金剛山頂にて水越側を歩き倒し、最後はナイトハイク。新発見も。【ルート】
登り:丸滝谷ルート-大日岳・・(狼谷)・・もみじ谷旧本流ルート-ちはや園地
下山:ちはや園地-山頂・・・(ナイトハイク)・・・ダイトレ-水越峠今回は、ぜったい健脚だと思しきイトコの
みねごん(当ブログ初登場)をディープな金剛山にご案内。
なぜ健脚だと思ったかというと、
初の妙見谷が下山利用で、そのまま妙見尾根を登り返してババ谷下山とか、
葛城山(天狗谷ピストン)後に青崩道でセトを下りてカトラ登り返しで太尾東だったとか。(@@;
これはただ者じゃないゆえ、生ぬるいルートではダメだな。
ほぼいつもの装備、カメラ持参の重量でどこまで歩けるか?
自分のほうが歩けるか心配になってきた。。
撮影もそこそこに、歩きメインで水越側主要ルートをまとめて。
雨予報であったが、当日はすっかり回復。
まずは石筆橋を渡ってしばらくの林道歩き。
大堰堤を右手に見ながらしばらく行くと行き止まって入渓。
山中を行く従来の登山道が並行しているが、
鉄板橋が流されてから沢のほうを歩く楽しさを知ってしまった。
水越側では丸滝谷ルートがいちばん好きだなぁ。
緑のシャワーを浴びながら延々と奥に進むと、
石ブテ東谷ルート、中尾の背ルートとの分岐。
ここからは純粋な丸滝谷ルートとなる。
小滝をいくつも乗り越えて、詰め終わった先には名物「上の丸滝」の絶壁。
初めて来た人はぜったいにビビる。
こんな壁を登るのかと。
たしかに登るんだけど、難所はここだけ。
なんとかロープを頼りに登り切るとV字谷がしばらく続き、
そのうちに沢は薄くなっていつしか消えた。
ロープの垂れたアリ地獄を登りつめて、さらにさらにでようやく上の棚に登り切った。
一旦別れていた石ブテ東谷、中尾の背との合流ポイントである。
小休止後、石ブテ尾根道との合流へ上がり、そして六道の辻までのアプローチ。
その後は大日岳を目指すはずであったが、何やら右手に知らない踏み跡が続いている。
なんちゃって石ブテ西谷へと続く道ではなく、やや右ななめ前方という感じ。
せっかくなので行ってみたら徐々に下って行って・・
やっぱりこの道もなんちゃってに続いてそうなので登り返して大日岳の最終アプローチ地点へ。
左の巻き道のほうにあるという「狼尾根」の取り付きを探しながら歩くと
たしかにテープの巻かれた取り付きを発見!
ここからは
Kazzさんの歩かれた狼尾根の記事の記憶をたよりに進むも、
狼尾根のほうにうまく移動できないままえらいところを下って転けながら狼谷へタッチダウン。
狼谷ルートは歩いたことがあるが、こんなに荒れてたっけ?
記憶と一致したのはナメ床くらいである。
倒木だらけで進退極まるような場所があって一瞬ひるんだが、
みねごんが倒木の腐った太い枝をバキボキともぎ取ってくれて通れるようになった。(^^ゞ
助かったわぁ、ってどっちが先輩やねん!(≧∇≦)
ブヨの大群が集まってくるわで散々な狼谷もなんとかクリアして、なんとか「もみじ谷」へ合流。
小休止。
再開してすぐに第4堰堤越え、そして横飛びのナメ滝を右手に見ながら進んで第5堰堤へ。
初めて見る人にとってはなかなかの威圧感のある堰堤である。
そしてどうしてもそこで写真を撮ってしまう。
堰堤を乗り越えて少し進むともみじ谷ルート(尾根)ともみじ谷本流との分岐。
もみじ谷本流ルートへと進出すると、いつもながら奥行きのある劇場ステージ。
登りつめると、厳冬期には氷爆となる有名な第六堰堤。
無雪期のそれはなんとも地味であった。(^^ゞ
第六堰堤を越え、開けた扇状地を過ぎてしばらく進むと本流と旧本流(正面に小滝がある)の二俣。
本流の激登り急登も面白いが、久しぶりである旧本流(左俣)のほうへ進出。
小滝を越えてしばらく行くと、鳥の餌場につきあげるポイントへと進むとまた沢が二俣に分かれている。
あっさり鳥の餌場に出て終わりじゃ物足らないので、ここはせっかくなので未踏の左俣へ行ってみることに。
そしてその奥でさらに二俣に分かれていた。
左俣の奥を見ると前方奥にかすかに尾根が見えた。右俣は奥が深そう。
そんなわけで左俣へ進出。
かすかな踏み跡を見つけ、直登せずに巻くようにして尾根に取り付いた。
そうするとはっきりとした踏み跡があったのでもみじ谷ルート(尾根)に合流したんだと思っていたら、
さらに左から合流してくる踏み跡があった。そっちがもみじ谷ルート(尾根)かぁと思ったら
こんどは記憶と一致する踏み跡が合流してきて、それこそがもみじ谷ルート(尾根)だった。
じゃあさきほどの2本は?と地形図を見ると行き着く先は分かったが歩いて見るまで気になる。
それより腹ペコすぎたので、さっさと登り切って一ノ鳥居の上に出て、
ちはや園地を目指そうと思ったが、せっかくなので湧出岳三角点へ。
林道へ下りたところでちはや園地へ直行かとおもいきや、またまたややこしいところを回って大阪府最高点へ。
もう空腹が限界。。。
今度こそ、ちはや園地で遅っそいお昼。
グダグダしてたら捺印所が閉まる19時の40分前になっていたのでダッシュして山頂へ。
ヤマコーのコースタイムで山頂まで50分だったかな。(≧∇≦) 実際は20分くらいだけど。
捺印所が閉まる15分前に到着してなんとかハンコげっと。
もうせっかくなので夜の暗さも知ってもらうことに。
ってどう考えても今からどのルート歩いても日没確定。
さすがに今日はヘッデンは持って来なかったが、ライト類は3系統のバックアップあり。
スマホ、
スプラッシュフラッシュ、
バグリットと小粒ばかりであるが。(^^ゞ
山の夜は自分の手のひらも見えない漆黒ゆえ、ライトが無ければ進退極まって救助要請必至。
実際にはスマホだけで、電池残77%(山頂)→下山完了時65%で余裕だった。
山頂気温13℃で寒い!
とりあえず軽く山頂からの夜景を眺めてから、みねごんが未踏だというダイトレで下山。
ダイトレで水越がこれまた長いんだよなぁ。
パノラマ台からの夜景は山頂の夜景よりも距離が近くてなかなか綺麗だった。
カヤンボに下りてからは幅広林道歩き。
月明かりが山では本当に明るく思える。ライトが要らないくらいに。
こんな時間に歩いてる人なんかおるわけないよなぁと思っていたら前方からヘッドライトが!
車か?はたまたバイクか?と思っていたらトレラン風の単独男性だった。
一人でこんな暗闇平気なのか?
暗闇の恐怖感って何なのかと考える。
何に怖がっているのか?幽霊なんかおると思っているのか?恐怖心は自分の心の中であって、
実際には怖いものなんて何も存在してないぞって思うと平気になれる?!
そんなこんなでディープな金剛山を歩き倒した一日だった。
みねごんの健脚ぶりにはマイッタ。。
三脚を持って行ったけど、追いつくのに必至で自撮りしてる余裕無かった。(^^ゞ
その他の写真は以下より。