キングジムの『Boogie Board(ブギーボード)』※こんな使い方ができるという点で無理やり「山グッズ」とさせてください。
まるで黒板のようで、サラサラと気持ちのよい異次元の書き味に感動!
書いているときのコツコツという音も良いので、ついついあることないこと何でも落書きしたくなる。
何とこれはデジタルグッズなのだ。
最近のキングジムの勢いはいったいどういうことだ?
「
ポメラ」に始まって、「
ピットレック」に「
マメモ」にと、次から次へとツボにはまる製品をリリースしている。
今回の「
ブギーボード」には用途的にかなり類似する商品として「
マメモ」を発売したばかりだというのに。
「
ブギーボード」は米KentDisplay社の「
Boogie Board LCD Writing Tablet」というのが正式名称。
今年の初冬に全米で発売されるやいなや20万台以上売れたという大ヒット商品。
10月16日に、ついに日本でもキングジムから(輸入)販売が開始された。
つまりこれだけはキングジムのオリジナルではない。
米国では$40くらいで売られており、日本で発売されるまで半年以上かかったわけだが、
その間、日本から個人輸入で買い求める人が続出していたというもの。
近年まれにみる円高を利用しても、
本体$40+送料$21+関税デポジット$8=$69
$69X82円($1)=5,658円もかかるのだ。
これがなんと、日本amazonで送料込みで4千円を切る価格で買えるようになったのでさっそく。
ペーパーレス電子メモ『ブギーボード』(KINGJIM公式サイト)
薄さは3mmほどで、重さは117g。サイズは222mm(縦)×141mm(幅)とB5よりも小さい。
覚え書きなど、ちょっとした事を書き留めておいて、
保存の必要が無いメモ書きをしたいというニーズはよくある。
紙媒体としては、書きやすさと切り取りとる感触が超気持ちいい
ROHDIAのブロックメモなんかを多用している。
(どこか広告入りでタダでもらえるようなのがメモ帳でもあればいいけど貰う機会もないので)
早い話がタカラトミーが子ども向けに販売している磁石と鉄粉を使った
マグネット式のおえかきボード「
せんせい」みたいなものではあるが、
ブギーボードはもっとハイテクな電子デバイスだ。
電子ペーパー(コレステリック液晶)という最先端技術を使っている。
コレステリック液晶とは、電力を加え続けなくても表示状態を維持できるというすぐれもの。
電池寿命は5万回の消去に耐える。(電力が必要なのは消去時のみ)
書きごこちはものすごく気持ちよく、これまでのあらゆる筆記具のストレスから開放してくれる感じ。
しかも、なんと!筆圧によって線の太さが調整できるので、習字の練習なんかもできてしまう。
消去ボタンを押した際に、いかにも液晶らしく全画面が反転してリセットかかる時以外は
デジタル機器であることをすっかり忘れてしまう。

欠点といえば、データを保存できないところ。
どうしても残しておきたい作品(絵)やメモはデジカメで撮影して保存するという手を使おう。
ところで、これがいったいぜんたい「山グッズ」とどう関係があるの?
という無理矢理感があるように思えるが、トップの写真のように登山計画の書き置きなんかに使ってみてはどうか?
先発の「
マメモ」はというと、これは完全な液晶画面になっていて
詳細についてはこちらをご参考。
書き心地や日常利用面などを総合すると、ブギーボードのほうが便利だと思う。
ちなみに、質感や材料的に見ると2,500円くらいが適当に思う。笑
その後の情報によると、
公式ページにもリンクのある「株式会社きもと」という会社から、
「
Hello Pad(ハローパッド)」という名前でOEM販売されていることが判明。
こちらではカラフルなバージョンがリリースしている。
キングジムの『マメモ』