生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山の奈良側の「高天」 

金剛山の大阪側と奈良側はずいぶん雰囲気が違う。
同じひとつの山なのに、こうも雰囲気が違うとまったく別の山のような印象を受ける。
大阪側は駐車場もたくさんあり、登山者がたくさん行き交うルートがあるのに対して、
奈良側はというと、まるで登山者を拒むかのように静かで、どこか寂しげな、のどかな田園地帯だ。
日の出が始まって山に光が差し込んでくると、朝のとてもすがすがしい山という
明るい雰囲気が満点であるが、お昼を過ぎると太陽は大阪側に移り、
たちまち日陰となって暗い雰囲気に様変わりしてしまう。
登山道らしきルートもあまり整備されておらず駐車場もほとんど無い。
しいて登山道として整備されたルートをあげるなら、天ヶ滝新道ルートだけではないかと思う。
そんな奈良側で、ひときわ厳かな、そこに立つと気分がすがすがしくなるパワースポットが高天だ。

天(たかま)を知るひとつの記事がありました。
ちょっと古い記事です。

高天の里(青垣いま模様) /奈良
1995/06/23 朝日新聞 朝刊 0ページより引用

御所市高天の田んぼに立ったのは梅雨冷えの日だった。金剛、葛城の山々には霧が立ち、
晴れた日には見えない山の重なりが現れて、いかにも神のいます山という雰囲気を醸していた。
かっと照りつける太陽の下で青々と広がる稲田の夏、日だまりのにおいを集めて実る秋、
刈り取られた株に霜の降る冬、と田んぼの風景は四季それぞれに美しい。
早苗田もそのひとつである。
水面は周囲の景色をうつし、苗はちょっとした風にも揺れて、
ちょうど首が座る前のおさな子のうなじのように頼りなげだ。
それでいてみずみずしい生命の息吹にあふれている。
田のあぜがゆるやかな曲線を描き、地元の寺・橋本院の屋根を視界に入れて広がり下っていく。
山を背景にした田や畑の風景は人々の心をなごませる。水田は酸素やオゾンを発生させ、
ダムにも匹敵する貯水能力を持って環境を守る。
稲作は日本文化の原点であり、日本人の精神構造にも密接なかかわりがあるという。
豊かな自然の中、いつ訪れても季節の花が見られる橋本院で、住職夫人の前田みのりさん(四七)に聞いた。
「カモが飛んできて田んぼで泳いでいたりするんです。農薬が使われていないからでしょうね。
イモリやサワガニもいっぱいいますよ。古代の農法を取り入れて、モミのじかまきをしている田んぼもあるんです。
稲刈りが機械でできなくて大変だそうですが、いろんな工夫をしてはります。
山野草が好きで少しずつ植えてきたのが増え、楽しみに来て下さる人がだんだんあります。
でも、以前は両手いっぱいにとれたササユリが、田のあぜからすっかり無くなったのは残念ですね」
身近だった自然が遠い存在になってゆくのはいかにもさびしい。
       *      *      *
《あし》
バスだと、近鉄御所駅から五条バスセンター行きで鳥井戸下車、西へ約二キロ。
車だと、国道24号の御所市鳥井戸から西へ。金剛山の東山ろくに当たる。
【写真説明】
田植えが終わったばかりの水田がゆるやかな斜面に広がる高天の里=御所市の金剛山東ふもとで
「両手いっぱいにとれたササユリが田のあぜからすっかり消えた」と話す前田みのりさん

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プロフィール
こんちくわ。
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ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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