生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

大峰山系 八経ヶ岳 標高1,915m (2010.5.4)  

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登り:行者環トンネル~奥駆道出合~弥山小屋~八経ヶ岳
下山:同じ


当ブログではお馴染みのTakeshiさん、katsuyukiさんを合わせた3名に加え、
昨日、金剛山山頂で偶然にお会いした、夜景ではオンリーワンで
金剛山の夜景」の夜登(よると)さんもお誘いして、
近畿地方最高峰で、大峰山系にある日本百名山のひとつ、
『八経ヶ岳(はっきょうがたけ)』に行ってきた。

行きは奈良吉野経由で大台ヶ原の麓を経て、国道169号線を通るルートで
天ヶ瀬から国道309号線に入り、行者環(ぎょうじゃがえり)トンネルまで
山を登って行く。
山と高原地図地図によると、行者環トンネルを抜けたところですでに標高1,100mとある。
そこから登るわけだが、近畿地方最高峰といっても1,915mなので
実質800mくらいの登りで、たいしたことないのではと思っていたら、
実際はなかなか登りごたえがあった。

午前9時ちょうどに登山開始。
行者環トンネルのところから取り付いてしばらく進んで吊り橋を渡って沢を跨ぐ。
雰囲気は金剛山とはまったく違って本格的な高山のムードたっぷり。
そのまま沢を行くルートなどもあるが、初めてで勝手のわからない所ということもあり
地図の実線通りを行く。
沢を渡り終わったところからいきなりの激登り。
踊り場のようにちょっと息抜きできるようなステージも無く、ひたすら登りあるのみ。
寒いと思って長袖ジオライン中厚に長袖ウェアを着ていたら暑いのなんの。
わりとハイペースで登っていたつもりに思ったが、山と高原地図に書かれてある所要時間どおりに、
尾根筋である奥駆道(おくがけどう)出合に合流した。
大峯奥駆道とは、金剛山系で言うところのいわゆるダイヤモンドトレールのようなもの。
ゴールデンウィークだからか登山者が多く、出合に居合わせたのはすでに10名以上だ。
しばし休憩したのち、弥山小屋に向けて出発する。
もうすっかり登り切った気になっていて、あとは稜線を単に横移動するだけかなと安易に思っていたら、
いきなり登りも始まってアップダウンが続く。
奥駆道出合から50分くらい進んだ頃、目の前にさらに大きな山がそびえ立つ。
ちょうと金剛山くらいの高さの山が現れた感じ。
地図の等高線をよく読んでいれば気づいてたはずだが、あまり詳細に調べずに行くほうが
何かと驚きがあったりと目を楽しませてくれるように思ったから。
よく見るとてっぺんに小屋らしきものが確認できる。
登り切ったつもりで居たのに、まさか、まだあそこまで登るの!?
尾根筋まで50分、その後アップダウンがあったといっても、
それでもう八経ヶ岳の高さに達していたとしたら楽すぎるはずなので、いちおう想定内というか。
さらに50分はひたすら登るが、遠くから眺めていたほど厳しいものではなかった。
遠近法の錯覚だったのか、さほどたいした苦労もなく、
登山を開始してから二時間半で「弥山(みせん)小屋」に到着。
期待していた売店らしきものもなく、小屋自体が営業していないような雰囲気。
ひとりで登ってきた若い女性もいた。
弥山小屋前は休憩してお昼を摂っている人が多く賑わっていた。
そのまま我々は「弥山山頂」まで移動する。
弥山小屋から弥山山頂までは目と鼻の先ほどのほんのわずかな距離だ。
先に八経ヶ岳に行っても良いが、山頂には広場すらない狭い所かもしれない予感がした。
弥山山頂には誰も人は居らず、都合よく広場やベンチまであったのと、
それなりに空腹だったので、先に昼食することにした。
水場や売店があるなんて最初から期待もしていなかったので、金剛登山と違って今日はフル装備だ。
といっても自分が持っている最大容量32リットルのザックでは限界があり、
雨具にフリースにオニギリ4個にジェットボイルに水に菓子類や小物類を入れてもう満杯だ。
いつもながら準備の良いkatsuyukiさんは、ザイルに救急セットにライトに加え
食料や水も必要十分量を超えての装備なのだから緊急時には頼りになる。笑
昼食はオニギリ3個とサタケのマジックパスタ(詳細は後日)を二食分も食べたらちょっと多かった。
持って来た2リットルの水が、昼食後にはほとんど無くなってしまった。
これは想定外のピンチだ。冬場なら余るのに。
食事も終って撤収しているまさにそのとき、
金剛山愛」というブログのまさ吉さんという方に遭遇し、ご挨拶させていただく。
Takeshiさんはよくご存じだったそうだ。
かなりの健脚者とのことで、今後、いろいろ参考にさせていただこうと思う。

水が無いまま八経ヶ岳に向けて移動開始。
20分足らずで山頂に到着。
近畿地方最高峰だというのに、
山頂は大普賢岳並みに狭くてシンプルで、しかも今日は暑い。
標高が高いだけにもっと寒いと思った。
八経ヶ岳山頂からの眺めはさすがに高所ならではの眺望ではあるが、
天気は良いのにガスっていたのでスッキリ感が無かった。
しばらく休憩した後、再び弥山小屋に向けて戻る。
少々疲れが出てきた。
ダウン、アップの後に再び弥山小屋に到着。
地図では弥山小屋付近には水場があるとなっているが、
期待できないことは山上ヶ岳行きで思い知らされていたので想定していたが、
この先、水が無いときびしいなぁと思っていたら、
katsuyukiさんにさっそくお世話になって少し分けていただいた。
どうしてこの賑わう時期に山小屋がやっていないんだろうと思っていたら、
他の登山者の方の「中のおっちゃんを呼んで注文すると持ってきてくれる・・」
ような会話が聞こえてきたので、そのとおりに確認してみる。
呼び出しブザーを押して中に居る人を呼び出してみた。
すると人が出てきた。山小屋に人が居たのだ。
聞いてみると、ビール、ジュース、コーラ、お茶、・・何でもあるようだ。笑
さらに、水は1リットル100円で汲み上げたものを持参のボトルに入れてくれるとのこと。
水を補給して、ついでに冷えたペットボトルのお茶(350円)も買ってティータイムをとる。
まさに水を得た金魚じゃないが、生き返ったところでぼちぼち下山を始める。
下山は登ってきたルートをそのままトレース。
登りと下山では印象が違い、奥駆道出合までの横移動では思った以上に距離を感じた。
下山では足が蒸れてクールダウンの連続。
登山靴よりトレランシューズのほうが歩きやすかったかもしれない。
吊り橋のある沢まで下山。
沢の水は冷たく、手が凍りそうだった。
下山完了は16時15分。
一日仕事の登山となった。
大勢の登山はたいへん楽しかった。
今日はみなさんありがとうございました。

その他の画像は以下より。
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行者環トンネルの登山口にて

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大峰奥駆道出合にて

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弥山小屋前にて

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弥山山頂にて

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八経ヶ岳山頂にて
Check [ 2010/05/04 22:37 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(18)
桜まつりの会場で偶然お会いしたことから、思いもよらぬ参加となり、
充実した一日を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

たしか桜まつりの会場では、金剛山よりも楽なようにお聞きしていたように思いましたが、
いざ登り始めると、「なにこの激登りは!」と騙された感いっぱい(笑)の登山で、三日連続登山の
仕上げにもってこい一日でした。

昨夜は両足に湿布12枚を貼ってすぐに寝たおかげか、今朝は筋肉痛もなく、また縦走に
行けそうな感じです。
キバラー様のおかげで、自分の限界が一つ上がったような気がします。
また、機会があればよろしくお願いいたします。

追伸
Takeshi様、katsuyuki様、昨日はお疲れ様でした。皆様と楽しい一日を過ごすことが
できて、本当にありがとうございました。



[ 2010/05/05 07:04 ] [ 編集 ]
岩湧山の記事にコメントしようとしているうちに、短パン連合、八経ヶ岳と面白そうなイベントを次々と・・・うらやましいかぎりです。
まさ吉さんに会われましたか。
確か土曜にも八経に行かれていたので、時系列がゴッチャになりました(笑)
[ 2010/05/05 07:18 ] [ 編集 ]
キバラーさん
3日連続登山本当にお疲れ様でした。
私もおかげ様で今回は充実した登山を楽しむ事が出来ました。

同じ趣味、考え方を持った者同士が一緒に行動する、っていい事ですね。私は皆様と出会た事に誇りに思うと同時に今後もこの様な関係を続けて行きたいと思います。

Takeshiさん、今までは山頂でしかお会いした事が無く、今回初めて一緒に登る事が出来て嬉しかったです。
(先頭がハイペース過ぎてスイマセンでした…。)

そして夜登さん、二日連続お付き合い頂き、ありがとうございました。


[ 2010/05/05 10:12 ] [ 編集 ]
昨日は大変お疲れ様でした。
前日は金剛山を二回登られたのに
お誘いに快く応じてくださり、おかげさまで楽しい一日でした。
山上ヶ岳や稲村ヶ岳がゆるい登りなので、
つい軽いノリで「金剛山より楽だと思います」みたいに言ってしまいました。
3日連続の登山で限界がワンランクアップされたのですね。
それにしても夜登さまの下山のスピードにはとてもついていけませんでした。
またぜひご参加お待ちしております。

[ 2010/05/05 18:14 ] [ 編集 ]
もう山しか行くところが無いといいますか、
どこに行っても煮えきれなくて。
山+どこかということができるのは金剛山が唯一ですね。
大峰は一日がかりになることが多いです。
ぱろやんさんもよろしければお誘いいたしますが?
[ 2010/05/05 18:17 ] [ 編集 ]
いままでに無かった人数での登山は楽しかったです。
また、今回はいろいろお世話になりました。
ありがとうございます。
今後ともよろしくおねがいいたします。
[ 2010/05/05 18:20 ] [ 編集 ]
いずれは是非ともご一緒させてください。というか、ご一緒させていただきますとも!
でも、車の無い私ですので遠征だと何かと迷惑をお掛けしますよ(笑)
まずは金剛山でお会いしないと、ですね。
[ 2010/05/05 20:58 ] [ 編集 ]
足のご心配なく。
遠征(といっても大峰は1.5時間程度で着きますが)は
いつも一台に集約して行ってますので。
そのうちマイクロバスでもチャーターして。
ぜひ近いうちに。
[ 2010/05/05 21:02 ] [ 編集 ]
ザ・金剛登山に登場するメンバーがオールキャストじゃないですか?
木の階段で整備された奥駆道はまさしくダイトレを彷彿とさせますね。
でも、大峰の自然林の風情は低山では味わえないものと思います。うらやましい!! 
こんどは私もぜひ…
私は今日、南葛城山の秘境ソノ谷を溯行してました。
初めての谷の単独溯行はいつも不安でいっぱいです。
今日はめちゃめちゃ恐かったです。何とか生還できました。
[ 2010/05/05 22:10 ] [ 編集 ]
先日は突然現れましてすみませんでした。。。
まともに挨拶も出来ずで(^。^;
私も普段は金剛山ばっかり登ってますんでそのうちお会いするかもですねぇ~
Takeshiさん繋がりで今後ともヨロシクお願い致します!
大峯のメジャールートなら何処でも案内させて頂きますよ~
[ 2010/05/06 08:52 ] [ 編集 ]
大峰山系今回で2回目の私ですが、やはり登り応えのある楽しいルートでした。
雰囲気も金剛山とは違い植林などなく自然たっぷりで毎回驚かされます。
そしていきなりの激登りの後、またがつ~んと山々が出てきたのにまいりました。
金剛山がやはりメーンなのですが大峰山系も時々行きたいと思います。
次ぎはシーズンインの山上ヶ岳よろしくお願い致します。いつぐらいですかね~?
いつもの事なのですが色々おせわになりました。今後ともよろしくお願い致します。

katsuyukiさま
今回は色々おせわになりました。
キバラーさんから「katsuyukiさんはペース早いよ」とお聞きしたいたのですが、
あそこまで早いとは・・・ついていくのでやっとでした。
またこれからも色々なシーンでお会いすると思いますが、これからもよろしくお願い致します。

夜登さま
最近、夜登さまとはちょくちょくお会いしているのですが
一緒に登山させていただいたのは初めてで、
色々なお話が聞けて大変たのしい時間をすごさせて頂きました。
そして下山時のスピードには正直まいりました(笑)
また夜の登山も誘っていただければうれしいです。今後ともよろしくお願い致します。
[ 2010/05/06 12:28 ] [ 編集 ]
はじめまして。
コメントいただきましてありがとうございます。
先日は一瞬でしたがご挨拶ができて良かったです。
いつかお会いしたいと個人的に思ってはおりましたが、
まさかあの広い大峰で遭遇できるとは想定外で何の心の準備もしておりませんでした。
まだまだ知らないところばかりですが今後ともよろしくおねがいいたします。
金剛山のほうでもよろしくおねがいいたします。
本道等の整備いつもありがとうございます。
昼夜問わず安心して登れる唯一のルートです。
ぜひ近いうちに一緒に登っていただく機会がありましたらと思います。
[ 2010/05/06 17:21 ] [ 編集 ]
久しぶりにTakeshiさんと登山ができて良かったです。
金剛・葛城ダブル登山以来なので一ヶ月以上なりますか。
はるか昔のことのようです。
またまた山ウェアをバージョンアップされていて、とても良くお似合いでした。
シーズンインの山上ヶ岳は私もどんな活気に包まれているのか気になります。
また近いうちによろしくおねがいいたします。
[ 2010/05/06 17:22 ] [ 編集 ]
何やら大峯の匂いがしたんで嗅ぎ付けてきました!

実は今月の16日にお天気が良ければ「ぱろやん」を連れて山上ヶ岳へ登ろうかと計画しておりますが宜しければご一緒にどうですか?
先日3日に戸開式があってGW中は凄い人出だと聞いてましたが16日ぐらいなら駐車場もOKかと思われます。

[ 2010/05/06 19:56 ] [ 編集 ]
さっそくの大峰プランお誘いいただきましてありがとうございます。
都合つけれるかどうか仕事の関係もあり、
来週になってからまたお返事させていただきます。
直近でしたら8日(土)は終日大丈夫です。

#リンクのほう快諾いただきましてありがとうございました。
[ 2010/05/06 20:21 ] [ 編集 ]
arajinさま
コメントが前後してしまい申し訳ございません。
ぜひ大峰のほうもお誘いさせていただきますので
ご参加お願いいたします!
南葛城山の秘境ソノ谷ですか?
いつもご単独で心配です。
どこか登山届けがわりに書いておいていただけると
救出に迎えるのですが!?
またそこご案内ください。
ザイルは必要ですか?
買いましたので。
[ 2010/05/06 21:22 ] [ 編集 ]
南葛城山はあまり人気がない山で、めったに人に遭いません。何本か沢登りのできる谷がありますが、どれもテープなどの目印やお助けロープなど、一切お目にかかったことがありません。金剛山ならあのイワゴノ谷や高天谷でも、どこかにテープやうすい踏み跡など人の臭いがするもんですが、ここは完全に野生のままです。
これまでにクレン谷,醤油谷,ソノ谷…と歩きましたが、クレン谷とソノ谷は自分が登るので精一杯で、とても他人を案内する余裕はありません。あと残る最難関のサカモギ谷は、ネットの記事を見る限り沢装備とクライミングの技術・道具が必要です。私は怖くてよう登りません。
南葛城山…近場の山の沢で最も野性的でやばい所です。
私も今回は、行く前に嫁に行く先の山と谷の名前をメールで知らせときました…あ~怖かった。
[ 2010/05/07 03:11 ] [ 編集 ]
お話をお聞きして、とても厳しそうなルートだとわかりました。
今の自分の技量では無理そうです。
とにかくご無事でなによりです。
#ご紹介いただいた未踏の金剛山ルートを研究中です。
[ 2010/05/07 21:48 ] [ 編集 ]
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と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
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その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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