラスでしょう。
がっちりトラロープがついているので安心感があります。
風さえなければ外界で家とかに居るより
山のほうが暖かいんじゃないかと思いました。
台風のような風があった昨日の下山時はさすがにヤバイ寒さでした。
本当はコワイ文殊中尾根ルートでした。(笑)
[ 2011/01/17 21:56 ] [ 編集 ]
初めて行かれる場合は踏み跡をよく探して登られる必要があります。
基本的に沢伝いや沢中を行くので迷うことはないと思います。
一部、沢から離れて左岸を歩く部分があります。
あとは3つめの滝を右側からトラロープで上がってトラバースするのか
手前から遠巻きするのかによって結果が大きく違ってきます。
積雪があるとトレースが無いと難しいかもしれません。

写真ですが、どうも寒さでカメラの調子が悪かったのと、
ファイナライズでモードを間違って現像したために
輪郭強調みたいになってしまいました。
[ 2011/01/17 21:57 ] [ 編集 ]
猛烈に寒かったのは、文殊中尾根ルートからの下山時です。
本当にヤバイ寒さでした。
カラダは寒いよりも、露出している部分が痛いというものです。
吹雪の中をスキーのリフトに乗っている時の2,3倍は寒かったです。
今年の方向性は・・
中村さんとだと必然的にロング&バリエーションでしょ?
今回のルートは中村さん向きルートだったのでお誘いすればよかったです。
槇尾山はいかがでしたか?
[ 2011/01/17 21:57 ] [ 編集 ]
昨日はありがとうございました。
おかげさまで私も久しぶりにクソマル谷ルートを楽しめました。
前回とは違った楽しみ方ができて良かったです。
単独では昨日のような雪のコンディションでは
ぜったい行かないところでした。
偶然にも炉端の会の方々と同じ日で、先に登ってくださってたので
ずいぶん気持ち的に安心感がありました。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
[ 2011/01/17 21:57 ] [ 編集 ]
昨日は極寒の中お疲れ様でした。

事前に解っていたものの、同じルートを知り合い同士が時間差で登る、って何か不思議で面白い感じですね。

動画や写真を拝見すると昨日の出来事とは思えない程懐かしい感じがします。
特にトラロープに付着した氷の固まりには特別な思いがありまして…(笑)

そして恐れ多くもキバラーさんに私達の集合写真まで撮って頂き感謝しております、会を代表(?)してお礼申し上げます。
それにしても写真を撮って頂いている間にも動画を撮られるとは油断もスキも無いですね(笑)。
[ 2011/01/17 22:25 ] [ 編集 ]
西からの風の場合は、奈良県側ルートは影になるためか、
風の影響が少なかったようですね。
動画に映る姿が、思ったよりも薄着なことに驚きました。

そのかわり、下りの文殊尾根は楽しめたでしょう。


[ 2011/01/17 22:49 ] [ 編集 ]
今回のこの日のプランは、昨年末に立てたものですから
ほんとに今回は偶然でした。
おかげさまでトレースがあってずいぶん助かりました。
間違って戻ってきているトレースもいくつかありましたが。(笑)
我々が先発だと3つめの滝をそのまま前回同様に
トラバースして直登していたことかと思います。
氷の塊は凄かったです。
集合写真撮らせていただくくらいでお安い御用ですよ。
動画?ああ、たまたまカメラがまわっておりまして。。(笑)
[ 2011/01/17 22:54 ] [ 編集 ]
風は登っているときにはまったくありませんでした。
ちはや園地でも平穏で、園地から香楠荘の間ですごい風。
さらに山頂からの文殊尾根は最高でした。
風そのものは朝からずっと吹いていたのですね。
下山は木場道(細尾谷:シルバールート)がよかったかもしれませんね。
けど、未体験の寒さを体験できました。
[ 2011/01/17 23:01 ] [ 編集 ]
「クソマル谷ルート」おつかれさまでございました。

ちょうど1年前ぐらいですよね
キバラーさんとお互い初めて「クソマル谷ルート」に行ったのは
あの時でも最後の激登りは印象的でキツかったの覚えております。

それに今回は去年と違い雪の量も多いのでさらに大変だった事でしょうね
それと百ヶ辻→久留野峠→久留野道ルートとクソマル谷ルート登る前に
軽い登山されているじゃないですか、すごいです。

私も今年は奈良側がんばってみます。
春先にはイワゴノみなさんで行きたいです。
よろしくお願い致しいます。
[ 2011/01/18 20:05 ] [ 編集 ]
お久しぶりです。
ずいぶん一緒に登ってないような気がします。
クソマル谷、前にTakeshiさんと登ったのが最初でした。
ちょうど一年前ですね。
記事を見てきました。
ぜんぜん雪なんか無いじゃないですか。
今のこの時期と同じ季節とは思えないですね。
今回は前よりパワーアップ登山ができましたが、
最後の急登は笑ってしまうほど長いです。
池木屋山よりは短いですが。
イワゴノ谷、またチャレンジします!
喉元過ぎれば暑さわすれ・・なんちゃらって言います。
すっかり過去の事はわすれました。
一緒に登りに行きましょう!
[ 2011/01/18 21:52 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者(キバラー)だけに読んでもらう

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
このブログ内の検索
 
更新日カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
バックナンバー
月別アーカイブ