日本百名山 荒島岳 山頂にて 赤トンボ・・
【動画編】長いブナ林に癒されながらも、終始悪路に悩まされた【ルート】
勝原(カドハラ)スキー場跡駐車場-しゃくなげ平-荒島岳(ピストン)荒島岳はずっと以前から気になっていた山で、一度は登っておかないとと思っていた。
天候やタイミングやゆとり、お財布事情などがなかなか一致せず、遅ればせながら今になった。
アクセスは琵琶湖を半周するように名神から北陸自動車道をひた走り、
福井ICで着陸、下道を延々と走って計4時間足らずで到着。
途中休憩は「多賀SA」、「賤ヶ岳SA」で計20分程度の休憩、という距離感。
勝原(カドハラ)廃スキー場の無料駐車場に着いたのは7時半ごろ。
すでに多くの車が駐車していたが駐車場の広さは十分だ。
まもなくツアーバスも到着して降りてきたハイカーたちが、
リーダーからのレクチャーを受けた後、ストレッチ始める。
準備にもたもたしていると、後から来た人がどんどん先へ行くではないか。
みんな素早いね。
ただ歩きに来て、ピークハントするだけを目的とするならともかく、
のんびりやさんの自分は、しっかり噛みしめながら味わいながら、という言い訳。(^^ゞ
午前8時ちょっと過ぎたところでスタート。
荒涼としたゲレンデ跡の舗装スロープを登って徐々に高度を上げて行く。
背後の山々の風景に、風にたなびくススキが心地良い。
スロープを登りきって右へ折れると、直射日光にさらされてたちまち暑くなる。
そこからはオフロードとなり、石ゴロゴロの足場の悪い、ややブッシュぎみで
鬱蒼としたところ(って最悪じゃないか)をまだかまだかと登る。
巻き上げ機の残骸の元リフト終点までは真夏の炎天下のような暑さにもマイッタ。
そこからほどなく自然林地帯に入っていくとようやく登山口の標識。
足場は石ゴロゴロから、滑りやすそうな粘土質へと変わる。
いつしか美しいブナ林のステージへと変化。
秋に紅葉したらさぞかしキレイだろうなぁ。
冬に落葉したらきっと明るいんだろうなぁ、と妄想。
しかし、これがやたらと長い。
木の根っ子ゾーンに加えて朽ちた階段ゾーン。
途中に小池と水場が25m行けばあるって書いてるもののスルー。
ここは大山か?はたまた氷ノ山か?
どこの山に行ってもたいして景色って変わらんよなぁ。(^^ゞ
トトロの木、白山ベンチ。白山近いし、ここまで来たら
白山に行きたい!
赤兎山も登りたい!どうして今ここにいるのだ?(^^ゞ
中出ルートからの合流ポイント「シャクナゲ平」からは少し下ってまた登り。
ようやく展望が開けてきて、前荒島あたりからは展望ゾーンとなるも
「もちがかべ」あたりはさらなる悪路。
登りはまだなんとかなるけど、下りがけっこう油断転倒しそう。(したし)
そんなこんなで、まだ暑さ残る、開放感のあまり無い稜線を歩き続け、ようやく荒島岳山頂に到着。
山頂周辺には十分なフラットスペースの弁当広場があり、総勢30名くらいのハイカーがいた。
そんなこんなであまり特筆すべき特徴には気づけなかったなぁ。
もちろんこれは荒島岳のほんの一面しか見てないわけであるし、
他のルートを歩いたり、季節違えばまったく印象が異なることであろう。
鉄道の時間さえ合えば、九頭竜線「勝原」の次の駅である「越前下山」へと下る縦走ができそうなので、
そうなるとさらに荒島岳というものを知ることができたに違いない。
高低差約1,200mの長丁場のほとんどが悪路という笑うしかない一般登山道は、
ダイヤモンドトレールで言うところの、ハードルと化した朽ちた階段はやたら長いし、
滑る岩、滑る木の根っ子、転倒しないほうがおかしい。
下山では4回転倒、そのうち1回は青タンができて内出血の打撲。
わざわざ遠征してきたのに百名山がこれかい!っていうかだいたい想定内だったけどね。(^^ゞ
あ~、も~百名山なんてまったく信用できないなぁ。
これからはビビっと、インスピレーションで登りたい!と思った山に登ることにしよっと。
とか何とか言ってみたけど、あえて印象に残ったところは・・・白山の眺めは思っていたより遠かったし・・
山頂でわんさか飛んでいたトンボかな?(≧▽≦)
いや、秋に紅葉したり、冬に落葉したらスゴイであろうブナ林に尽きるかな。
帰り道の温泉に入って、福井市内のソースかつ丼で有名なヨーロッパ軒総本店に立ち寄って帰国の途へ。
その他の写真は以下より。

荒島岳はココ!

山と高原地図(2012年版)+GPS軌跡 できるだけピストンは避けたかった


山頂から南東に向かって続く赤い線のとおり縦走したかったなぁ

勝原(カドハラ)スキー場跡駐車場(無料)にて

開放感バツグンなゲレンデ跡

まるで念仏坂

振り返ると経ヶ岳や白山の方向

鬱蒼としたややブッシュぎみな石ゴロステージ 暑い! 花は「オオイヌタデ」

地図のコースタイムで50分のところに登山口


粘土質ステージ

ヤマジノホトトギス


美しいブナ林に癒やされる

クルマバハグマ

足場は悪い



トトロの木(ブナ)

木の根っ子ゾーン



思ったより遠い白山の展望


小池(右手側25m登山道から離れたところに緊急用水場)

しゃくなげ平の看板(休憩しているハイカーがいらっしゃったので看板だけ)

オヤマリンドウ

しゃくなげ平から少し下った途中に、佐開コースが合流してくる

きびしい冬山の場合での案内ではなかろうか?

さらなる悪路へ


水が豊富で美しい大野市を眼下に

アキノキリンソウ(深山秋ノ麒麟草)

ヨツバヒヨドリ

前荒島 やたらトンボが


小荒島やら前荒島やら中荒島やら・・・きざみすぎ(≧∇≦)

白山への展望

白山にズーム


荒島岳 山頂

冬の白山連峰の説明板

ピッカピカで耐候性バツグンな羅針盤

振り返っても展望360度

改めてカレーメシがカレーライスなのか検証。MUJIのキーマーカレーと食べ比べ
カレーライスの味には程遠く、カレーリゾットかカレー雑炊的な、カレーヌードルの余った汁にアルファ米を入れたような味

岐阜金華山デジピータより入感

南側の弁当広場のほうが展望があった

荒島神社の祠




ホツツジ

下山完了 休憩2時間を含む全行動時間は7時間45分だった

メッツ(運動強度)に対応した最新鋭の活動計で、登山開始時歩数リセットで18,737歩だった

所変わって福井市内の「ヨーロッパ軒」総本店でソースかつ丼

大阪新世界の串カツだるまのようなフルーティーな酸味ソースは美味。カツは叩いて平たく伸ばし過ぎか?

「純けい」で有名な、やきとりの名門「秋吉」本店と言われている店が向かいにあり。