生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

奈良側「郵便道」に思うこと 

奈良側の郵便道は、太陽がお昼には大阪側に移ってしまうことから、
早朝に登って、お昼までには下山するというスタイルを取らないと、
午後からは陰になることに加え、元から植林に覆われていて、
日差したっぷりの明るいイメージとは正反対の印象を受けることがある。
しかし、高天彦神社はいつも明るく、すがすがしい印象を受け、気持ちがスーっとする。
まるで伊勢神宮で感じるすがすがしさと同じような感じ。
きっとパワースポットに違いない。
せっかちな登山者の多いイメージのある大阪側にはない良さだ。
ちなみに大阪側だと千早城趾がゆったりした印象を覚える。
それにしても金剛山はほんとに「城趾」だらけだ。
かつて楠木正成の時代の金剛山って、どんな状態だったのだろうか。

さて、そんな郵便道に関するこんな記事がありました。

(隠れ古社寺 気まま旅)高天彦神社 天皇も歩いた郵便道 /奈良県
2006/10/24 朝日新聞 朝刊 25ページより引用

 高天彦(たかまひこ)神社
 澄み切った秋空に誘われ、大阪・奈良府県境の金剛山(1125メートル)に登ろうと思
い立った。市街地に近い山だけに、登山ルートは多様だ。この日は、御所市高天の高天彦神
社を経由して、山頂を目指すことにした。以前から「少し気にかかることがあった」からだ。
 高天の集落は標高640メートルの場所にある。近鉄御所駅から12キロ。まず、タクシー
で山麓(さんろく)を走る県道を南下、西北窪の集落はずれで下車した。「神話の里 高天
の原」と書いた案内板が目に留まった。
 急勾配(こうばい)の道を登る。歩くこと10分余り。「葛城の道」の標柱があり、山道
が枝分かれしていた。杉林の中を十数分行くと、視界が急に開け、棚田の上に集落が見えた。
高天である。目指す高天彦神社は目の前にあった。赤瓦が葺(ふ)かれた間口3間ほどの本
殿が、山際に鎮座していた。
 20台ほど収容できる駐車場はいっぱい。参道をふさいでいる車もある。「ここから山頂
まで慣れた人では1時間半ほど。私の子どものころは、郵便屋さんが荷物を担いで登った道
で、郵便道と呼んでいました」。畑にいた古老は「登山のため、車で来るのは仕方のないこ
とだ」と、それほど迷惑そうでもなかった。
 神社の前に「神話の高天原はこの地である」と、由緒を書いた説明板があった。日本神話
では高天原から「日向国の高千穂」に天下った天孫が、国をつくったことになっている。
 だが、その高天原がこの地だという伝承のあることを知る人は少ない。貞観元(859)
年に、従二位が与えられた延喜式内大社だけに、伝承にも重みがある。
 境内の横から山頂に向かう。幅も広く登りやすい道だ。だれがかけたのだろうか、「高天
道(郵便道)」と、ペンキで記した真新しい板切れがあった。登るにつれて「この道こそ雄
略天皇のたどったルートでないだろうか」と思われてきた。
 『記紀』によると、雄略天皇は、葛城山(現在の金剛山)に登ったとき、神に出会い問答
を交わしている。その意味するところについては、研究者間でさまざまな論議があるが、高
天彦神は雄略天皇によって没落させられた葛城氏の祖先神ではないかという説がある。
 それはともかく、雄略天皇が山に登ったことは間違いない。だが、その道は果たしてどこ
だったのだろうか。気にかかっていたのは、そのことだった。
 郵便道を登りきると、尾根に出た。そこが「一の鳥居」である。山頂へ尾根道をさらに
10分ほど西に歩くと、雄略天皇が出会った神をまつる葛木社がある。そこに至る途中に矢
刺神社という小さな社があり、「雄略天皇の御狩場跡」と書いた立て札があった。
 現在の桜井市を住まいにしていた雄略天皇は、大勢のお供をつれていただろう。多分、最
短距離で登ったはずである。郵便道こそが天皇の登った道であるという推測は、山頂に着い
たときには確信に変わっていた。(高橋徹)

 《メモ》 住所は御所市高天。祭神は天孫降臨を命じた高皇産霊尊(たかみむすびのみこ
と)のほか市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、菅原道真。御所駅から五条バスセンター
行きバスで「鳥井戸」下車。2.4キロ。
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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