生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

鈴鹿山系 入道ヶ岳・鎌ヶ岳 (2014.5.17) 

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入道ヶ岳ピークにて

【動画編】


やっぱり鈴鹿は変化に富んで刺激的だった

【ルート】
宮妻峡駐車場(7:50)-入道ヶ岳(10:00)-奥宮-イワクラ尾根分岐-
水沢峠(12:00)-水沢岳(お昼40分間)-岳峠-鎌ヶ岳(14:30)-宮妻峡駐車場(16:20)


【鈴鹿セブンマウンテンへの足跡】

第1座目・・・御在所岳(2012.9)
第2座目・・・竜ヶ岳(2013.5)
第3座目・・・雨乞岳(2014.4)
第4座目・・・入道ヶ岳(今回)
第5座目・・・鎌ヶ岳(今回)

番外
御池岳(2012.8)
綿向山(2014.3)
霊仙山(2014.4)

未踏
藤原岳
鈴鹿釈迦ヶ岳

想像をいつも良いほうに裏切ってくれる、そんな鈴鹿の山。
今回も「これはスゴイ、こんなの他に無いなぁ」の連続だった。

西名阪自動車道、名阪国道を経て下道で三重県四日市市へ。
清々しい。
同じ日本なのに、京阪神とはまったく違う、どこかなつかしい
異世界に迷い込んだかのよう。
宮妻峡が近づいてくると伊勢茶の茶畑が広がる。
涼しくて爽やかな5月の朝である。
朝、3時過ぎに起きるのはつらかったが、さっそく「がんばって来てよかった感」あり。
起点である宮妻峡キャンプ場近くに立派な無料駐車場がある。
出発準備を済ませると午前7時50分であった。
先に到着していた男女3人組はどこから登るのか、なかなか出発する様子を見せない。
新道の取り付きはどこかなと探しながら歩き始める。
舗装路から下って山小屋の裏手へと案内板がつづく。
いきなりの渡渉のスタートであった。
一つめは何の問題なく渡渉、2つめは水量もそこそこなので、ドボンしない箇所を探すこと数分。
あの△形の岩に取り付いても斜めなので滑るとアウトだよなぁ、などと考えながら。
ドボンでカメラを濡らすといきなりゲームオーバーとなるので慎重になる。
なんとか攻略ポイントを見つけて渡り終えた時に、あの若者男女3人組がやってきた。
モデルのような山ガールを連れた男性2名。
いちばん乗っかりたくなかった△形の岩に女性が乗ってしまって進退極まっている。
男性2人がストックなど使っての救出劇。息ぴったり。
3人ともものすごく仲良さそうで、山を全身でもって楽しんでいる感じが微笑ましい。
といってもまだ登ってもいないわけではあるが。
3人組とは延々と水沢峠まで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返すことになろうとは
この時は思いもしなかった不思議な縁であった。
渡渉を終えて少しあるくとなぜかケルンがあって、そこからは延々のザレの急登である。
アキレス腱が切れるかと思うほどの急角度で、落石に気をつけながら高度を上げて行く。
スタート時は寒いくらいだったウインドブレーカーを脱いでいると3人組が追いついてきて通過。
歩き始めると少し進んだところで3人組は休憩していたのでお先に失礼。
いきなりの急登からのスタートだったので、かなり高度を稼いだと思ったらそうでもなかった。
展望のある熊笹ゾーンが近づいてくると風が猛烈に吹き付けていて体温を奪っていく。
またまたウインドブレーカーを着る。
風が強すぎて、帽子が飛ばないように取り付ける留め具ごと2回飛ばされて拾いに行った。
展望が開けてくると御在所岳、鎌ヶ岳の山容や、四日市市街や伊勢湾が一望できた。
撮影していると3人組が追いついていて一緒になって撮影。
少し高度を上げるともっと展望が良くて、撮り直すことが多いが今回もそのパターンだった。
お互いに撮影しあったりして、さらに動画の撮影などをしているうちに3人組は先に行ってしまった。
熊笹ゾーンに入ってからは気分爽快のひとことに尽きる。
最高に気持の良い山歩き、ここに極まれりな感じ。
これまで歩いてきた鈴鹿山系、どの山も「今回の山は最高じゃないか?」と思うものばかり。
しかし、今回こそはいちばん最高じゃないか?比較したくないがどれもこれも良い山だったよなぁ。
入道ヶ岳のようなパターンは過去に似たような山は無かったよなぁなどと考えながら。
山頂に着いた!と思ったらそこは「北の頭」というところだった。
そこからは入道ヶ岳山頂や鳥居が確認でき、3人組は早くも山頂に到着したようだった。
北の頭周辺も最高の弁当広場であったが、いかんせん風が強くて寒い。
写真を何枚か撮ってから山頂へと移動した。
山頂に到着すると、鈴鹿山系竜ヶ岳山頂を彷彿させる大展望だった。
3人組は仲良くうつ伏せに寝転んで写真を撮っていた。
体感的には3時間くらい経っているyとうに思ったがスタートしてからまだ2時間の10時だった。
鎌ヶ岳へ周回する気持ちは半分くらいしか無かったのは確か。
鈴鹿セブンマウンテンを一座一座丁寧に歩き倒したいと思っていたからだ。
しかしながらまだ10時で、コースタイムで鎌ヶ岳まで4時間。
到着してもまだ14時くらいなのであれば行ってみようとちょっとだけ思い、
とりあえず水沢峠で下りるか続けるか考えることにした。
もうここでお昼を食べながらいつまでもゴロゴロしておきたいという誘惑を断ち切って移動開始。
空腹であるが、お昼を摂ると歩く気力が半減してしまうので先送り。
とりあえず超熟食パンを頬張って行動食とした。
水沢峠でお昼かなぁなんて思ってたら、奥宮を過ぎたあたりからあの爽快な入道ヶ岳山頂周辺の
草原のステージはすっかり消え失せ、険しい様相を見せてくる。
もしかしたらこの先、弁当広場なところなんて無いんじゃないか?
だったらあの草原ステージでゴロゴロしておきたかったなぁと後悔したときには手遅れ。
下ったり登ったり岩を登ったりを繰り返して歩いて歩いて・・・。
シロヤシオ満開、イワカガミだらけ、ツツジはまだつぼみ。
あれ?賑やかな声が聞こえると思ったら、あの3人組が先を歩いてる!いつの間に。。
もしかして考えていること同じなのかなと尋ねてみたら、同じく水沢峠で行こか下ろうか考えるとのこと。
再び抜きつ抜かれつを繰り返しながらやっと水沢峠到着したら狭い峠でお昼を摂るようなところではなかった。
水沢峠到着は11時55分。
これまでの所要時間とコースタイムをにらめっこしながらどうするか考えること5分間。
3人組は下山することにしたようだ。
「奥村光信」氏の手書き地図によると水沢峠から鎌ヶ岳までのコースタイムは3時間となっている。
山と高原地図では2時間。
まぁとりあえず途中の水沢岳ピークに登ってみてお昼を食べながら考えようと3人組に別れを告げた。
これを最後に二度と出会うことは無かった。
水沢岳ピークの近くでフラットな木陰があったのでのんびりお昼。
のんびり?それって鎌ヶ岳へ行く戦意喪失を意味するような。。
それでもがんばって時間を切り詰めて所要時間40分間。
行く事にした。。。
水沢岳ピークを過ぎると、いきなり砂状の激下りに面食らう。
その後も、ここで滑るとヤバイよ的なポイントが幾つか通過して
ニセピークを何度も越えて、ようやく鎌ヶ岳直下の岳峠に到着。
遠くから眺めてると「どうやってこんな岩山登るねん?」と思っていたが、
すぐそばに歩み寄るとなんのことはない、ただの岩場の急登であった。
そんなこんなで鎌ヶ岳山頂到着は14時30分。
水沢峠を12時に再出発してから2時間半、内40分のお昼休憩なので実質一時間50分かかった。
鎌ヶ岳は武平峠(御在所岳側)からだと一時間程度で登れることから、
こんな時間でもまだ登ってくる団体が居た。
さて、休憩を終えて再び岳峠に戻って14時50分。
ここからは延々と長い下山が予想される。
予想通り、歩けど歩けどまだ1/5、1/3、・・・やっとまだ半分。
長かったぁ。。
下山完了は16時20分。
歩きごたえたっぷり、変化に富んで飽きないアスレチック要素たっぷりの充実した山歩きができた。

その他の写真は以下より。 20140517-1.jpg
入道ヶ岳新道登山口の宮妻峡キャンプ場はココ!

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山と高原地図+GPS軌跡(時計回り)

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累積高低差825m 歩いた距離12.8km

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Google Earthより鳥瞰図

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宮妻峡キャンプ場が入道ヶ岳新道の起点

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新緑がまぶしい

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いきなり渡渉から始まる

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ザレの急登

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鎌ヶ岳(左のピーク)と御在所岳(右のピーク)

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尖っているのは鎌ヶ岳 あんなところまで歩けるわけなさそうだけど?

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鎌ヶ岳をスーパーズーム あんのとこ登れるのだろうか?

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御在所岳をスーパーズーム

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バックは四日市市街と伊勢湾

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草原ゾーン これは癒やされる風景!

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遥か遠くに鎌ヶ岳(左)と御在所岳(右)

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北の頭周辺にて

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入道ヶ岳山頂に3人組が到着した模様

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四日市市街と伊勢湾を眺めながら入道ヶ岳ピークへ

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入道ヶ岳ピークにて 3人組が寝そべっている

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心地よさそうな3人組

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入道ヶ岳ピークには鳥居がある ということは奥宮がどこかに?

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どこまでも癒やされる風景

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こんなところに奥宮があった たしかに鳥居から一直線上だ

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イワクラ尾根

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弁当広場はどこへ行った?この先に食事できる場所あるの?の険しさ

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イワカガミだらけだった

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あの尖った岩はなんちゃらって奥宮の説明に書いていたような

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岩に咲いてこそがイワカガミ

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振り返って、午前中に登ってきた草原ゾーンを望む

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抜けた箇所多数

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白いイワカガミ

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シロヤシオが満開

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超熟は3枚を消費 カップ麺とおにぎり1個、デザート・・40分のお昼休憩

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水沢岳は通過ピークだった

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シャクナゲも満開

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鎌ヶ岳が近づいてくる あんなとこ登れるのか?

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ピークに人が居る 登れるの??

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ふつうに登れた

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鎌ヶ岳ピークにて

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岳峠(の近く)からの下山は延々と長い

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舗装林道に合流したところに年代物の道標
Check [ 2014/05/18 23:14 ] 鈴鹿山系 | TB(0) |   コメント(8)
あっ、中村さんなら登りそう。。
距離にして、何mほどあるんですか?
100?、200?

<< 追記 >>
キバラーさんのヒントが、今後、どこかで生かせそうな気がしてきました。
ありがとうございます♪
[ 2014/05/19 12:34 ] [ 編集 ]
コルからの高低差は体感的に100mくらいでした。
眼前にとても自分には解決できそうにもない大きな問題が立ちはだかっていても、ちょっと視点の方向を変えるだけでいとも簡単に解決できる方法が見つかることがある。
鎌ヶ岳は遠くから眺めていてもわりと近くまで近づいていても登るのが困難そうに見えたんですが、実際には階段を登るより容易に登れました。

「問題解決の答えが出ない時の最も有効な手段は、解決案が出るまで深く考え続ける事だ」孫正義
[ 2014/05/19 19:08 ] [ 編集 ]
こんばんは。
同じコースを逆回りで周回したことがあります。
入道を後にしたのは訳があります。
私、平衡感覚がチョイ悪く、ドボンが怖くて逆から行きました。
帰りは駐車地が近いので・・・。
私もお気に入りのコースに入ってます。

ほぼ高速から306号線は名神?から行くより近い感じで大好きです
無料だから近く感じてるかな??。
[ 2014/05/19 19:24 ] [ 編集 ]
鈴鹿に行くのには名阪国道さまさまですね!
でもうっかり速度が出すぎてしまいそうで。。(^^ゞ
今回、入道ヶ岳でのんびりしたいと思ったのに時間が早すぎて先行くことになりましたが、段平さんのように逆回りであればさらに満足できるものだったに違いません。
草原ゾーンを後にしたのがあまりにも早かったのが心残りです。
[ 2014/05/19 20:37 ] [ 編集 ]
入道と鎌でしたか・・・2座とは予想外でした。
入道ケ岳からの展望は今までにないパターンの展望で
よかったでしょう?私も初めてそこに行った時は感動しました。
私は地道に1座1座登って行きます。
7座登り切るのにまだまだかかるでしょう・・・
鈴鹿はそろそろヒルですよね。

[ 2014/05/20 19:41 ] [ 編集 ]
鈴鹿に行くとだけ言い残して行ってきましたが、
予想が外れましたね。(≧∇≦)
入道ヶ岳は本当に良いところでした。
鈴鹿一かもしれません。
私も1座1座丁寧にのつもりでしたが鎌ヶ岳がやっつけ仕事になってしまいました。(≧∇≦)
セブンマウンテンが済んでもまだまだ登りたい鈴鹿の山はありますが、そろそろヤマビルシーズンなので鈴鹿は一旦お休みになりそうです。
[ 2014/05/20 20:48 ] [ 編集 ]
素晴らしいお天気でしたね!
すっかり鈴鹿がお気に入りになられたようで・・・(^^)v
今回はまた変化に富んだルートで、楽しめたのではないでしょうか。

鎌ヶ岳・・・
実は忘れられないお山なんです。
3年前の4月に友人と鎌ヶ岳に登ったのですが、その一週間後に彼女は鹿島槍の山頂で落雷に会い亡くなりました。
彼女と過ごした最後のお山・・・
それから、行っていません。
キバラーさんのブログを読んでいたら、また行ってみたいな~と思えるようになってきました。
[ 2014/05/20 22:14 ] [ 編集 ]
絶好の登山日和でした。
空気が爽やかで冷たいくらいで大汗かくこともなく。
皐月晴れはイイですね!
鈴鹿の山は本当に変化に富んでいて楽しいです。
鎌ヶ岳、そんな思い出があったのですね。
お友だちは残念でしたね。
落雷は私もいちばん恐れています。
熊なんかよりも。
鎌ヶ岳、またいつか違うルートで登ってみたいと思います。
[ 2014/05/21 06:47 ] [ 編集 ]
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ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
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その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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