生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第214回 (2010.9.11) 

20100911-4.jpg
右より、中村さん、Nakaさん、キバラー

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分27秒)


登り:狼谷ルート
下山:青崩道-777.9mピーク-603mピーク-下峠谷


当ブログを通じて知り合い、山登りが楽しくて仕方がないというお二人(自分も)。
そんな中村さん(そのまんま本名ですが?)とNakaさんからお誘いいただいて、
登りも下山も初めてのルートで金剛山を120%満喫。
あっという間の7時間でしたー。

水越側公共駐車場を8時にスタート。
最近「狼谷ルートが気になる」とブログに取り上げたところ、
諸先輩方からのコメントや、実際に行ってみてくださったからの情報で、
地図上では立派な谷ルートに見えるが、
「これといって何の特徴もない、つまらないルート」
ということだったが、未踏のルートゆえ、確かめないわけにはいかない。
そんなわけで今日の登りは狼谷ルート。
もみじ谷ルートからはずれて狼谷ルートのほうへ行く分岐がわからないとマズいので
GPSにあらかじめデータをセットしてきた。
驚いたことに、同行の中村さんがシルバコンパス使いのプロフェッショナルで、
GPSの答えを見なくても、つぎからつぎへと現在地を言い当てた。
登山経験は自分より遥かに上だ。
一度ももみじ谷ルートを登ったことがないというのにスゴイ。

もみじ谷ルートから狼谷ルートへの分岐は、前からうすうすここではないかと
思っていたとおりの場所だった。
入り口は陽がよく当たるのか雑草でブッシュのようになっていたが、
少しすすむとたちまち沢ルートになった。
おせじにも歩きやすいとは言えないが、危険もなくスイスイと進んで行ける。
障害物はそれなりにあるので、他のルートで例えるなら、
ツツジオ谷源流ルートの後半部の沢のような感じかなぁ。
よじ登るような部分はまったく無いのでやはり少し違うか。
グーグルアースでみつけた山抜け箇所を確認しようとしたが、
うっかり通りすぎてしまった。
そんなに歩いた気もしないまま沢がいつの間にか終わっていて登りに入る。
ここからは踏み跡やテープがあって、迷うことなく進める。
もう狼谷ルートはほぼ終りに近い。
ここまでの印象としては、たしかに諸先輩方がおっしゃるように
何の特徴も無い、寂しい感じのルートだ。
もみじ谷本流ルートの明るさと開放感と目を楽しませてくれる数々の特徴と
比較すると、退屈極まりないかもしれない。
ところがここからが面白かった。
ちょっと鬱蒼としてきたところでテープ通りに直進せずに、
左手にある尾根に上がってみたくなってそちらにエスケープ。
枝の払われていない植林杉の間は道が付いているようにも見える。
さっきまでの狼谷ルートとは雰囲気が変わって明るい。
山頂方向に向かって登って行くと、
エスケープせずに登っていたら行き着いただろう先と合流。
今度は左へ山腹をしばらくトラバース。
さらに登りに転じたその先は、明るく開放感抜群な場所だった。
倒木に生えた苔がさしずめプチ屋久島しているとみんなで盛り上がり、
しばらく屋久島談義。
記念撮影などをしているとブヨが集まってきたので
ついに秘密兵器のモスキートヘッドネットの出番。
ついに悲願の完封で圧勝。
ネットを被った自分はいったいどんな感じなのかと写真に撮ってみたら、
ダースベーダーのように異様であったため掲載を見合わせた。
ところでここはどのあたりかな?と歩き始めてすぐにどこかの登山道に出た。
一瞬そこがどのルート上の道なのか、記憶と照合するのに少し時間がかかった。
そこは大日岳から降りてきてすぐの場所だった。

山頂10時30分の気温は23℃。
過去に例が無い、山頂売店のド真ん前のテーブル席でお昼すること一時間半。
こんなに長い休憩もこれまで例が無い。笑
とても目立つところで、おなじみのウェアを着ていたので、
ブログ「徒然なるままに」のアリスの父さまから声をかけていただいた。
お会いするのは一年ぶりくらい。
それなのに、会った瞬間、前にお会いしたときよりも
少なくとも5歳くらい若返られた印象を受けて驚いた。
ゆっくりお話できずに失礼しました。
中村さんやNakaさんから他の近くの低山の魅力についても
たっぷり聞かせていただいたので、また目標が広がった。

下山ルートについても最初から予定していたとおり下峠谷を目指すというもの。
まずは青崩道ルートを行き、途中から水分道へ分岐。
水分道をまだ満足に歩かないうちに777mピークにエスケープ。
前回、Takeshiさんと来たときはGPSを頼りに来たが、
今回はコンパス使いの中村さんが、まるで過去に来たことがあるかのように
見事にピークに行き着かれた。
答えを知っている自分はただ付いて行っただけ。
さてそこからは603mピークを目標に尾根を行く。
しっかりと道が付いていたが、途中からややこしいことになって、
また踏み跡が復活。
603mピークからどう行くかや、NHKの受信アンテナからどう行くか
どちらにも行ける道らしいのが付いてどちらを選ぶか迷ったが、一同、下峠谷方向をめざす。
ますます駐車した場所から遠ざかって行く。
長い激下りの後、ようやく下峠谷の沢の直前の道に出た。
どこへ続いているのか気になる。
777mピークから我々が下ってきたのはルートでは無さそう。
さぁあとは楽勝だと思っていたら、下峠谷の沢に降りなくてはいけなくなり、
これがまたワンミスで転落しそうな所。
ちょっと巻いて沢に降り立つと、そこにはあの妙見の滝を超える高さの
見事な大滝があった。
ここを登るのは危険だろうな。
沢沿いにどんどん下っていく。
途中、沢から上がったり、また沢に降りなくてはならなかったりを繰り返して
ようやく民家のある場所に出た。
そこはというと、309号線を水越峠からずいぶん下ってきたところだった。
車がかっとんで行く危険な309号線をしばらく歩き、
途中から葛城山側の民家の方向へとエスケープ。
その後、すぐに水越峠行きのバスが青崩バス停に到着したのを目撃し、
あれに乗りたかった。。と嘆く。
中の道は、葛城山の天狗谷ルートを下りたことがあるので、
記憶どおりに歩いて309号線を跨ぐ橋を渡って
さらに駐車場までの登りをがんばってようやく水越側公共駐車場に到着。
12時に山頂をスタートして3時間10分後のことだった。

 中村様 事故に遭われてお顔を怪我されているにもかかわらず
 快く撮影と公開に承諾いただきましてありがとうございました。


その他の画像は以下より。
20100911-1.jpg
今日歩いた全ルートGPS軌跡 ※千早本道と青崩道ルートは参考軌跡

20100911-2.jpg
狼谷ルート部分 ※GARMIN MAP SOURCEより ※国土地理院の地図ではありません。

20100911-10.jpg
下峠谷ルート部分 ※GARMIN MAP SOURCEより ※国土地理院の地図ではありません。

20100911-5.jpg
狼谷ルート部分の終盤にて

20100911-6.jpg
狼谷ルート部分の終盤から取り付いた尾根道にて

20100911-9.jpg
狼谷ルートの終盤(大日岳のちかく)にて

20100911-7.jpg
倒木からの新しい生命

20100911-8.jpg
下峠谷の鉄砲滝にて
狼谷から左手の尾根に上がられたそうですが、その尾根、ちょっと気になってました。
というのもその尾根、モミジ谷本流のみごとな自然林がおおう左岸の尾根にも続いているからです。
一度探索してみたいと思ってましたが、写真拝見するかぎりでは、植林の尾根ですね・・

下山のルートも、めったにお目にかかれない道ですね。
777mピークから603mピークに至る尾根は、私も歩いたことがありません。
(603mピークはNHKアンテナの位置と同じ所じゃないですか?)
で、下りたところが、鉄砲の滝ですか?
写真で拝見するかぎり、まちがいなく鉄砲の滝ですね・・
私は、この鉄砲の滝200m手前ぐらいから沢沿いに下峠谷を溯ったことがあります。もちろん、鉄砲の滝は巻いてですが。
最後は、泣石谷道の尾根に這い上がりました。
いよいよ、ザ・金剛登山も、佳境に入ってきましたね。
[ 2010/09/11 23:32 ] [ 編集 ]
昨日は楽しく談笑中のところお声かけして申しわけなかったです。
狼谷から下峠谷への下山、お疲れさまでした。

特に、下峠谷から水越駐車場への歩きが一番つらかったのでは?
私はイシブテ東谷をブラブラ歩いてお気楽登山でした。

いつまでも暑い日が続きます。
体調管理に留意されて、楽しい山行をしてください。
[ 2010/09/12 07:39 ] [ 編集 ]
キバラー様、昨日は有難うございました。
金剛山ってい良い山だなとの思いが益々強くなる山行でした

777→603→支尾根→下峠谷は予定どうりでしたが、
(NHKアンテナの地点が603、その先の580の尾根分岐がNHKアンテナだと思います。)
やはり軌跡を見ると狼谷の最終二俣、右→大日岳支尾根→大日岳山頂の予定が左にとってますね・・・
尾根にあがって、東側が切れ落ちてたのでおかしいと思ってたのですが・・・

テープを頼ったのがミスですね、『今日はこの道で行く』と決めたらテープは無視、
コンパス重視でいかないと駄目ですね・・・
ミスのおかげで、素晴らしい倒木に会えたので良しとしましょう!
写真の新芽(何の芽でしょう?)以外にも杉の新芽も出てましたし、あの倒木は処理しないで欲しいですね!

『309号線』このルートは危険でした。
直登せず、巻いて大正解でしたね、クーラー効いてるバスを横目にした時は悲しかったですが(笑)

またご一緒させて頂く日を楽しみにしてます。
有難うございました


[ 2010/09/12 08:47 ] [ 編集 ]
金剛山で9時間って・・・
私もブログで記事に出来ないルートが沢山あるけど こっそり一人でコンパス片手にワクワクしながら攻めてこようかなっ♪
とりあえずは一番身近なあの谷を・・・
[ 2010/09/12 15:19 ] [ 編集 ]
山と高原地図に記載のある「鉄砲滝」の正体を突き止めてしまわれましたか。
今回は下山ルートが大冒険のようですね。
車の無い私には、なかなか選択できないルートです(笑)
まさ吉さんに同じく、とりあえず一番身近なあの谷を探索しなければなりませんね~。

(ところで私も上の大先輩方が仰るように、「謎のNHK受信アンテナ」のところが603ピーク、その北の左折ポイントがテレビアンテナのように思います。)

中村さん、Nakaさん、非常に頼もしそうなコンビですね~。
もし金剛山でお会いすることがございましたらよろしくお願いします~~。
[ 2010/09/12 15:52 ] [ 編集 ]
とりあえず鉄砲滝ですか
そこまでは行けそうなので、滝見物に行ってこよう
金剛山で9時間は凄いですね
チャレンジ登山並みの時間
ネットも良かったようで、私は相方のを借りてたので
自分用をホームセンターで買う予定です。

[ 2010/09/12 16:51 ] [ 編集 ]
arajinさまが気になられていらっしゃった尾根ですが、
枝払いもされていない植林で、雑草すら生えていない写真の通りの様子でしたが、
もみじ谷側は自然林だったかどうかはよく覚えていませんが、
急角度だったように思います。
地図をよく見ると、もみじ谷本流の大堰堤のある右手の尾根とは違う尾根のようです。

603mピークの位置とNHKのアンテナの位置が誤っておりましたので
画像のほう、訂正させていただきました。
下峠谷沿いにも良い道が付いてましたし、
沢もゴロゴロした岩もほとんど無い、歩きやすそうでとてもキレイな沢でした。
あの大滝が鉄砲の滝というのですか。
勉強になりました。
それにしても309号線を長距離歩くのはとてもイヤです。。
バス停からだと青崩が最寄になるので楽ですね。
[ 2010/09/12 19:57 ] [ 編集 ]
アリスの父様が2010年08月15日に登られたのを改めて拝見しました。
鉄砲滝のこともしっかり書かれてましたね。
行ってからだとより一層理解できました。
http://plaza.rakuten.co.jp/tozansya/diary/201008150000/
一枚目の画像の橋ですが、渡るのがかなり怖かったです。
下山なので右から左へ渡りましたが、左から右へ渡ると
そのまま尾根のほうに上がっていく道がありました。
気になります。
沢をそのまま最後まで詰めるとどうなっているのかも気になります。
門松なんてあったのですか。
603mピークの近くのNHKアンテナから北へ続く道も気になります。
309号線を歩くことを考えると気になりつつもなかなか行けないと思います。
小峠谷にも歩けるのでしょうか?
青崩道から小峠谷へ降りる分岐があったようにも思います。
[ 2010/09/12 19:57 ] [ 編集 ]
中村さま、Nakaさま、昨日はありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
中村さんの勘の鋭さには驚きました。
山だけに、ヤマ勘ですね。
ご指摘のとおり、603mピークとNHKアンテナの位置が
間違っておりましたので修正させていただきました。
狼谷ルートは大日岳に出るという方法があったんですね。
気になりますね~。
あの倒木のある場所は、金剛山とは思えない広々と明るい
特別な空間のような感じがしました。
309号線を長距離歩くのはちょっとイヤですね。
途中からエスケープできてまだマシでしたが。
またの機会を楽しみにしております。
ほんまもんの「冷やしあめ」をめざしてあの山に行きたいです。
寒くなる前におねがいします。笑
寒くなると「冷やしあめ」が「あめ湯」になってしまいますので。
[ 2010/09/12 19:58 ] [ 編集 ]
お昼の休憩一時間半を含んで朝8時スタートで
午後3時10分着でした。
あ、7時間の間違いでした。汗;
身近な谷・・・ああ、なるほど。
まさ吉さんのブログを穴のあくほど見ている私が
どこのことか気づかないわけはありません。
ピンときました。
千●本●の3合目くらいからのあそこですね。
私も気になります。
こないだ確認しましたらぜんぜん入って行けそうでした。
[ 2010/09/12 19:58 ] [ 編集 ]
ぱろやんさんの指摘を受けて、ヤマコー(山と高原地図)を
確認しました。
しっかりと「鉄砲滝」と書かれてますね。
この滝の少し上の沢と平行に付いている道にでました。
その道を道なりに詰めるとどこに出るのか気になります。

地図のマーキングの間違いはたしかにご指摘どおりです。
私のミスでした。
よっぽど疲れてたんでしょうね。
訂正させていただきました。
千●本●の水飲み場を過ぎて少し行った先のあそこのことですね!?
[ 2010/09/12 19:59 ] [ 編集 ]
鉄砲滝までは道があったり途切れたりと、まぁ危険はありませんが
行き着けます。
鉄砲滝を巻くように左を上がると、しっかりとした道があります。
そこを道なりに詰めるとどこかに出るとおもいますよ。
我々は道があるような無いような急登を下ってきました。
ネットは役に立ちましたが、見た目はひどいです。
ショールをまとった貴婦人のような。。
[ 2010/09/12 20:00 ] [ 編集 ]
「鉄砲滝」私も気のなっていたのですよ、先越されました(笑)
それにしてもロングルートの長時間ですね、金剛山にしては・・・

初の中村さん、Nakaさんとの山行はどうでしたか?楽しそうな感じですね!!
「地図」と「シルバコンパス」でそこまで正確に目的地にいけるのですね、私も勉強しないとです。
いつもキバラーさんに付いて行くばかりのいけてない登山者なので・・・

涼しくなってきましたし、本格的シーズンですね、そろそろ遠征でも行きたい所ですね~

※9/15 14:40現在、動画再生回数132回、今回の動画!!視聴率すごいですね~(負けたかも(笑))
[ 2010/09/15 14:44 ] [ 編集 ]
Takeshiさんは鉄砲滝が気になられてたんですね。
あのルートはまだまだ奥深いですよ。
われわれはたまたま滝のそばに降りてしまいましたが、
ちゃんとした道が少なくとも2本はありましたから。
またぜひ登りましょう。
309号線を歩くのはイヤすぎですが。
中村さん、Nakaさんコンビは息ぴったりでしたよ。
コンパスとヤマコーだけでものすごく正確でした。
動画再生回数が多い?ハイペース?なんですか。
あまり気にしたことが無かったです。
同じホスト(プロバイダ)から一日2回以上アクセスしても
一回としかカウントしないのにもかかわらず、
一日に1000人近く閲覧してくださっておりますが、
それと動画の再生回数が大きく乖離しているのはなぜ?笑
[ 2010/09/15 20:22 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2010/10/16 23:55 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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