生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

大峰山系 八経ヶ岳 (2012.7.29) 

20120729-28.jpg
八経ヶ岳にて  ※左から、うっちぃさん、orisさん、キバラー

『今日の大峰山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分35秒)


東口TNからは自然林の宝庫。
弥山は涼しかった~。


orisさん、うっちぃさん、おひさしぶりです!
先週末の御嶽山があまりにも涼しく(寒く)快適だったので、
近場の低山のできるだけ高いところへということで
久しぶりに近畿地方最高峰の八経ヶ岳に涼みに行くことにした。
orisさんとは2月11日以来だ。

【目的】
 1.行者環トンネル東口から登る
 2.八経ヶ岳からバリエーションで狼平を周回・・×
 3.16時30分下山完了目標(最終リミットは17時)

【コース】
 行者環トンネル東口(7:20)-一ノタワ(奥駆道)-奥駆道出合-弁天の森-
 理源大師像-弥山小屋(10:43)-八経ヶ岳(八剣山)(11:25)-弥山小屋(12:00-14:10)-
 弁天の森-奥駆道出合~(沢ルート)~行者環トンネル西口(16:40)

 
行者環トンネル東口
トンネル西口に集合し、車一台で東口に移動。
反対側の出口が見えないくらい長いトンネルは照明は無いが大きく広い。(歩くと涼しそう)
ヘッデン点けて歩いたら抜けるのにどれくらいの時間かかるだろうか。
かつてトンネル東口側の駐車場だったところは林道崩落復旧のための
作業スペースになってしまっているので、トンネル前の広くなったスペースに駐車。
まずは取り付きを探して林道を歩く。
GPSの破線ルートの取り付き部に着くと、そこは登るにはきびしい所だった。
たしか木の階段があったのを見たことがあるので、もう少し林道の先へと進むと確かにあった。
ちゃんと案内板もあって、山と高原地図では破線ルート扱いでありながらも至って明瞭である。
階段を登りきると自然林の森へと道は続く。
奥駆道に対してやや遠巻きしているもののはっきりとしたトレースがあるので迷わない。
ほどなく分岐に到着。ここにも案内板が設置されている。
奥駆道に向かっての登りはそこそこ急登である。
自然林の森は巨木などもあり目を楽しませてくれるが、
風が通らず額から出る汗が拭いても拭いてもとめどなく出てくる。
こんなペースで汗をかいたら、この先、水分はどれだけ必要なのかと思ってしまう。
弥山小屋では水1リットル100円とかで買えるので不安は無い。
夏場は大量の汗と共に流れる塩分・ミネラルを補うためには、たんなる水では役不足である。
最初の飲料は常温のポカリ(500ml)であったがこれはけっこう長持ちした。
それはともかく虫が酷い。ブヨ、アブの集中攻撃である。
その数、ハンパ無い。
先週の御嶽山ではまったく虫に困らなかったのでつい油断してしまった。
他の荷物が多いので、ヘッドネットハッカ油すら持ってこなかった。ナメてた。。
こんなピンチの時こそのパワー森林香なのに、今回、40リットルのザックに入らなかった。
これからは50リットルのザックが常用域として必要だなぁ。

一ノタワ
奥駆道が近づいてくると雰囲気でわかるところが大峰らしい。
一ノタワあたりにたしか廃避難小屋があった記憶があるがここじゃなかったのだろうか。
少し開けた展望のあるところで風が通って実に涼しい。
風が強ければ強いほど虫も寄ってはこれないが、そよ風くらいなら襲ってくる。
先へと急ぐことにする。
次のポイントの奥駆道出合へはだんだんと登り基調に。

奥駆道出合
行者環トンネル西口から登るルートが合流してくる場所である。
東口をスタートして一時間二十五分後に到着したわけであるが、
もっと遅い時間から登ったはずの登山者がこの出合いに到着してくるので
ちょっと時間を損した気分になってしまう。

弁天の森
この弁天の森付近だけがなぜか原生林の雰囲気がある。
水場があるわけでもないしなぜか他とは違うんだよなぁ。

理源大師像
弁天の森から理源大師像までのスパンはほぼ水平移動なのにやたら長い。
途中、たちはだかる弥山の山容に圧倒されて、あそこまでまだ登るのかと
思い知らされる場所では何も見えない。今日も炎天下で絶好の天気では?
そう、今日の大峰は晴れ間無しでガスっているのだ。
orisさんがしきりに「僕のせいですいません・・」と。どうやら自称、雨男らしい。
そんなの迷信だし、だいいち八経ヶ岳からの展望ってあまり印象薄のような。
いやそんなことないか。遠くは釈迦ヶ岳まで大峰の稜線を見通せたことがあったなぁ。
あ、でも展望は今日のコースではあまり期待してないしまったく重要では無い。
雨でなければ良いし、基本的に楽しく歩けたらそれで良いのだ。
ところで理源大師像って?行者姿からして大峰を切り開いた行者さん代表か何かかな。
その理源大師像の手前で小休憩を取った。
いただいた冷凍パインは最高。軽く行動食も摂る。
ポカリがここで無くなったので、ザックの中からコンビニで調達した氷結「お~いお茶」を取り出す。
買ってから4時間で3割くらい溶けてるかな。最高の冷たさ。
汗も引いておちついたところで再出発。
ここからは弥山までは延々と登りである。
登り出すと引いていた汗がまたどっと出てくる。
なぜかザックも10kg以上と重いし。。

弥山(弥山小屋)
木の階段が現れ出すと弥山小屋もあと少しという気になってくる。
トラバースから脱してラストスパート手前の展望が開けるところは吹き抜ける風が涼しくてサイコーの気分だ。
残すところあと80mくらいの登りである。夏の登山は暑さと虫との戦いである。
そんなこんなで弥山小屋に到着したときには汗だく。
登山者は10数人くらいでほとんど居ない。
オオヤマレンゲの最盛期が終わった後の静けさだろうか。
少し休憩しているとすぐに汗が引いた。
思いのほか涼しい。
国見八方覗に行ってみたが展望無し。
大峰では「覗き」という名がつく危険な所が多い中で、ここ国見八方覗はまったく危険ではない。

八経ヶ岳(八剣山)
このままの勢いで八経ヶ岳へ。
弥山から八経ヶ岳は近いとは言え、少し下って登り返すので
季節と状況によってはきびしさの印象は違うだろう。
そういえばGWから行方不明となっている若き遭難者は
この弥山から八経の間にいるとしたらどこに居ると考えられるか?
少し考えてみたがさっぱり想像つかないなぁ。危険なところなんてなさそうだし。
東側は崖のように急な等高線になっているので様子を見に行ったが
とても転落するような地形ではない。
そうこう考えながら歩いているとすぐにオオヤマレンゲ群を囲む鹿避けネットに到着。
囲みの中と外とではずいぶん植生が違う。囲むだけでこうも変化するのか。
ところでオオヤマレンゲはというと完全に終わっているのかと思いきや、
まだツボミがあったり、咲いているものもあったり。
最盛期にはものすごい数の登山者が訪れるというがそんな時に来たくないなぁ。(^^ゞ
八経ヶ岳のピークには1組のご夫婦がいらっしゃっただけで、
写真を撮ってあげて、こちらも撮ってもらったり。
休憩しているとまるで紙飛行機かと思うほど、いままで見たこともない大きな蝶が飛んできて
ピアノ線で吊しているオモチャじゃないのか?と思うような優雅な飛び方をしていた。
さて、ここからバリエーションで狼平周回の予定であったが、
東口からのスタートで、西口スタートに比べてなんやかんやと2時間くらいのロスタイムがあったのと、
あいにくの曇天である。
周回した場合、お昼の時間もそこそこに歩き続けなければ
下山目標の時間に間に合わないので、ここはあっさり周回するのをやめにした。
その代わりに弥山で最低2時間はまったり過ごすことにした。
すぐさま弥山小屋に向けて引き返す。すれ違った登山者は5、6人程度。

再び弥山小屋
弥山小屋前のテーブルに落ち着くと、もう一枚上に何か着たいくらいに涼しく虫もほとんど居なかった。
昼食は家から持って来たオニギリ3個とカップ麺。さらにはパンやスイーツも。
山専ボトルに氷だけを入れてきたので、そこに水を入れて急冷し、カップでアイスコーヒーを作ったり、
最後は三ツ矢サイダーを入れて急冷して取り出したり。
山で飲むシュワシュワはビールよりサイダーのほうが美味いなぁ。
山専ボトルには色やニオイ移りが無さそうな水かサイダー限定としている。
急冷用に使用しても氷はまだ半分くらい残り、氷だけだと家に帰って夜になってもまだ溶けずに残った。
冷たいものも得意な山専ボトルの凄さ。
このパターンを続けようと思う。お昼を摂ったりお茶したりと楽しく過ごした2時間はあっという間だった。

下山へ
12時ちょうどから14時過ぎまで過ごし、気がつくと周りに誰も居なくなった。
撤収して下山へと開始する。
こんな時間からも登ってくる人が居た。
ツアーっぽい団体さんや、犬を放し飼いで3匹も連れた単独男性。
六根清浄と唱える行者姿の団体など。
おそらく弥山小屋泊する方たちであろう。
下山中、大普賢岳あたりの距離でカミナリがゴロゴロと鳴りっぱなしであった。

奥駆道出合から沢ルート
黙々とひたすらハイペースで歩いてようやく奥駆道出合に到着。
ここまで下りてくると気温も高く再び虫が。。
ここから西口へと下りるわけであるが、一般道で行くか破線の沢ルートで行くか。
一般道は決して快適とは行かず、砂利だらけで急なので注意していても滑って尻もちをつくほど。
せっかくなので沢ルートから下りることにした。
過去に何度か歩いたことのある沢ルートはさらに荒廃していて下りでは特に、
とても一般向けにはオススメできる状態ではないほど荒れていた。
予定時刻を10分ほどオーバーして西口に下山完了。
結局、水分は2リットルで足りたが2.5~3リットルは常備したいところだ。

人数が集まると今回のように涼しいところでまったりできる時間を重視した
がんばりすぎない山歩きも良いものだと思った。

その他の写真は以下より。 20120729-1.jpg
GPS軌跡

20120729-2.jpg
行者還トンネル東口

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※orisさん提供

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林道からの取り付きの階段

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自然林の宝庫

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苔むしゾーン

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分岐

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展望はきびしい

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一ノタワ

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GPSで現在位置を確認するorisさん

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奥駈道出合

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弁天の森

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※orisさん提供

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理源大師像 写真クリックで拡大可

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見晴らしの良いところで小休憩

20120729-39.jpg
ネット、かぶっちゃいますかぁ~。

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弥山小屋に到着

20120729-24.jpg

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※orisさん提供

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オオヤマレンゲはまだ咲いてました。左は新色のテラコッタブラウン?もしかして枯れてるとか?

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八経ヶ岳のピーク方向はガスってる

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八経ヶ岳山頂にて

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まるで紙飛行機のような大きな蝶が優雅に飛んでいた

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完璧に咲いてるオオヤマレンゲ

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弥山小屋に戻ってきた

20120729-32.jpg
なかなか美味かった寿がきや「至極の塩」

20120729-33.jpg
orisさんの正規日本語版のeTrex30Jと自分の英語版eTrex20

20120729-35.jpg
※orisさん提供
Check [ 2012/07/30 22:43 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(10)
前日土曜日の金剛山レポのコメント欄で、日曜は大峯に行かれるとのことだったので、
てっきり、弥山川遡行コースを行かれたのかと思っていました:-)
この時期、アブ・ブヨ対策、必須ですね。
私も、ちょっと立ち止まると、直にチクっとやられます^_^;
虫除けスプレー小まめにしてるつもりなんですが、
スキンズの上からも、手袋の上からもやられてます(笑)
やっぱりこの時期、遠くても何処かの森林限界から上へ行くべきでしょうか。。。
[ 2012/07/31 05:18 ] [ 編集 ]
弥山川遡行は涼しそうですね。
いつも荷物が多いのでそのコースは厳しそうです。
前回の大峰や白鬚に比べて数倍の虫の数でした。
こんどこんな状況なら森林香を焚きまくります。
skinsの400シリーズは割りと分厚いのに刺されまくりました。
下は短パンじゃなくてよかったです。
この時期は森林限界より上に行くべきですね。
そうなるとこんどは午後の夕立ちや雷が脅威になってきますが。
[ 2012/07/31 07:02 ] [ 編集 ]
涼しいっていうのはイイ!ですね。
虫はコレなんとかならないんでしょうか。
困ったもんです・・・
山専ボトルに氷のみってのはアリ!ですね!
[ 2012/07/31 07:23 ] [ 編集 ]
さすがに高度1,800mともなると風は無くとも涼しくて快適でした。
曇っていたせいかもしれませんね。
それくらいの高度になると虫もほとんど影響ありませんでした。
山専ボトル・イン・アイスは応用範囲が広いです。
ただ、口が小さいので投入できる氷の大きさに制約を受けます。
そこで小粒の氷を作る製氷皿で量産する必要があります。
[ 2012/07/31 20:18 ] [ 編集 ]
僕も、26日に一人で登りました。
そのときはめっちゃ暑かったです。
アブだらけだし・・・。

今度どっか行くときは僕も連れてってください~
[ 2012/07/31 22:12 ] [ 編集 ]
弥山小屋ではたくさんお話ができて楽しかったです。
それにしても、虫の攻撃には参りましたね。
不思議と当日ではなく、次の日あたりに腫れてくるものです。
私は左肘と右目の上を虫にやられてしまいました。

私が歩くときは山では雨はあまり降りません。ただし、くもりは多いです。
なので、「雨男」ではなく「くもり男」ですよ。
また、お誘いください。よろしくお願いします。

[ 2012/08/01 20:57 ] [ 編集 ]
26日に登られてらっしゃったmixiを拝見しました。
山頂でも暑かったのですね。
SKINSの上から3ヶ所も刺されて今でもえらいこんもりと。
こんど近いうちにどこか行きましょう!
[ 2012/08/01 21:33 ] [ 編集 ]
先日はありがとうございました。
おしゃるとおり翌日以降から酷い状態です。
skinsの上からでさえ3ヶ所も。
ブヨではなく今回はアブに刺されたのでかなり盛り上がってます。
orisさんのファイントラックのなんとかメッシュよりはマシかと思いましたがダメでした。
う~ん、やっぱり森林限界超えないとダメかぁ~。
くもり男、良いじゃないですか。
展望求めると炎天下だし。
またよろしくお願いいたします。
[ 2012/08/01 21:37 ] [ 編集 ]
久しぶりの八経ヶ岳。今年は諦めていたオオヤマレンゲ。
初めてのトンネル東口からの登り。
とても楽しかったです~。
 わたし的には、弥山山頂でのお昼寝が、とっても気持ちよかったです(^^ゞ癒されました~。

ありがとうございました(^^)/ 
[ 2012/08/01 21:57 ] [ 編集 ]
先日はお付き合いありがとうございましたー。
八経ヶ岳は久しぶりでしたね。
私は昨年の大峰縦走以来でした。
弥山小屋前での休憩ではスヤスヤと眠ってらっしゃいましたね~。
またよろしくお願いいたします。
[ 2012/08/01 22:20 ] [ 編集 ]
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ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
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テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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