KAVU「トマスチョップスティック」
金剛山で、お昼を食べようとして箸を忘れたことが何度かある。
箸を持って来たらきたで、わりと長いもんだから、
ザックのあちこちをつっつきまくる。(割り箸の場合)
食べたあとはポキっと折ってかたづけても良いのだが、
割り箸を折るという事にどうにも抵抗があってできない。
人がやっていてもまったく気にならないのに、自分ではなぜかできないでいる。
割り箸なんだから、縦に割っても横にわっても自在と考えるべきなんでしょうね。
貧乏性なのだか何だかわからないが、バチ当たりな気がするのかもしれない。
割り箸がザックの中をつっつくのがイヤなら、
ちゃんとした箸を、箸ケースに入れて持って来れば良いだけの事なのだが、
やっぱり割り箸で済ませてしまいたい。
家に割り箸自体が切れていて無いという時もある。
道の駅「黒滝」なんかに行くと、割り箸がさかんな所でもあるので、
吉野杉の割り箸がどっさり入って300円で売られていたりする。
捨てるのがもったいないような素材。
そんなのを買っておけば、割り箸でも十分間に合う。
家にころがっているような箸に限って変な割れ方しているような箸でも
洗って使い回ししていたりする。
(箸だけで話しが長すぎるって)
箸を忘れたのに気づく時というと、
スーパーでカップ麺を買って持ってきて山でお湯を沸かして、さぁ食べようというとき。
コンビニなんかで買えば店員さんが入れるのを忘れない限りはたいてい入っている。
弁当なら本体に貼り付いている。
金剛山に至っては、山頂売店でお願いすればどうにかなるし、
何なら山頂売店のカップ麺を買えば良いだけのことだ。
ところが、売店も茶店も無いような山に行くことなども想定しておくと、
やっぱり予備の箸を忍ばせておくのが良いと思われる。
ステンレスやチタンのアウトドア用のスプーンやフォークで済ませなくもないが、
やっぱり箸でないとという事のほうが多い。
そこで心配性の自分は、予備としてKAVUの「トマスチョップスティック」を
ザックに常備している。
KAVU(カブー)社とは、アメリカのアウトドアブランドのメーカーで、
風速100kmの暴風でも飛ばされないストラップキャップ(サンバイザーを発展させたもの)
で有名になった会社である。
ちなみに箸のことを英語で「チョップスティック」と言う。
箸の場合、メーカーやブランドなんてどうでも良い話であるが、
よくあるアウトドア用の箸は、先端部分のみ木製になっている製品が多い。
木製の部分があると、あまり長持ちしない気がする。
一方、KAVUのチョップスティックはオールステンレス製だ。
オールステンレス=冷たそうで重そうで火箸か編みものの道具みたい。
そんなふうに見た目では悪いイメージを持ちそうになるが、
実際はというと、
多少は冷たいけれど、中空なのでアルミ製のように軽く、
手に持ってみるとたしかにコレは箸以外の何者でもないと実感できる。
実際に試しにカップ麺を食べるのに使ってみたが、
木のような暖かみはぜったい無いが、気分的にはまぁ問題ない。
使用後は分離して、洗い物袋に放り込める。
けど、やっぱり木がいいので、忘れなければ割り箸メインで、
非常用にザックに放り込んであるだけだ。
ちなみに、KAVUのチョップスティックには2種類の製品があって、
「トマス チョップスティック」
「ベッキー チョップスティック」
がある。
トマスって何?ベッキーって何?ってことは深く考えないことにしよう。
※KAVUのチョップスティックは、A&Fカントリーで扱っています。
※こんなふうに分離できる。