生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

台高山系 竜口尾根 (2012.10.21) 

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竜口(りゅうご)尾根、大蛇ぐらをバックに クリックで拡大可

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大台ケ原の大蛇ぐらを望む

雲一つない晴天に恵まれ
大展望にしばし時間を忘れた。。


こんな絶好の天気なら、夜移動して星のシャワーを浴びるんだった。
週末の土日の両日は一年でも珍しい日本晴れ。

以前、大台ケ原の大蛇ぐらからの絶景を眺めた時にふと思ったこと。
真正面に見える尾根の稜線は歩けるのだろうか?
あっちからこっち側を見るとどんな感じなのだろうか?
それから月日は流れ、ついに今回突撃することになった。
竜口(りゅうご)尾根は植生が違うみたいで燃えるような紅葉は無かったのが残念。
先週末は秋祭りがあったので二週間ぶりの山行き。
前日の土曜日、午前中は金剛山、午後は野良仕事で疲れ果てて夜移動の余力なし。
でも日曜日はがんばって早起きしていざ大台ケ原方面へ。

【目的】
 1.秋の竜口尾根を歩く。
 2.大台ケ原の大蛇ぐらを反対側から眺める。
 2.地図からは想像できないナニカを発見すること。

【コース
 新登山口(8:15)-又剣山(8:50)-丸塚山-五兵衛平-1320ピーク-トンガリピーク(折り返し)-
 1320ピーク(昼食)(-14:20)-又剣山(15:55-16:45)-新登山口(17:00)

 ※往路は写真撮りながらなど休憩時間が多くコースタイムは参考にならないので省略。

アクセス
国道169号線の大台ケ原方面への分岐の新伯母峯トンネルからは延々と下る。
下りきって底まで達したところ、上北山温泉の近くから小処温泉(休業中)に通じる道を進み、
水分神社付近から橡谷(とちたに)西ノ谷林道を再び延々と登って行く。
この林道は昨年の台風で傷めつけられたみたいであるが復旧完了していた。
最悪は小処温泉を起点に登る覚悟であったがこれはラッキーだ。
相当登ったところで「東屋」に到着。
そういえば「新登山口」がどこにあったのか見落としてしまった。
2012年版山と高原地図(for iPhone)では竜口尾根は破線ルートで載っているばかりか、
登山口や東屋といったポイントも見てとれるが、2011年版以前の山と高原地図には
これらの記述一切が無くて大違いだ。
よく行く山域の山と高原地図は毎年最新版を買わなければならないなぁ。
東屋からの大峰山脈の眺めは最高で、こんなに絶景なら夜から来て星でも撮るんだった。
東屋から少し車を走らせて、いちおう登山口とやらを確認に行った。
新登山口のほうが最初のピークである又剣山に近いのでそちらへと戻る。
iPhone版山と高原地図は内蔵GPSに対応しているので新登山口付近に着いたのを確認したが
実際には来た道をもう少し戻ったところで発見した。

又剣山へ
この林道ができるまで秘境だったそうだ。
それもそのはず、もっとも近い小処温泉(休業中)からのアクセスでも
又剣山ピークまで最低5時間はかかる計算になる。
それが新登山口からだとわずかに30分で到着だ。
まずは尾根筋までは木で組まれた階段や踏跡があって迷うこと無く取り付ける。
稜線も快適なトレールで、たちまち左手に大峰山脈の山々の展望が広がり、
又剣山に到着すると大峰山脈方面はもちろんのこと、大台ケ原方面の展望も加わって
展望はMAXとなる。
そうとは知らずに展望が見える開けたところを通るたびに撮影していた時間が無駄だった。
又剣山ピークまで来ればまさに展望全部入りだったのだ。
又剣山でもずいぶん時間を潰してしまった。
この後はもちろん竜口尾根へと足を踏み入れることにしたが、
踏み跡を辿って何も考えずに下りて行ったところで方向がおかしいことに気づいた。
GPSで確認するとルートロスしていて東の方向に進んでしまっていた。
登り返して北方向に再出発。
間違えた激下りとは違って快適そうなトレールだった。

丸塚山~五兵衛平~1320ピーク
小さなアップダウンを繰り返しながら丸塚山へ。
途中は展望は無いが変化に富んだトレールである。
踏み跡やテープがはっきりしているので迷うことはありえない。
危険箇所は無いが、閉塞区間や急な下りなどはある。
どこでお昼にしても良いと思えるくらい良いところばかりだ。
1320ピークへの登りがいちばんたっぷり登った感があったくらいか。
大蛇ぐら側の展望を求めて散策するも部分的にしか見えない。
落葉するとちょっとは展望があるのかな。
最も広くて快適なピークがここ1320ピークであった。
眺めが最も良いのは又剣山ピークであった。
1320ピークから先へと足を向けてみたが、次のトンガリピークまでが狭く暗いルートで、
しかもトンガリピークを登り切るのにやや難ありで一度は諦めて1320ピークへと戻り、
大蛇ぐらを間近に望める大展望があるのでは?とやっぱり気になったので
ザックをデポしてカメラとGPSだけ持って再挑戦。
こんどはピークまで達したが、暗くておどろおどろしく展望はまるで無し。
心が折れてまたもや引き返した。
大岩というのも確認できなかった。
その次の平らなピークまで行ってみたら展望があったかもとやっぱり心残り。
お昼をのんびり取った後、再挑戦しようかどうしようかと葛藤の末、
時間も14時を過ぎてきたので引き返す時間を考慮して先へ進むことを断念した。
又剣山までの戻りはおよそ1時間30分くらいで戻ってこれた。
やはり往路は写真を撮ったりでかなり余分に時間がかかっていたなぁ。
又剣山では夕方の黄昏風景を楽しんでから20分ほどで駐車地まで下山。

人間の眼は都合よくできていて、
遠くのものをちょっとしたズームで近くに引き寄せつつ
180度の視野角という超広角で眺められる。
どんなレンズを持ってしても見たままと同じ表現することができないのだ。
なので実際的には展望はスゴかったが写真では再現できなかった。
そんなこんなで秋をどっぷりひとり占めできた山歩きであった。

arajinさん、今回ご一緒できずですいません。。

その他の写真は以下より。
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GPS軌跡+山と高原地図 for iPhone

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GPS軌跡+地形図

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橡谷西ノ谷林道の東屋

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東屋から眺める大峰山脈 クリックで拡大可

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橡谷西ノ谷林道

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新登山口

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稜線に向けて登る

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稜線との合流ポイント

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釈迦ヶ岳(右)と大日岳(左)をズームで。

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又剣山ピーク

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又剣山の三角点

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竜口尾根(北側)を望む 中央に西ノ滝、右手に大蛇ぐらが見える

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西大台と西ノ滝を望む

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西ノ滝

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西ノ滝をズーム

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大蛇ぐらの中央付近をズーム

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いよいろ竜口尾根を目指す

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丸塚山 (大台ケ原方向の展望がある)

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けっこう気に入った展望スポット

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ヒメシャラ林

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倒木かとおもいきや、生きてる木の枝がやたらと太く横に長い驚きの木

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1320ピーク

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頂上まで登って挫折したトンガリピーク

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あそこに見える平らなピークまで行きたかったが断念(展望ありそう)

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大蛇ぐらの上約1/3部分(人がたくさん居るのが見える)

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人をスーパーズームしてみた

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取材ヘリ?がさかんに飛び回っていた

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秋、みつけた

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黄昏時の下山

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Check [ 2012/10/22 22:54 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(14)
昨日(実質おととい)職メンが大台ケ原に行っていたので、
思わず大蛇嵓の写真に写ってるか探しましたよー(笑)
もちろん、いませんね。

向いの山から見る、大台は遠いですね〜

やはり大蛇嵓から大峰山系を見るのが好きです。
それと帰り道(バス)の左側から見る山並みを見るのも好きですよ。

紅葉は残念でしたけど、山並みを見せて頂きごちそうさまでした☆
[ 2012/10/23 02:10 ] [ 編集 ]
素晴らしい景色ですね!
次回、大蛇嵓に行かれたら
『あの尾根を登ったんだなあ・・・』
と実感が出てくると思います。
一度は行ってみたい尾根です!
[ 2012/10/23 11:15 ] [ 編集 ]
私も先週14日に西大台から大蛇グラ辺りを見てました。
地図にある逆峠まで足を伸ばしましたがその地名や
場所が違ってるのに気づきました。場所は地図より
上の尾根が正解で名前は逆川峠だそうです。尾根に村が
建てたであろう石柱に「逆川峠」とありました。
余談でしたが
私たちもまだ早かったのか紅葉は見れませんでした。残念!!
[ 2012/10/23 11:26 ] [ 編集 ]
西大台から続く尾根ですね
訪れたいと思っていた所です。

又剣山の頂上には南奥駈道を再興した
新宮山彦ぐるーぷの標識があるのですね。
[ 2012/10/23 17:04 ] [ 編集 ]
あの大蛇嵓のアップの写真は13時過ぎの様子です。
写ってませんでしたか。
って居てもわからないですよね。
想定以上にあの柵は上のほうにありました。
あっちからは大蛇嵓全体の一部すら見えていないってことにショックを隠せないです。
大蛇嵓側からの眺めのほうが良いかもですね~。

生駒チャレンジお疲れ様でした。
[ 2012/10/23 20:12 ] [ 編集 ]
おっしゃるとおり、大蛇嵓側からもう一度確認してみたいです。
西大台を歩くと展望があるのかとおもいきや、
あの様子だと何も見えない感じですね。
西大台から先日行けなかったところまで歩くのが次の課題です。
[ 2012/10/23 20:13 ] [ 編集 ]
ブログ拝見させていただきました。
西大台の通常の周回では逆川峠までわざわざ行かない方が多い感じですね。
こんど西大台から歩けなかったところまで行ってみたいと思っています。
逆峠までのルートは尾根の上だったのですね。
地名まで違ってましたか。
2012年版ともなるとGPS測位してそうに思うのに
まだまだずいぶん誤差がありますね。
紅葉はやはり一週間~10日くらい遅れてるのでしょうか。
絶好の天気なのに燃えるような紅葉が見れなくて残念でした。
[ 2012/10/23 20:14 ] [ 編集 ]
以前の山と高原地図には破線もなかったので
あんな所歩けるのか?と思ってました。
今回、2012年版では破線が付いてましたので
行くきっかけになりました。
新宮山彦ぐるーぷってそんなすごいグループなのですね。
ウィキペディアにも載ってました。
勉強になりました。
ありがとうございます。
[ 2012/10/23 20:14 ] [ 編集 ]
2週間ぶりの「山行」はいかがだったでしょうか?
ちょっと離れると山が新鮮に感じられていいものです。
奇遇なことに私も同じ日の同じ頃の時間にキバラーさんがおられた場所から
数キロ北側の展望台から東大台や大蛇クラを眺めていましたよ。
確かに写真では限界があって、実際に目で見た以上に表現することはできないですね。
だからこそ、写真で見て「その場所に行ってみたい」と人は思うのではないでしょうか?


[ 2012/10/23 22:34 ] [ 編集 ]
二週間ぶりといっても前日に金剛山に登ったときは清々しかったです。
その翌日なので(^^ゞ
orisさん、もしかして西大台に行ってらっしゃたのでしょうか。
写真で見るとあっちもこっちも行ってみたくなりますよね。
週一ペースだと一生かかっても足らないですね。
[ 2012/10/23 23:32 ] [ 編集 ]
1320を東に回り込み、ちょっとしたグラに立つと大蛇嵓が正面に
見えるポイントがあります、もちろん足元は・・・
キバラーさんが目指していたフラットな場所も1320から行けますが
小処温泉から逆峠へのルートから逸れる方が歩きやすいでしょう
ただし、数年前大台から小処への下りの際、そのフラットな方向へ
迷い込んだ末滑落事故があったため、迷い込み防止のロープが
張られています、広い尾根なのでガスったりすると迷う恐れも
あるでしょうね
[ 2012/10/24 10:22 ] [ 編集 ]
お久しぶりです。
1320Pを東に行ってみたのですが
まだ落葉していなかったのでスキマから少ししか見えませんでした。
滑落事故の件、ネットで確認しました。
今度、西大台のほうからリベンジしてみます。
ありがとうございます。
[ 2012/10/24 21:33 ] [ 編集 ]
憧れの竜口尾根・・
ある方のブログを見て、新緑のこの尾根の神秘的な美しさを知りました。
人のなかなか入れない秘境というのも魅力ですよね。
私は、地図を見ながら、いろんなルートを想像していましたが、
そうか・・車で来たら元の駐車地まで戻らないといけないんですよね・・
その制約を忘れていました(笑)
[ 2012/10/25 05:55 ] [ 編集 ]
他には無いような魅力があったかどうかよくわかりません。
ただ抜群の天気のお陰で展望をたのしむことができました。
展望のためのルートかもしれません。
ガスっているとただ不気味かもです。
arajinさが入れ込んでらっしゃる比良の魅力には勝てないかも。
そうなんです、ピストンを強いられます。
周回ならともかく、マイカーだと同じ所に戻らないといけないのが定めです。。(^^ゞ

[ 2012/10/25 21:04 ] [ 編集 ]
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