生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

大峰山系 弥山川ルートの真実 

【動画編】

注:カメラが揺れてお見苦しいです。(> <)

ガマ滝より奥へ足を踏み入れると後戻りが困難となり、
数時間に及ぶ弥山川の遡行を日没までに完全に終えなければならない。
慣れていないと途中でのエスケープが困難で、まさにサバイバル。
このルートを下山に使用することは禁止とされているほどの危険ルートである。

【万が一のためにあれば良いと思った特別装備】
 ・ツエルト(簡易テント)・・・虫や雨風・夜露から身を守るため  ※ファイントラック ツエルトⅡあたりかな
 ・携帯浄水器・・・沢の水を安全に飲むため  ※スーパーデリオスあたりかな

過去の新聞記事から遭難事例をいくつか拾ってみた。
戒めとして参考になれば幸いである。 遭難:天川で3人 防災ヘリで救助
2011/12/19 毎日新聞 地方版より引用

18日午前8時15分ごろ、天川村北角(きとずみ)の山中で、
双門滝の写真撮影に出かけた男性3人グループから「2人が衰弱して動けない」と
携帯電話で中吉野広域消防組合消防本部に連絡があった。
3人は捜索中の中吉野署員に発見され、同日午後3時25分ごろ、和歌山県防災ヘリに救助された。
衰弱しているが命に別条はないという。
(以下省略)


不明の男性、遺体で発見 大峰山系
2004/05/12 朝日新聞 朝刊より引用

 大峰山系に登山に出かけたまま行方がわからなくなっていた大淀町土田の会社員●●●さん(35)が
11日、天川村北角の双門滝付近で遺体で見つかった。
中吉野署は、頭に外傷があることから滑落したのではないかとみている。
 同署の調べでは、同日午前11時20分ごろ、測量作業をしていた村職員が、
登山道から約2メートル下の岩場で遺体を見つけ、村に通報した。
 ●さんは6日に日帰りの予定で山に入ってから連絡がなく、家族が8日に捜索願を出していた。


遭難母娘 3日ぶり救助/奈良・弥山
2003/10/16 大阪読売新聞 朝刊より引用

 十五日午後二時十五分ごろ、奈良県天川村の山小屋から「登山中の母子が滝つぼに落ち、
助けを求めている」と中吉野署に通報。
約三時間後、県警防災ヘリが同村の弥山(みせん)(1895メートル)の双門峡近くで
大阪府寝屋川市大利元町、看護師●●●●さん(52)を見つけた。
●●さんは右足に骨折の疑いがあり、病院に運ばれた。
 調べでは、冨子さんは十一日午前十時ごろ、長女で会社員の●●さん(27)と一泊二日の予定で入山。
十二日正午ごろ、登山道から約七メートル下の滝つぼに滑落。
●●さんが歩けなくなったため岩場で休み、十五日に●●さんが近くの避難小屋に助けを求めたという。
 県南部は十三日午前から雨が降り続き、夜間の気温は10度前後。
二人とも登山歴五年以上で、真紀さんは「遭難初日はキャンデー、
二日目はおにぎり三個を分け合ったが、三日目は食べ物もなかった。
防水服を重ね着するなどして寒さをしのいだ」と話している。


奈良・天川村、下山中に心筋梗塞、48歳公務員が死亡。
2001/07/22 日本経済新聞 大阪朝刊より引用

 二十一日午後一時十分ごろ、奈良県天川村北角の通称「双門の滝」近くで、
同県天理市丹波市町一〇六、公務員、●●●●さん(48)が胸の苦しさを訴え、
登山コースのはしごを数メートル転落、意識不明になった。
三重県防災ヘリコプターが河村さんを病院に運んだが、心筋梗塞(こうそく)で既に死亡していた。
 中吉野署などの調べでは、●●さんはこの日朝、兄(53)と
天川村の弥山(みせん、一、八九五メートル)へ出発、途中で体調不良を訴えたため下山途中だった。
●●さんは心臓の持病があったという。


奈良・弥山で行方不明の2人、遺体で発見
1994/04/22 大阪読売新聞 朝刊より引用

 奈良県天川村の大峰山系弥山(一、八九五メートル)で昨年十二月、
登山中に行方不明になっていた近畿管区警察局兵庫県通信部職員の●●●●さん(29)
(神戸市長田区大日丘町)と●●●●さん(26)(大阪市中央区谷町)が二十一日、
中腹の双門登山道北側のがけ(深さ百五十メートル)から遺体で発見された。
 山岳訓練をしていた地元消防団員らが午後一時五十分ごろ、がけ下約六十メートルで●●さんを、
同百二十メートルの所で●●さんを見つけた。既に白骨化していたが、
中吉野署は免許証などから身元を確認した。
二人は十二月十八日に入山、翌日下山する予定だった。当時、弥山は約一メートルの積雪。


下山中、がけから100メートル転落 主婦死亡/奈良・弥山 ※遭難プレートの女性
1994/04/18 大阪読売新聞 朝刊より引用

 十七日午前九時四十五分ごろ、大阪府吹田市千里丘中、会社員●●●さん(47)が
「奈良県天川村北角の弥山双門峡(一、八一九メートル)の大滝付近で、妻ががけ下に転落した」と
同県警中吉野署に届け出た。署員が捜索したところ、現場から約百メートル下の岩場で全身を強く打ち、
死亡していた妻の●●さん(41)を発見した。
 調べによると、●●さん夫婦は十六日朝から弥山に登り始めたが、
四十―五十センチの積雪に阻まれて登頂を断念、避難小屋で一泊した。十七日早朝から下山を始めたが、
途中で道に迷い、下山ルートを探していた午前八時ごろ、●●さんが誤って転落した。
 ●●さんは学生時代、ワンダーフォーゲル部に所属。
夫婦は弥山に約五十回も登ったことがあるベテランだった。


下山遅れの登山者を発見 奈良・天川村の大峰山
1991/08/26 朝日新聞 朝刊より引用

 大峰山に登りに行った大阪市港区南市岡2丁目、酒販売業●●●さん(42)が、
下山予定日を過ぎても帰らない、と家人から届け出があり、中吉野署と吉野郡天川村山岳救助隊による
捜索隊が25日朝から捜索。
午後1時40分、同村内の大峰山系弥山岳と坪ノ内の中間地点にある
通称狼平(おおかみだいら)の避難小屋で、●●さんが衰弱しているのを、
下山途中の登山者が見付け、無線機で助けを求めた。大和郡山市内のアマチュア無線家が傍受して
110番通報。捜索隊が午後3時17分、同小屋で●●さんを保護した。
 ●●さんにけがはなかったが、意識がもうろうとするほど弱っていたため、
この日は同小屋に泊まり、26日、下山する予定。
 調べでは、●●さんは15日、「19日までの予定で大峰山に登ってくる」といって、
4、5日分の食料を持って家を出た。同村川合から弥山川沿いに弥山岳に向かう
通称双門コースを登っていたらしい。
18日ごろ天候が悪化、弥山川沿いでテントを張って雨をしのいでいたが、
激しい雨でテントも流された。その後は野宿しながら付近を歩くうちに道に迷ってしまった。
ここ4、5日間は、水だけを飲んで過ごし、25日昼ごろ、同小屋にたどりついたという。
Check [ 2013/07/31 00:30 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(18)
ヘッドマウントのカメラも使っての撮影ですね、すご~いw。
遭難の記事、貴重に拝見しました。
ベテランの方でも、不測の事態では通常ありえない判断ミスをしてしまうのかと、恐怖すら感じます。お~恐^_^;。
[ 2013/07/31 01:38 ] [ 編集 ]
カメラ大活躍ですね!
ツエルトは便利ですよ、
緊急ビバークの時は整地もシャシャリもありませんので
ツエルトⅠでいいかもしれませんが・・・
っていうか是非必須装備に!

ラストシーン・・・
キバラーさんは、やはり傘だった(笑
次回は傘差して滝に打たれてみてくださいませ。
[ 2013/07/31 07:51 ] [ 編集 ]
動画を拝見いたしました。
手に汗を握って・・・というかマウスをしっかりと握りしめて鑑賞いたしました。
このルートを整備した方々も凄いですが、このように動画で紹介したキバラー様も凄いです。臨場感が凄いです。
ボクには、とても行けそうもないルートですが、楽しみました。ありがとうございます。感謝!
[ 2013/07/31 12:49 ] [ 編集 ]
画面の揺れ 気になりません。
編集で切られた部分がたくさんでキバラーさんとしては、気に入らないのでしょうが。(これ想像です。)
私の受けた感じでは、揺れより 臨場感が勝っています。

手袋が気になります。

FTのツェルトはとても軽いし、かさばりません。ぜひ

臨場感と言えば、
「キバラーさんがオゥーッて言ってる。」「ハアハアハアハア言ってる。」「コワァーて言ってる。」と動画につっこんでました。

何回も見ました。



[ 2013/07/31 17:45 ] [ 編集 ]
キバラーさんの動画を見て私もまた、行ってみたくなりました。
このルートは技術的よりも体力勝負ですよね。
私の場合は、行く前には荷物はできる限りの軽量化で行きました。
先へ進むうちに怖さはどんどん麻痺していきました。
それに、後戻りはできないので・・・もう、行くしかないです。

結構、両手を使ったり、足を高くあげたり、普段、使わないような筋肉を使うし、
それに、緊張感をもって歩くので想像以上に疲れますよね。
私も、途中に何でこんなところでと思うような場所で転倒しましたよ。
全然、大丈夫でしたが・・・

ツェルトは私は万が一に備えて、どんな山でも携帯しています。
最悪の場合にビバークできるという選択肢は残しておきたいので・・・
軽量化のためにテントとしても積極的に使おうとお考えでしたら、
背の高いキバラーさんにはファイントラックのツェルトⅡのロングがおすすめです。

[ 2013/07/31 20:24 ] [ 編集 ]
大変お疲れさまでした。

今回の動画 本年度の最高傑作になりそうですよね。

私も何回も見ました。(飽きないですね)
[ 2013/07/31 21:10 ] [ 編集 ]
一週間違いでしたね。
過去にも歩いてらっしゃったのですね。
nikkor14dさんがあのルートを歩かれてるとは予想外でした。
西穂高行き用に衝動買いしたPanasonic HX-A100ですが、
富士山ではあまり活躍せずだったので、
弥山川で使わなかったらもう必要ないでしょっていうくらいです。(^^ゞ
というのも、長時間装着していると耳が痛くなるんです。
しかも今回、吊りハシゴに行くまでに電池が無くなってしまいました。
あのルートは一般登山道と勘違いされないようにしないといけないですよね。
大峰で破線ルートというと遭難が付きまといますよね。
[ 2013/07/31 21:31 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しております。
お見苦しい動画、ご覧頂きありがとうございます!
行動時間が長いだけでもたいへんなルートでした。
初めてだったので余計に緊張したことや、手も足も使うという点で
たいへん疲れました。
今までの山行きでいちばんハードだったかもです。
しかしながら素晴らしい大自然と厳しさが
関西のこんな身近にあるんだなということをうれしく思いました。
ありがとうございます!
冬になって涼しくなったら蜻蛉さまのテリトリーも歩いてみたいと思っております!
[ 2013/07/31 21:32 ] [ 編集 ]
お見苦しい動画、ご覧頂きありがとうございます!
無駄に長い撮影となり再生時間も長くなるので、
泣く泣くカットしたシーン多数です。(^^ゞ
臨場感ありましたか。
ありがとうございます。
登ってきた本人が忘れているシーンも多く、
動画を見て思い出しました。(^^ゞ
写真撮影したシーンしか記憶に残らないもので、
今回は難所が多く写真撮影できない場面が多く、
その点は動画のほうで記録できたかなと思ったのですが、
思いの外、歪んでました。。
手袋は、私にしては珍しく安物です。
ホームセンターで買った千円程度のもので、
車の中にずっと放置していた予備のものです。
夏向きの山専用の満足な手袋は持ってないんです。
良いものがあれば教えてください。
手はでかいのでLサイズでは入りません。(^^ゞ
ご覧いただきありがとうございました。
[ 2013/07/31 21:33 ] [ 編集 ]
弥山川、疲れが癒えるとまた行ってみたくなります。
あれだけ変化に富んでいて、大自然のある場所は
めったにありませんよね。
他にあれば知りたいくらいです。
今年になってorisさんが先行して歩かれた事で
ようやく重い腰をあげることができました。
orisさんのおかげとも思っております。
おっしゃるとおり、普段使わない筋肉(腕など)も使うので
まさに大人向けの厳しいアスレチックでした。
orisさんも転倒されましたか。
私は滑ったわけでないのに後ろ向きに2mほどプチ滑落しました。
カメラは無事でした。(そっちかよ!)
ファイントラックのツェルトⅡのロングは気になっておりました。
色が最悪ですよね。。(ーー;
身長にあうツエルトなんか買ったらテントとして常用してしまいそうです。
[ 2013/07/31 21:38 ] [ 編集 ]
オガワさんの昨年のご苦労がよくわかりました。
お話を聞いていた以上に厳しかったです。
なかなかあれほど変化に富んだ刺激的なルートは他には知らないので
慣れるとクセになることもあるかもしれませんね。
お見苦しい動画をご覧頂きありがとうございます!
[ 2013/07/31 21:42 ] [ 編集 ]
コメントが前後してすいません。
カメラは思ったよりも広角すぎて、思ったより揺れまくって
ちょっと失敗だったかもしれません。
それに、長時間の到着は耳が痛くなるので
ザックに取り付けるなどの代替策が必要かなと思っています。
その前に、もうこのカメラの出番のあるような山行きが
なかったりします。(^^ゞ
傘、ほんとに重宝しています。
一ノ滝に打たれてみてもよかったですか?!
濡れるの嫌いなんですよ。
帰ったら何もかも干して手入れしないといけないので。(^^ゞ
この時点で沢はありえないですね。(≧∇≦)
[ 2013/08/01 06:56 ] [ 編集 ]
動画拝見しました。
キバラーさんの息遣い、臨場感のある素晴らしい動画でした。
このコースの人気と大変さがわかりました。
行きたいと思っていましたが、この動画を拝見し
今の自分には無理だとわかりました。
体が元のように元気になったらトライしてみます。
シビレルような高度感・・・怖い所が大好きです。
このコースの動画初めてと違いますか、本当に有難う御座いました。
早く元気になりたい(笑)。。
[ 2013/08/03 09:49 ] [ 編集 ]
動画ご覧いただきありがとうございます。
私自身何度か見返したのですが、どうも全体がうままとまってないと思っていたんです。
河原小屋跡でウエアラブルカメラの電池が無くなるなど準備不足でした。
動画に無い部分では危険なところはほとんど無いのですが。
想定以上に長時間に及ぶ行動時間に耐えるだけの体力勝負なルートでした。
たしか腰痛が長引いでらっしゃるとか。
私も最近軽い腰痛が姿勢に寄ってなるのが続いていたり、
足の裏が痛かったり、膝がイマイチだったりで日にち薬でも治らないんですよ。
いちど山を休養したいところですが週末になると登らないと気が済まなくて。
蝶ヶ岳に登られるくらいでしたら大丈夫だと思いますが。
早く良くなってください。
ありがとうございます。
[ 2013/08/03 20:50 ] [ 編集 ]
お久しぶりです。
ちょっと唖然です。
関西のこのコースと、そこをキバラーさんが時間内に歩いた事!
何回も見ました。
盆に穂高へ行くので、いいイメージトレーニングになりました。ありがとうございました。
[ 2013/08/03 22:47 ] [ 編集 ]
お久しぶりです!
ずいぶん前に捺印所前でお会いして以来ご無沙汰しております。
ご覧頂きありがとうございます!
寄り道(岩の双門)によるロスタイム50分くらいを引いてもコースタイムが辛口な難ルートでした。
穂高となると高度感はより一層あることでしょうね。
今回のこのコースでドキドキバクバク緊張で手に汗握る感じだった私では穂高は無理かもしれません。
どうかお気をつけて。
[ 2013/08/04 21:33 ] [ 編集 ]

スリルと根性の弥山川ルートでした。
10日に早朝5時10分から登り始め狼平小屋に13時20分に着き下って16時半に戻りました。誤算は休憩予定の白川八丁のアブの群れが凄く水分補給がおろそかになり垂直梯子辺りから足がつり一段ごとに休み痛みと不安で行けるのかいや絶対行かなあんと余裕もへったくれもなくて河原小屋跡の沢ルートと吊り梯子までの分岐も解りずらくよう生きて還ってこれました。あーしんど。ブログまた変えましたFC2です。よろしく。
[ 2013/08/12 14:10 ] [ 編集 ]
弥山川ルート完歩たいへんお疲れ様でした。
途中迷われたとのことですがコースタイム早いですね。
スリルと忍耐の自分試しのルートですよね。
自分の足で歩くまで脳内イメージとはずいぶん異なってました。
足つりにもかかわらずハシゴゾーンも無事クリアされたようで何よりです。
私も歩いてきたばかりなのでとても共感できます。
本当にお疲れ様でした。

お気に入りのリンク先を変更させていただきました。

[ 2013/08/12 20:59 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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