生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

北陸 夜叉ヶ池 (2016.6.26) 

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夜叉ヶ池(やしゃがいけ)

【動画編】


伝説の池はヤブ山の中にあった・・・

東海・北陸地方に「夜叉ヶ池」という池が山の上にあるところがあって、
以前から機会があれば行きたいなと思っていた。
この池が有名すぎて、山的にはいったいどこなのか?
ってことまではあまり考えたこともなかった。(^^ゞ
夜叉ヶ池は山のコル(鞍部)に当たる部分にあるが、両サイドに名のある山は
あるような無いような感じ。
池を見下ろすショットでお馴染みの、コルから急角度に高くそびえるピークは
夜叉ヶ池山だとか言われているけれど地図には記述が無い。
なんでもかんでも夜叉ヶ池の近くのものは「夜叉」という単語を付ければ良いというか。。
ちなみに、ちょっと離れたところに三周ヶ岳や三国岳というピークはある。
夜叉ヶ池は途中の通過点であって、登山なのでどちらかのピークは取りに行こうと思った。

夜叉ヶ池の名前から連想されるのは、表比良の蓬莱山の近くにある伝説の小女郎ヶ池だ。
池になぜか伝説がつきもので、夜叉ヶ池も御多分にもれず古くから伝わる伝説があり、
戯曲や映画まで作られた過去があるようだ。
せっかくなので、どんな伝説なのかをめちゃくちゃ端折って書くと、
この池に住むという龍神に、大干ばつに見舞われていた村に、
大雨を降らせ救ってもらった見返りに大切な娘を生贄として差し出した父親が、
娘に会いたい一心で何度も池に足を運んだという話。
池にはそんな娘さんが祀られているという。

夜叉ヶ池は前から気になっていたもののホームグラウンドからは遠く、
ちょっとした遠征になるわりには山としてはどうなの?と思うところもあり
あそこまで行くなら他にもっと気になる山がたくさんあった。
当日、朝の移動中も多賀SAまでは他の候補に気持ちが傾いていたが、
最終的には知名度を取って夜叉ヶ池に決定したという行き当たりばっ旅ぶりを発揮。(≧▽≦)
東海・北陸の山域と思うと遠くに感じるが、実際には琵琶湖の東のちょっと向こうなので
距離感としては滋賀県の長浜付近といった感覚か?!
名神高速から北陸自動車道に乗り継いですぐに下りれば伊吹山。
もうちょっと走って、木之本ICで下りて国道303号ひた走ってちょっと上がったところかな。

夜叉ヶ池へのアプローチは、福井県側(北)からと岐阜県側(南)に
それぞれ駐車場と登山口があるが、岐阜県側(南)のほうが大阪から近くて駐車場も広い。
国道303号を外れてからしばらくは道幅も広く走りやすかったが、
駐車場手前7kmくらいからは突然、車一台がやっとの道幅になった。
もし対向車が来たら離合するのに100mくらいはくねくねとバックするはめになる。
9時にも迫る時間なので向かう車はあっても戻ってくる車は無さそう。
それにしても狭い道での7kmはとても長く感じた。
天気図で予想はしていたが雨上がり直後で空は曇天。
今日はハイカーはほとんど来てないんじゃないかと思っていたら、
狭かった道とは対照的に50台くらいは止めれそうな広い駐車場がドカンと広がっていて
すでにわんさか駐車車両があった。
みなさん、あの狭い道を通り抜けてきたんやね。。(^^ゞ
出遅れたか?とおもいきや、まだこれからスタートするハイカーは多く、
20名くらいのツアーパーティーもガイドさんからレクチャーを受けてる最中だった。
登山道は、駐車場の最奥端からの一本道で、いきなり下るところからのスタートとなる。
等高線に沿ってほとんど高度を上げることなく沢の上流に向けてのへつりが長い。
その間、小さな渡渉の連続。しかも今日は水量が多い。
この山域じゃなかったらヤマビルだらけのコンディションであるが、
ここはその心配はまったく無さそうな植生と地形であった。
踏み跡はおろか、枝道さえ許さない一本道オンリーで、
マイナールートの開拓など不可能な自然林が密集したヤブである。
小さなアップダウンを繰り返し、登ってる感覚も乏しくどれくらい横移動しただろうか、
岩間噴泉塔に行ったときのアプローチを思い出した。
立派なブナの木などの自然林が密集しているので紅葉シーズンはさぞ美しいことだろう。

いよいよ本格的な登りが近づいてきたところで前方視界が開け、
岩の山塊がバーンと目の前に広がったところで、八ヶ岳の大同心を思い出した。
池のある展望くらいしか見どころが無いと思っていただけにうれしい誤算だった。
あまり下調べを入念にし過ぎると、当日のサプライズが薄まるのでなるべくやらないが、
下調べしなさすぎて失敗するケースも。(^^ゞ
夜叉ヶ池が近づくにつれて岩登り箇所が多くなるが危険なところは無い。
まだまだ余力たっぷり志半ばなところでいきなり夜叉ヶ池の見えるコルに到着。
池はコルより少し下ったところにある。
体力的、時間的にはまだ5合目という感覚だったので、さてこれからどっちへ行こうかと。
コルに居ても展望があってなかなか爽快感のある場所であったが、
池より先に左右どちらかの尾根を登って池を眺め下ろすところに行ってみたく思った。
まずは池に向かって右、三周ヶ岳のほうの小ピークへと登る。
登ってきた方向を見下ろすような展望が圧巻だった。
夜叉ヶ池の見下ろすと、スケール感はまったく違うが四国の三嶺を思い出した。
三周ヶ岳のほうの展望を確認すべくもっと奥へと進むも、ヤブが容赦なくカラダを擦る。
このまま三周ヶ岳まで行くとなるとまだ相当遠そうだ。
しばらく思案していると、前方から一人の男性が戻って来られたので尋ねてみた。
三周ヶ岳まで行こうとしたが、ヤブが酷く、最近クマが出たと聞いたので
途中までがんばったけど進退窮まって引き返してきたと。
三国岳もピーク付近はヤブだそうで残雪期でないと嚴しいとか。
そういえば残雪期でないと登れない山で有名な笈ヶ岳もこの近くだったなぁ。
ブッシュならまだ薦めるが、ヤブは踏み跡しっかるあるのにひっかかりまくって進めない。
わかりやすく言うと、車の機械洗車で縦ローラーがぐるぐる回ってるところにつっこむような?
敷かれたレールの上しか歩けないだけでなく、レールがあるのに進めないところまである。
引き返してきたところでカメラが1台無いことに気づいて探しに戻ったというハプニングも。
いくら探してもないと諦めそうになったところでヤブにひっかかっていた。
踏み跡のあるルート上なのに一眼レフカメラを紛失したことに気づかないほどのヤブなのだ。

コルまで帰ってきたところで、こんどは反対側の三国岳側の急峻なピークも登るつもりだが、
先に池のほとりのウッドデッキでお昼にすることにしようと池へと少し下るにもヤブ。。
ウッドデッキには、後から登ってきていたツアーパーティーが陣取っていてスペース無し。
せっかくなので奥へと続く木道を追っていくと、そちらは福井県側に下るルートだった。
再び池まで戻ってきて、ツアーのパーティーの方たちの間の狭い空間に陣取り、
みなさんと身を寄せ合って食事をしていたら色んな話が聞こえてきて楽しかった。(≧∇≦)
ハイカー層が関西じゃないので、標準語だったことが新鮮で、遠くへ来た感があった。
こんな調子で書いていくと話がいくらでも長くなるので、このあたりで端折っていくと、
夜叉ヶ池はアルプスの鏡平を連想するものがあった。
池の奥の木に何やらでっかい花が咲いているのかとおもいきや、モリアオガエルの卵塊だった。
池には絶滅危惧種のヤシャゲンゴロウ、アカハライモリ、サンショウウオのオタマジャクシの姿。
ハイカーの喫煙者に注意している腕章をつけた男性が居た。
ツアー団体のガイドさんかと思っていたら、どうやら夜叉ヶ池の監視員だそうで、
ウッドデッキの下におりる事はもちろん、あれダメこれダメと厳しく取り締まっておられた。
そこで、台高の西大台利用調整地区周回を思い出した。
そんなこんなで昼食を終えてぼけ~っと池を眺めていたら、だんだんと雨模様になり、
突如、伝説の龍神が現れんばかりに霧が出てきて真っ白になって視界が無くなった。
ライブカメラのある三国岳側のピークへも登ってみたかったが、
雨が強くなってきたので撤収して下山。
駐車場に到着するとピーカンの晴れ。なんなんや。(≧∇≦)
帰る方向とは逆方向12kmのところの道の駅で蕎麦を食べ、藤橋の湯で汗を流しいてたら、
夜叉ヶ池に居たハイカー多数と再会。(≧∇≦)
美味しい豆乳ソフトクリームを食べながら帰国の途へ。

その他の写真は以下より。
Check [ 2016/06/28 22:26 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(12)

GARMIN社 『OREGON 600』(英語版)  

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GARMIN 「OREGON 600

GARMIN社「eTrex20x(英語版)」を日本語化させ、
OSMマップ等の複数の地図データを1枚のmicroSDカードに入れて使用している。
画面が小さいことや、スクロールが重いことなどの欠点を差し引いても
電池の持ちは良いし、本体は小さく軽いし、反射型液晶のため
日中の晴天下でも視認できるなど実用的で頼りになり、
未踏の山や未踏ルートを歩く時は欠かせない道具である。
今日は知った山なのでGPSは要らないだろうと思っていても、
気が変わって突然ルート変更したりするときには無いと困る。
紙地図では持ってきた範囲を越えてしまうとどうしようもないが、
データであれば日本全国を詳細にカバーしている点でももはや必携。

先日、山の先輩と山談義をしていると、ある山の会では
同GARMIN社のOREGONシリーズが流行っていると聞いた。
OREGONというと、画面が大きくてスマホライクなタッチ操作のできるモデルだ。
まず、価格が高そうだし、(旧モデルは)感圧式(だった)ではスマホほどの
スムーズなタッチ操作は期待できなさそうだし、操作していないときも画面がどこか
接触することで誤動作してしまいそうで、そうなると電池の消耗も早そうだ。
そんなものが果たしてシビアなフィールドで実用的なのだろうか?
GARMIN社がアウトドア用に作っているモデルなんだから大丈夫だろう。
旧モデルのOREGON550までは画面が感圧式だったものが
OREGON 600/650になって静電式に変わり、処理速度や補足速度も向上し、
知らないうちにかなり良くなっていたようだ。
「今、OREGONが流行ってるみたいだよ」っていう情報。
これは自分にとっての何らかのヒントであり気づきかもしれないぞ。
日常なにげなく聞き流す言葉や、目にする情報の中に、
これから進むべく方向の重要なヒントが隠されていた、
という経験はこれまでも多々あった。
人生はアドベンチャーゲームだ。
この先ずっとOREGONシリーズというアイテムを知らないままでよいのか?
と思ったものの、きっと高くて買えないと思うけどいちおう価格を調べてみた。

正規日本語版では「OREGON 650TC2J」が最新で、本体は税別9万円。
山と高原地図の登山道も描かれているTOPO10Mplus V3地形図データは別売で
それも含めると10万円越えコースだ。
庶民の経済感覚ではありえない額で、スマホ一括払い並みに高価だ。
スマホでもそれなりの働きをしてくれるが、iPhoneだと寒さに弱いし晴天だと画面が見づらい。
電池の持ちもイマイチで、何かとデリケートな存在なのはたしか。
それに比べてGPS専用機はアウトドアで使うための実用性重視の頑丈な道具だ。
スマホと違ってモデルチェンジの影響をあまり受けずに長年使える。
だからって10万円も出せないよね。。
日本専用モデルだけがガラパゴス化され、高価な正規日本語版本体を買わないと
JAPAN TOPO10M地図などは動作しないようにロックされている。
世界共通モデルは、日本語以外の多国語に対応していて自由度が高い。
なんで日本版だけそんな特別なことをしてしまうのだろうと疑問を呈しているサイトは多い。
これらの製品だけに限らず、世の中、日本だけガラパゴスなことって多いよなぁ。
ってことで、世界共通版(英語版)だと1/3ほどの価格で買えた。
今回、どういう経路で調達したかについては後述するとして、
まず「OREGON 600」になって何が良くなったか?

 ・画面が大きく広い~(^^)v
 ・想像していた以上に静電タッチ操作はスムーズで快適!
 ・あらゆる操作がeTrexに比べてクイックレスポンスで処理が速くてストレスフリー!


他にもいろいろ細かい点でもeTrexよりも高機能であった。
電池の持ちは、10年前に購入してまだ現役のGPSmap64CSxJと同等スペックなので、
エネループ・プロを使えば朝から晩までの日帰り登山でも持ちそうだ。
もしも電池切れになりそうな場合、モバイルバッテリーを使うことで
なんと!ミニUSB端子からの充電が可能。
そしてさらに驚くべきことに、薄手であれば手袋をしたままでもなぜか操作できる!(^^)/
(スマホ対応手袋でなくても良い)

Bluetooth搭載で、スマホからメールやLINEの着信も受けれて、
クアッドヘリカルアンテナ搭載で高感度な「GPSmap64S(英語版)」と迷ったが、
画面の大きさや操作の快適さから、OREGONにして良かったかな。
どっちも欲しいけどどっちかしか使わないに決まってる。(^^ゞ

もし、本体にトラブルがあった場合のバックアップ(本体の予備)として、
スマホ(iPhone)にはカシミール3Dでお馴染みでオフラインでも使用できる
「スーパー地形」(機能制限解除960円)を入れておくと完璧。
※「スーパー地形」はiPhone版のみ

金剛山 第460回 (2016.6.19) 

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金剛山 寺谷ルートにて

【動画編】


梅雨の雨の合間をぬって・・

今年の梅雨はなかなか梅雨らしい梅雨だ。
梅雨って言葉をすでに四回も使うほど他に書くことが無い。(^^ゞ
朝早ければまだ雨には遭わなかったみたいだけど早起きできなくて。。
悲願だった不思議な花びらの「モミジカラスウリ」や、
かんざしのぼんぼりみたいな「ウリノキ」にやっと会えた。(^^)
ほんとはあんまり花には興味ないでしょ、って?
個性的で変わった花にはけっこう興味があるんですよ。
最近ではイナモリソウなんかがカワイかったなぁ。
それと、雨の金剛山。
けっこう好きなんだよなぁ。

その他の写真は以下より。

新宮山彦ぐるーぷ 『奥駈道イラストマップ』 

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奥駈道イラストマップ」 (約20ページ) 順峯版・逆峯版あり

新宮山彦ぐるーぷサイト
http://syamabiko.web.fc2.com/

南奥駈道を中心とした登山道の整備など、和歌山を中心として活動されている
登山グループに「新宮山彦ぐるーぷ」という会があり、
あちこちでフクロウのイラスト入りの山名板でその名前を見かけることがある。
そんな新宮山彦ぐるーぷさんのFaceBookから
奥駈道イラストマップ」なるマップがダウンロードできるとの情報を
古くからのお付き合いのブロ友、山のまこまささんの最新記事で知ったので
さっそく落として印刷してみた。

見どころたっぷりで、眺めているだけでワクワクしてくる(≧∇≦)
これは一度、通しで縦走してみたいぞ!と鼻息荒くなった。
はて、何日かかることやら。

<注目点>
 ・女性でも縦走できるよう山上ヶ岳周辺女人禁制エリアの迂回ルート入り
 ・分割縦走のためのエスケープルート(公共交通機関)入り
 ・奥駈道標高差マップ入り
 ・奥駈道以外のルート(弥山川ルートなど)入り
 ・小屋の詳細情報(設備など)入り
 ・駐車場、水場、トイレ、シャクナゲ、自販機情報はもちろん、携帯の圏外情報入り
 ・時々犬コロが登場し、泣いたり怒ったりめちゃカワイイ?(≧∇≦)


小屋泊装備のシュラフとマットなど持参、テントは重いから置いて行き、
吉野起点の逆峯コースで、最初は山上ヶ岳の宿坊で一泊、
そんつぎは楊子ヶ宿小屋で力尽きて泊、
そしてその次は行仙宿山小屋あたりまで行けるかな?
って感じで妄想ちゅう。。
南奥駈道の大部分は未踏なので、じっくり歩いてみたいなぁ。

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竜口尾根(りゅうごおね)の又剣山にて

金剛山 第456回 (2016.6.5) + へっぽこ登山(コラボ) 

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金剛山頂にて
※キバラー、ari38さん、SONONAOさん、へっぽこNAOさん、みねごん、うっちぃさん、へっぽこHIROYUKIさん

【動画編】


へっぽこ登山さんと行く、金剛山

【ルート】
 登り:もみじ谷本流ルート
 下山:サネ尾ルート


地元関西のメジャーな低山を中心に、これから山登りを始めたいと考えている方にもわかりやすく、
ゆる~く案内されてらっしゃる動画「へっぽこ登山」。
まるでテレビ番組のシリーズものを観ているかのような一貫したスタイルで作られているのに共感し、
ぜひ一度ご一緒してみたいなぁと思っていたところ、今回、ついに実現することになった。(^^)
当日は梅雨入りが発表されるなど前夜からあいにくの雨。
時間をずらせば雨は上がる方向で、雨でも大丈夫そうなルートで決行しましょうと言っていただき、
当初スタート予定より2時間半遅らせ、ルートを妙見谷から水越側のもみじ谷ルートへと変更。
金剛山程度の低山であれば雨の直後でもたいして増水することは無いし、
実際、妙見谷を登っている最中にゲリラ豪雨に出遭ったことがあるが普段とさほど変わらず。
ただし、まるでゴルジュのようになった深く掘れた沢を遡行中に、
斜面が崩れるなど想定外のこともありえるだろうし、
初めての方をお連れするのに何かあってはいけないとの判断もあって、
でツツジオ谷ルートかもみじ谷へ変更するという候補の中で
ツツジオ谷だとすぐに終わってしまって歩きごたえもないのでもみじ谷ルートにしましょうとなった。

9:50頃、水越峠のゲートに近づいてくるとパトカーが止まっており、
奈良県警の警察官から、水越峠に車を停めたまま金剛山に出かけたまま昨日から帰らないという
78歳男性を探しているので、何か発見したら知らせてほしいとのこと。
その時点では登山経験、回数などが不明であったのでコースの察しがつかない。
ちょうど我々は一般ルートじゃないところを歩く予定だったので発見につながればと思った。

水越側から登る数あるルートの中でも人気で比較的安全な「もみじ谷ルート」へ。
沢の清涼感はもちろん、行く手を阻むかのような第五堰堤や、
開放感抜群のV字ゾーン、厳冬期には氷爆ができる第六堰堤などが見どころ。
最後の詰めは、滑めの滝を越えて行く旧本流ルートへ案内したいところではあったが、
終盤のブッシュが雨のしずくで濡れており、そんなものに撫でられるとびしょ濡れだ。
ということで、定番の急登激登りコースにて山頂へ。
このルートはもちろん初めてのへっぽこさんたちにはどのように映っただろうか。

山頂到着は12:40で、一同、すっかり腹ペコペコモードであったが、
捺印を済ませ、広場での13時ライブカメラでの時計台ポーズまでお付き合いただいた。
その後、先を競うかのように香楠荘に向かって突進したような気がする。(^^ゞ
香楠荘の蕎路坊メニューは変わらずだった。(冷やし月見山かけ蕎麦の一択)
たしか今月いっぱいまでだったかな。
往路、山頂までは曇り空に霧雨混じりだったが、長めの休憩の後、
香楠荘を出ると天気はスッキリ回復しており、ガスが吹っ切れて空気が澄みきっていた。
下山は緩やかで歩きやすいルートが希望とのことなので、
山頂付近からであれば大日岳、太尾塞経由のガンドガコバルートであったが、
ちはや園地付近からなので取り付きが近いがやや遠回りなダイトレにて。
郵便道の取り付きを過ぎ、下りへと転じる階段の手前の分岐に来たところで、
遭難者の事がふと頭をよぎり、サネ尾から下山したい提案を快く?承諾していただいた。(^^ゞ
サネ尾ルートは久しぶりで、超激下りで登り専用的なイメージはあったが、
ひとり静かに歩きたいとき、カヤンボ谷ルートで登って、
サネ尾で下りるのがマニアックなルートではある。
実際、過去には登りよりも下りで使った回数のほうが多い。
どれくらいの激下りかなぁと忘れてたけど、けっこうな激下りっぷりだった。(^^ゞ
金剛山3大急登(中尾の背、石ブテ47番、サネ尾)の一つだもんなぁ。
石ブテ47番なんか、登っていて急登すぎて靴が脱げたことがあったなぁ。(≧▽≦)
久しぶりのサネ尾は、以前にはなかったロープが多数取り付けられていた。
ヘっぽこさんたちには少々刺激が強すぎたみたいですみません。(^^ゞ
こんな日にこんなルートを歩く人はさすがに居ないだろうなぁと思っていたら、
沢への着地寸前で、後ろから単独男性1名下りて来られた。
炉端山友会のSHOさんで、やはり遭難者が気になってこのルートを選んだとのこと。
結局発見には至らなかったが、あと、カヤンボ谷や狼谷ルートが気になった。

遭難者はその後の報道から、金剛山に年数回登られる程度の方
ということがわかり、それならばむしろ一般登山道しか歩かれないだろう。
メジャールートの意外な死角にいらっしゃるかもしれない。
転滑落しそうなところを注意深く覗きこむなど意識して探してはみた。
遭難発見事例で、登山道からほとんど離れていないところで発見されるケースが多いと聞く。
例えばガンドガコバ林道(ダイトレ上)林道であっても、脇で用を足そうとして足を踏み外して
転落したとすると、対岸からでないと深くて覗き込めない箇所もあった。
あとはダイトレの旧パノラマ台から転落とか。
7日(火)の報道では未だ発見されていない。一刻も早い発見が待たれる。

ダイトレより距離的に近道したつもりがダイトレより時間がかかり、
駐車地には18時すぎに到着し下山完了となった。
日没が早い秋・冬であれば完全に暗闇になっている時間である。
およそ9時間にも及ぶへっぽこ夫妻さんとのコラボ登山、あっという間に一日が終わった。
このたびはご一緒していただきありがとうございました。

その他の写真は以下より。

金剛山頂の気温

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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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