生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

ダイナベット 『ティックピンサー』 

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ダイナベット 「ティックピンサー(Tick pincer)」 (フランス製)  重量:たったの14g  ※電池不要

早い話が、
ライターの点火装置の原理である圧電システムの電撃で「マダニ」の神経系を麻痺させ、
手を触れることなくカプセル部に確保して取り除くことができるという道具である。
ピンセットや毛抜きなどで除去すると皮膚を傷つけてしまい、より感染リスクが高まるらしい。
マダニのカラダ本体部分は除去できても、足、口、頭の部分が皮膚に突き刺さったまま残ることが多い。
また、マダニはカラダがバラバラになると体内にある無数の細菌が傷口から侵入するという。
マダニが吸着したらできるだけ早く、安全な方法で除去しなければならないわけである。
人間の体に吸着するとすぐに吸血を始め、その時間が長いほどリスクがどんどん高まる。
詳しく知れば知るほど、ポイズンリムーバー同様に必ず常備しておきたくなる道具だ。

暖かくなってくると何かと山での脅威が増える。
自然現象としてはカミナリ。
今に始まったことではないがスズメバチやマムシ。
最近増えつつあって、本当に厄介で絶滅してほしいヤマビル。
そして近年になって「マダニ」まで加わった。
もはや近畿の山にあっては熊など脅威でも何でもないくらいである。(ばったり出くわさない限り)

そこで「マダニ」の話。
日本ではまだ話題に新しく情報も乏しいが、ヨーロッパでは昔から深刻で、
旅行者がハイキングでマダニのライム病に感染して亡くなるケースも日常的に発生しているという。
「すぐに対処」すれば軽くて済む場合があるのに、気づかずにいると
重症化してライム脳炎になるときわめて重大である。
そのあたりの事情についてはヨーロッパに滞在実績のある
山友のアベさん自身のブログで詳しく解説されている。
また、日本でマダニにやられた経験をお持ちなので参考になった。

山などの笹ゾーンには昔から笹ダニというのがいるが、これらも実はマダニであるとか。

笹ダニマダニ
※金剛山では現在のところ発見されていません

「マダニ」によるウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は
一昨年に国内で初めて確認され、亡くなられた方が年々増えており、大きな脅威となっている。
ちなみにマダニといっても日本国内には47種存在するらしく、
全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではないらしい。

患者発生地にマダニ多発 西日本 野生動物が持ち込みか
2014/05/11 中国新聞朝刊 28ページより引用

患者発生地 マダニ多発
西日本 野生動物持ち込みか
マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」による
死亡者が出た西日本の集落で、30分間に100匹以上のマダニを捕まえたとの調査結果を10日、
国立感染症研究所が明らかにした。周辺に出没するシカなどの野生動物がマダニを持ち込んだとみられる。
沢辺京子・同研究所昆虫医科学部長は「100匹は非常に多い。
野生動物が出没する地域は感染のリスクが高い可能性がある」と指摘。
「昨年の患者数は5月が最も多かった。田や畑で作業するときには、
地面に直接座ったり肌を露出したりしないでほしい」と注意を呼び掛けている。
同研究所は4月中旬、SFTSによる死亡者が昨年出た西日本の集落周辺を調査。
旗のような形状の布で地面をなでるように動かし、30分間で捕まるマダニの数を調べた。
ほぼ同時期にシカがいない別の場所で捕れたのは40匹程度だったが、
死亡者の自宅周辺にある田のあぜ道や畑の周辺では、最多で140匹いた。
ほぼすべてがマダニの一種であるフタトゲチマダニだった。
マダニは体長数ミリ程度で、家庭にいる小さなイエダニとは別の種。
森林や草地に生息。同研究所は都道府県名など調査地点の詳細は明らかにしていない。

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説明が無いと何の道具なのか、使い方すらさっぱりわからない不思議な構造
ヨーロッパではマダニの存在は一般的なので、フランス製のこれは実績のあるグッズである
カッターシャツのポケットに入る小ささ!(クリップ付き)

大和葛城山 (2014.5.25) 

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大和葛城山 ツツジ園にて
おとみさん、和美さん、うっちぃさん、グンちゃん、orisさん、キバラー
Damonさん、段取八分さん

【動画編】


この季節には想定以上にハードだった

【ルート】
 登り:弘川寺からの道(林道)
 下山:弘川寺からの道(弘川城址経由)


グンちゃんシリーズ第4回の今日は、ところ変わって金剛山のお隣に位置する大和葛城山。

 シリーズ第1回(金剛山 2014.1.3)
 シリーズ第2回(金剛山 2014.2.11)
 シリーズ第3回(金剛山 2014.3.29)

季節も変わって春から初夏への装い。
暑さも手伝って、けっこうな長丁場はなかなかハードだった。
おなじみメンバーに加えてニューフェイス登場。
段八さんご友人の米国人Damon(デーマン)さんを加えて総勢8名。
大人数で登るには歩きやすい最適なコースだった。

スタート地点の弘川寺は清々しく心静かに落ち着ける空間。
これをパワースポットと言わずして何と表現すれば良いか他に思いつかない。
もうここから動かなくても良いくらいであった。(^^ゞ
さて葛城山、ツツジの見頃は先週末だったので最初から期待は半分、
それよりみなさんと楽しく山を歩けることが今日の核心であることにほかならない。

葛城山だけだと歩き足らないと思っていたらなんのその、
弘川寺の標高200mから山頂までの高低差760mに加えて
山頂付近からロープウェイ山上駅まで下って登り返すなど実際には772m。
下山は下りのみかと思いきやアップダウンがあったりで
最終的には若干歩きすぎでお腹いっぱいになった。
汗で塩分、ミネラルが流出する疲労度は、涼しい寒いくらいの山を登るのとは違う。
低山はもう完全に夏モードである。
今回は山頂で冷たいお茶のペットボトルやアイスクリーム(白くま)などが調達できたが、
そうでない山では、夏場のおなじみポカリに加え、冷凍のお茶ペットや氷+サイダーも必要。

午前9時20分ごろ、待合せていた仲間と弘川寺をスタート。
まずは弘川寺境内を歩いてから舗装林道を道なりに。
そのまま延々と山頂までかと思いきや、途中から登山道へ。
登りと下りに分かれた分岐点を何の迷いもなく登りのほうへ歩くこと100mくらいか、
GPSを注視していたうっちぃさんからルートロスを告げられ、来た道を戻ってリカバリーする羽目に。
いま、山を登ってる最中なのだから当然登りのほうだろうという先入観は時に遭難の原因ともなる。
ウスイ谷からの舗装林道との林道交差からは延々と一本道の舗装の急登。
それでもところどころ枝道はある。
そんなこんなで暑さに揉まれて終盤ではみなさんほぼ無言になりながら山頂へ。
キャンプ場を過ぎたあたりからロープウェイ客などでごった返しの賑いだった。
見頃を過ぎてもツツジだけでこれだけ集客できるってつくづくすごい山だなぁと思った。
ツツジ園で適当な日陰を見つけて昼食。
ちなみにツツジは予想通り見頃を終えてずいぶん枯れにかかっていた。
お昼休憩の後、段八さんとDamon(デーマン)さんはせっかく来たついでだからと
水越を下りて金剛山に行くとのことでお別れとなった。
残ったメンバーでまだしばらく山頂周辺を散策。
白樺食堂のテラスでアイスクリームを食べたり、ロープウェイ山上駅を見に行ったり。
再び登り返してキャンプ場脇から林道を。
ウスイ谷の林道交差までは往路と同じで、そこから先は登りとはルートを変え、
弘川城址の巨石を見るために山と高原地図にはない複雑なルート分岐を経て到着。
この巨石は一見の価値がある。
そこからの下山ルートは、あっちかな?こっちかな?と踏跡のある枝道多数で
選択を迷いながらまだかまだかまだ着かぬかとへとへとになりながらのゴールであった。
下山完了は16時55分。
Damon(デーマン)さん、さすが!と思ったのは、落ちてる他人のゴミを拾ったり、
いろんな面で気配りされて様子は、さすがアメリカン・ナイス・ガイ!だなと。
下山中にずっと話題になっていたのが、イオンモ-ル橿原アルルのモ○ベ○に、
どうやら性別のわからない美しい人が居るという話。
その店員さんからトレッキングポールを買ったというおとみさんが頭を抱えてる。
orisさんも知っていたその方、名前一致で同一人物であることが判明。
orisさんは女性だという。果たして。。
会員カードの更新もあったり買うものもあるので久しぶりにそこのモンベルに行ってみようかな。
そんなこんなで、長丁場な一日であったが楽しいひとときをありがとうございました。

その他の写真は以下より。
Check [ 2014/05/27 21:11 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(19)

スノーピーク 『携帯OSHIBORI』  

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スノーピーク社 「携帯OSHIBORI」 (Portable Hand Towel Oshibori GY) MADE IN JAPAN

公式サイト

山において、食べもの手づかみや砂、泥などで手が汚れた状況で、
乾いたハンカチやタオル、手ぬぐいしかない場合、
何かウェッティなものがあればなぁと思うことが多々ある。
ウェットティッシュという方法もあるが、使用後はゴミとなるうえに、
二度目以降の使用時には密封が不十分とかでちょっと乾燥気味で湿り気が足らなかったり。
都合よく沢でもあれば良いのだが。

というのも、手入れが難しかったりたいへんだったりで、できるだけ汚したくないものがある。
精密機器(カメラやGPSやスマホ)などがそれにあたる。
そんな時に便利なのが日本古来の”おしぼり=濡れた布”である。

 ・おしぼりの歴史
 ・日本の伝統文化 おしぼりジャパン

そこで、おしぼりを湿った状態を維持したまま携帯するのにどうすれば良いかと考えたとき、
これを買っておけば大丈夫っていうような都合のいいおしぼりケースがなかなか無い。
動物の絵とか描いてある幼児向けしかイメージできなかったりするし。(^^ゞ

ところがなんと!あのスノーピーク社がこんなものを作っていたのだ。
その名も「携帯OSHIBORI」。
名前、そのまんまや~んって思ってしまうが、日本の伝統文化であるおしぼりを
携帯サイズで実現させたという画期的製品にOSHIBORI以外のネーミングは考えられない。
抗菌仕様の樹脂でできたケースに、専用の綿でできた乾いたおしぼりが2枚ついている。
ケースの色は3色あって、どう見てもこげ茶色なのに「グレー」という商品を買った。
あまり全力で紹介できないのは、在庫限り商品となっていて
現在、好日山荘などの店頭では手に入らなくてネットの在庫のみとなっている。

先日の山行きではさっそく大活躍。
乾いてきたり汚れても、沢などがあればささっとみずみずしさが取り戻せる。
特筆すべきはその大きさ。
収納構造が考えられていて、ケースにいれるとなんと!
単一形乾電池を縦に1.5倍ほど長くした程度の小ささである!
届いたときにあまりの小ささに目を疑った。
カッターシャツの胸ポケットにも入るではないか。←もっと良い表現無いかな?(^^ゞ

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蓋のヒモを上に引き上げて取り出す  ※写真はまだ湿らせてない新品の状態
ケースの大きさは単一形乾電池を縦に1.5倍長くしたくらいのサイズ(高さ97mm)

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綿100%のおしぼりは2枚付きであるが、同じ大きさのハンドタオルがあれば傷んでも代用できそう
おしぼりの大きさ=24cm×24cm

それにしてもどうして廃版なのかなぁ。
価格に割高感があって売れなかったとしか思えないが日本製であることを考えると満足できるはずなのに。


Check [ 2014/05/22 21:14 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

鈴鹿山系 入道ヶ岳・鎌ヶ岳 (2014.5.17) 

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入道ヶ岳ピークにて

【動画編】


やっぱり鈴鹿は変化に富んで刺激的だった

【ルート】
宮妻峡駐車場(7:50)-入道ヶ岳(10:00)-奥宮-イワクラ尾根分岐-
水沢峠(12:00)-水沢岳(お昼40分間)-岳峠-鎌ヶ岳(14:30)-宮妻峡駐車場(16:20)


【鈴鹿セブンマウンテンへの足跡】

第1座目・・・御在所岳(2012.9)
第2座目・・・竜ヶ岳(2013.5)
第3座目・・・雨乞岳(2014.4)
第4座目・・・入道ヶ岳(今回)
第5座目・・・鎌ヶ岳(今回)

番外
御池岳(2012.8)
綿向山(2014.3)
霊仙山(2014.4)

未踏
藤原岳
鈴鹿釈迦ヶ岳

想像をいつも良いほうに裏切ってくれる、そんな鈴鹿の山。
今回も「これはスゴイ、こんなの他に無いなぁ」の連続だった。

西名阪自動車道、名阪国道を経て下道で三重県四日市市へ。
清々しい。
同じ日本なのに、京阪神とはまったく違う、どこかなつかしい
異世界に迷い込んだかのよう。
宮妻峡が近づいてくると伊勢茶の茶畑が広がる。
涼しくて爽やかな5月の朝である。
朝、3時過ぎに起きるのはつらかったが、さっそく「がんばって来てよかった感」あり。
起点である宮妻峡キャンプ場近くに立派な無料駐車場がある。
出発準備を済ませると午前7時50分であった。
先に到着していた男女3人組はどこから登るのか、なかなか出発する様子を見せない。
新道の取り付きはどこかなと探しながら歩き始める。
舗装路から下って山小屋の裏手へと案内板がつづく。
いきなりの渡渉のスタートであった。
一つめは何の問題なく渡渉、2つめは水量もそこそこなので、ドボンしない箇所を探すこと数分。
あの△形の岩に取り付いても斜めなので滑るとアウトだよなぁ、などと考えながら。
ドボンでカメラを濡らすといきなりゲームオーバーとなるので慎重になる。
なんとか攻略ポイントを見つけて渡り終えた時に、あの若者男女3人組がやってきた。
モデルのような山ガールを連れた男性2名。
いちばん乗っかりたくなかった△形の岩に女性が乗ってしまって進退極まっている。
男性2人がストックなど使っての救出劇。息ぴったり。
3人ともものすごく仲良さそうで、山を全身でもって楽しんでいる感じが微笑ましい。
といってもまだ登ってもいないわけではあるが。
3人組とは延々と水沢峠まで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返すことになろうとは
この時は思いもしなかった不思議な縁であった。
渡渉を終えて少しあるくとなぜかケルンがあって、そこからは延々のザレの急登である。
アキレス腱が切れるかと思うほどの急角度で、落石に気をつけながら高度を上げて行く。
スタート時は寒いくらいだったウインドブレーカーを脱いでいると3人組が追いついてきて通過。
歩き始めると少し進んだところで3人組は休憩していたのでお先に失礼。
いきなりの急登からのスタートだったので、かなり高度を稼いだと思ったらそうでもなかった。
展望のある熊笹ゾーンが近づいてくると風が猛烈に吹き付けていて体温を奪っていく。
またまたウインドブレーカーを着る。
風が強すぎて、帽子が飛ばないように取り付ける留め具ごと2回飛ばされて拾いに行った。
展望が開けてくると御在所岳、鎌ヶ岳の山容や、四日市市街や伊勢湾が一望できた。
撮影していると3人組が追いついていて一緒になって撮影。
少し高度を上げるともっと展望が良くて、撮り直すことが多いが今回もそのパターンだった。
お互いに撮影しあったりして、さらに動画の撮影などをしているうちに3人組は先に行ってしまった。
熊笹ゾーンに入ってからは気分爽快のひとことに尽きる。
最高に気持の良い山歩き、ここに極まれりな感じ。
これまで歩いてきた鈴鹿山系、どの山も「今回の山は最高じゃないか?」と思うものばかり。
しかし、今回こそはいちばん最高じゃないか?比較したくないがどれもこれも良い山だったよなぁ。
入道ヶ岳のようなパターンは過去に似たような山は無かったよなぁなどと考えながら。
山頂に着いた!と思ったらそこは「北の頭」というところだった。
そこからは入道ヶ岳山頂や鳥居が確認でき、3人組は早くも山頂に到着したようだった。
北の頭周辺も最高の弁当広場であったが、いかんせん風が強くて寒い。
写真を何枚か撮ってから山頂へと移動した。
山頂に到着すると、鈴鹿山系竜ヶ岳山頂を彷彿させる大展望だった。
3人組は仲良くうつ伏せに寝転んで写真を撮っていた。
体感的には3時間くらい経っているyとうに思ったがスタートしてからまだ2時間の10時だった。
鎌ヶ岳へ周回する気持ちは半分くらいしか無かったのは確か。
鈴鹿セブンマウンテンを一座一座丁寧に歩き倒したいと思っていたからだ。
しかしながらまだ10時で、コースタイムで鎌ヶ岳まで4時間。
到着してもまだ14時くらいなのであれば行ってみようとちょっとだけ思い、
とりあえず水沢峠で下りるか続けるか考えることにした。
もうここでお昼を食べながらいつまでもゴロゴロしておきたいという誘惑を断ち切って移動開始。
空腹であるが、お昼を摂ると歩く気力が半減してしまうので先送り。
とりあえず超熟食パンを頬張って行動食とした。
水沢峠でお昼かなぁなんて思ってたら、奥宮を過ぎたあたりからあの爽快な入道ヶ岳山頂周辺の
草原のステージはすっかり消え失せ、険しい様相を見せてくる。
もしかしたらこの先、弁当広場なところなんて無いんじゃないか?
だったらあの草原ステージでゴロゴロしておきたかったなぁと後悔したときには手遅れ。
下ったり登ったり岩を登ったりを繰り返して歩いて歩いて・・・。
シロヤシオ満開、イワカガミだらけ、ツツジはまだつぼみ。
あれ?賑やかな声が聞こえると思ったら、あの3人組が先を歩いてる!いつの間に。。
もしかして考えていること同じなのかなと尋ねてみたら、同じく水沢峠で行こか下ろうか考えるとのこと。
再び抜きつ抜かれつを繰り返しながらやっと水沢峠到着したら狭い峠でお昼を摂るようなところではなかった。
水沢峠到着は11時55分。
これまでの所要時間とコースタイムをにらめっこしながらどうするか考えること5分間。
3人組は下山することにしたようだ。
「奥村光信」氏の手書き地図によると水沢峠から鎌ヶ岳までのコースタイムは3時間となっている。
山と高原地図では2時間。
まぁとりあえず途中の水沢岳ピークに登ってみてお昼を食べながら考えようと3人組に別れを告げた。
これを最後に二度と出会うことは無かった。
水沢岳ピークの近くでフラットな木陰があったのでのんびりお昼。
のんびり?それって鎌ヶ岳へ行く戦意喪失を意味するような。。
それでもがんばって時間を切り詰めて所要時間40分間。
行く事にした。。。
水沢岳ピークを過ぎると、いきなり砂状の激下りに面食らう。
その後も、ここで滑るとヤバイよ的なポイントが幾つか通過して
ニセピークを何度も越えて、ようやく鎌ヶ岳直下の岳峠に到着。
遠くから眺めてると「どうやってこんな岩山登るねん?」と思っていたが、
すぐそばに歩み寄るとなんのことはない、ただの岩場の急登であった。
そんなこんなで鎌ヶ岳山頂到着は14時30分。
水沢峠を12時に再出発してから2時間半、内40分のお昼休憩なので実質一時間50分かかった。
鎌ヶ岳は武平峠(御在所岳側)からだと一時間程度で登れることから、
こんな時間でもまだ登ってくる団体が居た。
さて、休憩を終えて再び岳峠に戻って14時50分。
ここからは延々と長い下山が予想される。
予想通り、歩けど歩けどまだ1/5、1/3、・・・やっとまだ半分。
長かったぁ。。
下山完了は16時20分。
歩きごたえたっぷり、変化に富んで飽きないアスレチック要素たっぷりの充実した山歩きができた。

その他の写真は以下より。
Check [ 2014/05/18 23:14 ] 鈴鹿山系 | TB(0) |   コメント(8)

登山道の難易度(グレーディング)表 

登山道というと、
昭文社の山と高原地図では、一般登山道である実線。
踏跡が明瞭ではない破線ルート。
さらには国土地理院の地形図に残されている旧登山道などがあるが、
「危」マークがあるのにそれほどでもなかったり、けっこうヤバかったり
実測した人の基準によってバラつきがある。
「迷」マークもしかり。
これらをもっとわかりやすく、体力度を縦軸に、技術レベルを横軸にした
グレーディング表が作られているという。
これは非常に興味深い。
このような表が他の山へも展開され整備されることで、
レベルにあった山やルート選びの指標としての楽しみ方も期待できそう。


夏山の主要登山道、難易度ランク付けへ…長野県
2014/05/15 読売新聞ニュースより引用

 長野県は夏山シーズンに向け、北アルプスや八ヶ岳など県内夏山の主要登山道について、
難易度をランク付けした表づくりに取り組んでいる。
 必要とされる体力と技術を示し、力量に応じた山選びの目安として活用を呼びかける。
県は都道府県別で山岳遭難事故ワースト1の汚名を返上したい考えで、
「一目で分かるよう工夫しているので役立ててほしい」としている。
 7月までにはインターネットや雑誌、登山用具店などを通じて公表する。
 同県は全国有数の山岳県で、昨年の遭難件数は300件(遭難者数328人、うち死者65人)。
遭難件数と遭難者数で過去最多を4年連続で更新した。
県は今年から登山シーズンのピークである7月第4日曜日を山に親しむ「信州 山の日」と定め、
登山の安全対策に力を入れている。
 難易度表は「信州の山のグレーディング表(仮称)」。
山小屋関係者やガイドなどで構成される、各地区の山岳遭難防止対策協会が監修している。
ロープウェーを利用し登頂が比較的容易な木曽駒ヶ岳から、体力や技術を要する槍ヶ岳や穂高連峰まで、
夏山で人気の一般登山道約90ルートを網羅する。
 鹿屋(かのや)体育大学の山本正嘉教授(運動生理学)の研究に基づき、
登山コースの標準時間や距離から算出した体力度を10段階で縦軸に、
トレッキング程度の初心者から、はしご・鎖を通過できる中級者、
ロープを使う上級者レベルまで、技術度を横軸に5段階で表す。
富士山や高尾山も例示し、比較できるような工夫もする。
Check [ 2014/05/15 21:45 ] その他 | TB(0) |   コメント(2)

台高山系 高見山 (2014.5.11) 

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【動画編】


たくさんの山々に囲まれ、静かでのどかだった

【ルート】
たかすみ温泉(7:05)-高見杉-笛吹岩-高見山山頂(昼食)-大峠-小峠-
(プチバリエーション)-たかすみ温泉(14:00)


金剛山系を除いて、一度登ったことある山は二度目を登る余裕が無いくらい山は無数にあるので
未だ登ったことが無い山を一日中歩き倒すはずが、
今日は17時までに帰着しなければならないという時間制限付きであったので、
そういうことなら金剛山に登るのが常であるが、なんとなく遠くへ行きたくて。(^^ゞ
今回もY.N氏が同行してくれるというので鎧・兜岳でもと車を走らせたが、
もっと手前にある高見山へ行き先変更したという何とも無計画な山行きになった。
高見山というと厳冬期に霧氷、エビの尻尾ができる有名な山である。
前に登ったのはもう2年以上前のことなので、
厳冬期だったので、無雪期の高見山ってどんなのか・・気になったわけでもなく。(^^ゞ
未踏の「たかすみ温泉」からのルートからの登り。
山と高原地図のコースタイムでは2時間半となっている。
はたして。。

駐車場で出会った老夫婦とおしゃべり。
九重連山とかも車で登りに行ったとかでリタイヤ後の山歩きを
二人三脚で楽しんでおられるご様子。
午前7時にたかすみ温泉をスタート。
前をそのご夫婦が行く。
こちらは撮影しながらなので油断しているとすぐに見えなくなってしまう。
ゆっくりでも歩き続けるということはすごい差がつくものだ。
継続はチカラなり。
遅れては早足で追いついての繰り返しで、今回の良きペースメーカーとなった。
たかすみ温泉からのルートは想像どおりの植林メインである。
そんな中でも「高見杉」というひときわ大きな木が避難小屋の脇に立っている。
なるほど大きいな。樹齢は700年。
玉置神社の「大杉」(樹齢2千年)に比べたらその半分以下であるが。
GPSを確認しながら登っていると、実際の登山道が山と高原地図の実線と大きなズレがあった。
植生が変わって自然林になると、なんちゃら岩、ほにゃらら岩・・という看板が多発。
そのほとんどが確認できないところにある感じ。
谷の底にあるとかだったり。(≧∇≦)
中でも「笛吹岩」は岩がどうとか言うより、その岩の上からの展望が良かった。
眺めてみると完全に山々に囲まれているのを実感。
そこからはわりとあっさり山頂に到着。
あの老夫婦も到着されていて避難小屋の上でお昼の最中であった。
ひとしきり撮影を終えてもまだ10時台であったが、お昼にしようとしているうちに
早くも老夫婦はピストンで下山を開始された。
ずいぶん前から空腹だったので、山頂の祠の裏側の芝生ゾーンで早めの昼食。
超熟にカップラーメン。
冬場はオニギリが固く冷たくなるので超熟は行動食に最適であったが、
暖かくなってくるとさすがにパンでは喉が通りにくい。
結局2枚食べただけで腹いっぱい。
茶菓子を食べるほどお疲れではなかったので短めの休憩で下山モードへ。

さて下山であるが、ピストンではあまりにもあっさりしすぎなので、
大峠のほうに下りてみることにした。
何やら通行止めの説明のような看板があったがまだ通行止めなの?くらいに思っていた。
下からパラパラとハイカーが登ってくるのでどこか歩けるのだろうというお気楽さ。
決して時間制限のことを忘れていたわけではないが。
日当たりが良く、自然林の植生が面白いつづらの下りであった。
あの積雪期の面影が無い。
登ってくる単独の男性に大峠-小峠間の情報を聞くと、
柵があったのでどうだろうとのことだった。
大峠まで下りてくると数台の車が止まっている。
てっきり、車が大峠にあるということは小峠から林道で来ていると思い込んでいた。
実際には三重県側から来た車だったのだ。
実際にはがっちがちの通行止めであった。
ということは何を意味するのか地図を眺めながら考えてみると以下の方策しか無いことが判明。

 1.高見山山頂へ登り返してピストンで下山
 2.バリエーションで小峠まで横移動
 3.車道に出て舗装路歩き。

3はありえない。
なぜなら舗装路を三重県側に下りることになるので、
そうなると排ガスにまみれて総延長約2.5kmの高見トンネルを徒歩で抜けることになるのだ。
(涼しそうではあったが)
1はさすがに今、降りてきたばっかりなのに登り返すなんて。。
2しか無いなぁ。。しかし舗装林道は通行禁止だし。。
途方にくれていると、さきほどすれ違った男性がもう下りてきた。
(山頂までそんなに短かかったっけ?登り返してもたいしたことなさそうだな。。)
その男性から「三重県側の高見トンネル入口までで良ければ乗って行ってください」と。
いや、トンネルが・・。。(^^ゞ
丁寧にお礼を言って気持ちだけいただいた。
しばらくすると関係者だという人が来て、事情を説明すると山側の登山道なら山ヌケ箇所を巻けば歩けるとのこと。
しかし、今日は工事をやっていない日なので自己責任の範囲で林道を通ってもかまわないとのこと。
普段は工事が終わるまでは徒歩でも通行禁止だということを念を押された。
今回は特別に通らせていただいた。
どんな様子だったかについて通行を助長することになるので差し控えたい。
そんなこんなで小峠に到着してからは登山口に下りて舗装路でたかすみ温泉かなぁと思っていたが、
高低差120mほど登り返せば、往路で通った登山道に合流するようなのでそのようにした。
120mの登りくらいはたいしたことはない。
200mでもまぁ大丈夫。
300m,400mになってくるとひと山越えるみたいで気持ち的にちょっとね。
登山道に合流後は朝登ってきたのをピストンという形でだらだらと下る。
ところが、脇道のようなところを見つけ、昔は登山道だったっぽい踏跡がうっすらとついていたので
時間が限られているというのについつい引き込まれてしまった。
結果は、行かないほうがよかった。(^^ゞ
下山完了は14時ちょうど。
今回の山行きの満足度は・・・う~ん、時間制限があったので微妙。(^^ゞ
ほんとうは北尾根周回したかった。
たかすみ温泉(500円)で汗を流して帰った。

その他の写真は以下より。
Check [ 2014/05/12 21:22 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(20)

人と寿命と、山とのかかわり 

人との関わり(直接対話やお世話)から遠ざかると寿命を縮める?!

せちがらい世の中がますます加速する中で、
人の心もいろいろとおかしくなってきているのか
ことサラリーマン生活においてはコンプライアンス、個人情報保護、
パワハラ、セクハラなど法令遵守などで線引がきちんと行われるようになり
その結果、仕事にかかわる話以外の会話がやりりくくなり、
窮屈さを強いられていることからストレスを抱える人が多くなってきている。
考え方によってはそれはそれで割り切れるわけであるが、
画一化されることで個としての人の存在感は希薄になる。
営業をやっていたときは社内より、むしろいろんなお客さんとの関わりが楽しかったなぁ。
一方、趣味の世界では個の存在感が際立ってくる。
だれもが別け隔てなく、老若男女関係なく関わりを持てかつ個性を発揮できる場。
山登りという趣味を通じて別の趣味が生まれ(カメラなど)、
それらをブログやヤマレコ、SNSなどで自己表現することで人と人との関わりが増え
ひいては生きた証、自分がこの世に存在した足跡を残していけるのではないかと。
ブログはともかく、ヤマレコは特別な専門知識を必要としなくても、
定型フォーマットで毎回の山行きの記録を残していける。
さらには写真を載せることで写真という別の楽しみもできて趣味の幅が広がる。
山の記録を楽しく共有できて、記録を増やすためにまた山に行きたくなる。
そしてそれを通じて人との新たなつながりもできる。
ヤマレコやっておけばよかったかなぁ。。(^^ゞ
人や社会とより関わっていかないと、あの人は無理、この人苦手と
人との関係性を縮める方向に走ると、自身の寿命を縮めている事になっているかもしれないという。
せっかくの貴重な休日が自治会の役員の仕事で今年度はけっこう潰されるなぁ、
めんどくさいな~、なんて思っていた自分は今、ここで考えを改め、
「損して得取れ」の気持ちで積極的に人のために尽くそうかなと。(≧∇≦)
興味深い記事がありました。

なお、以下の内容は武田氏が言っているだけではなく、
先日、テレビを観ていたら、この内容によく似たものがあった。
30歳になったばかりの時からチャレンジすること5回目、64歳にしてついに
キューバ~フロリダ州間を泳ぎ切ったアメリカ人女性、ダイアナ・ナイアドさんの
感動的なスピーチの中にも通じるものがあった。
Check [ 2014/05/09 06:50 ] その他 | TB(0) |   コメント(7)

金剛山 第354回 (2014.5.4) 

20140504-1.jpg
金剛山 カトラ谷ルートにて

【動画編】


ニリンソウ、イチリンソウが見ごろ

【ルート】
 登り:カトラ谷ルート
 下山:タカハタ谷ルート


昨日はさくら祭りに行けず、高級弁当を食べ損なった。(^^ゞ
今日は午前7時ごろからの登り出し。
この時期大人気のカトラ谷ルートから。
朝早いので登山者はほとんど無く、ニリンソウの群生をゆっくり楽しめた。
カメラを構えていると、花に詳しいトレラン風の方が通りかかり
トウゴクサバノオ、サイゴクサバノオ、ヤマウツボ等々この時期見れる花の在処を
尋ねてないのにぜんぶ教えてくれた。(≧∇≦)親切な方でした!
前から知っている場所を探していたら、昨日あったというのにもう無くなっていたとか。
しかし、教えてもらった場所に行ってみると群生しまくっていた。
あまり希少な花には興味が無かったりするので、はいつくばったり三脚で構えたりしないと
撮影できないようなちっこい花って目で見て楽しむだけ。
群生のように誰の目にもわかりやすいものだけカメラを向ける。(^^ゞ
そんなこんなでずいぶん道草してしまって山頂到着が9時すぎで気温は11℃。
今日も一昨日同様に夏モード全開のウェアで来たら寒かった。
山頂下の広場ではピノプランさんがドイターのザックやマジックアイゼンのセールをされていた。
山頂広場ではチャレンジ登山大会以来の富田林の田中さんと遭遇。
今回2千回の表彰を受けられたとか。
さらに、先日のフリーペーパー「サルの前栽」の著者、昔青年さんと遭遇。
捺印所前では富岡さんご夫妻とトイプーに出会う。
今日は10時のライブカメラを待てずに山頂を離れる。
タカハタ谷ルートのイチリンソウの群生を眺めながら。
まつまさ駐車場に下山してくるとすでに車が満車で下の道路にも車が数珠つなぎ。
GWの破壊力はスゴイよなぁ。
連休があると国民の消費も増えそう。

その他の写真は以下より。
Check [ 2014/05/04 23:28 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(6)

金剛山 第353回 (2014.5.2) 

20140502-0.jpg
金剛山のオオヤマレンゲ

20140502-00.jpg
カンアオイ ミヤコアオイ

金剛山に「オオヤマレンゲ」

【ルート】
 登り:寺谷ルート
 下山:ババ谷ルート


今日は特別に理由があるわけでもなく休暇を取った。
チャレンジ登山大会以来、久しぶりに金剛山へ。
五月晴れの下、ウェアは完全に夏モードに衣替えして望んだにもかかわらず
汗だくだくになって登る。
ゼーゼーハーハー、ちょっとハイペースだったかな。
水場のたびに顔洗い。
金剛山はすっかり夏日になっていた。
いよいよ新緑と花の時期だ。
(花のことは苦手。。)

転法輪寺に訪れる登山者が増えればとの思いで
あのオオヤマレンゲを植樹されたということで今回はそれが目当て。
オオヤマレンゲというと絶滅危惧種で天然記念物にも指定されているもので、
ウィキによると、標高1,000~2,000mの山地の林内などに自生するもので、
奈良県の八経ヶ岳と明星ヶ岳周辺に自生地がある程度。
シーズンになると全国から多くのハイカーが八経ヶ岳に訪れる。
奈良県天川村の村の花ともなっているそうである。
そんな花が、そこまで行けないけどひと目見たいという願いを叶うべく
金剛山でお目にかかれるようになる。
探すのに苦労したがたしかにあった。
まだつぼみであったが、あと一週間足らずで咲くとのこと。
そんなオオヤマレンゲを撮影していると、
10時のライブカメラでお馴染みの会長が大汗を滴らせながら通リかかられ、
本道を登ってくる途中で見たこともない花?が咲いていたと教えてくださった。
山頂10時の気温は11℃。
お馴染みの方々一同と10時のライブカメラに写った後、
小学校時代の恩師共々その花の場所(千早本道9合目付近)まで案内していただいた。
みなさん、聞いたけど名前が思い出せないと悶々としてらっしゃった。
なんちゃらアオイまでは出かかっていて、ようやく思い出していただきました。
カンアオイ ミヤコアオイ」
聞いたこともない名前である。
少しであるが群生していた。
みなさんとお別れし、山頂まで登り返したところで昔青年さんと再びお会いし、
ババ谷駐車場まで下山をご一緒していただいた。
ブログこそされてらっしゃらないが、読み応えたっぷりの「サルの前栽」という
山行記事を新聞さながらに書かれてらっしゃったのをいただき拝読させていただいた。
読み応えたっぷりでそのままブログとして公開されたら良いと思う完成度であった。
そんなこんなで午前中で終わった短い山行きであった。

そういえばこんな確定情報をいただいた。
来年秋、金剛山千早本道の登山口である福助茶屋~一休茶屋間に、
mont-bell店舗併設の道の駅がオープンするそうです。

その他の写真は以下より。

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
自分とのたたかい
カウントダウンタイマー
第43回チャレンジ登山大会
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プロフィール

こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中

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