生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

『山の単語帳』 田部井淳子 著 

買ってもない本を紹介するのは初めてかもしれない。
本来なら買って読んでからと思ったのだが、ちょっとお高いので迷い中。
あの登山家の田部井淳子さんの著で、山岳用語をカラー写真で誰にでも理解しやすく解説された本。

山岳用語には日本語はもちろん時には英語、フランス語、ドイツ語などが使われる。
たとえば、日本語で「ボッカ=歩荷」するという言葉をよく使う。
その他にはロープをザイルと言ったり、アイゼンをクランポンと言ったり。
モルゲンロートやカールなどなど、いったいどこまで知ってるかなぁ。
非常に興味深い一冊だ。


(著者に会いたい)『山の単語帳』 田部井淳子さん その場でお話しするように
2012/09/16 朝日新聞 朝刊 15ページより引用
 (72歳)
 登山にまつわる言葉を、そのものずばりの写真(撮影・栗田貞多夫)とともに説明する。
ガレ場、コル、ブロッケン、あるいは動植物や気象……。
「なじみがなくてわからない言葉も、山で、その場所で説明するとわかってもらえる。
そんな本にしたいと思いました。写真がすばらしいんです」。
飾りのない笑顔は、テレビで見る田部井さんそのままだ。
 女性では世界で初めてエベレストの頂に立ち、世界7大陸最高峰も踏破と、登山家としての業績は輝かしい。
「長い登山経験の中でもうだめか、と思ったことが3度あり、そのすべてが雪崩でした」と、「雪崩」の説明に。
さりげなく書かれているが、2度で懲りなかったのか、と驚く。記述は体験に基づいている。
 長い間、山は男の世界とされた。
女性登山家の先達の名を幾人も挙げて、「私はいい時代に生まれた」と語る。
エベレスト登頂は35歳の時。技術・体力とも申し分なく、社会にも抵抗は少なかった。
60歳を過ぎてからは、夫や子どもの予定に縛られず山行を決められる。
いまは月1回の東北応援登山も含め、年に100日以上を山で過ごすそうだ。
 「同じ山でも季節、時間帯、天候によって行くたびに違う。常に新しい」。魅力の一端だ。
一方で、「自分の身の程を知るのが山では大事」と、田部井さんにしてこの言葉。
 「山ガールの遭難は少ないでしょう。勉強熱心で準備もよく、慎重。ガツガツしてない」。
遭難が多いといわれる中高年もそう心がけたい。
 山から戻ると写真を見て、また行きたくなる。
「この本で、あぁ行きたいなと思って下さるとうれしいですね」

【著者に聞きたい】田部井淳子さん 『山の単語帳』
2012/09/02 産経新聞 大阪朝刊 9ページより引用

 ■豊かな表現を次の世代に
 山笑う。山滴る。山装う。山眠る。山に行けば、この美しい季語が机上の言葉でないとわかる。
「本当に山が笑ってみえるんですよ」。
女性登山家の世界的パイオニアが言うんだから、間違いない。
 稜線(りょうせん)、九十九折(つづらおり)、胸突き八丁…山の言葉は豊かだ。
ただ、いわゆる山岳用語は独特で難しく、初心者を悩ませる。
「私も(講師を務める)山歩き講座などでつい、説明抜きで使っちゃうんです。
でも、普通の生活では耳慣れない言葉が多いですからね」
 「行動食を忘れないで」。「ザレ場(小石や砂礫(されき)が埋め尽くす斜面)に出るよ」。
「一本立てよう(休憩しよう)」。
当たり前のように出た言葉が相手に通じなくて、逆にびっくりすることも。
「本当は現場でこういうのを言うんだよ、と教えられたら一番いい。
でもこの『単語帳』は栗田貞多男(さだお)さんの素晴らしい写真が付いているので、
目で見てわかりやすい。“山ガール”さんにも参考にしてもらえたらいいですね」
 解説はすべて語り言葉にした。一緒に歩いているような感覚で読んでほしいからだ。
 例えば「源頭(げんとう)」。
「沢が始まる源流部分」という意味とともに、到達したときの感慨が綴(つづ)られる。
「チタッチタッと落ちる小さな水滴が、あの大きな川になるのだなーと思うと、
その一滴がとても貴重なものに思えてきます」。
「高山病」では「耳たぶのマッサージやうなじを押して揉(も)んであげるだけですっきりすることも」
と一口アドバイス。
そして「雪崩」の項にはこんなくだりがある。
「長い登山経験の中でもうだめか、と思ったことが3度あり、そのすべてが雪崩でした」
 自身は山の言葉を実践の中で覚えていった。
男性ばかり、規律の厳しい山岳会では「恥ずかしくて(意味を)聞けなかった」と振り返る。
優しい語りの中に、そんな苦労と豊かな経験が生きている。
 今もほとんど毎週、国内外の山に向かう。
「屋根の下では息が詰まって、お尻がムズムズしてくるんです(笑)」
(世界文化社・1890円)
                   ◇
【プロフィル】田部井淳子
 たべい・じゅんこ 昭和14年、福島県三春町生まれ。
昭和女子大卒。44年、女子登攀(とうはん)クラブ設立。
50年、女性で世界初のエベレスト登頂に成功した。
平成4年、同じく女性で世界初の7大陸最高峰登頂者となる。
Check [ 2012/10/01 21:16 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)
私がロープ、スリングと言う理由は
10年ほど前の某山で・・・
『ザイル、シュリンゲってオジサンじゃん!』
と、今で言う山ガールに突っ込まれてからです(笑
猛烈に軽薄な理由ですね・・・

山岳会や労山では,それぞれの会で
呼び名が統一されてると思います。
半マストやムンターや言われても・・・ですね。
パーティー内なら統一したほうが良いでしょうね!
[ 2012/10/02 00:26 ] [ 編集 ]
面白そうな本ですね。今度、一度読んでみます。

確かに呼び方が混在してますね…
アックス・クランポン・ロープなどなど…

中村さんが書かれてる「半マスト」は「イタリアンヒッチ」とか…(^^)
パニクってる時に急に言われてこんがらがる事もあります(笑)

けど、ザイル・シュリンゲって方が憧れるなぁ…(^^;
[ 2012/10/02 09:29 ] [ 編集 ]
ザイルとかシュリンゲという呼び名のほうが
個人的にはカッコイイと思っています。
スリングは別名抱っこヒモみたいです。
そのモノ自体は持っているにもかかわらず
出番がほとんど無いんですよね。
セルフビレイ時にあの池木屋山で活躍したくらいでしょうか。
半マスト?ムンター?
さすがにわかりません。。。
[ 2012/10/02 21:42 ] [ 編集 ]
いずれも今話題になっているのはどうやらクライミング系の
キーワードのようですね。。
あっち系は覚えにくい横文字が多いですよね。
私もこの本を読んでみたいです。
電子版で安く出ないかなぁ。
千円越えると庶民価格じゃなくなるので。。(^^ゞ
[ 2012/10/02 21:43 ] [ 編集 ]
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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