雷峠にて ※クリックで拡大可
手前が
竜口尾根、その後ろが大峰山脈
【動画編】
終始、明るく開放的で気分爽快な山歩きが楽しめる。
しかしながら山と高原地図では上級者向けとなっているほどの迷える森。【コース】 (ピストン)
大台ケ原ビジターセンター-尾鷲辻-堂倉山-(尾鷲道)-雷峠-コブシ嶺(お昼:一時間半)整備された大台ケ原遊歩道から尾鷲道へと一歩踏み入れるとそこは自然林の宝庫。
光あふれる明るい雰囲気で、早く抜けたくなるような暗く鬱蒼としたところがほぼ無い。
こんな良いところがあるなんて知らなかった。
しかし、当然こっちだろうと思った方向がまったく間違っていることに気づくことが多々あった。
往路では堂倉山からコースに復帰するときと、雷峠の手前である。
自分と同じ目的地だった二人組のベテラン男性とスタート時に一緒だったが
男性たちはペースが早くて早々に見失ってしまい、
次に出会ったのはコブシ嶺を離れて帰る途中にやっと到着されてこられたので驚いた。
やはり堂倉山で迷って地池高まで行ってしまったそうで結果的に20kmも歩いたとか。
自分は不覚にも復路でも白サコ付近で迷ってしまいリカバリに時間を要するなど
今回はかなりGPSのお世話になった。
8時前のスタートで15時には十分戻ってこれるだろうと余裕をかましていたら
実際には帰りはハイペースで歩いてたっぷり3時間かかって
16時半にビジターセンターに帰着したという次第。
今日はこの後に予定があったので帰着のタイムリミットは16時だったので
尾鷲辻までやっとの思いで戻ってきて遊歩道を大急ぎで歩いたがタイムオーバーとなった。
ただ単純に尾根をひたすら歩くだけの超カンタンそうなルートに見えて、
ひとたびコースを見失うとなかなか復帰するのがたいへんであるなど
ルートファインディングという楽しみ方もできる決して平和ボケなルートではない。
横移動中心でほとんどアップダウン無しのゆるゆる山歩きを想像していると大間違い。
けっこうたっぷり歩いた感があってなかなかの疲労度だった。
このコースの目玉は何といってもコブシ嶺の展望に尽きる。
雷峠でも十分すぎる展望だったので、コブシ嶺まで行く理由があるのか?と思ったが、
コブシ嶺の展望はもっとすごかった。
眼前に迫る急峻な岩の
竜口尾根の向こうには大峰山脈のほぼ全部が見渡せる。
それこそ山上ヶ岳から大普賢岳、行者還岳に弥山、八経ヶ岳、明星・・仏生、孔雀、釈迦ヶ岳
大日岳に南奥駈道の山々までほぼ全部入り。
さらに真後ろを振り返ると熊野灘がすぐそばに。
ここまで凄いところだったとは下調べ段階でいろんなブログを見てもピンと来なかった。
結果的に大満足な山歩きとなった。
※コブシ嶺→マブシ嶺が正しいという説もある
その他の写真は以下より。 (写真では表現不可能でまったく伝えきれていない)

GPS軌跡

大台ケ原の朝は清々しい

う~ん、静か。。

寒いくらいである

尾鷲辻(おわせつじ)の東屋の裏に奥の細道(尾鷲道)がある

尾鷲道に一歩足を踏み入れると西大台以上に人に荒らされていない空間が広がる

ブナの新緑も最高に美しい

黄色い「マブシ嶺→」と書かれた看板のほうに行ってしまってちょっとロスト

こんなところを歩くのは申し訳ないほど自然のまま

踏み跡も薄く、ひとりじめ感たっぷり

堂倉山(左方向)へ行く分岐

明るく開放的


堂倉山にて

堂倉山からルートへの復帰で迷ってしまう

地形図と実際の地形が違いすぎて焦るが下の方に確かなルートがあった



大台ケ原方向を振り返る 大蛇グラは見えないがその一つ南の尾根(崖)

熊野灘を望む展望 この先にはいくらでも展望があった

前方は熊野灘

前方は間違って行ってしまう人が多いという尾根


シロヤシオが満開すぎても~

雷峠までは少々きつい登りがある

雷峠にて 大峰山脈が全部入りの展望
ぜったいここが最高と思っていたらコブシ嶺のほうがもっとすごかった
本当にこの先にコブシ嶺なんかあるの?と思えるところを通過しなければならなかった

ツツジがまぶしすぎる


コブシ嶺

風に背を向けて大峰山脈を眺めながら食事(実際はもっと高度感がある)

コブシ嶺から眺める熊野灘