生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

GARMIN社 『eTrex20x』 

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GARMIN 「eTrex20x」

登山用GPSの新型、eTrex20xJeTrex30xJが発表されたのを知って調べてみたら、
英語版はすでに発売されていた。
こういうデバイス類の中身をいじくり倒すのが大好きな自分は後先考えずにポチっとしてしまった。
マイナーチェンジにあわせて筐体を新色にして欲しかったかな。
ともかく、画面解像度が上がったと聞いて鼻息荒く、色めき立つ。
もしかして処理速度とかも向上していてサクサクスクロールするのでは?という期待!→ハズレ

新型は前モデルのeTrex20J、30Jのマイナーチェンジ版で、
ディスプレイ解像度が176x220pixelから、240x320pixelに向上したのがいちばんのポイント。
行動軌跡(gpxファイル)や、地点登録(POI)などが保存される本体内蔵メモリが
1.7GBから3.7GBに容量アップ。
型番の最後に「J」が付くのはいいよねっとが独占販売する日本仕様版(以下、日本語版と表現)。
日本語版は、米国GPS(32基)+ロシアGLONASS(24基)の計56基の衛星に加えて
日本の準天頂衛星「みちびき」の受信にも(ファームウェア的に)対応しているが、
準天頂という名のとおり常に居るわけではなく、日本上空には一日のうちたったの8時間しか居ない。
それもそのはず、みちびき衛星は1基しか上がっておらず、
軌道周期上、まともに受信できるのは秋ごろになってようやく夕方あたりからまともに使えるようになって
12月がいちばん長時間受信できるシーズンであるという、季節・時間の変動的なものなので
みちびき受信対応とうたっているスペックはまったくアテにしなくても良いかなと。

日本語版の本体価格は税別で、
eTrex20xJ=49,680円  旧型 eTrex20J=46,000
eTrex30xJ=74,520円  旧型 eTrex30J=69,000
と旧型に比べて値上がりしている。
この値上がり分がどれくらいのスペックアップにつながっているのだろうか?

ちなみに英語版だと税込みで、
eTrex20x=25,500円(変動あり)
eTrex30x=33,490円(変動あり)
と、なんとまぁ半額以下だ。

※英語版はAmazonにて。
※eTrex30系は電子コンパスと気圧高度計搭載

さらに本体とは別に、登山用等高線入りの別売地図データの最新版、
日本登山地形図TOPO10M PlusV3)(昭文社発行「山と高原地図」の登山道入り)」 17,000
が必要であるが、これは日本語版の本体でないと使えないようにロックされている。
媒体はmicroSDカードのみで提供されているので、別の空のmicroSDにファイルコピーができてしまうが、
オリジナルのmicroSDカードには細工がしてあるので単純にコピーしても使えない。
お高い日本語版の本体とセットで必要というわけなので、最低でも
eTrex20xJ+日本登山地形図の両方合わせると、66,680円(税別)となる。

とても高額ではあるが、実際、スマホのほうが高いし、スマホに比べて長年使えるのでコスパは高い。
今でも現役で使っている同じくGARMIN社のGPSmap60CxJは、10年ほど前、バイクツーリングをやっていた当時、
バイク専用のナビが存在しなかったために、12万円以上も出して買った日本語版であるが、
今でもまったく遜色なく使えているのだ。(GPS衛星しか受信できないが)
登山用GPS機器を初めて買うという初心者ユーザーには高くても日本語版がオススメ。
初めてGARMINの登山用GPSシリーズの画面を見ると、スマホに比べてあまりにも解像度が低いので
ガッカリしまうが、スマホは主に屋内のクリーンな環境で使うのが中心なのに対し、
GPS専用機は過酷なフィールドで、手袋をつけた状態でも操作でき、低温下でも動作し、
単三乾電池2本で2日間動作し、直射日光の下でも画面が視認できるという点ではスマホとは別格。

それにしてもGPS衛星受信機能だけでは、谷ルートを歩くとログ(軌跡)が飛びまくっていたが、
GLONASS衛星受信にも対応したことでまったく飛ばなくなったのは大きい。
それでも画面が大きいGPSmap60CxJ(GPS受信のみ)を現役で使ってきたけれど、
そろそろ交代させようかな。

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もう手放してしまって手元に無いが、以前、eTrex20を一瞬所有していたことがあるので、
今回の新型がどれくらい良くなったのかは違いについてはよくわかる。
画面解像度がアップして視認性は良くなったが、表示できる情報量が増えるわけでもないので新鮮味は無い。
それよりなにより処理速度がまったく向上していない。(≧▽≦)
等高線表示の詳細度を最高にしてスクロールすると、一呼吸置くかのようなもっさりさ感は相変わらずだった。
解像度が上がったにもかかわらず、前モデル同様に単三乾電池2本で最大25時間も駆動させるためには、
CPUの性能を実用に耐える限界まで落とすことで消費電力を小さくするしかないのだろう。

さて、気になる英語版の使い方についてであるが、
日本語版に比べてどういう機能が使えないかについては日本語版を所有していないので比べようがないが、
日本登山地形図(TOPO10M PlusV3)が使えないのは大きいが代替策はある。
それ以外について、メニューは同じであるだろうし、メニューにある機能はすべて使える。
メニュー表記が英語であるかどうか程度の違いだろう。
とにかく英語版は、開梱して単三乾電池2本を入れ起動しただけでは、地図とは言えないほどの
大雑把な地図(日本列島のどのあたりにいま居るのか程度)が内蔵されているだけなので、
eTrex20xのさらに半額で買えるモノクロ液晶の最廉価版のeTrex10とできることはあまり変わらない。
したがって、買ったままの状態では移動の軌跡(ログ)を記録するためのデータロガー程度にしかならない。
ただし、ディスプレイ装置があるので電卓やタイマー、ストップウォッチやカレンダーなどのツールは使えるが。
そこで、こういうデバイスをいじり倒すのが好きな自分は、
解像度の上がったeTrex20xを最大限に活用するためにいろいろと内部のソフトウェアを改造してみた。
改造は保証対象外となるので具体的な方法は書けないが、
メニューの日本語対応化や、ベクター型式のオープンソース地形図、等々を入れることができた。
これにより、登山用GPSを使い慣れた身にとっては日本語版並か、それ以上に使える状態になった。
これからはこのeTrex20xメインで運用してみようかなと思う。
こんなややこしいことをしなくても良いように、高いけど通常は日本語版本体+地図を購入するのが望ましい。

最近は一般登山道中心でバリエーションをやらなくなったけれど、それでもGPS機器があると
いまどのあたりであと何メートルくらいで分岐や目的地か、一般登山道を歩いているつもりでも、
枝道に惑わされたり、あらぬ方向に行ってしまいそうになったときに助けられることが多いので手放せないアイテムである。

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Check [ 2015/10/23 20:27 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(9)
確かにガーミンのGPSは私も使ってますが
動作のサクサク感がないのと、画面が小さいのが不満ですね。
でも、登山で使用するのに耐久性を考えると仕方ないんでしょうね。
今以上に大きくなると画面は大きくて見やすいでしょうが
大きくて邪魔になりそうですね・・・

高額なものですが、遭難リスクを考えると安いものだと思って
4年ほど前に思い切って購入しましたが
買っておいてよかったと思える登山用具の一つでです。
これがあるお蔭で、道迷いリスクのある山域も行けますし
山行中も現在地を確認したり、高度を確認したりして
歩いている途中に何度もGPSを眺めています。もう、必須アイテムです。
ただし、これがあると頼りぎて地図が読めなくなりますよね。
[ 2015/10/23 21:17 ] [ 編集 ]
さっそくのコメントありがとうございます。
eTrexシリーズは画面が小さいですよね。
しかもあのスティックが使いづらくてスクロールが行き過ぎることも。(^^ゞ
タッチパネル仕様のオレゴンや、高感度受信のGPSmapシリーズがありますが、最近の山行きレベルでは従来からあるもので十分間に合っている感じです。
コブシ峰(マブシ峰)はGPSがあっても迷える森だったでしょ。
[ 2015/10/24 16:07 ] [ 編集 ]
オレゴン300を使っています。購入したきっかけは、京都滋賀県境の高島トレイルを歩いていたら、京都側のガイトさんが黄色いテープを全て外してしまい、道がわからず遭難しかけたからです。何度付け直しても外されてしまうと嘆いていました。京都側の芦生はガイド付きでないと入れてもらえないらしく、滋賀から簡単にはいれることを快く思っていないそうです。こういうのを商業主義というのでしょうか。

GPSを購入したら登山の概念がガラッと変わってしまい、登山道など関係なしにどこでも歩くようになりました。地元の山はほとんどの尾根・稜線を歩きました。行きつくしたので、そんな冒険はもうしなくなりましたけどね。

ちなみに、昨日は奥越の経ケ岳、18日は長野岐阜の大川入山へ行ってきました。
[ 2015/10/25 23:34 ] [ 編集 ]
こんばんは!
オレゴン300、高っか~。
ドローン持ってらっしゃるくらいですから、こういう機械類好きとお見受けしました。
高島トレイルでそんなことがあったのですね。
迷いそうなところをルートファインディングしながら歩くのは大好きです!もちろん私の場合はGPSなどの電子デバイスを駆使しての話になりますけどね。
京都滋賀あたりのお話はぜひいろいろとお聞きしたいです。
こんどお会いできれば!
お休みが少ないとおっしゃってましたが、時間を見つけて精力的にいろんなヤマに行かれてらっしゃるのですね!
[ 2015/10/26 20:40 ] [ 編集 ]
オレゴン450は単なるロガーに成り下がってます。
昼間の視認性がイマイチなのでとてもストレスを感じますね。

今はオレゴン650TCが欲しくてたまりません。
[ 2015/10/29 22:43 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2015/10/29 22:44 ] [ 編集 ]
Oregon650TCJって高いですね!
JのつかないOregon® 650TCにしても高い!
タッチパネル仕様のオレゴンシリーズは触ったことがないんです。
画面大きそうですね。
私は手頃なgpsmap64SJが欲しいと思っていますが、買い替えなくても現状で間に合ってるのでなかなかきっかけにつながらず。
先立つものもなし。
[ 2015/10/29 23:11 ] [ 編集 ]
eTrex30xをアマゾンで購入してカシミールから切り出して使用していましたが、だんだん面倒になり先日『よし!紙地図だ!』と思っていた矢先に地図データを購入してしまいました。。。。なぜかはわからないのですが、欲しかったのだと思います。もう地図データを入れ替えなくてもよくなりますのでガーミン使用率があがるのかと期待しています!!ただ、やっぱり補助的な位置になってしまうと思います。アイフォンが低温でも数日大丈夫になる、その日までのガーミンではないでしょうか。。。。。
[ 2016/01/26 16:56 ] [ 編集 ]
eTrex30xとは上を行きましたね。(≧∇≦)
Jの付かない方ですか?
ベクトルデータとラスターデータが使えますが、前者だと快適です。
OSM地図が精緻で気に入っています。
TOPO10も無理矢理入れております。(察してください)
iPhoneが低温防水電池持ちが良くなっても専用機には及ばないように思います。
ビシっと正確に現在地に張り付いてログが飛ばないのはさすがガーミンですよ。
[ 2016/01/26 20:56 ] [ 編集 ]
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と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
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大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中

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