五竜岳山頂にて 後立山連峰にちなんで後ろ向きに ※画像を一部加工しております(酒→カレー)
orisさん、うっちぃさん、みねごん、キバラー
【動画編】我を誘う、男岳【コース】
一日目(9月23日)
八方池山荘(7:15)-(八方尾根)-唐松岳頂上山荘(昼食)-唐松岳(ピストン)-
-牛首(難所)-五竜山荘(泊)
二日目(9月24日)
五竜山荘(5:40)-五竜岳山頂(7:30)-五竜山荘(4:00)-白岳-(遠見尾根)-
小遠見山-ゴンドラ駅(15:30) ・白馬村駐車場(600円/日)×2日分
・アダムゴンドラ+アルペンクワッドリフト+グラートクワッドリフト(1,550円)
・五竜とおみテレキャビンゴンドラ(1,000円)
・タクシー エスカルプラザ~白馬村駐車場(2,480円)今回の山行のヤマレコはこちら今年も暑い夏場は週末の天気に恵まれず遠征がまったくできなかったので、
ハイシーズンの今になって集中的に行きたくなっている。
なぜかしばらく封印していた北アルプスであるが今年はスイッチが切り替わった。
遠征から疲れて帰ってきてもまたすぐ行きたくなる魅力にはやみつきに。
人数で割れば安上がりで楽しい遠征が何度もできる。
最近よく一緒に登ってくれているメンバーに声をかけた。
シャイな僕から誘うなんて珍しいなぁ。(^^ゞ
お誘いした以上は登山開始から下山完了、道中の移動まで全責任を負う。
みなさんの命、しばらく預からせていただきます、という心構え。
行き先は北アルプスならどこでいいってわけじゃない。
メンバーのレベル面、安全面、みんなが行きたい山かどうかを考慮して。
緩めとハードなのと2つの行き先候補を決めた。
行くと決めてから約一週間でCT計画や小屋の予約など分担して行った。
週末が近づいてくるとめまぐるしく天候予報が変化。
最初は絶望的な予報だったが週中で好天したかと思いきや直前でまたややこしくなる。
結局、前日になって決行だけは決まったが行き先はまだ確定できず。
金曜日の夜、仕事から帰って準備をして20時台に集合場所へ。
当初5名で行く予定であったが、計画に大きく関与してくれていたメンバー
1名が参加できなくなったので4名で出発。
下記2つの候補先はいずれも「安曇野IC」で長野道を下りるので
道中で天気を確認しながらどちらに行くか決めようとなった。
北アルプスの山の一般登山道グレーディング(難易度・体力)各5段階では
1)唐松岳~五竜岳(縦走)(難易度3・体力2)
2)燕岳(周回)(難易度2・体力2)
となっている。
初日の天気だけが微妙で、1)の唐松岳~五竜岳間には牛首というクサリ場の難所があり、
雨だと断念したいという思いは全員一致意見。
空模様はずっとグレーゾーンのままであったが回復基調であることは確か。
安曇野ICを下りる直前でようやく行き先を1)として気持ちを一つに。
2)は許容季節の幅が広いのでいつでも行ける。
しかし、1)は寒さが進むと岩場の危険度がアップするので今回あたりがギリギリだ。
ちなみに、もし今回、2)の山へ行っていたら、
NHKプレミアムドラマ「山女日記」(続編)の撮影が行われてたみたいで残念!
あのドラマ、1話1話がぜんぶ個性的でいい感じだったなぁ。
またまた序章が長くなってきたのでここからは簡潔に。(^^ゞ
高速道路での移動中はずっと小雨。
近畿道、第二京阪、京滋バイパス、名神、中央道、長野道をひた走り、安曇野ICで着陸。
そこからの下道は走りやすい道ながらもなかなか距離があり、最終的は片道450kmを越えた。
アダムゴンドラ八方駅のある白馬村駐車場には午前3時半に到着、5時半まで二時間ほど仮眠へ。
だぁ~れだ、5時10分に目覚まし鳴らしたヤツは?
準備を済ませ、場所取りしてもらったのでゴンドラ待ち行列のほぼ先頭。
6時半始発のゴンドラに乗り、その後もクワッドリフト2本を乗り継いで八方池山荘へ。
少し休憩してから7時10分頃に登山を開始した。
ガスが一瞬吹っ切れそうになった気がしたが、展望はまったく無い状態が続く。
それどころか午前中はずっと霧雨状態だったのは予報どおり良くはならなかった。
八方尾根の展望の核心である八方池からの眺望も無しなので、
おかげでというかシャッターを切る機会が少なかったので歩きに専念できたかも。
八方尾根の蛇紋岩という特殊な地質によって植生が逆転していたのは興味深かった。
扇雪渓(一瞬吹っ切れかけた)で小休憩した以外はほぼ歩き通し。
やがてステージが変わって、手を使うほどではない岩稜帯に出たと思いきや
しばらくしてすぐに唐松頂上山荘に到着した。
相変わらずガッスガスで外で休憩するとなると寒そう。
山荘の中での休憩は500円、トイレ利用は300円なので、
トイレ利用の可能性があるのであれば中で休憩するほうが良いと思ったが
中は混雑していて靴は脱がなければならない上に濡れたものは持ち込めない。
濡れたものは無いというか、ザックを含めて全体が濡れて湿ってる感じだけど?
これは全裸になるべきかどうか・・・。
というわけでお昼の休憩タイムは外で一時間ほど。
ガスは吹っ切れそうにないので山荘から20分ほど登ったところにある唐松岳山頂は
ピーク取るだけのやっつけ仕事になりそうなのでザックをデポして向かった。
途中、雷鳥と出合うサプライズがあった。
山荘に戻って準備できたらヘルメット着用して再出発である。
5分と歩かないうちに牛首の難所となった。
山と高原地図でも「危」マークは無く、クサリありと書かれているだけ。
実際には思っていた以上の崖で、こんな事とは思っていなかったであろう登山者が
こりゃ無理だと引き返してきたくらいである。
クサリ場で落ちるような人など稀だろう。むしろクサリ場周辺のクサリの無い場所など、
単に転けて倒れるだけで転落の可能性のある場所でこそ事故が起きる。
なるほどこれだとレベル3かなと。(ちなみに剱岳はレベル5)
五竜岳でもクサリ場じゃないところで一箇所ヤバイところがあった。
ちなみに
ファミマで300円でプリントできる北アの地図には、
最近事故が起きた場所にマーキングされている。
初日前半は霧雨でガスガスで展望のないイマイチなコンディションであったが、
翌日の午前中はスカっと晴れて、これぞアルプス!という展望に恵まれた。
本文が長くなってきたので、ここから先は写真へのコメント追加にて。

山と高原地図2017年版+GARMIN GPSログ


八方尾根アダムゴンドラ「八方駅」の待ち行列


ゴンドラ+リフト+リフトで1550円

箱庭のような白馬村

ゴンドラで標高を上げて行く

今回の動画にもGoPro HERO5を一部使用

アルペンクワッドリフトに乗り換え

クワッドリフトに乗るとスキー全盛期を思い出す



グラートクワッドリフトに乗り換え

写真提供:みねごん

八方池山荘から登山開始

出だしから霧雨でガッスガス、ツルツルした岩が滑りやすい

本来なら向こうに展望があるはず。。



八方山ケルン とにかく八方尾根はケルンだらけ


山と高原地図には記載が無いけどお手洗いの建物があった 花を探すみねごん

またまたケルンが見える

八方ケルン さっきのは八方山ケルン ややこしいね

八方池を見つめるorisさん

八方尾根の展望核心部の八方池はご覧の通り

八方尾根ならではの植生の逆転



扇雪渓にて

写真提供:みねごん

写真提供:うっちぃさん

紅葉が少しながらも最盛期か

こんどは丸山ケルン 下で休憩している人多数

唐松岳頂上山荘直前のプチ難所



ようやく唐松岳頂上山荘に到着


唐松岳頂上山荘

唐松岳のピークへ向かう途中で雷鳥と出会う

唐松岳山頂にて 写真提供:orisさん

唐松岳山頂にて

唐松岳山頂はガスのため展望なし

唐松岳頂上山荘まで戻ってきた

記念品を購入(手ぬぐい+山バッジ)

いざ、五竜山荘へ向けて

牛首の難所を通過中・・












写真提供:うっちぃさん









写真提供:うっちぃさん




最後の登り返しの前に小休憩


ガスがだんだん吹っ切れてきた



あと少し!

ついに五竜山荘が見えた!

写真提供:うっちぃさん




ヤマレコIkajyuさんとまさかの再会(2年ぶり?)




五竜哀歌


写真提供:orisさん

カレー好きの自分にはたまらない夕食。カレーも味噌汁もお代わりしまくり。
しかも大好物のスコッチエッグ付きって、僕の事をどんだけわかってくれてる山荘なんだ。。
カレーは想像していた以上に美味しかった。(^^)v最高

食堂にて
カレー皿が空になるとすぐに「お代わりいりますか?」「もう終わりですか?」と飛んでこられる


本来なら10名は詰め込まれるところを6名だったので広々使えた
栃木から来られた2名の男性と一期一会の出会い、会話、金剛山をテレビで知ってるけど行ったことはないと。
ゴリュウレンジャー
モンベル トレールアクションパーカーはバラクラバにもなるので寒い夜も安心

おはようございます

外に出てみたら雲海がスゴかった


ご来光直前に登り始める

少し登ったところでご来光 神秘的



何度も振り返る



下山時に通る池塘が見える


岩稜の山、五竜岳も難所あり


写真提供:うっちぃさん 寒すぎて僕だけフリースの上にダウン着てます



鹿島槍ヶ岳を望む展望

五竜岳山頂にて

剱岳

下山しようとした時に登ってこられたIkajyuさんと鹿島槍ヶ岳

うっちぃさんの後ろは立山連峰





朝食を弁当にしてもらっていたので五竜岳下山後に朝食

雷鳥の里付き

美味しかった

オソロのTシャツを購入 ここ以外で着れる場所あるかな?

名残り惜しい五竜岳とお別れ ありがとう

遠見尾根で下山


昨日はガスっていた唐松岳もスッキリクリア

白岳

白岳上空よりドローン撮影 後ろは唐松岳

眼下に五竜山荘





振り返ると五竜山荘




写真提供:うっちぃさん





池塘


写真提供:うっちぃさん



小遠見山にて


写真提供:みねごん

写真提供:orisさん

写真提供:みねごん



全員無事に下山完了!

最高の北アルプスを歩かれて何より!!
青シャツをどこで手に入れられたのかな?
なんて思いながら拝見させていただきました。