生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第192回  (2010.4.25) 

20100425-1.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分25秒)


このルートを登山として利用するのは極めて危険です。
(イワゴノ谷ルートの比ではありません)

登り:高天谷ルート
下山:郵便道


昨日の大峰登山の疲れが少し残っている。
あと二時間くらい寝ていたいと思いつつも5時半起床。
先週の金剛山頂で、いつもコメントくださっているarajinさんとお会いした。
気さくで楽しいarajinさんから、こんど高天谷ルートを案内してくださるということなので
話が暖かいうちにすぐに実行することにした。
今朝6時の山頂気温をチェックしたら昨日より寒いマイナス2℃。
けど、抜群に天気が良いので今日は気温が上がりそうな予感。
いちおういつもの冬の山ウェアやフリースなど、昨日の大峰行きと同じ装備とした。
今回で3度目というarajinさんの話によると高天谷ルートの印象は
「イワゴノ谷ルートほどでもなかったはず」ということであったが・・・。

8時ちょうどに高天彦神社をスタートする。
郵便道をしばらく行くと、いつも横目で眺めているだけの高天の滝に突き当たる。
高天谷ルートは、その滝の横の垂直の絶壁をいきなり登るところから始まる。
まずはベテランarajinさんが登る。そしてkatsuyukiさんが続き、自分の番。
横着してカメラを持ったまま登っていて、いきなり足を踏み外す。
しっかりロープを持っていたものの一時宙づりとなり、
壁面であちこちを打ち付けて手や腕を擦り剥き、傷だらけになった。
もしロープをつかみきれずに転落していたらと思うとぞっとする。
出だしからこうなのでただならぬ気配を感じる。
手袋をしていたら怪我の半分くらいは防げたはずだ。
よく見ると自分以外はみなさん軍手をはめておられる。
怪我した後になってから、非常用にと温存していたNOMEXグローブをはめる。
最初の滝をクリアした後はいったいどんな世界が広がっているのかなと思いきや
次から次へと頭をかかえたくなるような難所の連続。
ベテランarajinさんが、念のためにと持ってきてくださっていた
20mのザイル(ロープ)がなかったらどうなっていたことか。。
中断して後戻りすることもできなければ尾根にエスケープすることもできずに立ち往生?
あまりにも厳しいルートに最後の最後まで本当に気が休まることがない。
滑る岩、大堰堤、小滝、大滝、大規模な山抜け、大斜面。
前半だけですでにイワゴノ谷ルートの危険度を遙かに超え、
後半に至ってもアリ地獄に堕ちたアリのように逃げ道が無く、
一旦転がり出すとどこまでも止まらないような長い岩の急斜面を延々登って行くことになる。
ベテランarajinさんが意を決して先に登ってはロープを投げかけてくれる。
そのような箇所が幾たびも繰り返し繰り返し訪れる。
最後の岩の斜大面では、それすら厳しくなったところに運良く小ぎれいな太い棒が一本。
どうぞこれ使ってくださいと言わんばかりに落ちていた。
その太い棒を縦に置いて、ロープがわりに補助として利用できることを発見。
登っては棒をひっぱり上げ、さらに上に登るために立てて使う。
そんな岩の大斜面の最後の尾根への取り付き部分にだけはかろうじてトラロープがあったが、
ロープをつかんでも上がりにくく、足をかけるものの滑ってしまい、
またもや滑落寸前になって冷や汗もの。
ようやく尾根に出て初めて一服。
危険なところは(相当あったが)ついに終わったとひと安心していたら、
こんどは急な斜面を、さらにまだまだ上に登って行かなくてはならないことが判明。
やっとの思いで取り付いた場所が、ダイトレの最後の階段よりも下。
しばらくダイトレを歩いて山頂を目指すが、ダイトレ最後の階段を避けてサネ尾根へ行く。
最後に尾根を登りきって「もみじ谷ルート」の途中に合流。
それもまだずいぶん下のほうだったので、またもや登って登って登り倒して
踏まずに歩くのは難しいほどおびただしい数の満開のカタクリに出迎えてもらうも、
相手にしている余裕もなく登りつめてようやく一の鳥居を登り切った場所に出た。
そこから山頂までの道は極楽そのもの。
本当は怖い金剛山の一面?というかダークサイドを見た気がした。

所要時間は4時間ちょうど。
山頂12時ジャストの気温は8℃。
絶好の天気なので、座るところが無いほどの人出である。
しばらく日陰に居ると寒くなってきたのでフリースを着込む。
国見城趾広場の上でお昼を摂っていたらところに
2人の女性、ダーさんとボーさん(でしたっけ?)に声を掛けていただく。
ダーさんとは2月6日以来およそ三ヶ月ぶりの対面。
ボーさんはというと、最近、某所で何度かお見かけしたことがある方だった。
お二人がセットで歩いておられたのには驚いた。
しかもボーさん、天川村から金剛山に通われているとか。
お昼を済ませて陽に当たりに国見城趾広場に出たところで
波平さんと後輩さんとお連れさんたちがお昼の最中だった。
いつもながらガッツリ気合いの入った声をかけていただき元気をもらった。
昨日の疲れがどうのこうのと考えてる余裕すら無かった今日の登山。
あまりのハードさゆえに、昨日の大峰登山の余韻などはすっかり上書きされて消えてしまった。笑
土日の2日も山に登っていたら、休日を休んだ気がしないままもう明日からまた仕事です。。
arajinさん、お世話になりました。
そしてkatsuyukiさん、二日連続お付き合いいただいてありがとうございました。
たいへんお疲れ様でした。

その他の画像は以下より。
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((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

金剛山でつか?・・・といいたくなるような難所ばかり

もしご一緒させていただいていたら・・・今頃・・・orz
本当にお疲れさまでした
[ 2010/04/25 23:41 ] [ 編集 ]
キバラー様katuyuki様arajin様!お疲れ様でした。
見るからに様子がオカシイ三人を拝見した時は「これはヤバイルート行きはった!」と直感しました。
本当に山は無限のフィールドが広がってるんですね!
ザイル購入検討中(笑)
[ 2010/04/26 20:42 ] [ 編集 ]
ねぎらいありがとうございます。
今回は同行されなくて正解だったと思います。
金剛山って、考えてみたら危険なルート多いように思います。
またこんどゆるいルートを一緒に楽しみましょう。
[ 2010/04/26 21:06 ] [ 編集 ]
こんばんは!
挙動不審で薄汚れてまわりから浮いていましたか?笑
ザイルは欲しいと思いました。
本当に今回は助けられました。
ロールに巻いて売っているロープの一番太いのを買おうとしたことがあり、店員さんに「これクライミング用じゃないので」と言われて買わなかったんですが、それだと1mで200円くらいでした。
ザイルは別で売られていて、20mで一万円くらいしたので手が出ませんでした。
普通に登っていたらめったに出番は無いのですけどね。
谷ルートにはあったほうが安全ですね。
私はザイルを買ったとしても使い方がよくわかりませんけどね。笑
詳しい人に教えてもらいたいと思っています。
#ところで無事お産まれになったんでしょうか。

[ 2010/04/26 21:10 ] [ 編集 ]
和やかな雰囲気でお食事されていたように見えましたが、まさか一仕事終えていたとは(笑) 何度も同じルートを上り下りしていると違うところに行ってみたくなります。今回のルートはロッククライミングでも始めようかなと思ってしまいます。
ボーさんで合ってます(笑) 女子部員です。最近はよくあの辺りにいます。私も土日は連続金剛山で疲れが出てヨレヨレだったと思います。三週連続で久留野峠を越えました。土曜は始めてダイトレを歩きました。階段のイメージでしたが本道ほど辛くはなかったです。
近々女子部で稲村ヶ岳へ行くつもりです。近くに住んでても登った事がないそうなので連れて行きます。お互いケガには気をつけたいものですね。
[ 2010/04/26 21:31 ] [ 編集 ]
キバラーさん、arajinさん
 
昨日はお世話になりました。
特にarajinさんには無理なお願いをしたのにも関わらず、快く(?)了承して頂き感謝しています。
今回のこのルートですが、やはり基本は沢装備での遡行ですね。
あとロープワークも勉強しておく必要がありますね。
[ 2010/04/26 22:15 ] [ 編集 ]
次々出てくる堰堤や滝、足場や取り付きのないつるつるのナメ滝…
前回高天谷を歩いた時、いったいどうやってここを乗り越えたのか、全然憶えてないんですから、ほんまにあてにならない助っ人でした。(すんません)これで、イワゴノ谷より楽だったとかゆうてるんですから、人間の印象なんてほんとあてにならないもんです。
でも、最後のナメ滝を蔽う両岸の自然林に、芽生え始めたばかりの新緑の美しさは、絶景でした。いっぺんで疲れが吹っ飛びましたよ。
ドキドキハラハラの緊張感から、のどがからからになりましたが、お二人と一緒だったせいか、さほど不安になったり心細く感じることはありませんでした。
ごいっしょできてほんとうにうれしかったです。また、機会があればお誘いください。ちょっと、やばげなルートで…
(ちなみにクライミング用のザイルは人間をつるしても大丈夫なやつです。補助用のロープはそんな高いもんじゃなくていいと思いますよ。私のは1m=200円の安もんです)
[ 2010/04/26 22:29 ] [ 編集 ]
昨日は声をかけていただいてありがとうございました。
爽やかなお二人で、ダーさんは土日連続登山のヨレヨレ感は見れらませんでしたよ。
近くに来られるまでダーさまとは気づきませんでした。
いつものヤッ○姿ではなく、春らしい登山女子スタイルだったので。笑
ボーさまも部員さんだったのですね。
ダーさまは稲村ヶ岳は経験おありなようですね。
母公堂から法力峠を経て登る稲村ヶ岳は金剛山のどのルートよりも穏やかで登りやすく拍子抜けでした。
女子部のみなさんもどうぞご安全に。
[ 2010/04/26 22:35 ] [ 編集 ]
イワゴノ谷ほどではないとチラリと聞いてしまったために
ナメてかかっておりました。
昨日のルートはフェイントでした。
ヘンな汗かくどころか、冷や汗タラタラもんでした。
ロープワークは私も勉強したいです。
[ 2010/04/26 22:37 ] [ 編集 ]
昨日は本当にお世話になりました。
arajinさんのおっしゃる新緑?には気づくゆとりがありませんでした。
そろそろ新緑まぶしい時期になってきますね。
新緑が美しいのは文珠尾根が印象に残っています。
また機会がありましたらぜひよろしくお願いいたします。
ヤバげなルートですか?金剛山ではもうありませんね。。
[ 2010/04/26 22:43 ] [ 編集 ]
このあいだ、奈良の爺々さんから根来春樹氏著「金剛山ワンデリングガイド」なるすでに絶版の本のCDデータをいただきました。
それによると、水越側に小峠谷,下峠谷,池の谷という三つの沢ルートが紹介されてました。(私は下峠谷だけ歩いたことあります)ただ、どれも水分道の尾根途中に出るルートで、植林が多く、丸滝谷や東谷ほどの魅力はないと思いますが…金剛山、登ろうと思えばまだ歩ける谷あるんですよ~
[ 2010/04/27 06:14 ] [ 編集 ]
高天谷ルート制覇お疲れ様でした。
稲村ヶ岳の次の日なんで、比較的楽チンルートを登られているものとばかり思っていたら、こりゃまたえらいルートを・・・(笑)
最近のキバラーさん、katsuyukiさんたちは逞しくてまぶしすぎますよ。

ところで、「ぱ」か「ば」かの件ですが、"paroyan"です。
常々PCでは分かりづらいな~って思ってるんですけどね(笑)
katsuyukiさま、よろしくお願いしま~す。
[ 2010/04/27 07:32 ] [ 編集 ]
君のことをTakeshiさんとまちがってごめんなさい。
今回の高天谷は、ちょっと慣れないと危険なコースでしたが、
金剛山の魅力が伝わるすばらしいコースは他にもいっぱいあります。
ぜひ一度ご案内できたらいいですね~・・・よろしくお願いします。
arajinでした。(他人の掲示板で勝手にやりとりしてすみません)
[ 2010/04/27 12:36 ] [ 編集 ]
高天谷ルートお疲れさまでございました。
私も前々から気になっていたルートだけに
かなり行きたかったです。

それにしてもここまで難ルートとは?
初めてで単独で行けるルートではなさそうですね。

もしもしキバラーさん、他の方々が
リベンジされる予定があるのでしたら
ぜひぜひ次ぎはご一緒にさせていただきたいです。

でも今回先に行っていただいて助かったかも(笑)

その前に私としては
未踏の最強イワゴノを制覇しないとです。

キバラーさん、よろしくお願い致します(笑)
[ 2010/04/27 13:48 ] [ 編集 ]
てぇ~、もうそろそろ金剛山のルートらしきルートはほぼ攻略したと思ったら、
また新たな試練をお与えになる。
そんな名前、聞いたことがありませんが興味をそそられます。
katsuyukiさん、ザイルのご準備を。
[ 2010/04/27 21:18 ] [ 編集 ]
どうもありがとうございます。
そうなんです、稲村ヶ岳の後なので、谷ルートなら足場も悪く、
のんびり登れると思ったら大間違いでした。
動画は撮影した20分のうち、使ったのはたったの3分ですから。
撮影困難な場所はたくさんありました。
いままで登った大峰山系はまだ数しれてますが、
金剛山ほど急な登りはありませんでした。
大峰山系のほうがあるきやすい道ばかりで今のところハードルは低いですよ。
大きな勘違いしてるかもしれませんけどね。
ぱろやんさまといつか偶然ばったりと会えるのを楽しみにしています。
[ 2010/04/27 21:18 ] [ 編集 ]
どうぞいつでもご利用ください。
たしかに後ろから見る姿と髪のフサフサ度は似てますね。
ただ、ブログ本文を読むと書いてるんですけどね。
読まれてないっていうことですね!?
[ 2010/04/27 21:19 ] [ 編集 ]
ぜひ一緒に来られたら良かったとも言えませんよ。
3人なのでまだ良かったものの、4人だと一人くらいはどないかなっていたかも?
リベンジですか。
そうですね~、一回目と二回目じゃ印象は違うと言うし。。
滑らない軍手はもちろん。ザイル必須で、何ならヘルメットも。
あの棒っきれ、まだあるかな。。
人柱になれて良かったです。笑
まずイワゴノ谷ルートをがんばってください。(と、人ごと。。)
[ 2010/04/27 21:19 ] [ 編集 ]
ザイル了解しました!20m用意しときます!
ちなみにヘルメット&ハーネスも購入済みです。
ついでにシップ、包帯、消毒薬なども買いました…笑。
[ 2010/04/27 21:44 ] [ 編集 ]
え?いつのまに。。。
[ 2010/04/27 21:54 ] [ 編集 ]
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ほぼ毎週金剛山をメインで
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キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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