生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山と「モンベル」辰野さん 

※はじめに
 現在、辰野 勇さんは会長となり、真崎 文明さんが現在の社長に就任しておられます。


以前、現モンベル社長の真崎 文明さんが自転車で金剛山まで行って登山しておられると
こちらに書いたことがある。
この真崎 文明さんとともに登山用品メーカー「モンベル」を最初に立ち上げられた
あの有名なおかっぱ頭の前社長の辰野 勇さんの会社設立までの道のりが、
新聞記事になっておりましたのでここにご紹介します。
金剛山と深くかかわっています。

詳細は以下より。
[創業の森]登山用品メーカー「モンベル」社長の辰野勇さん 咲いた、山男のロマン
1999/12/12 毎日新聞 大阪朝刊 6ページより引用


 手を挙げるかどうか迷った。登山用品メーカー「モンベル」社長の辰野勇さん(52)
が高校1年生の時だった。国語の授業。先生は「山に登ったことがある人は手を挙げなさ
い」と問いかけた。教材はハインリッヒ・ヒラーのアイガー北壁登攀記「白いクモ」。
手は挙げなかった。人に誇れるような登山経験はなかったからだ。この時、日本人として初
めてアイガー北壁に登ること、28歳で山関係のビジネスを始めることを決意した。
山男のロマンを実現した「モンベル」誕生の原点はこの日に芽生えた。【中西満】     
 小学校6年の時、山への思いを募らせる“事件”が起きた。金剛山への耐寒登山。校医
の検診で参加できなかったのだ。山男は「気が優しくて、力持ち」。憧れのヒーローだっ
た。それだけにこの時の悔しさは忘れられない。
 中学生になってから、友達やおいを誘い、山登りを始めた。高校の時、進学クラスに入
るが、大学進学するつもりはなかった。信州大学を受験すると言って親をだまし、山登り
をしていたほどだ。大阪府立和泉高校を卒業して名古屋市内のスポーツ店に就職し、技術
をたくわえた。1969年7月、21歳の時にアイガー北壁(スイス)の登頂に成功す
る。日本人2人目だったが、達成感は言葉ではいい表せられない。
 大阪市内の繊維商社に再就職。5年間勤めた後、75年7月31日、28歳の誕生日に
退職した。16歳の誓いはこうして実現した。28歳に大きな意味はなかった。独立する
には、適当な年齢だと思っていた。
 翌8月1日から大阪市西区の机と電話があるだけのビルの一室に通う。資本金の200
万円は母親から借りた。辰野さんは「会社なんて何もなしでできます」と屈託ない。登山
仲間の男1人、女1人が創業に参加した。
 社名はフランス語で「美しい山」を意味する「モンベル(mont―bell)」にし
た。しかし、「モンベル」は喫茶店と思われた。知名度も実績も商品もない。金もない。
 幸い企画会社の友人から仕事を頼まれた。大手スーパー向けに布製のショッピングバッ
グの生産。山道具ではないが、この際構わない。資金がなくて、日用雑貨品メーカーの協
力を受けた。もうけは少し減るが、運転資金がないから、仕方ない。ところが、予想を上
回る売り上げで、納期の前は徹夜の連続。初年度だけで売り上げは1億2000万円。会
社は軌道に乗った。登山用品の会社づくりに取り組める素地ができた。
 3人には作りたい商品がヤマほどあった。アイデアも盛りだくさん。10年近く登山を
続けた経験から、クライマーに何が必要か知っていた。
 ヒットした初の商品、寝袋もそんな発想の中から生まれた。寝袋が雨や夜露、雪でぬれ
ると冷たい。ぬれても温かい寝袋ができないか――。繊維商社に勤め、繊維に明るい辰野
さんは新素材「ダクロン・ホロフィル」に着目。中綿にこれを使った寝袋を開発した。設
立初年度である。
 3人のうち、1人が留守番。辰野さんら2人が飛び込みで問屋に商品を持ちこんだ。
「モノを作り、売る。それしかない」。足を棒にして回った。品質の良さを丁寧に説明す
る。なかなか売れなかったが、東京の専門商社から2000個注文を取れた。会社設立2
年後の77年には西ドイツへ輸出開始。さらに手袋、登山服、登山ヘルメットなどを次々
と開発していった。
 91年、JR大阪駅構内(ギャレ大阪)に第1号店を開いた。現在、全国に直営19店
舗。店を出すことで「モンベル」ブランドが広がる。辰野さんは「自分の店だからこそ、
私たちが提案したいものを提案できる」と語る。辰野さんは「商売にマジック、特効薬は
ない。真理は一つ。品質の良いものを作る。売りたいものを売るだけ」と経営に王道がな
いことを強調する。
 社員の服装は自由で、セーター姿が目立つ。「普通の会社」ではない。しかし、この会
社が「普通の会社」でないと思う企業社会自体が、「普通」でないのかもしれない。
 「日本一幸せな会社にしたい。人のことを無視はできないが比較する必要はない。仕事
は厳しいけど居心地の良い会社がいい」。辰野さんが目指す会社像だ。
◇本社所在地 大阪市西区新町1の33の20         
 資本金      2000万円              
 グループ従業員   250人               
 グループ売上高   160億円              
(1998年8月期)                    
 創業    1975年8月1日              
◇全国に直営19店舗                    
 アウトドアブームだが、辰野さんは「河原でバーベキューを食べるだけではアウトドア
ではない。出かけた場所で何かしないと」と強調する。ウエアはじめ、登山、カヌーなど
アウトドア関連用品の製造、販売を手がける。全国に直営店「モンベルクラブ」19店舗
のほか、特約店の中に設置した専用コーナー「モンベルルーム」が9カ所ある。
■写真説明 30年ほど前、積雪期の槍ケ岳北鎌尾根をゆく辰野さん

※新聞写真は非公開。
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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