生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山麓のいま・むかし 

金剛山の登山道や山頂の様子は今と昔(といっても「10年ひと昔」を基準として考えた場合)では、
さほど変わりが無いように思う。
昔をそんなによく知るわけではないが、回数登山をやっていない昔でも半年に一度くらいは登っていた。

ひと昔前と今と違う点で自分が気づいたのは、

 ・山頂の下の広場のむき出しだった井戸が建物の中に収まってポンプと蛇口がついた。
 ・国見城址広場のランドマークの「金剛山頂」の看板に日付表示が付いた。(過去の写真と比較して)
 ・登拝回数掲示板のところにデジタル温度計が付いた。
 ・山頂売店の裏にauケータイの基地局が設置された。
 ・葛木神社から転法輪寺のほうに下る灯籠の道に平行して冬季用の巻き道が付いた。
 ・山頂ライブカメラが付いた。
 ・国見城址広場から青崩道への道が崩落で閉ざされた。


くらいのものだろうか。

あと、登山道は補修がされている程度で、変化が無いように思う。
昔は千早本道と念仏坂(伏見峠道)と久留野峠道くらいしか知らなかったが。

一方、山麓はというとどうだろう。
わずか6年前の金剛山麓(大阪側)の様子の新聞記事であるが、
今ではずいぶん変わってしまった点は多い。

 ・喫茶店ウッディハートは経営者が変わって「杣(そま)」になった。
  (ウッディハートのときは何度か利用した)
 ・多聞小学校は廃校になった。
 ・「まつまさ」はほぼそのまま?
  ただし、現在のゲート式有料駐車場の場所はしいたけセンターだった。
 ・千早本道からの下りてきて自動車道に出た真正面にある「福助茶屋」は閉店?

身の回りの変化を常に注意深く観察しておかないと、毎日同じ繰り返しのように思える平凡な日々も、
変わってないように見えて、実は確実に変化している事に気づかないまま時間だけが過ぎて、
ふと我に返って、気がついた頃にはきっと浦島太郎だろう。
山においても、単調な代わり映えしない風景を前にして、足元ばかりを見ていると、
枝道の存在や忍び寄る動物、季節の移ろいや木々の様子の変化など見落としてしまうことがある。
以下は2004年の新聞記事です。

金剛山の登山口 千早赤阪村(週刊まちぶら 第5号)
2004/05/10 朝日新聞 朝刊 23ページより引用

 生き続ける名水の里 コーヒーや豆腐もキリッ
 棚田を車で走りぬけて約15分。約170戸がぎゅっとつまった集落が見えてくる。
千早赤阪村千早地区。年間100万人が訪れるという金剛山の登山口だ。
 ここは名水の里でもある。山に登らず、一帯のあちこちにある山のわき水をくみに来る人も多い。
「お米を炊くとおいしいですよ」とハイカーのおとうさん。
 金剛山の水と千早は切っても切り離せない。冷たくて清い山の水を使い、
江戸時代から高野豆腐の里として知られた。工場は50軒を数えた。
 ハイカーが最初に目にする茶店「福助」で出会った兵庫県出身の辻脇寿満子さん(71)も、
豆腐が縁でここへ移り住んだという。豆腐づくりの出稼ぎで来たのが48年前。「指がちぎれる冷たさでね」
 だが大量生産の波に飲まれ、手作りの高野豆腐は生き残れなかった。
それでも周辺の店で使われるおでんやコーヒー、コンニャク、豆腐などに、山の水は今も生き続けている。

 山の谷水が集まった千早川。マス釣り場を営む井関醇一さん(56)は昔、府の水質検査技師だった。
「金剛山の水は硬度が高くておいしい」と話す。
 平野区の宮下豊治さん(60)、美也子さん(61)夫婦が釣り糸をたれていた。
浮きがチョンと沈み、宮下さんの初孫の春舞花(はるか)ちゃん(2)が、
さおを握って小さな体を思いっきり反らせる。
 釣果のマスは、その場でから揚げになった。春舞花ちゃんは手づかみで豪快にほおばっている。
 川岸で、シャクナゲが風に揺れていた。

 ○甘み多い豆腐づくり修業
 金剛山の水と国産大豆、瀬戸内海のにがりをたっぷり使った「山の豆腐」(1丁350円)が名物のまつまさ。
一時はシイタケ栽培を手がけていたが、千早伝統の仕事に戻ろうと8年前に豆腐づくりを復活させた。
 松本昌親さん(63)と澄子さん(61)夫婦の後継ぎは一人息子の公成さん(31)。
コンピューターソフトの製作を手がけていたが家業に転職。甘みの多い豆腐づくりを修業中だ。

 ○花は満開、おでんで満腹
 茶店福助は登山口の真ん前にある。おでん(1本100円)が山登り前の腹ごしらえにぴったりだ。
開店は65年。店主の仲谷美代子さん(85)は大の花好きで、お店に飾る花の手入れと、
朝日新聞の「花おりおり」の切り抜きは欠かさない。寒い日は店の花が心配で、
夜中に見に行こうとするので、心配する息子に「また花!」と怒られる。
カメラを向けると「私よりランを写しとくんなはれ」

 ○兄弟? お父さんですねん
 バス停「金剛登山口」を降りると、道の両側でのんびりたばこを吸う2人に出会うはず。
茶店一休茶屋の水谷安五郎さん(96)=写真左=と満治さん(70)親子だ。
 安五郎さんは千早の最長老。店番を毎日欠かさない。満治さんの妻好美さん(65)によると、
「主人の悩みはおじいちゃんと兄弟と間違われること。『お父さんですねん』とブツブツ言ってます」。

 ○お酒大好き、酒器に自信
 沢田陶歩さん(33)が工房千早窯を開いたのは6年前。焼き物にとりつかれたのは子どものころ。
「手に土がへばりつく感覚がたまらない」。デザイン会社へ就職したが、
会社勤めをしながら週末に岡山・備前市の作家宅に1年間通い、
さらに5年間の住み込み修業を経て独立した。
 お酒が大好き。作品も焼酎用や生酒用、古酒用と酒器に自信あり(各2千円前後)。

 ○その場で焼いて食べて
 井関醇一さん(56)が社長の千早養鱒場のマス釣り場は、千早川の流れを利用。
最も人気があるのは、釣った魚をその場で焼いて食べたり持ち帰ったりできる「釣り取り」で、1日3400円。
 父親が戦時中からニジマス養殖に取り組み、戦後のレジャーブームで釣り場を開いた。
最近の気がかりは金剛山の荒廃。林業家の高齢化でスギ・ヒノキの手入れが進んでいないからだ。

 ○自分を見つめ直す喫茶店
 喫茶店ウッディハートは丸太小屋の外観が人気。金剛山の谷水でいれるコーヒーと、
囲炉裏を囲む郷土料理(3千円から)が自慢だ。地元の野菜や棚田の天日米が楽しめる。
 経営者の武田茂さん(55)は、喫茶店を「世間の騒がしさから離れて自分を見つめ直す場所」と定義する。
祖父は宮大工。店の内装やテラス、今春完成した囲炉裏は武田さんの手作り。

 ○心つかむ地区の「広報マン」
 千早に住む辻政彦さん(76)、寿美子さん(77)は散策デートが日課だ。
70年まで高野豆腐づくりをしていた辻家は、廃業後も道具を大切に保管。
訪れる人に地区の歴史を語る「広報マン」を引き受けている。
 1年前、外国人を自宅に招いて餅つきをした。
英語のできない政彦さんは「アイ・アム・スケベ」と自己紹介。
この一言で遠方からの客人の心をわしづかみにした。

 【写真説明】
 タケノコ狩りを楽しむ多聞小の子どもたち
 涼を求める人でにぎわうマス釣り場で、さおを引く春舞花ちゃん=いずれも千早赤阪村千早で

※写真は引用していません。
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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