生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

京都北山 大文字山 (2015.6.7) 

20150607-0.jpg
大文字山 火床にて

【動画編】


大展望、迷える森、そして幻の滝・・

ちょっと遠くの見知らぬ山に行きたくて・・・。
比良山系まで行こうとして挫折。
もうちょっと手前の京都北山の低山を散策してきた。

大文字山といえば、毎年お盆の終わりの8月16日に行われる五山送り火の山の一つで
「大」の文字で有名な山である。
他に「妙」「法」「大(左)」「船型」を合わせて五山となる。
標高からして近所の人が毎日登山してそうな裏山なんじゃないかなぁ?
と思っていたら予想通りで、8時くらいからの登り出しにもかかわらず、
空身で下りてくる人のほうが圧倒的に多かった。
遠くの未踏の山に行きたくてプチ遠征したつもりが裏山歩きになるくらいなら
近場の二上山や岩湧山などをもっと歩いて知るべきだったなぁ。
銀閣寺界隈は観光客が多いようで土産物店が数多く並んでいるが、
まだ朝早いので仕込みの最中だ。
大文字山は銀閣寺のちょうど裏にあたる位置にある。
地元の方たちが軽快に下ってくるのに、こっちは重装備の本気の登山の格好が浮く。
いきなり戦意も気力も喪失してしまってダラダラと登り続ける。
「大」の文字の火床と呼ばれるところまでは二上山(雌岳)に登るくらいのボリュームがあったかな?
もしかしたらそれ以下かもしれない。
そしてその火床の「大」の文字のところからの展望が抜群で、開放感に満ちあふれていた。

もう今日はここで終わりでもいいくらいであったが、
せっかくなので大文字山のピークくらいは踏んでおこうと地図を見ると
火床からまだずいぶんと離れているではないか。
あまりのんびりしているとフェードアウトしてしまいそうなので山頂目指して歩き始める。
火床から上(先)はというと、自然林あふれるなかなか快適なトレイル。
しばらくして山頂に到着すると、南側(山科)に展望があって気持ちのよい明るい場所だった。
テーブルやベンチがそこかしこにあって、すでに10名以上のハイカーが休憩していた。
お昼には時間がかなり早いが、もう登り切った感に空腹感も手伝って
お昼の大休憩をすることにした。
休憩中、このあたりを歩きまわっている人のサイトをたまたま見つけた。
どうやら北側はけっこう歩き倒せるような箱庭?が広がっているようで、
さらには「幻の滝」という珍スポットがあることが判明。
食事と十分すぎる休憩をとったらかなりやる気が出てきたので
それならば!と急にやる気が出てきた。
山頂から少しだけ離れた場所で食事していたので、何やら山頂がえらく騒がしい。
様子を見に行ってみると、なんと!100名を超えるほどのハイカーで溢れかえっていた。(@@;
山頂を後にし、まずは如意ヶ嶽のほうへと下りてみて、近くまできてる林道がどんな感じか確認。
その後、適当に山の中に入って北西方向へ。
いずれ踏み跡のどこかに当たるだろうという感じで道無き道を行く。
当たった踏み跡は「ワコールグラウンド→」と書かれた目印のある尾根だった。
そのままワコールグランドとやら方向へ行ってしまうと方向違いなので、
途中の枝道っぽいところを見つけて沢へと下ってからは踏み跡が消滅。
そのまま沢にしたがって歩いていくとなにやら広い場所に出た。
どうやら迷える森に足を踏み入れたようだ。子鹿がいた。
鹿は金切声をあげて逃げることもなく静かに立ち去っていった。
あたりは静かで、深い山の中に取り残された気分を少々味わってから
本来の方向へとリカバリー開始。
迷ったら尾根に上がれの鉄則にしたがって登って行き、
GPSで方向合わせしながら進んで行くと、やがて「熊山」という看板を発見。
熊山と言われても地図に無いし。。
そこから少し山頂側に戻ると徐々にしっかりとした踏み跡となった。
あとは踏み跡を辿って火床方面へと戻っていく。
迷路のようにやたらと分岐があるが、火床のほうへと登り返しながら忠実に戻る。
アップダウンが続いての登り返しにさすがに疲れもでてきた。
朝通ったトレイルに合流したところで「幻の滝」の事をすっかり忘れていた。
これから行くには高低差100mほど再び下らなければならない。
行こかやめよか迷った挙句、課題を残して帰ったら、また来ないといけない。
せっかくなので見に行ってみることに。
幻の滝までのアプローチはこれまでよりもむしろ快適で、あっという間に到着した。
「幻の滝」・・・わかっちゃいたけれど。。予想を越えなかった。(^^ゞ 
場所的には広くてなかなか良いところであった。
秘密の隠れ家的なスポットは、弁当広場としても最適。
そんなこんなで再び朝通ったトレイルまで登り返し!
そして火床まで下ってきたら、まわりはカップルだらけ。。
逃げるように下山。
駐車地までのアプローチがやたら長く感じた。
近くに温泉も無いので上着だけ着替え、
せっかくなので近くの「出町ふたば」へ行って待ち行列に並び、豆餅を買って帰った。
かかったコストのわりにはやや不完全燃焼な山行きだったけど、
森のなかで一日過ごせたのでヨシとしよう。

その他の写真は以下より。 20150607-01.jpg
山と高原地図+GPS軌跡

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BaseCamp+GPS軌跡

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駐車地(一日最大1000円)から哲学の道を歩いてきた

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まだ朝早いので閑散とした銀閣寺正面通り

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銀閣寺正門

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大文字山登山口

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火床にて(大の文字の横一の部分)

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大パノラマ!

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ズーム

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ズームズーム

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京都タワーも視認できる

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火床の中央

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大文字山 山頂

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大文字山 三角点

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南(山科)方面への眺望 (地震雲か?!)

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いつのまにやら大勢のハイカー

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迷える森にて

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熊山

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下へ進むほうが倒木多く困難に見えるが正しい方向である

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幻の滝・・滝・・・滝

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20150607-32.jpg
矢印のところに滝が流れ・・流れ・・流れていない

20150607-33.jpg
さぁ今日はもう帰ろう。。
Check [ 2015/06/08 22:21 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(17)
大学時代に近くに下宿していたので、酔った勢いで登って大声でなにか叫んだこと度々でした^_^;
ご存知でしょうが、伏見稲荷から大文字山、北白川仕伏町から比叡山、更にその先大原までの
京都一周トレイルのルートは、まま面白いですね。
[ 2015/06/09 03:22 ] [ 編集 ]
キバラーさん、大文字散策お疲れさまでした。

大パノラマは是非この目で見たいものです。
京都の裏山といえど、一歩踏み込めば
不思議な森の空間に入ってしますんですねi-179
バンビちゃんとも遭遇するなんて・・・
キバラーさんらしいというか。
ツーショット見たかったなぁ。

幻の滝のくだりは、、、でしたね(笑)


[ 2015/06/09 07:02 ] [ 編集 ]
 いつも楽しませて頂いております。
 数年前 「送り火」の日の午後に 銀閣寺さん前で薪を奉納。後、積まれた薪が見たく火床へ登りました。 山頂付近の日陰には人が多く、訊くと地元の方で「送り火」が終わった後の消し炭を貰うとの事でした。 自分は下山して「送り火」を出町柳駅前で眺めた事があります。 
[ 2015/06/09 20:13 ] [ 編集 ]
大学時代の青春の思い出のある山だったのですね!
大文字山はごく低山なのに何かと取り沙汰される事が多い山ですね。
今回、おぼろげながら大文字山周辺のイメージをつかむことができました。
京都一周トレール(2種類)の地図、買いました!
[ 2015/06/09 20:33 ] [ 編集 ]
大文字山の火床のパノラマは京都市街を一望できて圧巻でした。
夜景もきっと綺麗ことでしょう。
火床まででも二上山くらいの登りごたえがありました。
幻の滝は行く前から写真でわかってましたが、想像以下でも以上でもありませんでした。
(^^ゞ
けど北側の自然林の深さは市街から近いとは思えないほどのスケールでした。
バンビにはすぐ逃げられました。
僕の何が怖かったんでしょうか?
[ 2015/06/09 20:34 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しております。
五山の送り火当日は14時以降は入山できないと書かれた常設看板がありました。
送り火当日でも登れるということなのですね。
浪さんのお話を拝読し、薪が積まれた様子を見に行きたくなりました。
送り火すらナマで見たことがないんです。
今年は再度大文字山を注目したく思います。
貴重なお話をありがとうございます。
[ 2015/06/09 20:34 ] [ 編集 ]
大文字山は紅葉の見物ついでに登ったことがあります。
あっさりと登れる山ですが展望はいいですね。
京都の山も行ってみたい気もありますが、
雰囲気的には紅葉の時期に団体でワイワイ行きたいですね。
幻の滝はほんとに幻でしたね。
確かに比良は遠いです。挫折する気持ちがわかります。
ちなみに比良山系ってどの山を計画されていたのですか?
[ 2015/06/09 21:14 ] [ 編集 ]
カップルで行きたいところですね!
この歳になると一緒に居ても言葉少な・・・
黙って街を見下ろすのもよさそうです。
[ 2015/06/09 21:40 ] [ 編集 ]
山頂までも行かれたのですか?
火床までならまぁまぁあっさりですが二上山くらいはあるでしょ?
虫もいなくていまの時期にしては快適でした。
真夏はきびしいかもですね。
幻の滝はああ見えても場所的にはすごく良いところでしたよ。
あのあたりの山中では他に無いような場所でした。
比良は未踏の蛇谷ヶ峰か堂満岳です。
[ 2015/06/10 21:22 ] [ 編集 ]
比良のどこを計画されていたのですか?(笑)
キバラーさんに行ってみていただきたい比良の山域は、まだまだあります。
やはり、その第1は八淵ノ滝でしょうか。第2に白滝山から森山岳へのバリルート。決して期待を裏切らないことを保証します。
[ 2015/06/10 21:24 ] [ 編集 ]
帰りに火床に戻ってきたときに、しばらくは眼下の街を眺めながら夕涼みして帰ろうと思ったら風が無かったのと、カップルだらけなのでやめました。。(^^ゞ
それでも展望を眺めるとなぜかホッとします。
[ 2015/06/10 21:25 ] [ 編集 ]
蛇谷ヶ峰と堂満岳と、あと坊村から蓬莱山への長尺ルートを周回で歩いたら比良を掌握した気になれるかな?なんて思っておりますが、こんなことを比良仙人のarajinさんには恐れ多くて言えませんが言っちゃいました。(^^ゞ
八淵ノ滝は通行可能になったのですね。
事故の多いヤバイルートと聞きます。
白滝山~森山岳ですね、メモしておきます。
こんどこそarajinさんに案内していただきたいです。
また連絡させていただきます!
[ 2015/06/10 21:28 ] [ 編集 ]
 私は蛇谷ケ峰の麓に住んでいます。ここは展望いいですよ。白山・御嶽山がよく見えます。超望遠カメラがあれば富士山の先っちょが見えるんですが、まだ成功した人はいません。コースはカツラの谷が人気あるのですが、崩落のため通行禁止になりました。私のおすすめは大野から植谷を左周回です。登りはバリルートですが、コース半分はなだらかで自然林の幻想的な場所です。稜線からはアップダウンを繰り返して反射板に着きます。下りは一般登山道で、下半分はとってもつらい林道です。下山後はくつき温泉へ。

 それと先日おすすめした白滝山~森山岳をarajinさんも書いていますね。森の中で展望はないのですが、池がいくつかあり、幻想的で吸い込まれそうな場所です。ただ、谷には気をつけてください。底無し沼のような場所があるそうです。森山岳は丘のようなところで、小さな木札がぶらさがっていますが、見つけるのは困難です。森山岳から北東の尾根を下りると伊藤新道に出るのですが、蓬莱山まで行くことをおすすめします。ただし最後は藪漕ぎです。長袖・手袋・スパッツでマダニにご注意ください。

どちらのコースも単独はおすすめしません。といいつつ、私は単独でしたが。今日はうちの家から1kmの地点で熊が目撃されました。最近、目撃情報が多発しています。熊鈴必須です。それでは報告を楽しみにしています。
[ 2015/06/11 22:07 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2015/06/13 17:06 ] [ 編集 ]
さすが比良にお詳しいですね。
 1.大野からの植谷左周回
 2.白滝山~森山岳
については比良に行く際は最優先で歩いてみたいと思います。
arajinさんは毎週比良に2年ほど通い詰められてかなりお詳しいので同行していただこうと目論んでおります。
私は蛇谷ヶ峰と堂満岳が未踏です。
ヤマビルだけでなく、最近は高島方面の熊、そしてマダニも脅威なんですね!
ちょっとドン引きしてしまいます。(^^ゞ
秋まで待つかもしれません。
情報ありがとうございます!!
[ 2015/06/15 20:43 ] [ 編集 ]
私のコメントで誤解を与えたくないので、この場を借りて報告させていただきます。キバラーさんごめんなさい。
八淵ノ滝ルートは一昨年の台風被害により、未だ公式には通行止めとなっていると思います。(高島市のホームページ参照)しかし、実際には多くの登山者が自己責任でこのルートを歩いています。八淵ノ滝ルートは2つのコースに分かれます。1つは8つの滝のうち下流の3つの滝をパスして、山腹を迂回する初心者向きルート。このルートは、台風によって崩れた斜面に新たな踏み跡ができ、通行に何ら支障がありません。安全です。ただし、それでも八淵ノ滝ルート、屏風ヶ淵~貴船ノ滝までは、危険な斜面や鎖場などのスリルあふれるコースがそこかしこにあります。もう1つは、ガリバー旅行村から一旦八池谷に下りて、これを溯行し、すべての滝を巡る上級者向きルート。このルートは、八淵ノ滝の渓谷の奥深さを体感できる素晴らしいルートですが、障子ノ滝の左の岩場に設置されていた鉄の取っ手が鎖共々流木によって岩もろとも引き千切られ、鎖は未だ長く伸びた無残な姿をさらしています。しかし、残された鉄のボルトや取っ手に、太いザイルが掛けられ、これを頼りに岩場を登ることが可能になっています。実際去年私は2回このルートを歩きました。ただ、ザイルの耐久性の問題もあると思います。今年も大丈夫かは分かりません。
もし、八淵ノ滝ルートを歩かれる場合は、あくまで自分で判断して計画してください。
[ 2015/06/15 21:40 ] [ 編集 ]
八淵ノ滝ルートは以前から難所のようですね。
なるほどマニアックな情報をありがとうございます。
台風被害の復旧はなされてないのですね。
なおさらちょっと引いてしまいます。(^^ゞ
今後の参考にさせていただきます!
最近はカメラを取り付けた三脚片手なので両手を常に使うような山行きはできてないんです。
前からでしたっけ。(^^ゞ
[ 2015/06/16 06:53 ] [ 編集 ]
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こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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