生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

スポルディング「高度計」 

20100817-1.jpg

気温計につづいて、今度は高度計。
こんな調子だと、ザックの中は小物類、計器類ばかりでガラクタだらけになる!?
気温計と高度計のいずれかひとつ取るとしたらどっち?
行き先が高山なら高度計だろう。
高度計というのは一般的には気圧計を兼ねている。
高度が増すにしたがって気圧が下がるのを利用する原理だ。
ところがこの気圧というヤツは気象状況によって変化してしまう。
雨を降らす低気圧が近づくと気圧が低くなる。
したがって、天気が変化する日に登山に行くと高度が正確では無くなる。
高度を正確に計測するためには、まず基準値をセットする必要がある。
正確な高度がわかる場所(三角点や水準点がある所が正確)においてその高度をセットする。
あとは登ろうが下ろうが正しい高度を示してくれる。
晴れた高気圧の天気が安定している日に計測するのが望ましい。
そして起点(自宅など)の正確な高度を把握してさえおけば、
出発時にその高度になっているかどうかを確認するだけで済む。

そんなことを言っても、山で高度なんか知る必要が無いよ、と言われそう。
たとえば国土地理院発行2万5千分の1の地図において、現在地の確認ができると
地図の等高線を読むだけでだいたいの標高がわかるからだ。
等高線は20m間隔なので(←訂正:等高線は10m間隔が正解)、誤差があっても最大20mだ。
GPSで現在地を確認すれば正確なことこのうえない。
そういうGPSにも気圧高度計が内蔵されたものが多い。
同じ気圧を利用するので、GPSの高度表示にも気圧誤差は生じる。

そんなこんなで、別に正確な高度なんてわからなくったって、
目指す山頂の標高がわかっていれば、それがMAXとする範囲のどこかの高度であるわけだし
道具ばっかり装備しても足かせになるだけじゃないの?と思うのがふつうの感覚かもしれない。
しかし、もうひとつ忘れてはならないのが、
気圧を利用した仕組みであることから、登山中、天候が急変するのかどうかを知ることができる。
同じ高度に止まっている時に高度計の針に低気圧側への変化が見られれば
雨雲が近づいてきているなどの目安にはなる。
急激に針が動くようだと嵐の前触れ。

ところでアウトドアショップで売られている高度計は、ほぼコレなのだ。
20100817-2.jpg
メモリは国土地理院発行二万五千分の一の地図の等高線間隔と同様の20m単位だ。

メーカー名がスポルディング?なんじゃそれ?
あの廉価なイメージのスポーツ用品メーカーが、OEM的にノーブランドなものに
名前を付けて売ってるだけのようなニオイがするけど大丈夫なの?と少々不安になるが、
実際に作っているのはちゃんとした「東京磁石工業」という会社だ。
関西圏のアウトドアショップでは、現状はこれしか売ってないっぽいし、
これ以上本格的なものは高価なはずだし、
やっぱり高度計にはそれほど期待していないのでこの程度?でヨシとするか。
これは3千円程度。
温度計よりも高度計のほうが針の振れ幅が大きいし、
現在地の温度がわかるよりも、高度がわかるほうが計測としては楽しいはず。

これらについても後日、別の新たなモノを紹介したい。
温度についても、山頂のデジタル温度計がどれくらい正確なのかどうかについて
検証してみたいと思う。
Check [ 2010/08/17 00:07 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)
等高線って10mピッチじゃなかった???

と言うかキバラーさんは確かGPSがあるんで高度計なんて不必要かと・・・
[ 2010/08/17 06:23 ] [ 編集 ]
色々なことを知っていますね
感心します、これは苦手とか無いのですか(笑)
この説明をみると高度計も必要かなと思います。
[ 2010/08/17 17:22 ] [ 編集 ]
「高度計」って登山の必須マニュアルの中にはないですよね?
でもGPSを所有していない私なら、コンパスと地形図を使って、キバラーさんが書いておられる逆パターンで「現在の標高から現在地を割り出す」という使い方が出来るかもしれません。
後はこの高度計の精密さ次第ですが…。
その前にもっと読図を勉強せねば。。
[ 2010/08/17 19:15 ] [ 編集 ]
katsuyukiさん、さすがです!
いくら、コンパスと地図で現在地の特定ができるといっても、
だらだらと同じような特徴のない地形がつづく時、
例えば・・途中に谷の分岐の無い百々川のような一本調子の谷を歩く時、
自分が今どこを歩いているのか分からなくなるときがあります。
そんな時、歩いている谷は間違いようがないので、後は高度計さえあれば、
谷筋の線と等高線の高さの交点で、現在地が分かります。
同じようなことは尾根筋でもいえると思います。
使えますよ・・高度計!
[ 2010/08/17 19:52 ] [ 編集 ]
等高線って10mピッチでしたか!?
いやぁ~、等高線で高度を読んだり、現在地を特定するのはまだまだ苦手です。
ただいま本を買って勉強中ですが、いつも途中で寝てしまいます。
GPSの高度計は誤差10m以内で結構正確っぽいですけど、かさばります。
重さは軽いんですが、ボリューム的にはケータイ電話3台分くらいでしょうか。
はじめて登る山やルートで、あったほうが良さそうな時でないともって行く気がしません。
[ 2010/08/17 21:28 ] [ 編集 ]
知っているのではなくて記事を書くために即席で下調べしているだけですよ。
苦手なものは・・・未だに慣れないのは、
等高線から高度を読んだり、コンパスで現在地を確認することです。
三角点が無いところだとどこから数えればよいのやら。。
コンパスも磁北線や何やらとめんどくさそうで。。。
悲しいかな、独学ではちっともはかどりません。
[ 2010/08/17 21:29 ] [ 編集 ]
読図のためにずっと一箇所に立ち止まって地図を確認している時間が
限られた時間内での登山に置いて、もったいない時間のように思います。
たった1分間でも立ち止まっている人と歩き続けている人とでは
ものすごく差が着くので、コンパスと地図での読図は私には無理かもしれません。
ぜんぜん登山ではゆとりがありませんからね。
たまにはのんびりゆっくり登山をしてみたいものですね。
あ!撮影が忙しすぎるのか!
ノーカメラ撮影デーを作らないといけませんね。笑
[ 2010/08/17 21:29 ] [ 編集 ]
読図の超ベテランarajinさまに一度ゆっくり教わりたいこの頃です。
高度計はちょっと登るだけでも針が大きく動くので楽しいですよ。
温度計・高度計ネタにはまだつづきがありまして、
全部で三部作なんです。
あわてて買われると・・・私みたいなパターンになってしまうかもです。
[ 2010/08/17 21:30 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
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飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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