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山は歩くだけじゃもったいない。その時々のナニカを発見し記憶の定着のためにカメラを持とう。

『槇尾山蔵岩殺人事件』 蜉蝣21著 

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本を読む事について考えた場合、
その本は自分で買ったのか、貰ったのか、人に借りたのか、図書館で借りたのか、
買った場合はどこの書店で買ったのか、どんな状況で買ったのか、出張先?旅先?会社帰り?ネットで?
貰った場合はプレゼントなのか、頂戴といってもらったのか、読んでみてといって押し付けられたのか
借りた場合は自分から貸してと言ったのか、読めっよっ、と押し付けられたのか、
そしてどこで読んだ(読んでいる)のか、家なのか、通勤電車の中なのか、ひとり旅の列車の中なのか、
その時々のシュチュエーションで、読む事に関して取り組む姿勢や、読んだ時の入ってくる印象について
ずいぶん違いがあるのではないだろうか、と思うのは自分だけ?
ところで、これらのいずれにも該当しない本がある。
デジタルデータでしか存在しなくて、しかも対価の無い(無料)の書物である。

本ブログのお気に入り(ヤマ友達)にリンクさせていただいている
ブログ「蜻蛉の生きているんだ働こうBLOG」(長っ)の管理者の蜻蛉(とんぼ)さまが
ペンネーム「蜉蝣21(かげろう21)」という名で創作された
推理サスペンス傑作ミステリー「槇尾山蔵岩殺人事件」。
本作品は槙尾山(まきおさん)の蔵岩(くらいわ)が舞台となっている。
槇尾山の蔵岩というとまさにタイムリーで、まだ記憶に新しい10月2日に五人で登ったときに
初めて目の当たりにしてその急峻な岩肌に驚き、そこをクライミングしている人にもびっくりした場所だ。
作品はとてもアマチュアと思えない完成度とスケールで、たちまち虜なってしまった。
昭和のテイストと現代のトレンドをうまく融合させた話の組み立て方は秀逸かつ新鮮で、
出版物なら書けないような固有名詞が出てきたりするところもまた面白い。
さらにそれぞれの登場人物の個性が光っていて、なおかつ著者であるとんぼさまの山行きブログの内容と
リンクする部分が随所にちりばめられているのを見つけてはニヤリとしてしまう。
ガラスの十代後半頃に、むさぼるようにして読んだ赤川次郎の推理小説を彷彿させる一面も。
主人公の高田がとんぼさんそのものだとしたら、まるで船越英一郎よろしく颯爽たる勇姿なのでしょうか。
デジタル媒体で、しかも無料となると最後まで読む自信が無かったのに、たちまち引きこまれ
ひさしぶり興奮した一冊。
これはぜひシリーズ化してほしいと思っていたところ、新作もお目見えしています。
こんな作品を創作できるすごい才能を持たれてらっしゃる著者のとんぼさんにひとめお目にかかりたいところです。

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さて、本作品はここから読むことができ、イメージ写真や、時にはイメージ動画なども挿入されているが、
PCの直立不動の画面に向かって読み続けるのは少々疲れてくるので、
ここは電子書籍よろしく、本作品データを青空キンドルでPDF化して自炊し、電子ペーパーデバイスである
kindle3(キンドル3)」にて読んでいる。
これが快適そのもの。

kindle(キンドル)とは、いったいどういうものなのかについては以下より。
今年はアップル社のiPadが登場し、各社も後を追うようにタブレット型デバイスをリリース予定となっている。
いよいよ日本でも電子書籍出版の動きが本格化しそうな感じ。
この流れをいち早く作ったのが、米amazon社のkindle(キンドル)と言われている。
残念ながら日本では販売されていないが、キンドルはモノクロ画面ながらも米Eインク社の電子ペーパーが使われている。
電子ペーパーは画面を書き換える時にしか電力を消費しないので、
電源OFF(画面が消えてしまう)の必要がない。
電子ペーパーの特徴は、まるで紙に印刷された活字を見ているようなクッキリ、ハッキリ、シャキっとしていて
液晶のように明滅していないので目が疲れにくい上、デバイス自体が軽いため、寝転がって読んでも疲れない。
iPadは発売後3カ月だけで330万台を売る大ヒットになったが、
キンドルの累計販売台数はamazon社は公表していないが600万台以上と言われている。

日本では何年か前にソニーから「リブリエ」という同じようなデバイスが登場したがまったくヒットせず。
ガラパゴス化していたことが原因で、これはメモリーウォークマンの失敗の繰り返しになった。
しかし、ここにきて情勢も変わってきた。
ついに先日(11月25日)に、ソニーから電子書籍リーダー「Reader」を12月10日に発売すると発表があった。
驚くべき事にReader用のコンテンツ2万冊以上がローンチだという。
ちなみにReader用のコンテンツには著作権保護付きのXMDFというキンドルなどとは互換性の無いフォーマット。
ソニーが懲りずにReaderなるデバイスを改めて出してきたという背景には、
来年あたりは日本でも電子書籍元年となる兆しがあることは間違いなさそうだ。
ヤマハが電動パッソルという電気で走る原付バイクを出したのは8年も前の2002年の事である。
同様にヒットしなかったが、ここにきて電気自動車や電動アシスト自転車をはじめ、
電動バイクへと時代のニーズにマッチするようになってきた、というのと同じようなもの。

最近では、買った本を1冊50円~100円という価格でPDF化(データ化)してくれるサービスが
あちこちで始まってきており、中でも本1冊を100円でスキャンしてくれる「BOOK SCAN」は業界トップで、
依頼しても通常の無料会員だと現在3ヶ月待ちという状況。
また、自己所有の本を自分で裁断してスキャンする、いわゆる「自炊」派も増えてきている。

日本での電子書籍の分野では、ずいぶん昔から「青空文庫」というものがある。
これは著作権の消滅した作品を、だれかが手入力するなどして自炊してデータ化したものを、
対価を求めず誰にでも利用できるにしたものである。
これらも青空キンドルを使ってキンドルに最適化したデータで読むことが出来る。

青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

今後、書籍が電子データ化することが加速すると、
個人が創作した作品が手軽に出版されるというチャンスも到来することだろう。

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[ 2010/11/29 22:13 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)
山登る人って、色々異能な人いてますね~?!
小説とか書ける人って尊敬します。
キバラーさん、興味の及ぶ範囲が広いですね~
・・ところで、電車とバスで単独大峰歩き・・に必要なグッズ
第一弾・・モンベル、U.L.スパイラルダウンハガー#1
コツコツと貯めたへそくりでついに買いました!
(気温-9℃まで下着で快眠というすごいやつです)
次はツェルトかテントですね・・早く手に入れたい・・
[ 2010/12/01 07:39 ] [ 編集 ]
いや、ホントに人は見かけではわからない、
その人それぞれの、その人にしかできない能力を持って
この世に生まれてきているんだなとつくづく思います。
誰一人として無駄に存在する人は居ませんね。

ウルトラライトスパイラルダウンハガーじゃないですか!
すごい値段じゃないですか。
これだけでもどこでも野宿可能ですよ。
U.L.コンフォートシステムパッド120なんかもあると超快適に寝れます。
地面が固いところだと眠れないですから。
キャンプ道具一式は持っているのですが、登山用の小型軽量コンパクトなものではありませんので羨ましいです。
[ 2010/12/01 20:57 ] [ 編集 ]
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こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山を中心に
登っています。
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化。
テニスやスキーにもハマってました
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