生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

登山者今昔 

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昨日も取り上げた、元毎日新聞記者の藤田健次郎氏の著『ひとり歩きの金剛山
をあらためて拾い読みをしていたら、こんな一節があった。

『鳥の声、風の音、木々のそよぎに耳を傾けず、ふれあいを拒む。
深い自然の中に身を置きながら、ひたすらラジオの世界に埋没する男性が少なくない。
たいてい疲れていて無表情。
ゆっくりと自分の足元を見つめて歩いている。
こうした特別に暗い印象は、ひとり歩きの女性には見られない。
違和感のある中高年男の風景である。
とはいうものの、人の世は憂きことだらけだ。
家庭のこと、仕事のこと、先の見えた人生のこと。
そして他人から見れば、取るに足らない些事のあれこれについても、
わずらわしいことが多くある。
半世紀を生きれば、そりゃいろんなことがありますよ、と割り切ってしまえるほど
単純にはいかない。身につまされる。
たぶん、そんな心象が歩く姿に浮き出てくるのであろう。』


この本が書かれて20年経った現代でも、こういう人、居るよなぁ。
それより自分も単独登山だったら、知らず知らずどこか暗い印象で、
陰を落として歩いているかもしれない。
ラジオこそ聞いてはないけれど、登っているときは自然を感じながら活き活きと、
しかし下山となると足早に、今日の目標を達成した後の消化試合さながらに
脇目もふらずに歩いているのではないかと思う。

努めて明るく愛想良く振る舞うようにしようという気になってきた。
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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