生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

昭文社 『山と高原地図』 昭和56年版 を読み解く (3) 

20101214-1.jpg
Nakaさんから借りたまんまの地図より。

登山装備表、今昔。

登山装備表は最新版の山と高原地図にも存在する。
つっこみどころ満載!29年前の登山スタイルはこんなだったのか。
当時は速乾性の機能ウェアもなければ、登山靴も金属製の小さな爪の付いた重い物だった。
そんな当時の登山装備表を確認してみた。

登山装備表(昭和56年)1981年版より

【服装・履物】

上 着 単に上着とだけ書かれているが、何を意味するのかわからない。おそらく綿シャツのことだろう。最新版ではもっと細分化されていて、長袖シャツやフリース・セーター、ダウンとなっている。
ズボン ズボンっていったい何語?今でも使うけど死語になりつつある。
今ではパンツと呼ぶ事のほうが多い。
半ズボン 今では半パンと呼ぶ。
最新版装備表では半パンの事については書かれていない。山では邪道?
チョッキ ベストのことだろう。毛糸できた重いアレの事だろう。
セーター チョッキの袖ありのほうだな。チョッキもセーターもとなると重量が。
カッターシャツ え~?え?理解不能。
昔は百貨店やデパートにスーツ姿で行っていたはずだから山でもありえる?
ポロシャツ かつては夏場の山ウェアの定番としてのポロシャツ。
すっかり最近見かけなくなったものだ。
ズボン下 ステテコとかパッチ(ばっち)の事と思う。
厳冬期にはタイツを履くことがあるが最新版装備表には無い。
かえ下着・靴下 最新版ではアンダーウェア、ソックスという表現になってはいるが、素材以外は今でも変わりなし。
帽 子 最新版装備表でも変わりなし。キャップ派とハット派あるが。
手 袋 グローブという表現になっている上、当時よりは機能面は劇的に向上し、多種多様になった。
ウィンドヤッケ ヤッケってそもそも何でした?ウィンドブレーカーのような物?
最新版装備表ではアウタージャケットとなっている。
ウィンドズボン 最新版ではアウタージャケットやレインウェアの上下セットが基本という扱いだ。
キルティング
コート
キルティングで?しかもコート?はて?
オーバー手袋 これも最新版で言うところのグローブに統合される。
マフラー 最新版装備表にも掲載なし。
そういえば最近知っている人が使っていたような気がする。
イヤーバンド 何コレ?イヤーマフとか頭に巻く防寒のハチマキみたいなもの?
登山靴 最新版装備表でも変わりない。
昔の登山靴は金属の爪が土踏まずに付いていたのを記憶している。
キャラバン
シューズ
登山靴といったいどう違うの?
登山靴よりライトなトレッキングシューズみたいなもの?
スパッツ 最新版にも掲載がある。現代ではオシャレも兼ねている。
オーバー
シューズ
これも登山靴とどう違う?
本格的な山用の本皮の登山靴みたいなの?
アイゼン 最新版装備表でも変わりないが、4本爪の簡易アイゼンが進化したものがPinoPlan製のワンタッチのマジックアイゼン。
ワカン 金剛山以外の、たとえば明神平の厳冬期などでは必須。
地下足袋 これは今でも履いている人のブログを知っている。(笑)
ワラジ 今ではありえない。
しかし、氷の上でも滑らないし耐久性さえあれば履いてみたい気がする。

【一般携行品】

リュックサック もう死語扱いなのか、最新版装備表ではザックという言葉になっている。
サブザック 現代ではウエストバッグやアタックザックのようなものか?
背負子 ボッカさんのアレだが、見たことが無い。
金剛山なら車で資材を搬入できるが、そうではない山小屋への運搬に必須。
ピツケル ピッケルは厳冬期なら大峰山系でも必須装備。
シュラーフ 当時からシュラーフなんてあったの?発音ちょっと変。シュラフのことだろう。
雨 傘 最新版でも掲載あり。金剛山ではレインウェアよりメジャーだ。
ビニール
レインコート
透湿性ナシなんて今では考えられない。
本格的な山だと透湿性が無いと命にかかわる。
ポンチョ 上にほぼ同じ。
水 筒 最新版では保温ボトルという表現に。
当時は内側がガラスでできた落とすと壊れる重い魔法瓶だった。
テルモス 何なんでしょうコレ?こっちが魔法瓶?じゃ水筒は何?
懐中電灯 現代では消費電力が圧倒的に小さくて球切れしないLEDライトに取って代わった。
ヘッドランプ 最新版でも変わりないが、LEDに取って代わった。
予備電池・球 LED時代になったので予備の電球はもうありえない。
しいて言えば予備のLEDライトだ。
洗面用具 山小屋泊向けの装備なので最新版装備表でも変わりない。
タオル 最新版装備表ではこんなモノはあたりまえに必須なのでいちいち掲載していないと思われる。
サングラス 最新版装備表にも掲載あり。
持ってないなぁ。。自分の場合は度入りが必要になるため。
ゴーグル 金剛山では必要無いが、山と高原地図全般の共通装備品なので風雪厳しい山もある。
ナイフ ビクトリノックスやウェンガーのような十徳ナイフのことか?
果物の皮剥きに使っていたとか?
時計 最新版装備表でも同じ。
地図 最新版装備表でも同じ。
磁石 最新版装備表ではコンパス。それも今ではシルバコンパスが一般的。
細引 細いヒモであるが、最新版装備表には無いけど当時はコレを何につかってたの?
呼子 コレ何でしょう?ホイッスル?
非常食 現代ではカロリーメイトとかソイジョイとかあるけど、当時は何だったんでしょう?
嗜好品 タバコとかワンカップ酒とかコーヒーとか?最新版装備表には記載なし。
救急薬品 薬品って。赤チンとかを思い出す。最新版では救急用品となっている。
古新聞 コンビニのビニル袋のような便利なものが無かったはずなので、何かを包むためのものだろうか?
マッチ・ライター マッチは最近は見かけない。最新版装備表ではライターのみの記載。
チリ紙 ティッシュペーパーが無い時代なので四角いかさばりそうな紙のはず。
最新版装備表ではロールペーパー。
ハガキ・切手 最新版装備表には記載なし。
富士山では山頂からハガキを投函できるが他ではどうなのか?
筆記用具 最新版装備表でも同じ。これって今なら何を携帯する?
鉛筆は芯が折れこと困る。シャープペンか?ボールペンは肝心なときに出ない。
身分証明書 最新版装備表でも変わりなし。免許証とか保険証。
小物入れ 最新版ではわざわざ記載なし。
風呂敷 さすがに最新版装備表には記載なしであるが、衣類などをまとめるのに風呂敷って結構便利。復刻ブームもアリかも。
財布 最新版装備表ではわざわざ記載なし。
予備靴紐 最新版装備表でも同じ。
マリポサシューズも予備のワイヤーを持っているがまず切れることはない。
ゴミ持ち帰り用袋 当時はどんなもの?
現代ではコンビニ袋など。漏れ対策のためにゴミ袋は防水袋に入れている。

現代ならではの装備品としては、高度計・気圧計・風速温度計、カメラ、ラジオ、ハンディGPS、
ストーブ・コンロ、クッカー、ストック、防水袋、ザックカバー、日焼け止め、携帯電話、
衛☆でん話、アマチュア無線機などが加わることだろう。

地下足袋とワラジの組み合わせは沢では抜群なんです。
自家製に挑戦してるんですが、なかなか形が整いません。
精進あるのみですわ~(笑)

中まで濡れた登山靴は、新聞紙を丸めて詰めておけば結構水を吸ってくれます。
[ 2010/12/15 00:00 ] [ 編集 ]
のぶさん、
地下足袋かっこいいと思います。はっさくさんのブログ読む度にあこがれてました。
沢を歩く時、そのまま尾根にも上がれますもんね~
でも、電車やバスに地下足袋で乗る勇気が・・

ところでキバラーさん、この冬、雪の明神平を逍遥してみたいと思います。
ヒキウス平やヌタハラ谷の源流の辺りまで下りてみたい・・
ワカンとスノーシュー・・どっちがいいでしょうか?
それと、大又林道から明神平への登山道で軽アイゼンでなくて本格的なアイゼンが必要?
[ 2010/12/15 06:41 ] [ 編集 ]
水筒は保温性のない水筒という意味で、テルモスは保温性のある水筒、
つまり魔法瓶ということかと思います。

ヘッドランプや懐中電灯は、LEDに慣れた目で見ると、暗いわ電池が
すぐに減るわで、技術の進歩を一番感じる用品だと思います。
名称が時代と共に変わっていますが、私の場合どちらかというと
ここに書かれている呼び方のほうが馴染みがあったりしますね。
[ 2010/12/15 07:33 ] [ 編集 ]
この装備を大型キスリングにパッキングして縦走されてたんでしょうか?
ベテランの方が健脚なのも解かります・・・
[ 2010/12/15 11:03 ] [ 編集 ]
地下足袋ですが、この私でも年に2日は必ず履く日があります。
秋祭りです。
底が薄いので車の運転には適してそう。
足首の少し上くらいまでの長さのものですが、
あのフック、止めるのがじゃまくさいし、水濡れにはめっぽう弱い。
雨に降られた日には半なきです。
沢ルートをこんなので行ったら濡れてしまわれるでしょうね。
それとも防水の地下足袋があるんでしょうか。
[ 2010/12/15 20:15 ] [ 編集 ]
厳冬期の明神平のドカ雪は前から憧れていました。
ワカンもスノーシューも使ったことがないのでさっぱりわかりません。
本格的なアイゼンはワカンやスノーシューを使うステージには
必要ないとおもいますよ。
スノーシューとアイゼンってたしかドッキングできるはずで、
見たことがありますが、6本爪くらいのアイゼンでしたよ。
むしろ霜焼けにならたないようなごつい頑丈な登山靴がいりますね。
雑誌「PEAKS」1月号にそれらのインプレッションがあります。
ご参考まで。
[ 2010/12/15 20:15 ] [ 編集 ]
なるほどやはりそういうことでしたか。
THERMOSってブランド名だと思ってました。
懐中電灯がいちばん進化しましたね。
それもたった数年前に。
昔の呼び方のほうが味がありますよね。
私もそう思います。
日本らしいです。
[ 2010/12/15 20:15 ] [ 編集 ]
当時はナイロン系はほとんど無かったはずなので、
ザックも綿?麻?帆布のようなものでできたものだったみたいですね。
帆布製品は今でも人気がありますね。
昔の人のほうが荷物が重かった!?
それは間違いないでしょうね。
魔法瓶ひとつをとってみても。
[ 2010/12/15 20:17 ] [ 編集 ]
ワカンと6本爪アイゼンは一緒に装着できます。
モンベルには、スノーポンという商品があってスノーシューとクランポンがドッキングしたようになっています。

雪の明神平ではスノーシューの方が楽しいでしょうね。
大又からの登りは軽アイゼンで充分です。
[ 2010/12/15 22:30 ] [ 編集 ]
スノーシューとのドッキングは、店でも展示されているので知っているのですが、ワカンとも合体できるのですね。
スノーシューなんかはスキー板並にええ値段しますね。
私だとワンシーズン一度くらいしか出番なさそうです。
[ 2010/12/15 22:56 ] [ 編集 ]
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キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
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大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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