生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

大峰山系「稲村ヶ岳」は花の百名山【神戸発】 

低山の金剛山(日本二百名山)に対して、こちらはいわば本チャンの山であって
金剛登山からのステップアップをするには距離的にもちょうど良いところにある大峰山脈。
中でも稲村ヶ岳は、女人禁制の伝統を守っている山上ヶ岳に対し、
女人大峰と言われているだけでなく、亜高山植物に富んでおり、
「花の百名山」としても名高い。(WikiPediaより一部引用)

※本チャンの山とは、書籍「山は真剣勝負」にある本格的なアルプスのような山のこと。

大峰山系の登山を始めるのに最適でかつ入門的な観音峰。
そしてその次はというと何といってもこの稲村ヶ岳だろう。
そんな稲村ヶ岳のちょうど4年前の今ぐらいの時期の新聞記事である。
これを読むと、いかに稲村ヶ岳が花の百名山かということがよくわかる。

稲村ヶ岳を登るのには「母公堂」からという先入観があったが、
新聞記事では洞川温泉駐車場から登山をはじめているようなので
山と高原地図で確認してみると、ちゃんと洞川温泉から登山道が付いているではないか。
本文中に登場するルートは女性でもOKのレンゲ辻から登る、いわば谷ルートだ。
ここから登ると大峰のスケールの大きさに驚けて、本チャンの山に来たんだという実感が湧く。
ちなみにレンゲ辻は過去に二度、下山で利用したが登ったことはない。


<山は楽し 花に誘われ>(12) 稲村ヶ岳(奈良県天川村) 修験の雰囲気漂わせ
2006/09/20 神戸新聞朝刊 23ページより引用

=花に誘われ=
稲村ヶ岳(奈良県天川村) 修験の雰囲気漂わせ
 大峰山系、修験の山である。
早朝車で出発すれば、神戸から二時間余りで洞川(どろがわ)温泉駐車場に到着する。
 女人結界のある大峰大橋を渡ったところがスタート地点。
レンゲ辻に通じる林道を歩き、林道終点からは木製の階段を登る。
その後は緩やかな沢沿いの道。
大きさも高さも申し分ないトチノキが枝を広げている。
 道端にはミカエリソウのピンク。
造形の妙に感心するハガクレツリフネソウ。
花の形はまるでつり下げられた舟。
トラマルハナバチが潜り込んで距(きょ)の蜜(みつ)を吸っている。
花粉の媒介をせず、距を外から食いちぎって蜜だけいただく不届きなオオハナマルバチというのもいるそうだ。
 イタヤカエデはもう黄葉している。
ハウチワカエデもそろそろ紅(あか)くなって、秋の気配が次第に濃くなってくる。
大きなサワグルミはゆさゆさと沢へ葉を傾けている。
ブナが多くなるとレンゲ辻に到着。
左に取れば今も女人禁制の山上ヶ岳。
これから登る稲村ヶ岳も戦後女人禁制の解かれた山だ。
 稲村小屋へは右の尾根をたどる。
小屋は通常平日は閉められ、傍らの立派なトイレにも鍵がかかっている。
登山者がみんな携帯トイレを持参するようになるにはまだ暇がかかるだろう。
環境を守るためにも、開放されたトイレがほしいと思う。
 少々の急坂を経て稲村ヶ岳の山頂。
途中にはオオヤマレンゲ、シャクナゲ、それにドウダンツツジ、ゴヨウツツジなどの木々。
花で有名な山でもあるのだ。
足元にはイワカガミの葉がびっしり。
 山頂には三等三角点と立派な展望台がある。
北東に山上ヶ岳、東に大普賢岳、南に弥山や八経ガ岳。
見下ろせば神童子(じんどうじ)谷が鬱蒼(うっそう)と広がっている。
 山頂から引き返し、大日のキレットを越える。
登山道は痩(や)せ尾根の左側面に沿ってつけられている。
切れ込む深い谷。
岩稜には鉄鎖やはしごが設置され、なかなかスリルがある。
もっともわずか十五分程度だ。
 大日山山頂には大日如来がまつられている。
傍らの小枝に真言を書いた札が下がり、信仰の山にふさわしい雰囲気だ。
稲村小屋のある山上辻まで戻り、今度は五代松新道へと下る。
整備された安全な道で歩きやすい。
法力峠は観音峰への分岐点。
修験の山らしい地名ばかりで旅心をそそる。
水場を経て山歩きにも飽きてしまうころ登山口に出る。
 (兵庫県山岳連盟所属・堀池保子)

〈メモ〉
 コースタイム 大峰大橋―(2時間10分)―レンゲ辻―(50分)―稲村小屋―(45分)―稲村ヶ岳
―(20分)―大日山―(25分)―山上辻―(1時間)―法力峠―(45分)―稲村ヶ岳登山口
 アクセス 西名阪自動車道郡山IC―国道24号―国道169号―国道309号―洞川

【写真説明】舟のような形をしたハガクレツリフネソウ=奈良県天川村

※画像は引用しておりません。
Check [ 2010/09/30 21:51 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(5)
初めて稲村ヶ岳へ行ったのは今年の春、金剛山連合さんが
山上ヶ岳から稲村ヶ岳を縦走した時皆様の記事を読み行ってみようと思い次の日行きました。
相方と一緒なので、山上ヶ岳は行ってませんが次は山上ヶ岳も周りたいと思いますが、女の人は何歳になっても女性ですかね?(笑)

洞川だと40分ほど長くなるんですか、母子堂のコーヒーも捨てがたいですが。

[ 2010/10/01 18:02 ] [ 編集 ]
稲村ヶ岳周辺は、どこを歩いても美しい自然林と花の宝庫ですね。
登山道をはずれて、尾根に登ってみたくなります。
めったに人の入らないバリゴヤの頭へ向かう尾根道も、
ドンブリ辻までは、まるで釈迦ヶ岳へつづく古田の森のような風情の尾根道でした。
ただ、ドンブリ辻~バリゴヤ手前のコルまでは、
シャクナゲの藪に蔽われたアップダウンの激しい岩だらけの細尾根で、
大変な難路でしたが・・
[ 2010/10/01 20:38 ] [ 編集 ]
蜻蛉さまのブログ記事を拝見しました。
まさに新聞記事通りのルートに近いですね!
レンゲ辻は登りごたえがありましたか。
私もそろそろ大峰が恋しくなってきました。
駐車料金の件、私も認識しておりました。
500円差でどうしても母公堂スタートになりますね。
洞川温泉センターの駐車場も一日だと千円くらいしそうですね。
[ 2010/10/01 21:25 ] [ 編集 ]
我々が登ったルートを次の日に行かれたのですか。
参考にしていただいてありがとうございます。
洞川温泉センターからだとプラス40分なんですね。
母公堂、珈琲だけにとどまらず、茶菓子まで出してもらって
お腹いっぱいになったことがあります。
時間遅くスタートした時は、これから登るという前に珈琲+茶菓子ですから。笑
ありがたいことです。
山上ヶ岳ですが、オフシーズンなら人もほとんど居ないので、
たまに女性でも登っているという話を聞きました。
山上ヶ岳は大峰の中でも特に明るく美しく開放感があって
特別な場所感がありますね。

我々が登ってからもう4ヶ月以上経つなんて、本当に時間が経つのが早いです。
[ 2010/10/01 21:26 ] [ 編集 ]
母公堂から登る稲村ヶ岳は、植林地帯からのスタートで、
それが法力峠くらいまで続くので、自然林の宝庫というイメージは
ピンときませんでした。
法力峠から先はたしかに自然林の宝庫で、arajinさんのおっしゃるように
登山道を外して尾根に登ってみたいと私も思いました。
どなたかが登っている声が上のほうから聞こえたことがあります。
バリゴヤの頭には私も行ってみたいです。
母公堂~稲村ヶ岳までの距離で二時間半なのに、
すぐそばにみえているバリゴヤの頭まで行くのにさらにプラス二時間半で
往復10時間は・・・しんどそう。。
以下に難路であるかが距離対時間でなんとなく想像つきます。。
[ 2010/10/01 21:26 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者(キバラー)だけに読んでもらう

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
このブログ内の検索
 
更新日カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
バックナンバー
月別アーカイブ