生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

夜のハイキング 

20101208-1.jpg
写真はイメージです。 ※金剛山のどこで撮影したのか忘れました。

「夜のピクニック」という本がある。
そしてそれは映画にもなった。
何年か前、そのタイトルに惹かれて本を読んではみたけれど、ナイトハイクなんて学校行事向けだろうし、
せいぜい懐中電灯を持って住宅街を散歩するくらいが関の山かなぁ、けど不審者と間違われたりもあるだろうし、
なかなか現実的ではないけど憧れるなぁ、と思ったことはあった。
あれから数年。。。
いまでは金剛山の夜の山歩きも慣れっこになってしまった。
時間帯にもよるが、単独でも千早本道と伏見道、文殊東尾根ルートなら平気だ。
夜に山に行くという事はどこかタブー視されていた感があって、道理に外れてるのかなぁと思っていたら、
金剛山の夜景」の夜登(よると)さんとの出会いで、その不安と後ろめたさはすっかり吹っ切れた。
そんな夜登さんと初めて一緒に登ったのは昨年の12月6日のことなのでちょうど一年前になる。
夜の道を歩くということは、眼から入ってくる情報が暗闇によりかき消され、余計なものが見えないぶん、
五感がとぎすまされ、敏感になって人間本来の自己防衛本能が湧き上がってくるようだ。
最近では東京のほうの都会でもナイトハイクへのイベントが盛んに行われ、関心が高まっているとテレビでやっていた。

以下のような新聞記事がありました。


動きたい:ひと汗いかが トワイライトハイク モンベル
2010/12/07 毎日新聞 大阪夕刊 2ページより引用

 ◇闇を抜けて眼下に夜景
 登山やハイキングと言えば、早朝に出て日中歩くのが一般的だ。
しかし、ヘッドランプをともし、探検気分を楽しむツアーがあると知り、好奇心が刺激された。
「夕闇迫る山道を歩きます」。
アウトドア用品メーカー「モンベル」主催の「トワイライトハイク」は初心者でも大丈夫という。
「なぜわざわざ、暗い山道を?」と思われるかもしれないが、参加してみると、そこには昼間とは違う山の魅力があった。
 大阪、奈良両府県にまたがる生駒山のふもと、東大阪市の近鉄額田駅を発着点とする約6キロのハイキングコース。
高度約100~400メートルのルートで、長尾の滝や枚岡公園の額田山展望台などを約3時間かけて巡る。
 午後3時半、駅前広場に集合したのは、私を含め20~40代の女性7人と男性2人、
そしてガイド役でモンベル高の原店の小川卓志さん(36)と山崎麻子さん(41)。
膝を回して準備運動をし、ヘッドランプを装着して出発する。
 枚岡公園近くの住宅街から、谷に沿って滝を目指す。
「早起きしなくてもいい」「屋久島で山登りにはまって」など、参加者同士でおしゃべりしながら急な坂道を登る。
色づいたモミジやアケビに、苦しさも和らぐ。
午後4時15分、滝に到着。そばの寺は寺務所を閉めるところで、ひっそりしている。
滝の脇の急な階段から細い山道に入り、縦一列になって登り詰めると、
こずえの間から夕映えに染まる大阪のビル群が見えてきた。
 徐々に暗くなり、ヘッドランプをともす。
最後尾の山崎さんに夜の歩き方を教えてもらった。
「1メートルほど先を歩く前の人の足元を照らして、その動きに注意して」。
前日の雨で道はぬかるみ、所々で斜面が崩れて倒木に遮られる。滑らないように一歩一歩、注意して足を運ぶ。
 午後5時すぎ、暗闇に包まれると、視野が狭まるからだろうか、感覚が鋭敏になる。
京都府向日市の保育士、山田芽(めぐみ)さん(26)は「落ち葉を踏みしめるカサカサという音が強調され、
ササの中で小動物が動くのも聞こえた。耳で感じるハイキングですね」。土のにおいも心地よい。
 展望台に到着すると、眼下に大阪の夜景が広がる。おびただしい街の明かりに、
トンネルを抜けた時のような感覚になる。
気温約11度。体を休めると汗が一気に引いた。
小川さんたちがお湯を沸かし、用意してくれたカップ麺をすする。
温かくて塩味が格別だ。タヌキが1匹顔を見せた。
 小川さんは「でこぼこの下り坂も、見えない分、足の裏に神経を集中して体全体のバランスを取るので、
平衡感覚が鍛えられる。
坂道では、膝の横など平らな道では使わない筋肉も使います」と説明してくれた。
 神戸市の看護師、塩川ゆりさん(42)と樋本有里さん(30)は「夜景に目をとられ、こけそうになった。
暗い中を歩くのは一人では怖いけれど、皆と一緒なら面白い」と笑顔を見せた。
そういえば、歩くしんどさも忘れていた。凝り固まった体も心もほぐれ、「探検」はあっという間に終わった。
 ◇若い女性に人気
 モンベル主催の「トワイライトハイク」は初心者でも参加でき、若い女性を中心に人気が高まっている。
ご来光を拝む富士山登山の予行演習や、本格登山をする人が夜間に歩く経験を積むために
参加するケースもあるという。
 近畿では、生駒山のほか、京都市の大文字山、神戸市の六甲山、滋賀県の伊吹山などでも、
春、秋のシーズンを中心にツアーを組んでいる。今シーズンは終了し、来春以降の場所、時間は未定。
 ツアー料金は、今回の生駒山の場合一般5000円(ガイド料、保険料込み)で、
他のコースも5000~7500円程度(モンベル会員は1500円割引)。
安全のため、足元を照らすヘッドランプ、雨具、防寒具、登山靴は必携。

■写真説明 大阪の夜景を見下ろしながら歩くトワイライトハイクの参加者たち=東大阪市で

※写真の引用はしていません。
千早本道のしかも夜明け前なら、何とか1人で歩けるようになりました。
今度は宵闇につつまれた本道に挑戦しようと思っています。
夜景を撮るなら未明より夕刻ですよね。
陽が落ちて暗くなる頃でも、冬ならまだ街が動いていますから・・・。
[ 2010/12/08 22:59 ] [ 編集 ]
山歩きを始めたばかりの頃は、ともかく日没が迫ると、山の闇に得体の知れない恐怖を感じたものですが・・
近隣の山々を歩きまわって、山の全体像がイメージとして把握できるようになるにつれ、
恐怖は和らぎ、ヘッデンがあれば、少々暗くなってもそれを楽しめるような余裕ができてきました。
でも、やっぱ、山は快晴の昼間が一番と思います。
[ 2010/12/09 06:40 ] [ 編集 ]
この記事は紙面で見ました。
ツアー料金5000~7500円程度で、山ガールと一緒にトワイライトハイクが出来る
なら、登山の要素も加わる金剛山や葛城山で企画したら案外いけるかも、と思ったりしました。
夕暮れのギラギラとした夜景もいいですが、早朝の青みがかった空間にピンク色の
光の筋が広がり、徐々に明るくなっていく様子もいいものです。

私が金剛山の夜間登山を始めた当初は、登ってから下山するまで暗闇で誰とも
会わない時間帯でしたので不安が先行していましたが、早朝登山の人達と
知り会えたことで、夜間登山の不安はかなり解消されました。
夕方から登っていても、「何かあっても数時間待てば必ず登ってくる人がいる」と
いうのは心の大きな支えになっています。


写真は、国見城跡広場から北に上がったところではないですか。
画面左下の黒い部分が階段かと。
[ 2010/12/09 08:34 ] [ 編集 ]
夜登様。
今年3月、貴兄が金剛山葛木神社横から撮影された明け方の写真を思い出します。
あれは私が見たあらゆる写真の中でも、最も感動する写真の一枚でした。
あの写真は、何度見てもぞっとするぐらい美しいです・・
キバラーさんもご覧になったことあると思いますが・・
[ 2010/12/09 09:35 ] [ 編集 ]
キバラー様、横スレ失礼します。

arajin 様。
3月の明け方に葛木神社から撮影した写真をパノラマ写真にしたものが
つい最近完成したところです。
http://p.twipple.jp/data/t/d/K/r/R.jpg
宜しければご覧下さい。
[ 2010/12/09 12:11 ] [ 編集 ]
おっしゃるとおり、早朝と夕刻と同じ暗闇でずいぶん気持ちが違いますね。
これから明るくなる安心感のある早朝。
これから暗闇となる不安感のいっぱいの夕刻。
早朝だと店舗などの灯りが消えていて夕刻よりも暗いはずなのに。
深夜2時くらいだとどんな感じでしょうね。
夜景も定点であっても時間帯によって変化することに今さら気づきました。
[ 2010/12/09 20:30 ] [ 編集 ]
登山も同一の山を何回登ったかでゆとりが違うように、
夜の山も慣れですね。
勝手知れた山である金剛山ならではです。
岩湧山の夜はまだ一度だけなのと、ひと気がなさすぎるので
単独の場合の恐怖感は想像できないほどのものだと思います。
しかし、何に怖がっているのでしょうか。
考えれば考えるほどそれがナニなのかわかりません。
ナニかわからないものに怖がるなんておかしいですね。
[ 2010/12/09 20:31 ] [ 編集 ]
夜登さんのクチからもついに山ガールというキーワードが出ましたか。(笑)
金剛山や岩湧山でぜひ企画すべきツアーですよね。
最寄りのモンベルと、モンベル堺おおとり店か五條店。
五條店は吉野川のラフティング寄りがメインなので、
前者の「アリオ鳳」内にある堺おおとり店に企画してもらいましょう。
いや、それとも保険無しの自己責任前提で、
夜登さんに企画していただきましょうか?(笑)

写真の件、たしかにその場所だと撮った心当たりあります。
[ 2010/12/09 20:31 ] [ 編集 ]
arajinさんが身震いするほど感動されたという写真を見てまいりました。
これですね。
http://kongousan.o-oku.jp/5.Galleria/Gallery-220314.html#../night_climb220314 (16).jpg
まさに宝石を散りばめたようなという表現が等しいですね。
[ 2010/12/09 20:31 ] [ 編集 ]
パノラマ画像を先にHPでも拝見しておりました。
これはすばらしいです!
たいへん貴重なものですね。
これはラミネート加工の永久保存版に値しますよ。
すごいです。
[ 2010/12/09 20:32 ] [ 編集 ]
そう、確かにその日に撮影された写真です。
その中でも特に、写真5と6・・
東の空が淡いピンク色に染まり、
明け始めた夜と朝の間の淡いブルーの闇の中に浮かぶ街の夜景が、
空に溶けていきそうな美しさの写真です。
[ 2010/12/09 21:29 ] [ 編集 ]
夜登さんは私と違って無補正で、眼で見たまんまの表現をなさいますので、実際もこのとおりに見えた事でしょう。
すばらしい写真ですよね。
[ 2010/12/09 21:37 ] [ 編集 ]
3月14月の写真ですが、実は私も夜登さんにお邪魔ムシをして眼の前でこの様な素晴らしい風景を見る事が出来ました。
今でも鮮明に覚えています。

あの頃は元気でしたが(笑)
[ 2010/12/09 21:54 ] [ 編集 ]
遅ればせながら、夜登さんのパノラマ写真拝見しました。
凄い作品に仕上がってますね(驚)
これが山頂で本物を拝見できるんですね?楽しみです。

ナイトハイクといえば、ボーイスカウトの大晦日の恒例行事でした。
毎年20kmくらいの夜の散歩をするわけですが、やはり岩湧山に行ったときのことが印象深いです。
真っ暗で何も見えない登山は時間の感覚もなくなってメチャクチャしんどかったです・・・
[ 2010/12/10 07:04 ] [ 編集 ]
モンベル宛にトワイライトハイクを紹介された新聞記事を見ましたが、
金剛山・葛城山・二上山から見える夜景もきれいなので、こちらでも
トワイライトハイクを実施されては如何ですか?と提案のメールを
送ったところ、早速、
「金剛山近辺でのナイトハイクも検討させていただきたいと存じます。」
との返信がありました。
ひょっとして、来年にはこのイベントが実施されているかもしれませんね。
[ 2010/12/10 20:39 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しております。
3月14日は夜登さんと登ってらっしゃったんですね。
あの頃は元気?今はもっと元気ですよね?
ついていけないスピードは手加減してください。
よろしくお願いしときます。
[ 2010/12/10 21:19 ] [ 編集 ]
驚きの完成度に私もびっくりしました。
明日は金剛山に登りますが、まだ現物は拝見できないですよね。
って、コレ、どこに書いてるんだぁ!?
夜登さんのHPじゃないし~。

ナイトハイクのお話は先日もリアルでお聞きしましたが、
なんと20kmだったんですか!
チャレンジ登山の半分の距離というとだいたい想像つきますが、
ものすごい距離ですよ。
そらしんどいはずです。
ぱろやんさんのポテンシャルはその頃から培われたんですね。

[ 2010/12/10 21:21 ] [ 編集 ]
え~、さっそくモンベルさんに物申すですか。
しかも、さっそく聞き入れてもらったんですね。
さすが話のわかるモンベルさんですね。
夜登さんのグッズはモンベル製品だらけですから無理もないですね。(笑)
実施の暁には、モンベラー私はぜひとも参加させていただきます。
ちなみに10月でモンベルクラブ会員期限が切れてしまってますが。
がんばって継続できるよう経済力をつけます。>モンベルさん

[ 2010/12/10 21:22 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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