生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

台高山系 伯母ヶ峰 (2014.3.8) 

20140308-0.jpg
大峰山脈 大普賢岳方向を望む

【動画編】


イメージしていたよりアップダウンが大きく、歩きごたえがあった

【ルート】
 和佐又口-七窪尾根-伯母峯峠-1262P-伯母ヶ峰-
 伯母ヶ峰(大台口隧道)-舗装林道-国道169号線-和佐又口


ルート上で出会った
人の数=0人
動物の数=シカ数頭、サル数匹


鈴鹿山系に行きたかったところであるが、
先日来のかなりの冷え込みや、北方面が雲りがちのどんよりな予報だったので南に変更。
冬季閉鎖中の大台ケ原ドライブウェイって歩けるのか?
どこまで車が入れるのか?
ビジターセンターまで歩き通せそうになかったらせめて伯母ヶ峰には行ってみたい。
それも無理なら和佐又山でもいいし、戻って金剛山でも。
という程度の軽めの計画で、まずは大台ケ原ドライブウェイの取り付きであるわさび谷へ。
国道169号線から外れて大台ケ原ドライブウェイの入口のところいきなりの通行止め。
シェークスピア氷柱群に向かうのか、車を止めて準備している登山者がいる。
ここに駐車してひたすら日陰側の大台ケ原ドライブウェイを延々歩くのもどうかと思うので
新伯母峰トンネル反対側をしばらく下ったところからの迂回路のほうへ行くも通行止め。
それも道路が工事中で半分くらいの幅であるから物理的に無理。
まぁシーズンオフなので当然だろう。
だったらばと和佐又口へ行ってみると、トイレ前に登山道入口があった。
これを利用して稜線に出て、伯母ヶ峰を目指そうと思い立った。
駐車地はトイレから50mほど上に渓流釣り者用の広い無料駐車場があったので利用。
登り始めようとしていた8時直前に突然ヘリが飛んできたかと思うと
大普賢岳周辺を飛び回って何やらスピーカーから叫んでいる。
トイレ前の登山口はいきなり登りにくそうなガレであったがお助けロープもあって
少し登るとそこからは明瞭な踏跡があってつづら折れに登って行く。
「山と高原地図」2010年版では破線すら無いが、iPhoneアプリとして入れているほうの
2012年版では、和佐又ヒュッテのほうに向かって実線が付けられてあった。
以前、鐘掛石さんが歩いてらっしゃった七窪尾根に乗りたいので少しだけバリエーションルートを歩く。
あいかわらずヘリが飛び回っていて、スピーカーからの声がなんとなく聞き取れた内容によると
どうやら一人の男性を捜索しているようで名前を叫んでいた。
バリエーションを登っていて少し空がひらけたところに出た時、
奈良県警のヘリがすぐそばまで寄ってきてスピーカーごしにこちらに向かって話しかけてきた。
ヘリが近づきすぎたか、マイクと口が近すぎたのか、その時は聞き取れなかったが、
あとから音声分析をしたところ、「そこの黄色の服を着た方(私)、青いヤッケの男性を見なかったか?」
と言っていることが判明するも時すでに遅しで応答を返せないままヘリは飛び去った。
聞き取れなくてすいませんでした。>奈良県警殿
しかし遭難者はおろか、あたりを気をつけて観察して歩いていたが人には出会わなかった。
その後、見つかったのかは気になるところ。
七窪尾根の稜線につながる直前、とつぜん展望が開け、
真っ白になった大普賢岳や和佐又ヒュッテなどを一望できる最高のスポットがあった。
もうここでこの景色みながらお昼でもええかぁと思ったが、記事にタイトルがつけれないので
泣く泣く後にして伯母ヶ峰を目指す。
七窪尾根は快適な稜線で、言い方を変えると少々退屈なほど変化が無かった。
そういえばもっと雪があって歩行困難かと思っていたがほとんど無いに等しかった。
今日に限って金剛山でも早朝マイナス7℃ほどになっているほどの寒波がきていたので
稜線を吹き付ける風があまりにも冷たく体感温度はマイナス10℃くらい。
ほっぺたが凍りそうな、感覚が無くなりそうなほどだった。
下り基調で大台ケ原ドライブウェイの大台口隧道の真上、伯母峰峠に到着するも
高低差がけっこうあってドライブウェイには簡単に下りれそうにはなかった。
先を急ぐことにしてひたすら延々と歩き続けると今度は登り基調へ。
なんとなくもっとフラットで楽ちんかと思っていたらけっこう登る。
ニセピークをすぎて1262PがGPSでは伯母ヶ峰となっていたが山と高原地図ではもっと先。
空腹も通り越していて軽く食べようかと思ったがピークを踏んで少しでも折り返してからと頑張る。
ようやく到着した伯母ヶ峰のピークは展望もなく、早く立ち去りたい雰囲気だった。
折り返して電波塔と1262Pの中間のフラットな場所でお昼とした。
食事しながら一時間ほどボケ~っと静寂を楽しみながら帰りのルートの研究。
シカがやってきてこっちを認めるやいなや驚いて逃げ去る。
来た道をピストンするのも変化が無いので、伯母峰峠でドライブウェイに下りるところを探して
ドライブウェイ迂回路舗装林道を歩いて下山するルートに決めた。
伯母峰峠に達するまでにドライブウェイに下りれそうなところが無いかと考えたが
最後の最後でコンクリート壁だったりしたら詰むので結局は伯母峰峠まで戻るのがいちばん得策だ。
さて、伯母峰峠に到着するもドライブウェイ側は下りれそうに無いので反対側の植林のほうを見ると
どうやら林道にソフトランディングできそうなので下ってみた。
案の定、ハシゴ状の階段があって無事、安全に林道に降り立つことができた。
大台口隧道を歩いて南側に出て、迂回路林道を延々と2時間以上下って、
国道169号線を登り返して和佐又口に帰着できた。
和佐又口直前は車の通行で危険ではあるが、溪谷側に安全に歩ける道があった。
そんなこんなで、もっと楽ちんかと思っていた今回の山行き、結局16キロ超も歩いた結果となった。

その他の写真は以下より。 20140308-1.jpg
山と高原地図+GPS軌跡(時計回り)

20140308-2.jpg
歩行距離:16.4km 累積高低差:619m

20140308-3.jpg
午前8時とともに捜索開始?それとも捜索再開? 奈良県警のヘリがさかんに人の名前を叫んでいた

20140308-4.jpg
(動画より)和佐又口のトイレ前からの取り付き部

20140308-5.jpg
明瞭な踏跡(ルート)があった

20140308-6.jpg
ほんの少しのバリエーションルートを歩いた後、展望が吹っ切れてパノラマ広がる

20140308-13.jpg

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和佐又ヒュッテがけっこう高い所にあるのがわかる

20140308-10.jpg
和佐又ヒュッテにズームする

20140308-11.jpg
さらにスーパーズーム

20140308-9.jpg
日本岳・小普賢・大普賢・・

20140308-12.jpg
ズームしてみる

20140308-15.jpg
このような風景が延々と続く・・

20140308-14.jpg
GPSが伯母ヶ峰だと記しているところは1262Pであった

20140308-16.jpg
山と高原地図にもマークのある電波塔

20140308-17.jpg
ついに伯母ヶ峰が見えてきた。けっこう遠かった。

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伯母ヶ峰ピークにて

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すぐに折り返す

20140308-20.jpg

20140308-21.jpg
伯母峰峠から北側の植林地帯から林道に下りれないかと探る

20140308-22.jpg
無事に林道に下りれた。向こうに見えるのはドライブウェイ

20140308-23.jpg

20140308-24.jpg
大台口隧道をくぐるって反対側へ

20140308-25.jpg
反対側(大台ケ原側)に出てきた

20140308-26.jpg
大台ケ原ドライブウェイ側はどこも下りれそうにない急斜面

20140308-27.jpg
迂回路舗装林道を少し進むと長~い階段があったが高くて怖そう

20140308-28.jpg
ようやく和佐又口まで戻ってきた。長かった

Check [ 2014/03/09 21:12 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(8)
僕が通った時はガスで全く展望が開けず
こんな景色が見たかったです。
リベンジしなければいけませんね。
僕は長〜い階段から山に入りました(笑)

大普賢で遭難とは無事である事を願います。
[ 2014/03/09 23:06 ] [ 編集 ]
鐘掛石さんが歩かれた大普賢とのピストンはかなりハードだったことでしょうね。
あの階段は今回利用することは無く下りることができましたが、階段までのアプローチもヤバそうなかなりの急角度で高いところが苦手は私だと手に汗握ったかもしれません。
遭難者、無事でありますようにと私も思っています。
[ 2014/03/10 20:47 ] [ 編集 ]
8日は寒かったですね!
ハードな16㌔、お疲れさまでした。
大普賢は登ってもよし、眺めてもよし、いいお山ですね。
でも遭難も多いです。
私が1月に和佐又に行った時も、「和佐又口」の前に京都ナンバーの車が置きっぱなしで、警察の方が地上とヘリの両方で捜索していました。
冬の大峰は魅力がいっぱいですが、気を付けなくてはいけませんね。
昨日の雪で、一段と厳しくなっているようです。
キバラーさんもソロで歩かれる事が多いようですが、どうかお気を付けて!
[ 2014/03/10 22:09 ] [ 編集 ]
大普賢の展望が魅力的なルートですね。
天気のいい日に狙いたいですね。今年にでも行ってみようかな?
ちなみにコースタイムは和佐又口から伯母ケ峰まで
どのくらいの時間で登られましたか?

山と高原地図で確認すると、七窪尾根ー伯母ケ峰のルートは
「大峰」では実線ですが、「大台」のほうは破線になっていますね。
どちらも2010年度版です。
[ 2014/03/10 22:35 ] [ 編集 ]
このところ寒の戻りか、ものすごく寒いですね。
気持ち的には冬が終わった気でいるので余計にそう思うのかもしれません。
15キロ前後の山歩きがちょうど良いと思えるこのごろです。
SACHIさんのときも遭難がありましたか。
冬の大峰はそこらの山と違ってそれなりのフル装備がいりますね。
ありがとうございます。
[ 2014/03/11 06:45 ] [ 編集 ]
今回は何も見どころが無さそうで、核心部は閉鎖中のドライブウェイ歩きくらいが非日常なポイントかなと思っていたら、ほんの少しでしたがあの大展望はサプライズでした。
一方、ドライブウェイ歩きは叶いませんでした。
遠回りをすればドライブウェイに下りれるポイントはあったのですが、今回は時間制限があって別の用事もあったのです。
なので予定より下山が2時間も遅れてしまいました。
予定はギリギリ間に合いました。
伯母ヶ峰までのコースタイムですが、撮影で立ち止まりが多かったので8時スタートの11時でした。
歩くことに専念すれば2時間少々あれば十分でしょう。
でもそれだとただ歩くだけでまわりを楽しむことができないタイムとなります。
[ 2014/03/11 06:48 ] [ 編集 ]
キバラーさんが、細かく紹介してくださるので助かっています。
解説もリアルで 歩かれた風景が目に浮かんできます。
いつか、これを参考に歩いてみようと思います。

お疲れ様でした。
[ 2014/03/11 18:15 ] [ 編集 ]
いつもありがとうございます。
今回の伯母ヶ峰は七窪尾根に上がるまでが核心で、展望はサプライズでしたがそれ意外はだいたい予想通りよく踏まれたトレールでした。
少しでも踏まれてない部分を歩くとフワフワして歩きにくくて足が疲れそうでした。
naminoriさんがらもちろん大普賢もセットでしょうね。
冬は大普賢岳周辺は特別に遭難が多いです。
[ 2014/03/12 06:40 ] [ 編集 ]
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キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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