生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

昭文社 『山と高原地図』 昭和56年版 を読み解く (1) 

20101114-1.jpg

ヤマ友達のご尊父が大切に保管されてらっしゃる昭和56年版(1981年)の「山と高原地図
をお借りした。
なんと、今から遡ること29年前のものである。
ちなみにそこ頃はキバラーは生まれて・・・・・ました。(^ ^; 余裕で。
以前はエアリアマップというシリーズだったようだが、今ではその言葉は使われなくなったようだ。

山と高原の地図というと、昨年末から精力的に登りだした大峰山系に行くのに初めて買った地図。
勝手の知れた金剛山系のものは必要無いと思ってずるずると数年。
ようやく買うことにしたのは、なんと今年の8月11日になってからだった。

山と高原地図というと、等高線をはじめ、一般的な登山道やコースタイムが記された唯一の地図。
唯一と書いたのは、他に類似する地図が存在しないゆえにオンリーワンだからだ。
本当にそうなのか調べてみたところ、他にもいちおう2つほど見つかった。

1つめは、
最新のデジタル技術を利用して参入してきたという
DGSコンピュータ社『ジョイフルマップ』シリーズというものがそれ。
金剛山系の地図はリリースされていない。

2つめは、
北海道地図株式会社『トレッキングマップ』シリーズがあるが、有名な山のみ。

山と高原の地図ほどたくさんのラインナップが無く、百名山でも有名な所が中心。
紙質とかもどうなのか気になるところ。
昭文社の山と高原地図は、29年前のものでもすでに王子油化合成紙のユポFPという
水に強い未来の紙を使用していたというから驚きだ。
しかも、「にわか雨に降られたら傘がわりにして下さい」とまで書かれている!(笑)

比べればくらべるほど29年という年月の差、当時の登山スタイルと現代との違いなど
たくさん気づく点があった。
それについては今後、順次書いていこうと思う。

まず、軽く眺めまわした表面的な部分で、2010年版と1981年版の違いで気づいた点は以下のとおり。
(西暦と和暦が混在するとややこしいので便宜的に西暦に統一ことにする)

 ・2010版よりも、1981年版のほうが二万五千分の一の範囲が広い。(全面)
 ・2010版は何らかの理由で削除されているルートが、1981年版では記されている。
 ・2010版は定価900円+税、1981年版は定価500円(当時は消費税が存在しない)
 ・2010版は「金剛・葛城(紀泉高原)」、1981年版は「金剛山 岩湧山」というタイトル
 ・2010版の調査執筆は「上横手健義」氏、1981年版は「仲西政一郎」氏

次回からは中身のほうに入っていきたいと思う。
このテーマについてはシリーズでお伝えしていく予定。

20101114-2.jpg
中身の新旧比較。

※これで年内のブログネタはなんとか食いつなげそうで助かった~。笑
 そろそろ金剛山ネタも飽和状態となり、ネタ切れによるブログ終了の時期も近いかなと思っていたもので。
えらい年代物をお持ちですね。
私のは1998年版、執筆者は根来春樹氏と上横手健義氏の共著になってます。
この地図、踏み跡のはっきりしたあらゆるルートが記載されていること、
谷ルートは「ワラジ溯行」と書いてあれば、とりあえず歩ける可能性があるということを示していること、
また尾根や谷の名称が細かく記載されていることなどですぐれています。
でも、欠点は、等高線が国土地理院の2万5000分の1地形図に比べて、かなり丸味を帯びたデフォルメされた曲線で描かれており、不正確で信用できないという点です。ルートを示す赤実線や赤点線も、実際のルートに比べてかなり大雑把でいいかげんです。
でも、現在の山と高原地図よりはずっと参考になるし、だいぶましかな?

ちなみに本日私は、南葛城山のサカモギ谷とクレン谷の間の尾根を歩いてみました。
この尾根充分歩けます。バリエーションはおもしろいです。サカモギ谷の紅葉がきれかった・・
[ 2010/11/14 23:36 ] [ 編集 ]
はじめますて

時々ROMさせて頂ています
金剛登山は、中学校の耐寒訓練で訪れたのが初めてです
S37年頃は、小深から千早洞へ千早村から登山口でした
残念ですが、今は千早洞は不通ですね

1979版は450円、ユポFPが銀鱗のように剥がれ落ちてきます
折れ目と、食べ汚し&汗による物ではないかと思っています
他の山域のエリアマップも同じような状態です

現在、山歩きを全くしていませんが、金剛山へ判子をもらいにまた出かけたいと思っています
[ 2010/11/15 16:46 ] [ 編集 ]
1981年というと私と同い年の地図ということになります。
いやぁ貫禄が違いますね。
私もそれくらいの貫禄がほしいものです。
地図に嫉妬するのもおかしな話ですが。

キバラーさんの以前のエントリー(2010年10月24日)でも、
10年前の地図と比べてみたらピークの位置が変わっていた、
といった話がありましたし、
その1981年版の地図からもいろいろとおもしろいネタが抽出できそうですね。
楽しみにしておきます。
[ 2010/11/15 17:22 ] [ 編集 ]
いえ、地図はお借りしているものです。
へぇ~、国土地理院の2万5000分の1地図の等高線に比べてデフォルメされてますか。
それには気づきませんでした。
あ、国土地理院の2万5000分の1の地図の原本はまだ1枚も買えてないんですよ。
気づくわけがないですよね。(笑)
山と高原の地図のほうがGPSと組み合わせる私には便利なので、つい。。
不正確で信用できない点についてですが、、私の解釈は、山と高原地図は
精密さや正確さを追求して作られているのではないと思っています。
登山者が、安全な登山ルートで登ためのガイドになれば良いという程度なのでは
ないでしょうか。
実際、金剛山のカトラ谷ルートの線をよくみると、案内しないほうが良いルートに
線が引かれていますよね。
しかし、実際登山者がこの地図を見て登ってきたら、そのまま道なりに登ると思うのです。
arajinさんのように読図のプロフェッショナルなら、そのええかげんな線引きを見つけては
ニヤリとされてらっしゃると思います。そういう楽しみ方ができるarajinさんが
私にはうらやましいです。

南葛城山、近いうちに案内をお願いしたいです。
よろしくお願いいたします。
[ 2010/11/15 20:45 ] [ 編集 ]
omoideさま、はじめまして。
拙いブログをご覧いただきありがとうございます。
千早洞というのはあの廃道のトンネルのある所のことですね。
1979年版をお持ちでしたか。
私の知る限りでは今のところomoideさまがお持ちのものが最古です。
劣化してパリパリになってしまわれているようですね。
ぜひまた金剛山に足を運ばれてはいかがでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2010/11/15 20:45 ] [ 編集 ]
同い年でいらっしゃいますか?
え?つまり?29歳?

私の過去のエントリーをよく覚えていらっしゃいましたね。
思わず検索してどんな内容だったのか確認してしまいました。(笑)
そうなんです、どちらにもピークがあるのですが
どなたか個人がぶら下げられた札があるだけで、
正しいのはどちらのほうであるかを確認するすべはありませんでした。
札を掛けたもん勝ちみたいに思いました。
こうなれば名のないピークに自分の名前の札を掛けてやろうかとまで
考えてしまいそうになります。(笑)
[ 2010/11/15 20:46 ] [ 編集 ]
金剛岩湧 昭文社エリアマップ(60)仲西 政一郎執筆
最新1974を持ってます 山歴45年 72才現役です




[ 2011/11/23 15:43 ] [ 編集 ]
コメントいただきありがとうございます。
1974年版というと、私がいままで知る中ではいちばん古いです。
たいへん貴重なものですね。
道路地図なら古くなるとすぐに捨てるのに、山地図は古いものはとても価値がありますね。
山歴45年はスゴイです。
27歳から山に親しんでいらっしゃったんですね。
いろんなお話を聞いてみたいです。

[ 2011/11/23 16:13 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/01/11 22:11 ] [ 編集 ]
ご親切にありがとうございます。
そんな貴重なものをお借りするだけで十分です。
連絡先がわかりませんので、
もし、機会があられましたらで結構です。
金剛山捺印所にでも預けていただけたらと思います。
ありがとうございます。
[ 2012/01/12 21:49 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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