生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第256回 (2011.12.18) 

20111218-10.jpg
天が滝の旧登山道にて ※天が滝の近くを通らないルート

新ルート発見。

<ルート>
登り:駐車場-旧道-天が滝新道合流-伏見峠-金剛山頂
下山:金剛山頂-ちはや園地(香楠荘:昼食)-小和道(石寺跡道)-駐車場


金剛山の奈良側にある山麓線を南へと車を走らせ、
手づくりハム&ソーセージ工房「ばあく」の案内板が見えたら右折して登っていく。
途中の分岐は「ばあく」が右側なのに対して左側を行く。
最後まで詰めたところに10台以上は収容できる整備された無料の駐車場がある。
奈良側では数少ないマトモな駐車場のひとつだ。
ここに来たのは2年ぶりである。
今回は前回同様、ふつうに「天が滝新道」を登って「小和道(石寺跡道)」を
下山する予定であったが・・・。
前回の小和道下山では、下山後に山麓線まで下りずに駐車場へと戻ろうとして
失敗したあげく、山麓線から大回りするという辛酸を嘗める結果となった。
今回はそのリベンジという強い決意を持って望んだ。

(前回)金剛山 第162回  (2009.11.7)  ※あ~ちんと。
(失敗した下山後)天ヶ滝新道ルート・小和道ルートの真実

今朝は地域の一斉清掃があったので出遅れ、駐車場に到着したのが午前11時。
すでに8台くらいの車が止まっている。
ふつうに登山開始と思いきや、周りを見渡すと左に橋があり、荒れてる様子もない。
それと、車で登ってきた道がどこまで続いているのかも気になる。
前回は天が滝新道を登るのが目的だったので、他のことには気を取られなかったが
今日はそうはいかない。
他の2本の気になる道のうち、駐車場の左の橋を渡る道を歩いてみることにした。
その道は進むべき方向とは逆方向へと向かっているが、
地形図や山と高原地図をよく見ると、旧登山道らしい破線が付いているので
おそらくそれであろうという確信があったから行ってみる気になったまでである。
雑草伸び放題で荒れていたら引き返そうと思っていたが、
それなりの道幅のあるしっかりとした登山道になっていた。
登り始めてすぐ右手に堰堤(確認しにくいが)があるところを過ぎると分岐があった。
方向的には右へ進むほうがショートカットになりそうだが、
幅の広いほう、つまり道なりにつづらを登ることにした。
天が滝新道のほうは整備が行き届いていて実に歩きやすい道だ。
それにもかかわらず不人気なのはこれと言って目を楽しませてくれるような変化が無い点につきる。
かろうじて「天が滝」というのがあるにはあるがルート上ではない。
さて、今歩いているルートもこれと行って何の変化もなく高度だけが徐々に上がって行く。
途中、またしても分岐があり、左へと行ってみたところ途中から下っていきそうなので引き返す。
陽の当たるところは夏場に雑草が生えていたのであろう、ルート上に少しばかり生えている。
歩き進むのに障害になるような要素はほとんど無いまま、
つづらが終わって等高線がおだやかになるところで林道?らしい道に合流した。
軽トラでも走ったのであろうか、車のタイヤの跡と思われる轍が続いている。
その林道っぽい道を歩きながらGPSで軌跡確認すると旧登山道の破線どおりな感じ。
家に帰ってから昭和56年の山と高原地図を見ると、この道こそが昔の登山道だったようだ。
広くて快適な道を気持ちよく歩いていたら、639mピークに気づかずにうっかり通りすぎてしまった。
松の木が多いのか足元には松の枯れ葉でフワフワ。松はいい匂いがする。
途中に謎の分岐があったりで気になりつつも林道を詰めた所で「天が滝新道」と合流。
2年前の記憶が蘇ってきて見覚えのある道。
快適に登山道を歩いていたら、またしても752mピークに気づかず。
だんだんとまた急な登り基調に変わって行く。
途中、何度も分岐ルートが登場して気になりまくり。
帰ってから山と高原地図を見ると、ダイトレに合流する手前が大きく「く」の字に折れている。
この遠回りな部分をショートカットするルートが作られていたのだろう。
地形図を見てみても、グレーの破線から大きくずれている。
このグレーの破線に沿ったルートも存在していたに違いない。
潤沢に水の出ている「新欽明水」を過ぎてしばらく登るとほどなくダイトレに合流。
思い返せばなかなか長い道のりだった。
11時10分スタートでダイトレ合流が13時ちょうどなのでゆっくり歩きでほぼ2時間だった。
あとは伏見峠を経由してちはや園地の横を通って道なりに歩き、
湧出岳への分岐では久しぶりに湧出岳のほうへ行ってみた。
わざわざこんな所を歩く人なんか居ないだろうなと思っていたら前方を歩く単独男性がいらっしゃった。
湧出岳のそばには「葛城第21経塚」がある。
また、奈良側を夜に灯す「表忠灯」がある。(大阪側を灯すのは国見城址広場にある国見灯)
そんなこんなで山頂売店に14時近くに着くように時間調整をした。

13時45分、金剛山頂到着。
捺印を済ませて売店へ向かう。
売店ではあのチーム火曜日の「みーさん」が土日祝は食堂で働いていらっしゃるはずが・・・いらっしゃらなかった。
12月31日に年越し登山&ぜんざい炊き出しする予定なので、
大晦日に自力で登ってこられる奇特な方がいらっしゃれば多少の準備があります。
奇特なというのは、昨年の大晦日は大雪で登山口まで来るだけでもハードルが高く、
チェーンやスタッドレスタイヤの準備が無いとたどり着くのが不可能なドカ雪でした。
そういえば今朝は6時に朝食を摂ったっきりでかれこれ7時間近く何も食べてない。
腹が減ってぐーぐーなので香楠荘へと急ぐ。
今日はどうしても香楠荘のカレー南蛮定食が食べたかったのだ。
葛木神社の下を通りかかった時、ちょうど神社から下りて来られた若い男性。
ブログ「郷愁エントランス」の管理人おの@あびこさんでした。
博士論文の執筆のためにしばらく山を休んでおられて今日は久しぶりのリハビリ登山だったとか。
挨拶もそこそこに失礼しました。
香楠荘へは展望台経由でまたしてもわざわざ遠回りして到着が14時17分。
念願のカレー南蛮定食にありつけたのは14時25分のことであった。
7時間ぶりに口にする食事はどれほどおいしかったことか。
カレー南蛮定食っていうと通常はかやくご飯が付いてくるのであるが、
これがイマイチなぜかカレー南蛮と相性が悪い。
そのため、金額は変わらないがいつも白ご飯に変更してもらっている。
本来にメニューにない組み合わせなど融通が聞いたり、
何か注文さえすれば、持ち込みしたものも食べてもよい自由度。
そしておかわり自由のあたたかい蕎麦茶。
冬場のオアシスである香楠荘では至福のひとときというほかはない。

15時15分、下山開始。
まずはちはや園地キャンプ場のトイレ前から伏見道に取り付く。
小和道の分岐までは伏見道を歩く。
伏見道は決して誰も歩かない道ではないが荒れている。
実はこの伏見道を小和道の分岐から先が金剛山では唯一未踏のルートのままである。
今回もそれを見送りながら小和道(石寺跡道)のほうへと分岐する。
この分岐ポイントが前回にはわからないところであったが、
たまたま通りかかった男性に教えてもらった。
道が分岐しているのではなく、盛り上がったところを乗り越えなくてはならず、
通常ならそんな盛り上がりの向こうにルートがあるなんて気づかないところだ。
深くえぐれて荒れている旧の小和道を注意深く目で追っていると見落とすことはないのだが。
小和道はというと薄暗い植林の中を行くものの障害も無くスムーズである。
テープなどの目印を見落とさないように旧の小和道を意識しながら歩くと迷うことはない。
「葛城第20経塚」のあるところからは様子が変わる。
登りで歩いた天が滝新道は谷を挟んですぐ隣なのに谷が深く、簡単には渡れない。
ふたたび植林地帯に入ったところで「高宮廃寺跡」への分岐。
5分ほどで行けるようなので、せっかくなので行ってみた。
植林地帯の中、そこだけぽっかり陽の当たるオアシスのように明るい場所に
高宮廃寺跡の石碑が立てられていて、まわりには柱の基礎だったと思われる
石の台座があちこちにある。
この石碑が立てられた時点で昭和4年なので、
高宮寺があったのは明治か江戸時代だろうか。
再び下山へと転じ、植林の中の林道をひたすら歩いて民家のあるところに出た。
今回はここからが核心部。
前回の失敗をしないように地形図にGPSを確認しながら歩いたつもりが
山麓線が近づいてきたところで失敗に気づくも、
GPSにも地形図にも歩いている道が表現されていない。
これはピンチと思ったところでふとひらめいてスマホを取り出した。
GoogleMapsで現在地を確認して拡大していくとちゃんと道が出ている。
それに気付いたポジションがすでに行きすぎていたので登り返して戻る。
そして通行禁止かと思われたところがイノシシ除けの柵であることがわかり、
あれよあれよと畜舎のそばにでたかと思うと道なりに歩いて無事ショートカット成功。
2年前には無かったスマホという武器がなければ今回もまた山麓線周りするところだった。
下山完了は17時ちょうど。
なかなかたっぷり歩いたが、金剛山は基本的にアップダウンが無く、
登ってたら下りるだけなので楽ではある。アップダウンがあるとつらい。

その他の画像は以下より。
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GPS軌跡より

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登りだしはこんな道でつづら折れ

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車が通ったような轍がある。

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歩くには快適そのもの。

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奈良側を灯す「表忠灯」

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金剛山頂売店

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山頂かまくら  この冬はどこまで成長するのだろうか。

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香楠荘のカレー南蛮定食

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伏見道から小和道(右)への分岐

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葛城第20経塚

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高宮廃寺跡

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その節はどうも。
13:20~13:40まで食堂で休憩して、
その後神社裏のトラバース道経由で鳥の餌場あたりまで歩いて、
葛木神社経由で帰ってきたところでちょうどキバラーさんとお会いしました。
いっそのこと香楠荘までご一緒させてもらえばよかったですね。
もっとも久しぶりすぎて既に足がガクガクしてましたので、
おとなしくあのまま帰ってよかったかもw
[ 2011/12/20 00:20 ] [ 編集 ]
「金剛山頂なう」がぞくぞくとツイートされた日曜日でしたね。
もっのすごくうらやましくTLを眺めておりました~。
↑のおの@あびこさんとのニアミスも、まさに、「志村!うしろ、うしろ!」状態で、ニヤニヤしてましたよ(笑)
さて、今週は久しぶりに金剛山に行けそうです!
ぐんと寒くなってほしいですね~。
[ 2011/12/20 06:46 ] [ 編集 ]
奈良側はすべて未踏です
カレー南蛮美味しそう、香楠荘の蕎麦茶は最高に美味いですね。

早く登れるようになって、来年は奈良側から登ろうか。
[ 2011/12/20 09:32 ] [ 編集 ]
18日みーさん、いらっしゃいませんでしたか?
僕が入った時はいらっしゃいましたょ。お店の中の厨房にいらっしゃるので外からは見えません。
天ケ滝新道は何時も下りに使い小和道に合流して北宇智駅まで歩いていました。
御所駅からはバスで風の森バス停で下車し高宮廃寺跡や石寺跡「葛城第20経塚」径由で金剛山に何度か登りました。でもその頃は山麓線が工事中でした。
また久留野峠から住川に下った事もあります。
[ 2011/12/20 17:38 ] [ 編集 ]
あんなにしっかりと登られてらっしゃったのに、
しばらく登られてないと落ち込むもんなのですね。
私なんか週一は何がなんでも登らないと体力低下が怖くて。。
それも最近は金剛山くらいでは飽きたらない感じです。
ダブル登山やトリプル登山は精神的に気力が持続できないでいます。
どのルートを登られたのかお聞きしてませんでした。
リハビリという表現がよくわかります。
またいつかご一緒してください。
[ 2011/12/20 21:37 ] [ 編集 ]
マイナス1℃にもかかわらず寒かったですよ。
年々、寒さに弱くなってきています。
以前はマイナス5℃くらいで寒いと思ったものですが。
太陽が出てなかったせいかもしれません。
今週末は金剛山でしょうか。
[ 2011/12/20 21:38 ] [ 編集 ]
奈良側は未踏でいらっしゃいましたか。
レアなルート、山域をのぼってらっしゃる段平さまにしては意外です。
今はまだ本調子じゃないのですか。
奈良側の段平さまのコース取りを拝見してみたいです。
冬は香楠荘に限りますよ~。
売店にも何か名物があればいいのですけどね。
まずは分煙してほしいです、ってムリですよね。
[ 2011/12/20 21:38 ] [ 編集 ]
土曜日はkosiziさんも登っていらっしゃったようですね。
みーさんは奥の厨房にいらっしゃったようですね。
あとから連絡が取れました。
天が滝新道、北宇智駅までは相当通そうですね。
kosiziさんは金剛山もずいぶんあちこち歩かれていらっしゃったんですね。
山麓線が工事中というと20年くらい前ですね。
kosiziさんが山歩き始められた頃ではないでしょうか。
住川という地名は聞いたことがありません。
調べてみます。
[ 2011/12/20 21:38 ] [ 編集 ]
折角お店を覗いて頂いたのに気が付かずスミマセンでした。お会い出来なくて残念でした~
24日に年越しの打ち合わせをしましょう♪
年越し金剛山、楽しみにしていまーす☆

奈良側ルートは登山口までのアクセスが難しいのと距離が長いのでほとんど未踏なんです、歩いてみたいなぁ。またご一緒させてくださいませ!
[ 2011/12/20 23:29 ] [ 編集 ]

おかえりなさいませ。
10日は 中尾の背、石ブテ
18日は もみじ谷からでした。
白い山の季節、さむいけど楽しみですね。
[ 2011/12/21 00:04 ] [ 編集 ]
みーさん、奥の厨房のほうにいらっしゃるとは知らずにすいませんでした。
いちおうもしかしてと思って覗いたのですが、男性の方が座ってらっしゃるのが見えただけで。
24日よろしくお願いします。ってオープンメールになってるような気がしますが?
今のところ大阪側の予定です。
奈良側はちょっと寂しげなルートばかりですが、何かのはずみで活気づいてくると良いですね。
またよろしくお願いします。
[ 2011/12/21 23:14 ] [ 編集 ]
nozillaさまも冬になると金剛山中心に回帰でいらっしゃるのでしょうか。
白い山はもうそろそろでしょうか。
この冬はどの程度の雪が期待できるのでしょうね。
楽しみです。
まだなんとかnozillaさまのお顔を覚えておりますので、
またお会いした際はよろしくお願いいたします。
[ 2011/12/21 23:14 ] [ 編集 ]
あのあたり 枝道たくさんあります。
 いっぱいありすぎて・・・・

参考までに駐車場の横の他 手すりのついた石畳を行かず砂防ダム方面に行っても行けます・・・
[ 2011/12/25 00:17 ] [ 編集 ]
まっくんさま
お久しぶりです。
情報ありがとうございます。
あのあたり、本当にたくさん枝道がありますね。
気になる分岐がたくさんありました。
なにぶん、アクセスがいちばん遠い側なので
足しげく通うことは困難ですが、機会があればまた歩いてみます。
[ 2011/12/25 21:02 ] [ 編集 ]
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ほぼ毎週金剛山をメインで
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キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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