トランギア社 「アルコールバーナー」 (TR-B25) ※燃料用ボトルは別売
暑い時期に超暑くるしい話でナンですが。。
ガスバーナーの類は現在以下の3種類を使い分けている。
ひとつはカスボンベに直接とりつけるゴトクで「
ハイパワーバーナー」だ。
これは冬に他のタイプのゴトクでは役に立たなかった経験から導入したもの。
厳冬期には冬専用燃料を使うということも重要。
2つめはセパレート型(ガスボンベとゴトクがチューブで分離)の「エクスプレス・スパイダー・ストーブ」で
ガスボンベを加熱してしまいそうな幅広のもの(ロースターや鉄板など)をゴトクに載せるとき用。
これをオールシーズン用のガスボンベを厳冬期に使用したらロウソクの炎以下の火力で
お湯も沸かせなかったという失敗を経験している。
3つめは持っている人が圧倒的に多い「
ジェットボイル」だ。
(2009年に買った初期型なので、性能アップして小型化した最新型が欲しかったりする)
これは湯沸しや湯煎専用にしていて、一体型の鍋がスチール製であることからも
水以外のものをボイルすることはしない。
これにはゴトクも付いていて、専用鍋以外も使える。
カップ麺をはじめ、暖かいコーヒーを作ったりするときなど四季を通して最も出番が多い。
これだけあれば十分であるが、何を血迷ったか日頃のストレス解消のための「
衝動的小物買い」
をしてしまったのがこのアルコールバーナーである。
アルコールバーナー本体だけだと2千円程度であるが、それだけでは済まないわけで。。(^^ゞ
買う前に期待したこと テント泊の夜、ゆるりとたなびく炎をぼ~っと眺めながらまったりとした時間が楽しめそう。
ランタン代わりにもなるんじゃないか?
ちょっとした暖も取れるのではないか?
お湯をわかすにもとりわけ急いでいるわけではない時に使用。
これをガスバーナーでやると落ち着かないわけで、
ガスの消費が気になって心休まらない。(山道具屋に買いに行くのが面倒かつ値段も高い)
明かりよりはむしろいざという時、お湯を沸かしたりするためにガスを節約したいと思う心理が働く。
アルコールバーナーだとそれがなぜか許せてしまうのだ。
しかも低温に強いらしく、ガスだと気化しにくい氷点下の時期でも火力が変わらないらしい。
ところがどっこい、燃料となるアルコールの値段が意外と高い上に燃費が悪い。
アルコール100ccで燃焼時間が25分程度というカタログスペック。
500mlのペットボトル1本のアルコールを持って行っても2時間半も持たない。
ちなみにアルコールは500ml入りで千円くらいする。
これってガスより高くついてしまうわけで。。。(^^ゞ
エバニュー社 チタン製十字ゴトク買ってからわかったこと ・想像以上に炎が高く上がるので実質強火である。
・火力調整ができるらしい。
たまたま同時に買った十字型のチタンプレートのゴトクでは火力調整の蓋が使用できない失敗が判明。
火力調整すれば少しは燃費は良くなるだろうから、バーナーの周囲を取り囲むようなゴトクが必要になった。
・虫が火をこわがって近寄ってこないという期待していなかった効果。
・期待通り暖が取れてストーブとしても代用できる。

消毒用アルコール(エタノール(左))は無毒 燃料用アルコール(メタノール(右))は有毒
メタノールとエタノールアルコールバーナーには、メタノールもエタノールも使用できる。
一般的には燃料用としてはメタノールが販売されている。(実勢価格500mlで980円)
ところがメタノールは毒性が強く有害であるため研究費をケチらない大学などでは
少しだけ値段の高いエタノールを積極的に使う傾向がある。
エタノールは酒の主成分でもあり、主に医療用消毒に使われることでも知られている。
消毒用エタノールは、エタノール原液を水で薄めてある。
無水エタノールはエタノール原液であって、実勢価格500mlで1,200円と高価である。
どちらもほぼ千円ならば安全で消毒にも使えるエタノールを買うのが妥当ということになる。
エタノールは煤(すす)が出るという話もあるが、無水エタノールを使っている時点では煤は確認していない。
アルコールバーナーはそんなわけでガスバーナーよりはるかにぜいたくな炎ということになる。
2時間半のまったり時間のゆらぎの炎の燃料代を取るか、ワイン700mlを買うか悩ましいところである。

炎が思った以上に大きいので、火力調整用蓋が使用できる囲い込み型のゴトクが必要である
※燃料は無水エタノール使用
試作品は出来上がって燃焼テストは、なんとか成功でチキンラーメンは出来ました。
100個ほど出来あがったら金剛山で1個ー100円で売ろう♪
収益は、赤十字にカンパすると、嫁や山友に言ったら…
誰も買わない!!と言われてしまった(((・・;)