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山は歩くだけじゃもったいない。その時々のナニカを発見し記憶の定着のためにカメラを持とう。

金剛山 第164回  (2009.11.21) 

20091121-4.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分55秒)


これは、もはや登山ではなく遡行(そこう)だ。
撮影困難場所多数! 危険度MAX
ワンミスが許されない。
岩に掛けた足ひとつ滑らすだけで転倒、転落→骨折だろう。
とてもバランス感覚が要求される「石ブテ西谷ルート」は困難を極めた。

これまで登った金剛山ルートでは最難関の上級ルート。(ただし前半のみ)
一般の方にはとてもおすすめできるものではない。
ただし、夏場にずぶ濡れ対応の沢登り専用装備があれば涼を楽しめるだろう。
本当に気を遣った。

今日はTakeshiさんと水越側から登ろうと決まり、
お互い登ったことのない「石ブテ西谷ルート」を登ろうということになった。
朝7時登山開始。
青崩ルート入り口を過ぎて、どんどん舗装林道を行く。
葛城山からの山間の景色に見とれながら巨大な砂防ダムを過ぎて
いよいよ石ブテ尾根ルートとの分岐にさしかかる。
念のために印刷物で場所の確認。
目印は特にないが、沢へ降り立つ。
いよいよ石ブテ西谷ルートのスタートだ。
小さな滝を繰り返し越えてゆく。
水量も豊富で、濡れていても滑らない岩とすべる岩があるので
おそるおそる安全マージンを確保しながら進む。
たまに、おそらく奈良の爺々さんが設置してくれたであろう
トラロープはあるものの、ほとんど頼るべきものがない。
時には細い木の枝に頼らなくてはならないステージや、
登るのが困難な滝を巻くために、かなり高所まで迂回してみたり、
ぬかるみあり、ブッシュありと多難だった。
セトが近づくと、ようやく平和が訪れた。
セトのベンチのある裏側に、自分が今いるようなルートがあるとは
まったく想定外だった。
セトのベンチが確認できるほど近くではあるが、
このままセトに上がって山頂をめざすのも惜しいので、
そのままルートを道なりに進む。
かなり規模の大きい地滑りによる倒木が圧巻。
途中で分岐があるが、左に登っていけば、
おそらく平和なまま大日岳に通じる登山道に出たであろうが、
さらに沢伝いにまっすぐ進むことにした。
その結果、最後は蟻地獄で、さらに薮こぎの後、大日岳に出た。
やれやれ。。

ここでひとつ名プラン。
黒栂谷ルートでセトまで登って、そのまま右(山頂)にも左(青崩)にも(当然)行かず、
まっすぐにつっこみ(つまり少し下りる)、石ブテ西谷ルートの後半の
平和なルートのみを満喫し、分岐を左に登って大日岳に通じるルートに出て
山頂を目指すというのはいかがだろうか。
どうせセトを登っても、山頂直前で迂回を強いられるので、
ちょっとでも長く歩きたいと思う気持ちがあれば
こんなプランも楽しいかもしれない。

山頂10時の気温は3℃。
中間着が長袖になっただけで、インナーは夏場と同じ。
登っているときは適度に暑いくらいであったが、山頂で一時間も居たら
アウターにモンベルのロッシュジャケットを羽織っているだけでは寒くて寒くて限界。
インナーをそろそろミズノのブレスサーモ(極寒仕様)に変更する必要がある季節だ。
こんなに寒いと、カップラーメン程度であれば山頂売店内で過ごさないとやってられない。

下山はガンドガコバルートから。
2年ほど前に一度だけ使ったきりで、この2年の間に大きく様変わりしていて
林業の方のトラックが登れるように、「金剛の水」の前のダイトレ道と同じ幅くらいの
林道が太尾塞跡付近まで伸びていたのでとても歩きやすい。
この快適さは金剛山ルートで随一だろう。
途中、葛城山が見事に眺められた。

その他の画像は以下より。
20091121-1.jpg
※クリックで拡大可

20091121-2.jpg

20091121-3.jpg

20091121-5.jpg
※クリックで拡大可
ガンドガコバルート上にて。
[ 2009/11/21 21:34 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(17)
 石ブテ西谷ルート?そのようなルートがあるのを知りませんでした。場所は青崩道と石ブテ尾根との谷間のルートになるのでしょうか?岩登りが苦手な私にはとても行けそうにありませんね。
 実は私も今日金剛山に行き、こちらはタカハタ谷からと平和?に登っておりました。午前10時頃山頂広場付近で、ベンチに座り、グレーの上着を着たメガネをかけた男性の方と、ニット帽をかぶった男性の方2名が会話されているのを目撃しました。もしかしてキバラー様とTakeshi様だったのかな?と思いながら確信が持てなかったので、そのまま通り過ぎてしまいました。今度お見かけしたら声を掛けさせていただきます。ちなみにグリーンとグレーのツートンのライトスパッツをしていたのが今日の私です。
 
[ 2009/11/21 23:25 ] [ 編集 ]
石ブテ西谷ルートの初挑戦、お疲れ様でした。
映像を拝見しましたが、なかなか困難なルートですね。
私ならもうしばらく修行をしないと、チャレンジできるものではありません。

それでもキバラーさまとTakeshiさまは、そのままセトへは上がらず、チャレンジ精神を発揮されるとは、素晴らしきパワーです。

新しいルートを歩けると、他のルートとの新しい繋がりも生まれ、楽しみが拡がりますよね。
これからも、たくさんのルートをチャレンジなさってください。応援しています。
[ 2009/11/21 23:50 ] [ 編集 ]
昨日は難ルート御苦労さまでした。
キバラー様のチャレンジ精神には改めて尊敬いたします。
私は昨日「もみじ谷ルート」で登り、同じコースで降りてきました。
水越峠から頂上までジャスト100分でしたが、特に危険な場所は無く(安全とは言いませんが)
沢登りを堪能できるコースと思います。
頂上に着いたのはちょうど10時でしたが、キバラー様とニアミスをしたかもしれませんね。
ところで先回のコーナーで私についての御質問がありましたが、トヨタのディーラーには勤めていますが、残念ながら「安藤」ではありません。(笑)
[ 2009/11/22 08:50 ] [ 編集 ]
方向性の似ているアラ還の、アリスノ父です。(^・^)
私も下山はガンドガコバルートでした。
いよいよ他人に思えなくなってきました。(*^_^*)

時間かけずに登るなんて大したもんです。
私は写真を撮りながらタラタラ歩くので3時間はかかります。

久しぶりにダイトレを夫婦で登りました。
11月22日の前日のことです。(^^ゞ
[ 2009/11/22 09:07 ] [ 編集 ]
倒木の方向とカメラの設置場所などの組み合わせ次第では、
単なる通過地点を撮影しただけになる所を、ドラマチックな写真に
仕上げるあたりにキバラー様のセンスが光っています。

最近、ペアーでの山行きは、ソロのとき以上にダイナミックに
なって、ますますパワーアップされているように思います。
そのうちに氷壁のクライミングとか挑戦しそうですね。
[ 2009/11/22 16:40 ] [ 編集 ]
山のまこまささま
初のコメントいただきましてありがとうございます。

ご質問の石ブテ西谷ルートというのは私も知らなかったんです。
石ブテ東谷ルートを3度も登られたチャレンジャーのTakeshiさんから
そのようなルートがあるようだというところから知る事になりました。
場所は、水越のトイレ裏から登り始め、青崩ルートの入り口には入らず、
そのまま谷沿いに最後までまっすぐ舗装路を行きます。
舗装路が終わったあたりから、沢の中を行くルートになります。
逆に尾根のほうに行くと、石ブテ尾根ルートになります。
どちらかというと私は保守的なので、ひとりで初めてなルートはちょっと心細いです。
もし、このルートを一人でチャレンジしていたら、きっと泣きたくなっていたことでしょう。笑
補助ロープも何もない岩登りであればワンミスはできないところですが、
そんな岩場は実際にはそんなにたくさんはありません。
トラロープや、鋼鉄のワイヤーやら、荷造りのヒモやらがあってある程度は助けてくれます。
どうしてもという滝は、大きく山側に薮をかきわけて巻いてみたりすることで
なんとかクリアできました。
たぶんもう二度と行かないことでしょう。
けど、金剛山全制覇を目指されるなら一度くらいはと思います。

午前10時頃の山頂付近のグレー上着メガネとニット帽男ですが、
たしかに我々です!
画像には無いアウターを着ていたのですが、よくおわかりになりましたね!
ウェアを変えても見つかってしまうようでは、もう逃げ隠れできませんね~。笑

グリーンとグレーのツートンのライトスパッツの方・・・う~~ん。
今日は意識的に人間ウォッチングしていたつもりですけど、気付きませんでした。。すみません。
金剛山のキムタクこと、清掃登山をされて山頂に着かれたあと、いつも高校三年生の歌を唄われる方の歌は目の前で聴いておりました。
ぜひ次回はお声がけください。
[ 2009/11/22 16:56 ] [ 編集 ]
応援ありがとうございます。
石ブテ西谷ルート、チャレンジャーの紬さまならぜったい大丈夫ですよ。
筋金入りの奈良の爺々のお弟子さんでいらっしゃいますからね!
かなり重量級のザックを背負ったひょろ長いおっさんなのでよろめきやすかったんです。
水越側はまだ多くの未踏ルートが残されておりますので楽しみです。
[ 2009/11/22 16:57 ] [ 編集 ]
こんにちは。
katsuyukiさまは「もみじ谷ルート」だったんですね。
下山はもみじ谷ルートにしようかと思ったのですが、午後から用事があり
時間の制約があったので、時間の読めないルートということであきらめました。
もみじ谷ルートは、ブログを始める前に一度だけ夏に登ったことがあります。
大きな堰堤が圧巻だったのを覚えています。
もみじ谷本流ルートのほうは未踏なので気になっています。
もみじ谷ルートは近いうちに登ってみたいと思っていたルートのひとつです。
山頂の時間、本当にニアミスでしたね。
我々が到着したのは9時57分でした。
その後、温度計を撮影して、ザックをごそごそし、捺印をしてもらってと
捺印所付近に10分ほどおりました。
その後、下の広場で一時間強も長い昼食をしておりました。
また声をかけてくださるとうれしいです。
トヨタの安藤さんにはいろいろお世話になり、
金剛山に登っているという話もしたものですから。
失礼しました。
[ 2009/11/22 16:58 ] [ 編集 ]
アラ還ですか。まだまだお若いですよ~。
石ブテ西谷ルートは撮影しながらですがトータル3時間弱かかりました。
21日(土)に登ってらっしゃったようでほんとにニアミスでしたね。
下山を開始したのは11時半くらいなので、アリスの父様の後を追うように
ガンドガコバルートを歩いたということになりますね。
私も、私の何年後かはきっと今のアリスの父さまそっくりになっていることが目標です!
[ 2009/11/22 16:59 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。
実際は写真以上に迫力がありました。
そんなに時間も掛けてられませんし、写真では表現が難しいです。
単独ではどうしても保守的にしんみりと、仲間が居れば怖いモノなしで。笑
実に単純です。
しかし、安全には十分配慮していますので、あまり無茶する気はありません。
沢登りではなく登山としての石ブテ西谷ルートは本当にたいへんなルートでした。
[ 2009/11/22 20:00 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/11/22 20:11 ] [ 編集 ]
「石ブテ西谷ルート」
本当に難ルートでしたね
おつかれさまでございました。
私ももし一人でしたら泣状態だったかも(笑)

確かに金剛山では最難関の上級ルートの方だと思います。
でも後半のセトからは本当にいい感じでしたね!!

今回登山も楽しかったのですが
キバラーさまとの会話が楽しかったです。
登山の事はもちろん、お互いの仕事の事や家庭の事など
話す事が尽きなかったです!!
いい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございます。

またご一緒させてください
次ぎ行く時は樹氷の金剛山に
なってるかもですね?
[ 2009/11/24 19:25 ] [ 編集 ]
Takeshiさんも本当にお疲れ様でした。
本当に久しぶりに先行き不安になったルートですね。
途中、どっちに行って良いかわからない分岐も、
行きたくないイヤな方向ばかりを選んでいった結果、正解でしたね。笑
いろいろブツクサおしゃべりのおかげで不安が和らぎました。
ありがとうございました。
また一緒に登りましょう!

[ 2009/11/24 23:25 ] [ 編集 ]
Takeshi様と登られたんですね。私は未だ登っていません。
青崩道の途中から西谷に下った事はありますが?
一人で行くのにはチョットやばいでしょうね。
[ 2009/11/26 17:54 ] [ 編集 ]
たしかに石ブテ西谷から青崩道のほうにも行けます。
ルートの最初のほうですが。
このルート、一人で行かれるのは全力で反対します。
もし、歩けなくなるような足の怪我でもされたら、
誰も通りかからないので遭難必至です。
[ 2009/11/26 21:23 ] [ 編集 ]
石ブテ西谷なつかしいです。
 昔、石ブテ尾根を下山しようとして間違って石ブテ西谷に下りてしまいました。
  それも幼稚園児の息子2人と妻とともに・・・
いつもは地図を開かないのですが、この時はさすがに地図を見ました。
 そして北尾根に抜ける林道跡を発見。その時は大人の背より高いススキ原をかき分け何とか帰宅できました。
 家族全員ススキで傷だらけ・・・・
しばらくの間、家族から「おとうさんとはもう金剛山へいかない」と言われました。
[ 2010/02/21 22:48 ] [ 編集 ]
金剛山の大先輩からコメントいただき有り難く思います。
ずいぶん昔から精力的に登られていたのですね。
私もまっくんさまの後を追っていけるようにがんばります。
未踏のルート等、また何かお役に立てることがあれば
協力させてください。
お供させていただきます。
[ 2010/02/22 21:13 ] [ 編集 ]
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