生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

ハイマウント 『サバイバルシートG/S』  

20101110-1.jpg
サバイバルシートG/S(Survival Sheet-G/S)

山の中では数メートル先が見えなくなる濃霧など、
想定外の悪天候などに見舞われたりして前に進むことが困難になることすらあるという。
そんな時はその場から動くのはより状況を悪化させる。
そしてやむなくビバーク(野営・野宿)をしなければならなくなった場合、
生存して下山するためにはツェルト(簡易テント)を常備していれば良い
と書いたことがあるが、あれから約半年。
未だに買うところまで行けてない。
ほとんどまったくといって良いほど出番の無いものを
なかなかザックに入れておくというころができないと思った。
もっと他に常用すべき道具があるのに、かまっていられないというのが現実。
代わり小さくて軽い「サバイバルシート」なるものをザックに忍ばせておけば
なんとか助かるのじゃないかと思われる。
ただし、冬山だとコレで一夜を明かすのはムリ。
せいぜい低体温症にならないように体温を維持するだけでも効果大。

このサバイバルシートは、金の面と銀の面がある。

 面・・・光、熱を吸収する。
 面・・・光、熱を反射する


となっている。
つまり、体温低下を防ぎたいときは金面を外側にし、
反対に体温上昇を抑えたいときには銀面を外側にして使う。
通常は前者の用途が多い。

なお、ほぼ使い捨てになっており、一度展開すると、
もう元には戻せないらしい。
くれぐれも買ってきて練習などしないように。
500円程度で売られている。

それにしても先日は大きく報道された遭難事故があった。
これらを少しでも教訓にして備えるようにしたいものだ。

ニュースの詳細は以下より。
「山コン」一転、凍死の危機に 「山ガール」ブームに死角
2010/11/07 21:28 産経新聞速報ニュースより引用

 静岡県川根本町の沢口山で10月31日、会社員と大学院生の20代の男女5人が登山中に遭難し、
2日後に救助された。
5人は「山コン」と呼ばれる山登りを通じて男女が親交を深めるコンパ活動の最中に遭難したとみられる。
こうした近年のブームを背景に不十分な知識や準備不足が原因で楽しい時間が一転、
命を落としかねない惨事への不安が募っている。

■初心者コースで遭難
 「沢口山で遭難なんて聞いたことがない」。地元の町役場職員の1人は驚きを隠せずこう口にした。
 沢口山は標高1425メートル。秋には紅葉見物に多くの観光客でにぎわい、
小学生の遠足コースにも選ばれる初心者向けの山だ。
 10月31日午前9時半、5人は山へと足を踏み入れた。会社員の女性2人と大学院生の男女3人。
いずれも20代で、薄手のウインドブレーカーやトレーナーといった服装は、
雨の降る悪天候の登山にしては頼りない防寒具だった。
 「行きとあるものが違う」。登り始めてから約4時間半がたち、
山頂付近に到達した5人はこんな直感に襲われた。
 悪天候で生じた濃い霧に視界を奪われ、方向感覚を失った。
登山必需品の地図やコンパスも持っていなかった。
 「沢に降りていけば、町か集落に出られる」。こうした場合には山頂を目指すのが鉄則だが、
こう考えた5人は下山を始め、登山道から約2キロ離れた急な斜面周辺で立ち往生する事態に陥った。
バランスを崩せば、滑落して命を落としかねない状態だった。
 「互いの顔がまったくみえず不安だった。寝ると死んでしまいそうだった」
 迫り来る寒さの中、5人は声をかけ合って体を揺すり合いながら
「3秒寝て2秒起き」(大学院生の男性)ながら救助を待った。
非常食は持たず、わずかに手元にあった菓子を食べて過ごした。
 ヘリ2機と20人余りの救助隊員を動員した救助作業の結果、5人は2日後にようやく救助。
すり傷などを負ったものの、
大きなけがもなく無事に生還したことは奇跡的だった。
 救助関係者も「若かったから助かったようなものだ。悪天候だったならば、
登山を取りやめる勇気もほしかった」
と戒めの言葉を口にする。

■凍死と隣り合わせ
 「寒かった」「寝ると死んでしまいそう」。
遭難した5人が救助を待つ間を振り返る際、口にするのはこうした言葉だった。
 当時の沢口山の気温は8度ほど。風が吹けば体感温度はさらに下がる。こうした状態では、
寒さや雨で体の熱が奪われていく低体温症で、凍死することも珍しくない。
 たとえば、平成21年7月に北海道のトムラウシ山での遭難事故では、低体温症が原因で8人が凍死した。
 事故調査特別委員会による報告書によると、当時の山中の気温は約6度。
だが、風速15メートルで体感温度はさらに低いマイナス10度にまで低下していた。
 「条件さえ重なれば、遭難者はどんな山でも低体温症の危険と隣り合わせだ」。
高地医学に詳しい信州大学山岳科学総合研究所の能勢博教授はこう話し、予防のために次の点を指摘する。
 「熱の発散を防ぐため、薄着を避け、雨にぬれるなど熱を奪われる状況を回避すること。
熱の元になる非常食などを必ず携帯することも重要だ」
 県警救助隊員も「天候悪いときは登らないことが肝心。低い山だと思っても、山は山だ。
秋は特に天候が急変する」と危険性を呼びかける。

■ブームに潜む危険性
 「ハイキングに行こうという軽い気持ちだった。親(しん)睦(ぼく)を深めようと思った」
 救助後の会見で、登山の理由をこう話した5人は、高校の同級生や大学の仲間、
会社の同僚といった関係で集まり、今回が初対面のメンバーもいた。
 5人も「山コン」ブームにあやかったのか、「メンバーは1人が富士山に登ったことがある以外は、
全員が登山初心者」(県警)で、インターネットで「初心者向け、往復4~5時間」
と紹介されていた情報のみで沢口山に登ることを決めていた。
 山コン経験者によると、「山という非日常的な場所で、男女が手を取り合って助け合うことで
意外な一面をアピールするにはもってこいだ」という。
 近年では「山ガール」と呼ばれる登山着をおしゃれに着こなす若い女性の数もじわじわ増えている。
 アウトドア・ブランド「ノースフェイス」を展開するアパレル大手「ゴールドウィン」(東京)によると、
パーカーやシャツといった登山グッズの売り上げは、毎年前年度比10%以上の伸びが続いている。
特に、売り上げの20~35%を女性客が購入している。
 「デザイン性も高く、山登りでも街着でも兼用できる商品が増えている」(同社)のが特徴で、
最近では、山ガールブームにあやかり、山登りの雰囲気をあしらった「山スカート」も注目されている。
 だが、登山用品関係者は「一部のメーカーのものは登山に必要な撥水機能などを備えていない商品も多い」
と指摘する。
 「山コン」や「山ガール」のブームはしばらく続きそうだが、登山ファッションには、
「登山に耐えられるのかどうか見極めが必要」(登山用品関係者)で、
ブームに流されない目的意識が求められている。
 
おはようございます!
やっぱりこう言う備品は持ってる持ってないとでは天国と地獄の差ですよね。
私が一番最初に買った身を守るグッズがツェルトでしたわ~
購入後一度広げただけで二年間ザックに入ったままですけど今後も使わないでいい様な山登りを心掛けたいと思います。
最近 ヘルメットが欲しいんですがお金が・・・
[ 2010/11/11 07:25 ] [ 編集 ]
私もツェルトは持っていませんが、サバイバルシートは持っています。
それから軽登山用の山岳保険にもいちおう入っていますね。
掛け金は年間3000円。
あちらの世界に行くことになっても100万円しかもらえないようですが、
遭難時の捜索費用を500万円まで出してくれるという点はありがたいです。
http://kshj.co.jp/mountain/

やはり入っていないのとでは安心感が多少違うような気がします。
キバラーさんは保険には入っていないとのことでしたが(10月27日の記事コメント欄より)、
手続き。まったく面倒でないというわけではありませんでしたが、
思っていたよりも楽でしたよ。ネット上のフォームで必要事項を記入して、
後日郵送されてきた書類にサインして、返送するだけでした。
10月27日の記事でとりあげられていた日本費用補償少額短期保険の申請方法は
またちょっと違った感じになるのかもしれませんが…
ともあれ、よかったらご検討を。(なんだか保険会社の回し者みたいになってしまいました)

沢口山の件はよく無事でしたよね。
崩落した急斜面のど真ん中に男の子が必死に捕まっている映像。衝撃的でした。
地図もコンパスも持たずに山に入って、下る方向を間違えてしまったようですが、
私も初心者ですから気をつけないと…、と思います。
[ 2010/11/11 08:53 ] [ 編集 ]
遭難の記事読みましたが、開いた口がふさがりません。
山をレクレーション施設かなんかと勘違いしてるんちゃう?
腹が立ってきます。
ほとんど普段着で地図もコンパスも非常食も防寒着もなしで、
山の初心者ばかりが合コンのため登ったって・・あんた・・
なめてんか!?・・って感じでしょ?
私は、山は日常を離れたスリルと冒険、そして自然の美しさを垣間見る場と思ってます。
だから常に危険と隣りあわせなんだという感覚があります。
いつも、用心にも用心を重ね、過剰なくらい臆病です。
山に対する畏敬の念みたいなのを、山に登る人は多かれ少なかれ持ってはると思います。おそらく、この人たちにはそれが無かった。
やっぱいっぺん単独で山行かないと山のおっかなさは分からんのちゃう?
最初っから大勢で浮かれながら山行ったらあかんわ・・
だいたい、動機が不純やしね・・
[ 2010/11/11 16:50 ] [ 編集 ]
私もそのへんはいい加減な所があるので
真剣に考えます500円位ならすぐ購入しよう
テントを毎回持って行けないし
[ 2010/11/11 19:06 ] [ 編集 ]
このシートは以前に一度お世話になりました。
まあ時期が時期だったので大事には至りませんでしたが…。

それにしても「山コン」てふざけてますね。。
私もarajinさんと同じ気持ちです。
こんな人は一度遭難でもしないと山の怖さはわからないでしょう…。

もう二度とあんな目には会いたくないです…。
[ 2010/11/11 21:11 ] [ 編集 ]
まさ吉さんがツェルトて奥さんがサバイバルシート。
これを組み合わせるのが理想な装備となるとありましたので
まさにGood Jobですね!
ヘルメット、あれをかぶり出すと脱げなくなるのがコワイんですわ。
外れなくなるという意味ではなくて、常用してしまいそうで。
原付バイクだって当初はヘルメットいらなかったけど、
今ではヘルメットが無いほうが違和感がある。
帽子の代わりに常時ヘルメットって。。。イケテない。
先日まさ吉さんが登られた「大峯 矢納谷」などに行く場合は、
私だったらヘルメットをしたいです。
自転車のヘルメットみたいにカッコいいのがあればいいのにと
思っていたら、そんなのもありました。
マムートかペツルあたりが所有する満足度が高そうですね。
[ 2010/11/11 21:39 ] [ 編集 ]
軽登山用の山岳保険があるのですね。
しかも道楽な私向けに最適な、ネットで手続きができるんですね。
年間5千円は練成会会費並みで、ちょ~っと痛みを伴いそうなのですが
3千円なら入ります!
できれば土日限定保険「ドニーチョ」プランとかで千円で作っていただくのは
ムリでしょうかね。
ナイスアイデアな商品企画だと思うのですが。
できるだけ早く入るようにします。(たぶん来年)
情報ありがとうございます!

急斜面に捕まる男子ですか。
私はニュース映像では見ておりませんが、それは衝撃的ですね。
たんなる道迷いの軽微な遭難事故かと思っていたんです。
[ 2010/11/11 21:39 ] [ 編集 ]
私が20代だったとしたら、ロクに知識が無いまま人数集まればなんとかなる。
そんな勢いで同じ事をしていた可能性があります。
失敗を繰り返さないと成長が無いですし、私もいまだにつまらない失敗の連続です。
道具を持っていても持ってくるのを忘れるだけで同じ事になりそうです。
動機が不純ですか。
今日のarajinさんは厳しいですね!笑
若者だったら下心は多少なりともアルと思います。

金剛山のようなメジャーで人気の山だったので油断したのかもしれませんね。
大阪側から登って、イワゴノ谷や高天谷に下りて怖くて動けなくなったとか、そんな感じでしょうか?
このニュースが大勢の登山者の教訓になっただけでもプラスですね。
[ 2010/11/11 21:43 ] [ 編集 ]
私、これ買ったのだいぶ前ですが、ザックに入れようと思いつつずっと忘れてました。
先日、ヒョッコリと出てきたのでネタにさせていただきました。(反省)
[ 2010/11/11 21:44 ] [ 編集 ]
お久しぶりです。

えっ!サバイバルシートにお世話になられたんですか!?
それは貴重な体験をされましたよね。
やっぱりシートの再利用は無理でしたか?笑
よくぞ緊急時に持ってらっしゃいましたよね。
私も見習います。
あのニュースは本当にいろんな意味で教訓になったと思いますよ。
[ 2010/11/11 21:45 ] [ 編集 ]
さすがキバラーさんは謙虚ですね・・人間ができてらっしゃる。
そのキバラーさんのやさしさはきらいじゃないですね。(笑)

動機が不純・・は、
少なくとも山の魅力に惹かれて・・という部分が動機の中心にあれば、
それなりの準備をしていっただろうと思うからです。
記事からは、山をだしにしていちゃつきたかっただけ・・としか思えんのですが・・
どやろ?
[ 2010/11/12 05:54 ] [ 編集 ]
きらいじゃないけど、好きでもない。笑
ニュースの当事者はどんな人かわからないので
私としてはコメントができかねます~。
[ 2010/11/12 19:21 ] [ 編集 ]
いつも楽しく読ませていただいています。
仕事中に(笑)
まさか!を考えて買いました。
[ 2013/03/22 14:26 ] [ 編集 ]
これがあれば高価なツェルトが無くてもとりあえずは大丈夫ですね。
一度使うと使い捨てでたためなくなりますが、出番が無いことを願います。
[ 2013/03/22 21:26 ] [ 編集 ]
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