生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

鈴鹿山系 霊仙山 (2014.4.19) 

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【動画編】



まるで天空!期待以上の山だった!

【ルート】 ※時計回り
榑ヶ畑(くれがはた)登山口(8:30)-山小屋-汗フキ峠-経塚山-霊仙山山頂-最高点
-(西南尾根)-笹峠-今畑(廃村)-落合-(バリエーション)-榑ヶ畑登山口


※落合-汗フキ峠間は崩落のため通行不能と書かれていたためバリエーションルート
※谷川谷ルートも崩落のため通行不能


悲願だった霊仙山。
行こうと計画していてもこの山は季節を選ぶ。
夏場はヤマビルが出ることでも知られているので避け、冬場は豪雪地帯で厳しい山となる。
春先や秋になってさぁ行こうと思いきや、
このエリアだけなぜか天気予報が悪かったり。
ようやくこの機会に恵まれた。
ちょうど今は福寿草を目当てに訪れるハイカーが多いらしい。
果たして。。

名神高速をひた走り、多賀SAでちょっと休憩。
すでにコンビニでカップ麺と最近お気に入りの超熟食パン等を買っておいたが、
目移りするほど美味しそうな地場産の弁当やおむすび等々。
ちょろっと買ってしまった。(^^ゞ
米原ICで着陸後、下道を延々と醒ヶ井のほうへ。
あれ?ここって来たことあるなぁ~って、伊吹山登山のときに一度訪れていたのだった。
梅花藻(ばいかも)とかなつかしい。
伊吹山とは逆方向へ進み、醒井養鱒場を越えてさらに林道を詰める。
5台ほど停めれる駐車場はすでに満杯なのでさらに奥へ進むと
路肩駐車している車があったのでそこに駐車すると登山口のすぐそばだった。
朝早くに出たもjのの8時半にもなってしまい出遅れた感があったが、
これから登ろうというハイカーも多くて安心した。(^^ゞ
沢沿い左側を歩いていくと植林帯の中に多数の石垣がある。
大昔にはここは村だったのだろう。
今でこそ舗装林道が近くまで来ているが、当時を思うとこんな山奥になぜ?
汗ふき峠までのつづら折れの登りが始まるところに営業小屋「かなや」があって
山バッジやら飲み物が売られていた。(ワンコもいた)
汗ふき峠まではすぐで、汗をかくほどのこともなかったが、
カラダがあったまったのでウィンドブレーカーを脱ぐ。ここまでが植林だった。
周回する場合、ここから時計回りや反時計回りにと別れるポイントとなる。
はじめて来たので右も左もよくわからないので数人が進んで行った時計回りへ進むことに。
大峰にも比良にもどこにでも似ているような低山特有の風景。
低山ってどこでもみんなだいたい似たようなもんだよなぁ。
遠くへわざわざ行く必要はないけど、歩いたことがない山を歩くのは楽しいかな。
みたいなことをあいかわらず考えながら高度をあげてくるとやがて展望が出てきた。
霊仙山のピークってあれか?これか?なんてゆるく考えながら登り切ると
そこには広大は大地が広がっていて思わず声が出た。
なんだこの広さは?展望のある山にはこれまでいろいろ登ったが、
こんなのは初めてではないかと思った。
まるで北アルプスの奥地にでも来たかのような驚きがあった。
北風が吹き付けてきて少し寒い。
ところどころの窪地にはまだ残雪が残っている。
冬枯した荒涼感は御嶽山にも似た印象を持った。
どんあ展望よりも見通しのできる広大なこういう感じが自分は好きなのだと悟った。
経塚山のほうに向かって歩くも、気分は最高にゴキゲンである。
もう、どこでも弁当広場である。(≧∇≦)
経塚山ピークか近づいてくると、石灰岩のカルスト感が現れてきた。
ピークからは広畑コースの方角に避難小屋が見通せた。
霊仙山のピークまであと100mも登らないんじゃないかと思うところに見えていたが、
その左手には山頂よりも高い最高点のピークもみえる。
山頂と最高点の関係って?!
せっせと登れば2時間もあれば十分に着く山頂であったが、
景色をかみしめながら登ってきたので霊仙山山頂到着は11時。
その後、最高点に行くまでのところで風を避けた場所でお昼を摂る。
予備知識無しで来たのでここまででも驚きの連続であった。
さて、ピストンして帰るのはもったいないので当然周回しようと思って地図を見ると
コースタイムは最低3時間かかるみたい。
休憩は一時間を過ぎて12時を越えていたので急いで撤収。
最高点に向かって歩いていると、汗ふき峠まで一緒だった単独のカメラ女子と再会。
自分とは逆回りだったようで、今、到着したばかりだとか。
西南尾根ルートって、そんなに時間かかるのか!
こっちはのんびり登ってきて一時間を越えるお昼を終えた後だというのに。
下山後、またお会いしましょうって挨拶を交わしての再出発。
最高点からの西南尾根は、これまた驚きの連続で、高度感、展望ともに最高で、
ここのあたりお昼を摂るんだったと惜しい思いをした。
ところで霊仙山って福寿草だけど、いったいどこに?
西南尾根は石灰岩のガレた尾根で、こういうところを歩くのはまたたのしい。
次から次へとステージが変化して楽しいことこのうえない山である。
なんでいままで来なかったんだぁ。いや、来れなかっただけだけど。
カメラを片手に歩いていたからか、ベテランそうな男性二人が声をかけてきて、
「福寿草ならあの向こうに見えるハイカーの・・あのあたりに群生してますよ」とのこと。
そういえば今日はまだ福寿草を見てないんだった。(目当てではないけれど)
教えてもらった付近に到達すると、たしかに群生していてかわいかった。
写真を撮っていると、霊仙山に詳しそうな男性が声をかけてきて、
「霊仙山の福寿草は藤原岳のそれよりも花が大きくてスゴイですよ。
でも見頃は一週間前でした」とのこと。
福寿草云々はさておき、カメラを持って歩いているだけでこうして声をかけてくれる人がいる
そういう人の温もりも感じた山だった。
西南尾根が終わると超激下りで膝が痛くなった。
そろそろまた膝サポーターをしなければいけないかな、なんて思いながら。
今畑が近づいてくるとこんな山の中に廃寺、廃墟跡があるのが不思議だった。
今畑には舗装林道があって、ここを拠点に登る人も多いようで帰り支度するハイカーも。
舗装路をだらだらと歩いて落合に着くと、そこには廃村があった。
汗ふき峠までの大洞谷沿いを通る落合ルートは崩落で通行禁止の看板があった。
え?!ここを通らないと帰れないんだけど???
崩落があるとしても巻きながらクリアできるかもしれないが、
このあたりは植林地帯であるからして、ルートファインディングしながら
バリエーションルートで歩いても苦労することないだろうとGPSを頼りに
大洞谷の左の尾根を挟んだ反対の谷(といっても沢ではない)を並行する。
ちょっとした壁のように立ちはだかる尾根をまたいで進む方向だけを維持しながら
歩いていると、残り1/3くらいのところで廃林道のようなものを発見した。
その林道を延々と歩くと、真新しい林道に合流し、さらに林道の沿って歩くと
ちょうど榑ヶ畑登山口に出て下山完了。
16時を過ぎていたのでほとんどの車は帰ってしまっていた。
そんなこんなで大満喫の山行きができた一日だった。
伊吹山登山のときにも利用した「ジョイいぶき薬草風呂」に入って帰国の途へ。
鈴鹿は個性的な山が多いけど、霊仙山もまた個性的だった。

その他の写真は以下より。
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霊仙山はここ!

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山と高原地図+GPS軌跡

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地形図+GPS軌跡

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榑ヶ畑(くれがはた)登山口

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大昔に集落があったのだろうか石垣があちこちに見られた

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営業小屋「かなや」

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無人販売

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振り返って見たところ

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汗ふき峠

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バックは琵琶湖側

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これがお虎が池じゃないというならどこにあるのだろうか?下丹生って?

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雪渓が残る

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経塚山のピークが見える 石灰岩「カレンフェルト」

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経塚山山頂 向こうに避難小屋が見える

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霊仙山山頂  風が冷たい

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稜線上にハイカーがいるのは西南尾根

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これだけあれば食べきれなくて余るほど しかも軽量

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なんの花?なんで貝?

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山頂より高い「最高点」 バックは伊吹山

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高度感はかなりある

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こんなところに福寿草なんてあるのか?

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あった!福寿草

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群生していた これでも一週間遅かったらしい

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これから前方の尾根まで激下り

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植林地帯に入った

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落合の廃村

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落合の廃村

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ルーファイはこんなところ

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最後は廃林道っぽいところを発見した

Check [ 2014/04/20 18:58 ] 鈴鹿山系 | TB(0) |   コメント(15)
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2014/04/20 20:14 ] [ 編集 ]
霊仙山、お天気にも恵まれて良い山行だったようですね。
山頂付近の不思議なカルスト地形や、広々とした台地は、ちょっと他に無い景色。
歩いていても気持ちが良かった事でしょう。
展望も良かったようですね~。
鈴鹿は南大阪からはちょっと遠いですけれど、魅力的なお山が多いです。
健脚なキバラーさんなら、金剛山にこもっていては勿体ない!
また、素敵な山行のお写真・動画、楽しみにしています(*^_^*)

そうそう、お写真のお花は、たぶん「アマナ」だと思います。
[ 2014/04/20 20:28 ] [ 編集 ]
kivarerさん、はじめまして。突然失礼します。
最近よく拝見させてもらっています。金剛山に行くときにどこから登ろうかといろいろ参考にさせていただいてから動画、そして記事も楽しんでいます。
霊仙山。素晴らしい山でしたね。仰る通りなかなか行ける時期が短い山ですが、私も今回やっと行くことができて、この山に感動しています。映像を見せてもらって数日前の気持ち良さをまた感じさせてもらえました。でもひとたび天候が変わると恐い山に変身するんだろうとも感じました。
落合から大洞谷ではなく地図にある点線の道を辿ったんですね。ヤマレコでもほとんど見たことないルートです。いくつかある廃村に住んでいた人たちのことなども思いながら、いろいろと複雑な心境が巡ることもこの山の魅力のように思いました。
これからも金剛山、そしていろいろな山の映像楽しませてください。
[ 2014/04/20 20:33 ] [ 編集 ]
いつもコメントありがとうございます。
霊仙山は良い意味で期待を裏切られましたね。
こんなスケールの大きな山だとは行ってみないとわからないものですね。
写真でできるだけこの広大感、高度感を出したつもりが、肉眼で見るのには到底およばないですね。
15kmにも及ぶ一日中の山歩きはけっこうぐったりです。
金剛山くらいの山歩きで昼寝付きがいちばん心地いいんですけど。。(^^ゞ
花の名前は「アマナ」っていうんですね!
初めて耳にする名前です。
教えて頂いてありがとうございます。
[ 2014/04/20 21:10 ] [ 編集 ]
horoyoiさま
はじめまして!
金剛山のルートの案内はそろそろ情報が古くなってきているのでメンテ(再度全ルート歩き)をしないといけないかなと思っているところです。(^^ゞ
horoyoiさまもつい最近に初めて行かれたのですね!
ヤマレコを拝見したら、私が行く直前のチェックで参考にさせていただいた記事でした!
落合からのバリエーションは地形図に破線がありましたか。
踏跡らしいのは無かったのですが古い登山道があったのかもしれませんね。
廃村、その他、私と同じような思いで歩いてらっしゃったのはうれしいです。
コメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2014/04/20 21:15 ] [ 編集 ]
初めて霊仙山に行った時キバラーさんとまったく同じ感想でした。
その後鈴鹿山系では一番多く登っています。

最後のバリエーション参考になりますが、しんどそう(汗)

お虎が池・・・多賀と下丹生の争い?ですか?なんのこっちゃわかりませんね。
[ 2014/04/21 16:53 ] [ 編集 ]
段平さんはよく行かれてましたね。
その頃から意識しながらも今まで行けずじまいでした。
段平さんも書かれてらっしゃったように年に1~2回は必ず行きたい山だと思います。
アルプス以外でこれだけの開放感のある山はなかなか無いでしょうね。
あれば教えてほしいほどです。
いつまでも風景や稜線を行くハイカーをボケ~と眺めていたいと思いました。
ほんと気に入りました!
[ 2014/04/21 20:51 ] [ 編集 ]
噂には聞いていましたが、霊仙山、素晴らしい山ですね。私は積雪期にも行ってみたいと思いました。
[ 2014/04/21 22:09 ] [ 編集 ]
山って脳内イメージしているだけじゃダメですね。
行ってみるとずいぶん印象が違う山は多いです。
帰りに車を走らせていると、JR醒ヶ井駅まで歩いているハイカーが多数いました。
途中、バス停もあるので電車とバスでもアクセスは良さそうです。
また、気分によって短時間ルートをピストンしたりも出来たり、まだまだ未踏ルートがあるのでこれから先も通いたいですが遠いです。。(^^ゞ
[ 2014/04/21 22:19 ] [ 編集 ]
ようやく、霊仙山に行けましたね。
ルートに変化があっていい山だったでしょう。
近くの伊吹山のほうが有名ですが、
私は断然、霊仙山のほうが好きです。

落合-榑ヶ畑登山口が通行禁止になっていましたか・・・
落合からだと、いまさら逆には戻れないですよね。
近江展望台からの激下りで膝を痛められましたか。
悪化しないうちに膝サポで予防された方がいいですね。
軽いものなので、今後、常備されたほうがいいと思います。
多賀SAは住んでもいいくらいにいい場所ですね。
[ 2014/04/22 21:11 ] [ 編集 ]
orisさん、やっと行けました。
過去に2回も行かれてらっしゃったんですね。
行ってきてからみなさんの記事と記憶の照らし合わせの答え合わせを行っていました。(^^ゞ
行く前はけっこう軽く調べるだけで予備知識をあまり持たずに行くものですから今回も反時計回りの人が多かったみたいですね。
谷川谷も大洞谷も通行不可は残念でした。
これからもたまに登りたい山候補になりました。
マクダビッドの膝サポーター、どこに片付けたか探しています。(^^ゞ
多賀SAはリニューアルしてから至れり尽くせりのSAになりました。
私の知る中でのお気に入りSAの上位3位以内に入っています。
[ 2014/04/22 22:10 ] [ 編集 ]
いい山だったでしょ。
私は一年前に逆回りで行きました。
福寿草の時期だったので花の撮影をメインに行きました。
花の撮影だけに40分くらい使ったように思います。
昔なら花か・・・で終わったのですが、最近は花!!!っていう感じで花の咲く時期は歩けなくなりました(笑)
[ 2014/04/27 21:56 ] [ 編集 ]
いい山でした!
低山の中では過去いちばんの山だったと思います。
私は花かぁと花!花!の中間くらいです。(≧∇≦)
どっちかというと花かぁ寄りです!
若いってことですかね!(^^ゞ
またどこかご一緒してください。
[ 2014/04/28 22:52 ] [ 編集 ]
この山、本当に独特といいますか、特異な印象を受けますね。
稜線の展望も良いですし途中の荒野的景観も広々としていて
まるで山に登っているような感覚がしないところもあります。
そしてカレンフェルトの景観はまた殺風景で絵になる景色ですね。
この山は本当にヒルが大量発生するようで今の時期に
行っておいた方が良い山の一つのようです。
[ 2014/05/02 00:11 ] [ 編集 ]
霊仙山はおっしゃるように荒野的景観が独特で、
数少ない鈴鹿山系の経験の中でも際立って良かったです。
この山のどこにヒルが大量発生するのかと思いました。
土質はいかにもって感じの粘土質でした。
谷山谷ルートだけのヒル発生エリアであれば他のルートは楽しめそうなのですが、どのルートもダメなんでしょうかね。
ヒルだけは雪彦山で凝りました。
[ 2014/05/02 19:20 ] [ 編集 ]
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今は山に全力で年中夢中
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