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山は歩くだけじゃもったいない。その時々のナニカを発見し記憶の定着のためにカメラを持とう。

熊野古道 果無山脈 果無山 (2012.4.1) 

20120401-0.jpg
熊野古道 小辺路 果無集落にて

熊野古道 小辺路 高低差約1,000m 果無(はてなし)山脈をちょっとかじり。

<コース>
十津川温泉 昴の郷(8:05)-吊り橋-果無集落(8:50)-果無峠(11:00)-果無山(11:05)
 <ピストン>

朝早いので道行く車はほとんど無く、家から2時間半で十津川温泉 昴の郷に到着。
前から気になっていた「果無(はてなし)集落」や「果無山脈」、さらには世界遺産「熊野古道」、
そしてさらに十津川村の村じゅうの温泉が「100%源泉掛け流しの温泉」ばかり。
これだけのキーワードが昴の郷を起点に全部入りなのだから行かない理由は無い。
このあたりに来るのには車ではとても遠くに感じる。
2007年10月に惜しまれつつも休刊になったバイク雑誌「ツーリングGoGo!」と
2009年2月に休刊になってしまった「ジパングツーリング」を欠かさず買っていた頃、
紀伊半島中の温泉や食事スポットやルートの紹介を穴の開くほど読み返しては行き先を研究し、
走ってない道、入ってない温泉は無いというほど走り倒し、もう日帰りでは行くところが無くなった
というタイミングで熱も冷めて行き、それに呼応すrかのように雑誌も消えて行った。。
思えばあの頃はこの十津川温泉昴の郷など単なる通過地点くらいの距離だったのに今では遠くなった。
久しぶりの昴の郷は数年前と変わらず、のどかでゆるりとした時間が流れていた。
ただ、ここまでのアクセスの途中で見た昨年の台風12号での大崩落の傷跡は想像以上であった。

熊野古道って聞くとアップダウンなんかあまり無いんじゃないか?というイメージを持っていたが、
実際には熊野古道は以下の5つがあり、その範囲はとてつもなく広い。

 熊野古道 紀伊路(きいじ)
 熊野古道 小辺路(こへち) ←今回はこちらのほんの一部
 熊野古道 中辺路(なかへち)
 熊野古道 大辺路(おおへち)
 熊野古道 伊勢路(いせじ)


20120401-3.jpg
熊野古道 ※ウィキペディアより引用

今回はこの中の「熊野古道 小辺路」(熊野本宮大社~高野山までの約70km)のうちの
ほんの一部分を歩くことになる。
昴の郷(標高145m)から果無山(標高1,114m)までの高低差約1,000mを登ってみた。

8時5分、行動開始。
寒い寒い。。。今日は冬の気温だと言ってたよな。。
まずは旧トンネルを抜けて
広い川べりに出ると吊り橋がかかっていた。
だれも歩いていないのに風で揺れている。
橋の上を歩くとよっぱらいの千鳥足のようにふらつく。
高さは10mくらいだろうか?どれくらいかわからないがチョット怖い。
渡り終えてしばらく歩くと「小辺路」の案内板。
そしてほどなく登山口の取り付きへ。
間伐の行き届いた植林の中、とてもキレイに整備された熊野古道へと足を踏み入れる。
スタートして45分、雑誌やポスター、テレビなどでよく見かける果無集落(はてなししゅうらく)に到着。
民家の軒先もルートとなっている事に驚くも、集落があっという間に終わるとまたしても登山口登場。
ここからがいよいよ山の中へと入って行く。
三十三観音というのがあって、果無集落から始まって順番に33,32,31,30・・・と続く。
番号が逆なので歩くのが逆順路かと思ったがまぁヨシとしよう。
それぞれの観音がぜんぶ違うスタイル、顔、ポーズであることにだいぶ経ってから気付いた。
あまり注意深く見てなかった。(^^ゞ
果無峠をピークに熊野本宮大社側へと続くわけであるが、
果無峠に達するところでは何番なのかと思っていたら17番だった。
これを距離で計算してみると、等間隔であればおよそ300m起きに置かれていることになる。
どうせなら1番まで歩いてみたかったかも。うわ、どうして1番まで歩かなかったのか悔やまれる。
1番に下り着くとバス停があって、バスに乗ればきっとまた戻ってこれるはずなのに。
でも、登山口にあった路線の違うであろうバス停の時刻表を見てびびった。
なんと週一の、しかも月曜日だけに一日3便しか運行していないという衝撃的なものであった。
でも、国道168号ならもっとマメにバスが往来していることだろう。
そんなこんなで、おそろしく手入れが行き届いて歩きやすい植林中心の中、三十三観音を数えながら、
たまに軽く「おやっ?」と思うポイントがあるものの、展望もほとんどない単調な道を歩いて
歩き出して3時間後の11時に「果無峠」に到着した。
「峠」という名の通り、折り返し地点、通過地点のようにこれといって広くも展望も無く、少し暗い。
そこからは三十三観音の1番に向かって下るいっぽうである。
果無峠では数人の登山者がお昼と摂っておられた。
この峠から果無山脈が延々と続くわけであるが、案内板に「ブナの平(2.7km)」と書かれていたのが気になった。
さすがにここからさらに2.7kmも歩くとなると一時間以上かかりそうで下山完了した頃には温泉の時間に間に合わなくなる。
十津川温泉はどこもだいたい17時には終わりである。
せっかくなので展望を求めて、その近くの最高点である「果無山(1,114m)」を目指して少し登る。
5分ほどで到着すると、そこは冬枯れしているものの自然林豊富で落葉しているために日差し明るい。
平らなところはいくらでもあるが、ときどき強い冷たい風が吹くので寒い!
それでも適当な場所に腰を落ち着けて昼食の調理開始。
真冬の気温を想定して今回はトマトリゾットとロールパン。
食べた直後はカラダは温まったが、食べ終わるとみるみる冷えてくる。
ダウンジャケットも着ているのにこんなに震えるのはなぜ?真冬の気温じゃないのに真冬ってもっと着込んでたっけ?
そんなかんやでザ・チェアで根を生やしているとずいぶん時間が経ってしまった。
果無山脈の稜線上に居たわけであるが、とうとう最後まで誰も人が通らなかった。
撤収して下山モードへ。
下山はさくさくと登りの数倍のペースで降りれる。
せっかくなので展望が見えるところで同定をしてみたり、ちょっとお茶菓子休憩したりして時間調整しながら
昴の郷に戻ってきたのは15時半の事であった。
さすがに下界は暖かく、ポカポカ陽気で桜も咲いている。
またもやザ・チェアを開いて仮眠をむさぼる。
16時頃になって昴の郷の温泉にて入浴。
他の客は2人程度と貸切で、硫黄のニオイ漂うホンモノの源泉100%かけ流し温泉に至福のひととき。
上がってからのゆるりとした時間が流れていて、アイスクリームを食べながらボケ~と過ごす。
十津川村はあくせくした日常を忘れさせる癒しのパワースポットであった。
まじめに「今日は何曜日だったっけなぁ?」って思ったもんなぁ。

その他の写真は以下より。
20120401-1.jpg
GPS軌跡

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いきなりの吊り橋。揺れていてチョット怖い。

20120401-5.jpg
案内板が要所要所にあるので迷うことはない。

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ついに登山口かと思いきや・・。

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間伐のお手本になっているらしい。明るく、そして清々しい。

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飛ぶように登る。

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大昔に敷かれたであろう石畳。

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突然、展望がひらける。中央に見えるのは老人ホームだ。

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いよいよ果無集落へ。

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のどかである。こんなのんびりしたところで農業で食べていけるのであればサラリーマン辞めたい。

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鯉がやたらデカイ。

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民家の軒先も熊野古道。

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ここがほんとの登山口。ここまで舗装林道が。。汗;

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週休6日制のバス。しかも月曜日が祝日なら運休だ。(^^ゞ

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三十三観音がだいたい300m置きにある。 ※写真は二十六番目で、果無峠のピークが十七番目となる。

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天水田跡

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山口茶屋跡 ※大きな杉の木は防風林だったとされる。

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観音堂  近くにはトイレもあるが・・。

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果無峠に向けてのラストスパート

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果無峠  ちょっと面食らった。

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果無山  ※果無峠から果無山脈の稜線を少し登る。

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たっぽたぽのトマトリゾット(生たまごに有機バジル) ※果無山からもう少し先に進んだ平地でお昼。

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唯一の展望ポイントから山座同定をしてみる。大峰のほうはまだ真っ白だった。

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集落まで戻ってきた。

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再び吊り橋を渡って・・。

20120401-32.jpg
昴の郷に帰着。山頂の寒さに比べると天国。ポカポカと暖かく、桜も咲いていて桃源郷のようだ。
しばし仮眠の後に源泉掛け流し温泉へ。
[ 2012/04/02 22:30 ] その他 | TB(0) |   コメント(14)
いいですなあ。

ほっこり温っかい気持ちで写真を捲ってます。

雪もなくそろそろ季節は春

ぼちぼちそっちこっちいってみたいものです。
[ 2012/04/02 23:08 ] [ 編集 ]
熊野古道ですか。
いい響きですね。いつかは歩いてみたいですね。
とても静かでゆっくりとした時間が流れている感じですね。

月曜日しか運航していないバスには驚きですが、
その月曜日のバスにどれくらいの人が乗っているのか興味があり、それを見に行きたいですねー。

登山後の温泉もいいですね。
ですが、私は残念なことに温泉には入ると、
あとがZZZ・・・ なので、車の運転ができなくなります。
なので、残念ですが登山後はその楽しみとは縁がありません。

[ 2012/04/02 23:28 ] [ 編集 ]
えらい果てまで行かれたんですね~
でも、こういうゆったりした時間の過ごし方、
好きです。
お気に入りの岩や尾根の上で、ちびちび酒りながら、
本を読んだりして、
2時間ぐらい過ごすことがあります。
[ 2012/04/03 05:25 ] [ 編集 ]
いいですねぇ。
どんどんフィールドが広がりますね。
ここは是非とも中辺路を歩いてもらいたいです。
小さい頃から慣れ親しんだ所をキバラーさんにレポートしてもらいたいです。
[ 2012/04/03 18:37 ] [ 編集 ]
いつもご覧いただきありがとうございます。
南紀はのんびりと良いです。
今度は新緑の季節がやってきますね。
nozillaさまの暖かい写真も楽しみにしております。
[ 2012/04/03 20:00 ] [ 編集 ]
熊野古道っていい響きですよね。
でも山登りのイメージは無かったんです。
ほんの一部しか歩かなかったのですが、
だいたいどんなもんかわかった気になっています。(^^ゞ
どんなバスなのか気になりますね。
温泉は疲れや筋肉疲労を癒してくれます。
風呂あがりのさっぱり感は最高に爽快です。
私は長距離の運転が眠くなってダメです。
3時間が限界です。
仮眠を取るので同乗者に迷惑をかけるので
アルプスなどの長距離になると単独や身内で行くのが気楽です。
[ 2012/04/03 20:01 ] [ 編集 ]
2時間半~3時間の距離が車中泊しない移動距離の限界かなと思っています。
それ以上だと帰りに眠くなるので私の場合は仮眠が必要です。
お昼は寒い中でしたが2時間過ごしました。
テントの中で本を読みたいですね。
虫に悩まされるまでにテン泊に行きたいですね。
穏やか過ぎる道でしたが、高低差1,000mが効いたのか帰ったらバタンキューでした。
日本一の走行距離を誇る路線バスが近鉄大和八木駅から新宮まで走っています。
[ 2012/04/03 20:01 ] [ 編集 ]
中辺路は遠いですね。
一度みなさんで民宿にでも泊まって歩きに行きたいです。
高速代や駐車場代を燃料に当てられると考えると、
六甲山に行くのと変わらない経済性なので、
これからも近場の日帰りであれば南紀も狙って行きたいです。
それにしても植林ばかりの平和すぎる道でした。。
[ 2012/04/03 20:01 ] [ 編集 ]
 とうとう行きましたですか!
熊野古道・・・

 熊野古道に憧れて、ツアーですけど中辺路、小辺路、そして大峯奥駈道の南側を歩きました。今年の目標は、大峯奥駈道の北側を歩くことです。

 キバラー様のブログに「熊野古道」の話が出て感動しています。ツアー組は、老「若」男女がほとんどですが現地では海外の方や若い青年男女にも遭遇いたします。是非とも熊野本宮大社まで行ってくださいませ・・・

 
[ 2012/04/03 21:28 ] [ 編集 ]
熊野古道いいですね~♪
私も昔那智の滝を見に行く時に、熊野古道歩いたことがあります☆★
当時は山登りを全くしてなかったので、道中でみんなヘロヘロになりながら歩いていたので、滝に着いたころにはあまり滞在する時間がなかった思い出があります(^0^)
[ 2012/04/03 21:53 ] [ 編集 ]
蜻蛉さまが以前ツアーで行かれてらっしゃった南奥駈道の記事を拝見させていただき、
今回の熊野古道小辺路のヒントに行き着いたのです。
熊野本宮大社だけであれば過去に何度か行ったのですが、
こんどチャンスがあれば熊野古道を通じて本宮大社に行ってみたいと思います。
ヒントいただきありがとうございます。
[ 2012/04/03 22:17 ] [ 編集 ]
那智の滝と熊野古道というと中辺路になりますね。
どんなコースを歩かれたのかまた教えてください。
って、覚えてらっしゃいますか?

#チャレンジ登山、お互いがんばりましょう。
[ 2012/04/03 22:24 ] [ 編集 ]
果無山脈行かれたんですか遠いですね!
山脈の最高点の冷水山「1261.9m」一等三角点には登りに行きました。
[ 2012/04/06 17:05 ] [ 編集 ]
十津川は馴染みがあるので遠いとは思わなかったんですが、
地図で見ると遠いですね~。
車で2時間半なので釈迦ヶ岳や行者環TNに行くのと
時間的にさほどかわらない感じです。
山脈を縦走してみたいです。
冷水山ってすごい名前ですね。
果無山脈は低山のイメージあったんですが高いですね!

[ 2012/04/07 00:20 ] [ 編集 ]
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