生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

講演会  『人生は8合目からがおもしろい』 田部井淳子氏 

今って、自分はいったい人生の何合目にいるのだろうか・・。

山登りをやっていて知らない人はいない登山家の田部井淳子さん。
女性で世界初のエベレスト登頂したことで主に知られている。

52歳で耳にピアスの穴をあけ、54歳で運転免許取得、64歳でシャンソンを習い、65歳ではピアノも習う。
66歳で「怖いもの知らずの女たち」初コンサートを開き、68歳でエステの講習を受け、
70歳で競馬デビューしたという。

「人生何かを始めるのに遅いということはない!」

そんな田部井淳子さんの講演会が「カタログハウス」主催であるそうです。

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カタログハウスの学校」のサイトより引用

Check [ 2012/11/29 21:07 ] その他 | TB(0) |   コメント(12)

台高山系 馬の鞍峰 周回 (2012.11.24) 

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馬の鞍峰ピークにて

先週とは対照的に暖かかった。
かくし平までの変化に富んだ登山道、落葉した美しい静かな稜線歩き。
予想外に良いところであったがアップダウンにいたぶられてハードだった~。

3連休初日は雨で自宅引きこもり。
日曜日の完全晴れを待てずに土曜日に山へ。
またもや雨上がりの翌日だ。
雪降る前のプチ遠出ということで比良山系か鈴鹿山系をあと1座登って置きたかったが
どちらも吹きっさらしの稜線歩きになるだろうし、雨あがりでまた先週のような天候だとつらい。
そんなわけで比較的近場でどこかいいとこないだろうかと模索していたら、
先週末に沢遡行で行ってこられた山友の日記などを見て行ってみることにした。
ピストンはあまり好きじゃないが、バリエーションルートを併用すれば周回できるようだ。
もうこれは行くしかないなと決断。

【コース】
 登山口(7:20)-明神滝(8:05-8:20)-かくし平(行宮跡)(9:15)-稜線合流(9:50-10:10)-
 馬の鞍峰ピーク(10:50-11:00)-昼食場所(11:20-12:40)-地池越(13:55)-
 山ノ神ノ頭(14:45-50)-(バリエーションルート)-駐車場(16:25)

【今日の狙いどころと結果】
 ・周回 →達成
 ・山鳩湯 →時間切れ
 ・ラ・ペッシュのモンブラン →時間切れ


場所は大台ケ原へのアプローチである国道169号線の川上村。
ダムの上を通って対岸へ越える入之波(しおのは)温泉へのルートである。
帰りに立ち寄ろうと思っている山鳩湯のそばを、道なりに通過してまた鉄橋を渡って対岸へ。
そのまま林道をひた走ってまた橋渡って・・・途中、鋭角になった橋を渡る。
一回では曲がり切れないので切り返す。
キレイなバイオトイレがあったりで山鳩湯から20分ほどで林道終点へ。
10台くらいは止めれそうな駐車スペースがあった。(終点なのでどこにでも止めれる)
先週と同じ時間に家を出たのに釈迦ヶ岳へのアクセスと10分くらいしか時間が変わらない。
そんなに遠い気がしないのに錯覚なのであろうか?

まずはコンクリートの階段を登りきると、どこからか続いてきた登山道に合流して
植林地帯を道なりに行く。
最初は薄暗い感じであったが、間伐の手入れが行き届いていて明るい雰囲気へ。
登山道は山の斜面をへつる感じで付いていて木製の橋が要所要所に付けられている。
退屈な植林の中だと予想していたが、大きな岩があったり窟っぽい壁が現れたりと
見た目の変化に富んでいる。
すぐに着くと思っていた明神滝にはスタートしてから40分くらいかかった。
その間、高度を上げてきたのか水平移動していただけのかよくわからない。
明神滝の正面へは登山道から100mほどで沢まで数分かけて下りるだけ。
落差はそんなにないが水の勢いがあったり風景に溶け込んでいたりでなかなか良い滝。
明神滝から登山道まで登り返して戻り、次は「かくし平」に向けて歩く。
ところがここから先は慎重を要する部分が多々あった。
高所をへつるところなど転落するとヤバイ箇所もあって緊張を強いられる。
高いところは苦手なのでへつりはやっぱり嫌いだ。
そんなこんなで沢伝いからようやく離れて「かくし平」に到着したときはホッとした。
山と高原地図ではここから破線ルートである。
かくし平周辺は迷いやすいというウワサであったが、踏み跡はあるし、
テープを見落とさなければ別段問題は無い。
稜線に向けての登りは少々わかりにくかったが、上を見上げると稜線が見えているので
そこに向かって登ればミスっても大丈夫である。
ここはGPSの破線ルートとは大きく乖離していた。
かくし平からは登り基調であるが、ここにきて少々疲れが出始めている。
稜線に登り着くと風がよく通って休憩しているとたちまち寒くなる。
ここで15分も休憩したのがもったいなかった。
どうして15分も休憩したのかというと山座同定をしていた。
赤嵓山や池木屋山やトベットあたりが落葉した木々の間からよく見通せた。
富士山のように見事な形の山が何なのかあ~でもないこ~でもないとか。
稜線に出たら、馬の鞍峰までは近いような錯覚を起こしていたが、
まだ40~50分もあるのだった。実際には40分で到着した。
美しい稜線に魅了され、どこででも弁当広げてもよいような場所ばかりであった。
馬の鞍峰まではニセピークがあったりでなかなかの登りごたえであった。
さて馬の鞍峰からどうするかであるがあの沢伝いを下山で再び歩いてピストンしたくない。
時間にしてすでに11時である。
周回の場合「山ノ神ノ頭」までのコースタイムは4時間である。
そこから駐車地まではバリエーションルートなので時間がまったく読めない。
仮に2時間かかるとすると合計6時間かかる。
11時から6時間後となると17時で日没突入である。
余力も十分にあるのでせっかくなので周回することを決断した。
馬の鞍峰は昼食を摂るには適した場所ではないので、この時すでに空腹感が増していたが
最初の「キャンプ適地」までがんばって歩くことにした。
馬の鞍峰を出てほんのしばらくは快適な稜線であったが、
急に障害物が増えて起伏も極端で険しくなってくる。
そうかと思うとぽっかりのどかなところに出たり。
山と高原地図にキャンプ適地と書かれたところまで50mくらいの登りのピークを
越さなければならないが、手前の開けたところが開放感抜群で良さそうなので
ここでお昼とした。
今日はけっこう時間に余裕があると見込んで来たのでお昼は鍋。
これから先は休憩時間も満足に取れるようには思えないので
ついでに珈琲と茶菓子でのお茶タイムもまとめて済ませた。
お昼にはけっこう時間がかかり、撤収も含めてなんと一時間20分も過ごしてしまった。
こういうことになるので今回はキッチンタイマーでタイムリミットを設定していたのだが、
二度もタイムリミットを変更。(^^ゞ
時間があまりにも押してしまったが、来た道をピストンで戻るにも時間がかかる。
こうなったら山ノ神ノ頭に向けて脇目もふらず一目散に向わなければならない。
なんせ一つめのキャンプ適地の手前の時点ですでに12時40分である。焦る。
両側が切れ落ちた尾根をひたすら歩いたり、急登を下ったりまた登ったり
平和があったかと思うとややこしい苦難なところがあったりと試練の連続であった。
地池越に着いたのは14時直前。
残りをコースタイム通りに歩けたとして山ノ神ノ頭到着は15時30分。
そこから時間の読めないバリエーションルートでの下山に2時間かかると17時30分。
ヘッデン点けての真っ暗闇を知らない山の中で。。。それはこわい!
そんな想像をしてしまったので可能な限りハイペースやトラバースを駆使し、
アップダウンの連続にほんとうにほんとうに傷めつけられて
どうにかこうにか山ノ神ノ頭に到着したのは14時45分の事だった。
途中、一箇所、方向を誤って違う方向へ少し進んでしまったが、
GPSを見てすぐに気がついて引き返した。
それでも一時間30分かかると書かれたコースタームから45分の短縮に成功。
とはいえ15時近いのでバリエーションルートでの下山に2時間もかけたくない。
まず方向を間違っては話にならない。4方向に尾根があるのだ。
GPSと地形図で慎重に狙いを定めると進むべき方向にはテープが付けられていた。
けっこう歩いた人があるみたいで踏跡もあるし、テープも確実に付けられているので
地形図とGPSとのにらめっこすることなくしばらくは快適に歩けた。
しかし、まさかの登りがいくつも出てきたり薄暗いとこを通ったりとこれまた試練である。
もう写真なんか撮ってる心のゆとりが無い。
それでも写真があるのはまだ穏やかなステージなのだ。
いよいよ沢までの下山完了直前でも滑るととことん転がって行きそうなところが多々ある。
半泣きになりそうになるところをこらえて沢になんとか無事着陸。
休憩所があったり、手作りの橋があったりで沢を越えて駐車場到着が16時25分。
山ノ神ノ頭からの所要時間は一時間40分であった。
日没までに戻ってこれてよかったぁ~。
今日は誰一人として人と会うことが無かった。
帰る途中の山鳩湯は16時受付終了で17時閉店で入れなかったので津風呂湖温泉へ。
その後、中村氏御用達の中華料理「仁」を横目に通過し、通り道にある
パティスリー ラ・ペッシュに行ってみたらモンブランは当然売り切れで閉店間際。
キャラメルプリン?(これも絶品)だけを買って帰った。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/11/25 22:08 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(14)

金剛山集中登山、おつかれさまでした! 

いつも金剛山に登っている人でも、この日はなぜか用事があって参加できなかった人も多いらしい。
御多分にもれず自分もそうである。
こんなイベントならぜひ参加したかったところである。
125名の参加が多いのか少ないのか、同山岳連盟が主催する大阪府チャレンジ登山大会
のスケールを考えるとちょっと少ないのかな?
この週末の連休あたりの日程だと良かった。
次回はもっと認知されて参加者が増えると良いなぁ。


金剛山集中登山 めざせ山頂、10ルート
2012/11/21 産経新聞 大阪朝刊 22ページより引用

 ■老若男女125人、難易度別にエンジョイ
 府内の最高峰・金剛山に親しみを持ってもらおうと、
難易度の異なる10種類のルートから一斉に山頂を目指す「金剛山集中登山」が行われ、
初心者からベテランまでさまざまなレベルの参加者が山登りを楽しんだ。
 府が11月を「山に親しむ推進月間」、同月の第2土曜を「おおさか『山の日』」と定めているのにちなみ、
府山岳連盟が金剛山の登山行事を企画。8歳の女児から74歳のお年寄りまで125人が参加した。
 金剛山は奈良県境付近にあり、標高1125メートルの山頂は奈良県側。
参加者たちは、ロープウエーを利用する家族向けコースや4時間程度を要する健脚向けコースなど、
さまざまなレベルに応じた10種類のルートに分かれて登山。
時折強い雨が降る悪天候の中、それぞれの力量や目的に合わせ、
初冬の自然を満喫しながら山頂へ向かった。
 参加者が集合した山頂付近では、葛木神社で神事が営まれたあと、山頂広場で記念式典。
山並久次・連盟会長が「山登りは健康で安全におこなってこそ楽しめる生涯スポーツです」とあいさつし、
全員で「安全登山宣言」を唱和した。
 連盟では「金剛山が府民に親しまれている存在であることが再認識できた。
今後もこうしたイベントを続け、安全登山の意識付けをしていきたい」と話している。

日帰りにちょっとだけ遠い比良山系 

昨年デビューしてその魅力に感激し、ひと月に二度も歩きに行った比良山系。
今年は蓬莱山に歩きに行ったっきりである。
堂満岳にリトル比良、行くとなるとあれもこれも欲張ってしまう。
ハイウェイに乗って大阪市内、京都市内を越えて遥か湖西となると
びわこバレイや箱館山へスキーに行くくらいの気合いがいるわけで夜移動となる。
それに温泉が極端に少ない。
夏でも冬でも金剛山系以外での山行きはほぼ必ず温泉に入って帰る。
温泉で疲れを取ってからでないと居眠り運転してしまうからだ。
帰りの湖西道路の渋滞なども想定すると、
南河内のほうから行くのはやはりちょっとハードルが高いのである。
それでも雪降るまでにあと一度くらいは行ってみたいところである。


比良山系 歩く楽しさ伝える 登頂だけじゃない 自然を感じて
草津の登山愛好家、本出版 28山72コース紹介 迷いやすいポイントも

2012/11/07 京都新聞朝刊 20ページより引用

 近江の山を歩き続けてきた草津市矢橋町の男性が、比良山系の登山道やかつての峠道などをたどりながら
山歩きの楽しさをつづった本「登る、比良山」を出版した。
山頂を目指す登山だけでなく、季節ごとに表情を変える自然を感じながら歩く魅力を伝えている。
 登山愛好家の草川啓三さん(64)=写真。(写真は引用しません)
20歳の時に鈴鹿山系の霊仙山に登ったことがきっかけで登山が好きになり、
滋賀や京都を中心に登り続けてきた。これまで、滋賀や関西の山を紹介する本を十数冊出版した。
 湖(うみ)のアルプスとも呼ばれる比良山系28山を巡る72コースを、地図やコースタイム、
草川さんが撮影した写真とともに掲載した。各山の名前の由来や歴史のほか、
実際に歩いた時に見える風景や植物の種類、道のアップダウンの状態、
迷いやすいポイントなどが詳しくつづられている。
 草川さんは「最高峰の武奈ケ岳や蓬莱(ほうらい)山が有名だが、昔の峠道など知られていない道も多い。
たたずまいや雰囲気を味わいながら山歩きする楽しさを知ってほしい」と話している。
ナカニシヤ出版。162ページ、1890円。
Check [ 2012/11/22 20:09 ] その他 | TB(0) |   コメント(8)

大峰山系 釈迦ヶ岳 (2012.11.18) 

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釈迦ヶ岳山頂の釈迦像

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氷結の世界

じっと立ってられないほどの冷たい強風が終始止まずでたいへんな寒さ。
存在しなかった一般登山道の実線に惑わされて迷走した。。(> <)


空はどんより。
ゴーゴーと唸り音。冷たい風が吹き荒れる。
初の登山道ではいきなりロスト。
道なんて存在しないのにあの実線は何か?
薄暗い空とうなり音の中、さすがに不安で心細かった。
時間に余裕があったにもかかわらず強風のため目標は断念。
気温は-1℃であったが、風速10m以上の冷たい風。
単純に体感温度を計算すると-14℃くらいになる。
そんな寒さの中の山行きとなった。

【コース】
 登山口(7:30)-(バリエーション)-1465ピーク合流(9:00)-古田の森-千丈平-釈迦ヶ岳(10:30-10:40)
 -深仙の宿(11:20-13:30)-(破線ルート)-千丈平-古田の森-1465ピーク分岐(15:10)-登山口(16:05)

【今日の狙いどころと結果】
 ・太尾登山口ではないほうの登山口から登る →登りはロスト、下山で達成
 ・南奥駈道を行けるところまで行く →冷たい強風のため断念
 ・何らかの発見と出会い →2点(謎のありそうな岩と単独女性の行者さん)


釈迦ヶ岳へのアクセスは、国道168号線からも長い。
しかもガードレールも満足に無い高所を行く上に崖沿いを走るので落石にも油断ならない。
途中、タクシーが前方を走っていた。どうやら登山者を乗せているようだ。
どこから乗って来られたのかわからないが、公共交通機関の走ってない時間帯だけに
高額な運賃がかかってそう。 よく見ると若い女性が1人乗っているようだ。
空はどんよりガスっていて、山中での視界が悪そうで雨が降ってもおかしくない。
昨日の長雨の一過で今日は絶好の晴天だと思っていただけにがっかり。
4週(4回)連続の悪天候である。
駐車場の広さも十分でトイレもキレイで釈迦ヶ岳への登山口としてすっかり定着している
太尾登山口から手前1.5kmの地点にある峠の登山口。
今日はここからのスタート。
以前、下山に使ったという山友が、明瞭な道を見つけられずに苦労したというルートだ。
山と高原地図にはハッキリと実線で示されている一般登山道があるはずである。
登りに使えば明らかになるだろうと思った。
準備を済ませて7時30分に登山開始。
まずは釈迦ヶ岳登山口と書かれている取り付きから明瞭な踏跡のある植林部を抜けると
そこはなかなか見事な苔の岩ゾーンだった。
そこからは踏み跡が無くなり、周りを見渡すがはっきりとした進行方向がわからないまま登って行くことに。
GPSを見ると、実線をすでに外しているようだが最初からそんな取り付きも道らしきも無かった。
山と高原地図には記載は無いがGPSの地図データ(TOPO10mPLUS)には黒い破線がある。
その破線の最後は、存在しないと思われる実線に合流しているようであったが、
実線のルートが存在しない以上、黒い破線の存在も怪しいものであると思ったので、
そのどちらでもない、実線と黒い破線の中央あたりで、歩きやすいところを探しながら
バリエーションルートで登ることにした。
最初は苔の岩ゾーンでそんなに苦労することもなく歩けていたが、
突破できそうにないブッシュが前方に立ちはだかり、左へ左へと巻くハメに。
空がどんより暗いので、森の中も同様に暗くて不気味である。
その後、また苔の岩ゾーンに出くわし、最後は急登をなんとか登っていると明瞭な道に出くわした。
これこそがGPS上にあった黒破線だった。
そんなこんなでその道に誘導されるように登り切ると1465ピークの太尾登山口からの合流ポイントから
手前100mほどは広くて開放感のある牧歌的な雰囲気。
あいにく展望は見れなかったが幻想的だった。(下山時は吹っ切れて展望あり)
さて、太尾登山口からの登山道に合流してからは稜線を歩く快適な登山道となるが
この稜線に出てからが強風の格好の餌食となる。
ガスっていて視界も悪く、このまま先へ進んでも何も得られないかもしれないからと
撤退し金剛山に行こうかとも考えたが、釈迦ヶ岳の釈迦像を久しぶりに仰いでみたいという思いもあったし、
こんな幻想的なところを歩くのも悪くない、と登山を続行。
同じく晴れになるだろうと思ってやってきたと思われる登山者数人と出会う。
それにしても西側から吹き付ける風が冷たい。
アップダウンを繰り返すトレールでも稜線の西側を行く部分は直接風に当たらないだけ寒さも和らぐ。
そんなこんなで汗をかくこともなく最後の登りを登り切って釈迦ヶ岳ピークに到着。
午前10時30分の事だった。
ピークには5名ほど登山者が居て、釈迦像の台座で風から逃れるようにしてお昼を摂ろうとしておられた。
風が最大限に吹きつけてさぞ寒いだろうと思っていたピークは
その台座のおかげで意外なことにそんなに寒くはなかった。
あいかわらずゴーゴーと空が唸っている。
ピークでお昼を摂っておられるくらいだから全員がこのピークで折り返して帰って行くと予想された。
撮影もそこそこに、余力たっぷりなので天気の回復を願いつつ深仙の宿へと向かう。
西側に向かうので強風も少しはマシかと思われたが帽子が飛ばされるくらいの突風。
釈迦ヶ岳から深仙の宿まではそんなに遠くない印象だったがなかなか到着しなくて遠く感じた。
人の感覚なんていい加減なものである。
途中、遭難者の多発する釈迦ヶ岳の東側(深仙の宿までのルートの北側)を覗いてみたくて
登山道から少しそれて覗き込むこと何度目だったか、意味ありげな壁を発見。
穴が開いていて向こうが見通せる。
その壁の先端に向かって、黒部の下ノ廊下よろしく岩をくりぬいてまるで通り道が作られたようになっている。
またそこまでのアプローチのような踏跡もあって裏側に回れそうで何か意味ありげな場所であった。
濃いガスに覆われていたので深仙の宿のすぐそばに近づくまで視認できなかったがようやく到着。
相変わらず風が強い。
避難小屋をいちおう覗きに行ってみるが、中は風が当たらなくて温かいもののいつもながら暗すぎる。
お堂の前は風も当たらなくて座る場所や屋根もあるのでそこでお昼を摂ることにする。
今回はトマト鍋なので新品のジェットボイルは出番なし。家に置いてきた。
気温はマイナス1℃程度ではあるが、残量半分以下のイワタニプリムスのイエローのガス缶は気化しにくい。
3つ持って行き、そのうちひとつはウィンターガスであったが、最初だけは勢いがあるものの
落ち着いてくるとすぐに弱火になってしまってそれ以上の火力が出ない。
そんなわけでずいぶんと時間のかかるお昼になってしまった。

濃霧で覆われたまま、大日岳のほうはゴーゴーと唸りを立てている状況で、
登山者が誰も来る様子の無い状況はともすれば不安になりそうであるが、
過去に何度も来ている場所だけにさすがに気が楽である。
そうこうしていると突然、避難小屋やからひとりの女性が出てきたのでびっくりした。
いつの間に入っていたのかまったく気付かなかった。
軽く会釈をした女性は目の前を通り過ぎて避難小屋とは反対の方向へ。
寒くないのか?と心配になるほどの軽装で30リットルくらいのザックを背負っていて
頭には筆で何やら文字が書かれた修験者?行者?の三度笠。
その後、まったく気配が感じられなくなったのでお堂の前方まで出て覗きこんでみると
突き当りには何かの石碑があるが、それよりも手前の石が3つほど積まれたところにしゃがみこんでいる。
あぐらをかいた状態なのか正座なのかよくわからない様子だったが拝んでいるようだ。
風が吹き荒れている状況で、お堂の前の風の当たらないところでも時折突風が吹き込み、
温かいものを食べていないとたちまちカラダが震えるというのに大丈夫だろうか?
どれくらい寒いかというと、いつもの冬ウェア(モンベルのジオラインのハーフジップ長袖に
長袖ハーフジップシャツ:金剛山の冬ではこれだけでも十分である)、その上には念の為にと持ってきた
内側に防風ライナーの付いたフリースであるモンベルのシャミースライニングジャケットを着て、
さらにアウターにモンベルのロッシュジャケットの計4枚を着た状態である。
それでも食べ終わって撤収作業をしていると見る見る体温が奪われて寒くてガチガチと歯が震えるほどであった。
ユニクロでもいいので厚手のダウンジャケットが欲しいなぁと思ったくらいであった。
ずいぶん時間が経って女性が戻ってきて、お堂の中に入らせてほしいとのことで
広げていたザックの中身を寄せて上がっていただいた。女性の靴と焼印の入った木の杖だけが残る。
扉を閉めると中の様子はまったくわからないし、中は真っ暗のはずである。
その後、10分以上そこに居たが物音ひとつせず出てくる様子もなかった。
時間は13時を過ぎ、天候も回復の兆しが無いのでこれ以上足を伸ばすのはやめて下山することにした。
撤収が終わってからも女性が出てきそうもないまま深仙の宿を後にした。
ミステリーっぽい書き方をしたが、ありのままの出来事であるし、この後にさらに疑問点を残すことになった。

気温-5℃以下の環境で生じる樹氷が風上側へ向かって羽根状に成長した海老の尻尾と呼ばれるものが、
強風に飛ばされ、まるでカッターナイフの刃がこちらに向かってくるようにピシパシと当たる。
これが顔に当たると切れて血が出てるんじゃないかと思うくらい痛い。
本来は休憩が終わると行動のために脱ぐはずの防寒着は寒くて脱げないまま行動開始。
帰りは来たルートを通らない、山と高原地図では破線ルートになっているトラバースである。
踏み跡に注意していないと以前にはおしゃべりに夢中になっていてロストしたことに気づくのに遅れてしまい、
実際のルートよりずいぶん下に行ってしまった苦い経験もある。
かくし水のあるテント場まではほどなく到着。
そこからは先は来たときよりも白くなっている感じで氷結の世界である。
古田の森を過ぎてさらに歩いて1465ピークまであと少しというところまで戻ってきたところで
ガスや雲が急に吹っ切れて太陽の日差しも降り注いできた。
行きたかった南奥駆の稜線もハッキリくっきり見えたのでしばしボケ~っと眺める。
それでも暴風は止むこと無くカラダに容赦なく吹きつけて体温を奪わんとする。
寒さきびしくなってきたので下山再開。
そんなかんやで1465ピークまで戻るとすっかり吹っ切れて展望が見れるまでになったので、
太尾登山口に下山して舗装路を1.5km歩いて車まで戻ろうと思っていた計画を変更し、
登りでルートロスしたのを再確認するため黒破線を歩いてみることにした。
黒破線に忠実な明瞭な踏跡は、実にスムーズにどんどんと進んで行ける。
といっても最近人が歩いたような形跡がまったく無いようで少し荒れた道ではあった。
右に沢の音が聞こえてきて舗装林道が近づいてきた。
いったいどこに合流するのか楽しみにしていると、登りでロストした苔の岩ゾーンに合流した。
よく気をつけて眺めると古い変色したテープがあるにはあるがこれにはさすがに気付かなかった。
下山完了は16時5分のことであった。
持ってきていたお汁粉と餅で休憩し、気になっていた実線ルートの取り付きが
本当に存在するのかもう一度確認してみたがやはりそれらしいところは無かった。
その後、車で太尾登山口まで舗装林道を登り返して登山者の車を確認に行ってみたら一台も無かった。
となると、あの女性はタクシーで来た人物か?でもタクシーの女性とは特徴も年齢も違っていたように思う。
仮にタクシーで来た女性だとすると、午後13時半を過ぎてあの後あの軽装でどこへ行ったのか?
避難小屋に泊まるとしても推定30リットルのザックにシュラフが入っているとは思えなかった。
楊枝の宿まで移動したのか?あの強風の悪天候で?
いやここは単純に太尾登山口にタクシーの送迎を頼んであって、それに乗って帰ったのかも。
しかし日没後に帰って行く途中で、登っていく車やタクシーとは1台もすれ違わなかった。
そんなミステリアスな想像力をかき立てるような出来事があった山行きであった。
そろそろ金剛山が恋しくなってきた。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/11/19 22:02 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(22)

Jetboil社 『JETBOIL SOL TI (2012年モデル)』 

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Jetboil社「JETBOIL SOL TI (2012年モデル)」

初代ジェットボイルの購入から3年の時を経て、ついに最新型を導入。
いろいろ改良されまくっている点を比べていきたい。
その前に、ジェットボイルというと日本ではモンベルが独占販売している。
それというのも、日本国内でガス機器を販売するには日本ガス機器検査協会というところの
適合検査をパスしたものしか販売できないらしい。
そのため、購入後の修理や事故、リコールの保証対象外となるという。
あくまで日本国内においてであるが。
そんなリスクを承知として個人輸入した理由は、

 ・購入価格+デポジット+送料でも日本の半額である。
 ・モンベルサイトの写真をよく見ると改良前のモデルがまだ現行品である。
 ・輸入版と日本国内版に違いは無いと思われる。(パッケージやマニュアルは各国対応で日本語表記もある)

という点である。
改良前のモデルはこちらのブログでレポートされてる方がおられます。
2012年バージョンのJETBOIL SOL TIは初期型の問題点がすべて改善されて登場。

JETBOILの名前の後ろに付く「SOL(太陽)」というモデルにはサーモレギュレーターが搭載されており、
特にこれからの冬場において効力を発揮する。
特に冬場、気温が氷点下前後になるとガス式バーナーの燃料が気化しにくい。
3シーズン用の燃料だと、残量にかかわらずろうそくの火なみに弱くなるのだ。
そのため、冬専用燃料というものを買わなければならない。
これがまた夏には使えない。20℃以上の気温で使うのは危険な作り。
そんなものを真夏の車の中に放置したりなんかすると・・・。(@@)
ジェットボイルの燃料は小さいながらも4シーズン用である。
加えて今回のサーモレギュレーターと組み合わせることによって-6℃でも安定した火力を発揮するとか。

ちなみにジェットボイルというのは基本的にはお湯を沸かすこと専用である。
説明書も水をボイルするためだけに使用するようにと書かれている。
ラーメンを作ったりしている人もいらっしゃるが、
クッカーの周りに巻かれたネオプレーンなどを汚したくないので
マニュアルどおりにお湯を沸かすことにしか使ってこなかった。
お湯だけであれば、あの「山専ボトル」だけでラーメンを食べてお茶するくらいは事足りる。
しかし、ビバークなど不測の事態がいつ起きるかもやしれないことを考えると、
保険のために持っておいてもよいのではないか。
しかも初代に比べて大幅な軽量化とコンパクト化、お湯の沸く早さのスピードアップ化が図られているのだ。
沸かし過ぎて余ったお湯は山専ボトルに戻してやれば休憩の時にさっと出してお湯を使えるし。

すでにいろいろバーナーやら鍋やらフライパンを持っているはずだがそれらの立場は?
ってまっさきに尋ねられそうなので次のような答えを用意してみた。
寒い冬は特に調理なんかしている時間が待てないので凝ったことがムリ。
袋入りラーメンを煮込みながら食べたらどうかという点では食べにくい。
煮込み続けなければカップラーメンのほうが冷めにくいくらい。
でも5分もかかるようなカップラーメンは冷めてしまう。
カップラーメンは袋入りラーメンより塩分が多くて塩辛すぎる。
その上にコンビニのオニギリなんか食べようものなら汗をかかない冬にしては塩分とりすぎ。
そんな事ならドライフーズ+無印良品のスープ+珈琲+スイーツなんかで事足りるのではないか?
だったらお湯だけあれば済むね。
という結論。
じゃあお湯を沸かすことにとことんベストを尽くしましょう!こだわりましょう!ってことでこんなことに。。(^^ゞ

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ネオプレーンの上下がステッチで強化されているのが2012年モデルを見分けるポイント

その他の部分の比較は以下より。
Check [ 2012/11/15 21:38 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

金剛山に初冠雪 

昨日、今日と金剛山に登ってらっしゃった方によると、
昨日は真っ赤な総天然色カラーの紅葉(千早城址)だった金剛山が、
今日はモノクロームの世界(山頂)だったそうです。
今日の会社帰りはさすがにマフラーとコートが欲しいと思う寒さでした。
明日も冷え込みそうです。

ニュースでも報じられていました。

<金剛山で初冠雪>昨年より1カ月早く 近畿地方冷え込む
2012/11/14 14:28 毎日新聞速報ニュースより引用

 大阪・奈良府県境の金剛山(標高1125メートル)が14日朝、初冠雪した。
ふもとの大阪府千早赤阪村によると、昨年より1カ月近く早く、頂上付近で約1センチの積雪があった。
 8合目にある金剛山ロープウェイ金剛山駅では、午前8時45分現在で気温2度を観測した。
大阪管区気象台によると、14日は近畿地方上空に強い寒気が流れ込み、
神戸市などで今季最低を記録。冬型の気圧配置となり、15日も更に冷え込む見通しだ。

台高山系 大台ケ原 西大台利用調整地区 (2012.11.11) 

20121111-8.jpg
西大台利用調整地区に向けて

20121111-7.jpg
立入認定証

やむことのない雨だった。。
指定日限定、日程変更不可、雨、嵐でも行かねばならぬ。
それでもなるほど良いところだった。


【コース】
 登山道を反時計周り(降り止まない雨のため展望台のほうには行かず)

【今日の狙いどころと結果】
 ・西大台利用調整地区を初歩き →達成
 ・ミズナラの巨木 →断念
 ・たたら亭の鴨うどん →お休み
 ・超絶品モンブラン →達成


利用調整地区につき、許可された者以外は立入禁止。
違反すれば法律(自然公園法)により罰則がある。
あらかじめネットで指定日を予約して、定員(50名)以内なら許可されて、
千円振り込むと仮の立入認定証が送られくる。
そしてさらにその立入認定証に許可印(エンボス)を貰うために30分間のレクチャーを受講。
これで立入認定証が有効となる。
そして、もし20人以上の団体の場合は10名づつにグループ分けされるという徹底ぶり。
実にハードルが高い。(^^ゞ
ジュラシックパークか?はたまたジャングルクルーズか?!
果たしてどんなところのなのだろうか。

週間天気予報の時点ですでに日曜日は雨予報。
当日の雲画像によると午前7時頃からは雨っぽい。
朝8時半からのレクチャーを受けるためとは言え、家を4時半に出たのは早すぎたが
大台ケ原ドライブウェイに入ってしばらくすると暗雲たちこめてくる。
そしてビジターセンターに到着した7時には雨が降り出してきて。
この日、最初のレクチャーが始まるのは8時30分。
早く着きすぎたので車中で仮眠。
めざましで起きてみると外は嵐状態。(@@)
ビジターセンターのそばに車を止めたが、車から出るのさえ困難なほどの風雨。
思わず「台風来てたっけ?」と思ったほど。
ほんの10mほどの距離であるがなんとかビジターセンターに駆け込んだという次第。
幸先の良いスタートである。(^^ゞ

ビジターセンターでは定刻どおりレクチャーが始まる。
寒い。。暖房なし。。(^^ゞ
モンベルのウェアで決めた山ガールが慣れた調子で淡々と説明。
山での基本的なマナー。
火器は小型のバーナー程度なら良いということや、
ここ大台ケ原は日本で二番目に雨の多い場所(一番は屋久島)であること、
西大台は約6年前から法律で保護されるようになった話、
開拓地の話などなどあっという間の30分であった。
中でも興味を持ったランドマークは通称かぼちゃの木と言われているミズナラの巨木だ。
笑いのツボにはまったのは「・・この分岐を見落とすと2周目突入となります」ってところ。
自分以外の受講者はというと・・・キョロキョロ・・1名だけだった。(^^ゞ

レクチャーが終わって最短のスタートは9時となるわけであるが、
外は嵐のようでおさまることを知らない。
たしかさっき「今日は雨でしっとり幻想的な風景がご覧いただけます」って言ってたよなぁ。。(^^;
車に戻って、しばらく行こか帰ろうか思案していたが、
そのうちごそごそと半ば無意識に車中でレインウェアなどを着だす。
西大台は、リンクさせていただいている山仲間のほとんどみなさん今年に行かれてて
ずいぶん後だしじゃんけんみたいになってしまったので、
みなさんが撮られてないようなナニカを発見しないと!と気合いを入れていたらまさかの雨。
そういう意味では雨模様の西大台の絵って少ないから異色かも。

9時半くらいに取り付きのあるバス停近くからスタート。
駐車場に居たときは突風で飛ばされそうな嵐だったが、ひとたび山の中に入ると比較的穏やか。
まずは大台教会へ。
こんなところに教会があったなんて、いままで数え切れないくらい東大台に来たが知らなかったなぁ。
そしてその裏手には、登山者の間で話題の鴨うどんがおいしいという「たたら亭」があった。
残念ながら今日は営業していなかった。(営業しているほうが奇跡的だという)
いつか食べてみたい。
そしていよいよ利用調整地区のゲートへ。
後ろから大急ぎで巡視員が追いかけてきて立入認定証の検札。
回るのか抜けるのか、どっち回りなのかを尋ねられる。
入った時間や人数なども記録していると思われる。
なんだか特別なライセンスを持つことで妙な特権を得たような気持ちになる。
そんなわけでどうどうと胸を張って入って行ったわけであるが、
歩き出してしばらくは、他の山と何がどうちがうのか価値がよくわからず。
おまけに鹿よけネットという人工物まで登場。
さらには人感センサーがあって通過したという感知や人数をカウントしている。(東大台にもある)
さらにさらに、上を見上げるとすぐ近くにスカイラインのガードレールなんかも見える。
なんだかなぁ~。
日ごろこれらに近いような自然に触れているから目が慣れてしまっているのかもなぁ
という思いを抱きつつ歩いていると、じわじわとであるが他との違い、
守られている地区であることを徐々に実感してきた。
言い方を変えると、箱庭の中に放り込まれたかのような。。
そしてそれが決定的になったのは開拓地あたりからである。
なんとも穏やかな空間。そしてどこまでも平坦。
カウボーイの西部開拓時代のエリアっていう感じか?
こんなところでテント泊したいな~という妄想が膨らむ。
今まで歩いた山でこんなに広い平坦なところって無かった。
雨の中、傘をさして立った状態のまま無印良品スープとコンビにおにぎりで軽い食事。
20分くらい休憩しただけ。
そんなこんなで12時ちょうどに展望台方面への分岐(周回折り返し地点)に到着。
休憩の20分を含めてここまで二時間半かかった。
通称かぼちゃの木とよばれているミズナラの巨木を見に行きたかったが、
別件の予定があったので14時をタイムリミットには駐車場に帰着したかった。
2時間かかって駐車場に戻れたとしてちょうど14時になるので展望台方面へ行くのを断念。
残りの半周を歩いて駐車場へ向かうことに。
いままで下り基調で来た分、こんどは登り返しである。
といっても高低差で300m足らずなので金剛山に登るより運動にならなかったかも。
それにしても雨軍団が来るとわかっていたらわざわざ山に行かないだろうし、
行くとしてもせいぜい金剛山止まりと言ったところ。
でも今回は雨でも行かなければならないという状況だったので、
この機会を利用して雨対策、濡れ対策が普段の山装備で対応可能なのかどうか
という確認ができた。
今後の課題としてはレインウェア類のメンテナンスかな。
とくに安物のパンツであるレイントレッカー(モンベル)がまったく撥水していなくて
少し中のパンツに浸水が見られた。
超強力な玉のような水はじきするような撥水スプレーは無いものだろうか。
自動車用のワックスを塗りたいくらいである。

一時間半ほどで駐車場まで戻ってくることができたが、駐車場に出たとたんまたもや嵐の洗礼。
最後の最後にこれでもかー!というくらいの雨風。。(@@)
とりあえず大急ぎでトイレ兼休憩所に駆け込んだ。
レインウェアを脱いでしばし雨宿りしながらお茶休憩。
男性が一人いらっしゃって実のある話が聞けた。
大杉谷を下から来られたとか。
アクセスについて尋ねてみると、3人以上集まれば運行してくれるというバス(@2,500円)があるとか。
大阪から松阪で一泊して大杉谷入りし、粟谷小屋でさらに一泊したとかで、
大峰には行ったことが無いらしく、台高、それも大台ケ原周辺のバリエーションや水場など
かなり詳しい方だった。
東大台も利用調整地区にしようとしているとか、西大台も調整地区になる前から歩いてるなどなど。
いつか先の山行きの参考になる情報まで得ることができた。
たとえ雨でおおよその予想がつきそうな山行きであっても、何がしらの予測不可能な発見や出会いがあるのが山である。
そんなかんやで目的のいくつか達成できないままの帰還であったが、
山友のブログで見たモンブランが気になっていたので、帰り道、
169号線沿い、近鉄吉野線「六田駅」近くにある「パティスリー ラ・ペッシュ」に立ち寄った。
この店のモンブラン(420円)は有名らしく、7つくらいまとめ買いしている人も。
シュークリームに至っては売り切れ。
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パティスリー ラ・ペッシュ」のこだわりの和栗のモンブラン(420円) でかい!

ボリューム感満点のモンブラン、食べてみて驚いた。
こんなに栗の味がしっかり主張しているモンブランを食べたのは初めてかも。
中にはたっぷり生クリームが入っていて、どうやって作ったのか感心するほどだ。
そしてその土台部となるサクサクの食感のこれナニ??と、まぁ至福のひとときに大満足。
こうなったら他の商品も食べたくなったなぁ。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/11/12 21:21 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(23)

エナジャイザー社 『LEDコンパクト折りたたみ式ランタン』 

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Energizer社「LEDコンパクト折りたたみ式ランタン」

永遠に照らせ。
秋の夜長を楽しむLEDランタン


山よりも道具?!
道具ばっかり買うから遠くの山に行く予算が無くなったりしてるのは
今に始まったわけではない今日このごろです。
ケチな小物に幸せを求めて。

エナ・・エニャ?・・エナザイゼン・・ジャイジャー・・エナジャジャーン。
うまく言えない。。(ーー;
舌噛みそうな名前は米国の大衆向け製品メーカー「エナジャイザー」。
なんと同社の製品は世界165カ国に浸透しているらしい。
よく動作確認用にオマケで付いてくるどうでもいい乾電池のメーカーというブランドイメージしかなかった。
しかしながらこんなものまで作っていたみたい。
家電量販店で見かけておもわず動買いしてしまった2千円。
その理由となったキーワードはというと、

 ・世界を変えた白色発光ダイオードができるきっかけとなった
  青色発光ダイオードを発明した日亜化学製のLEDが使われている。(へ~、それがどうした?)

 ・ごめんなさい、いちおう実用点灯時間が110時間だったりします。(えっ?今なんか言った?)

感動の連続点灯110時間!
ぴったし100時間とか書いてたらどうせアバウトだろうなぁと思って信用しなかっただろう。
これをもしテント泊等で使ったとしたら、夜だけの使用でいったい何日間いける?
いろいろ忙しくて今のところ基本的に山では一泊しかしないのに、こんなオーバースペックいるのか。。

製品自体は安っぽく見えて(実際に安いけど)やたらプラスチッキー。
握らななくてもいいけど握るときしみ音がする。型番も無いのかよこの製品は。
安っぽいけどちょっと丈夫な一面も。
アメリカンな、おおざっぱで適当な作りではある。
いちおうぶらさげるフックがあるし、より明るく装うためにミラーもついている。
これがちゃっちぃミラー風ではなくてちゃんとした鏡なので鼻毛のチェックなどにむちゃくちゃ便利。
そういえばこないだの小屋泊では、ぶら下げていた所から二度ほど落下させたけど
かすかにヒビが入っただけ。
実用上まったく問題なし。
あまりにも実用的なので、電池にエネループプロを入れて毎晩寝床で本を読むのにも使っている。
もしこれが壊れても、もう一度買い直す自信がある。
今まで活用してきたブラックダイヤモンドのオービットは完全に引退である。

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家電Watchの記事もご参考に。
Check [ 2012/11/06 22:00 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(5)

白山 岩間噴泉塔 (2012.11.3) 

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岩間噴泉塔に向けて  ※左からキバラー、yossiさん、うっちぃさん、ヨー君

『今日の岩間噴泉塔』 ハイビジョン(HD)撮影 (5分16秒)


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最新鋭の放射率可変型の放射温度計(触れずに温度が測れる)が大活躍。

100パーセント自然林の紅葉の中、
時間に追われない山歩き、湧き出る源泉に心身ともに癒された。


国の天然記念物に指定されている岩間の噴泉塔。
温泉に含まれる成分が地上で固まり蓄積されたものが搭のようにそびえ立ち、
勢いよく熱湯を噴出するというもの。
過去に二度も行ったことがあるというヨー君が何度でも行きたいというくらい
お気に入りの場所ということでずっと気になっていた。
そしてついに今回案内してもらうこととなった。

山友に大人気の多才なヨー君とは5月の蓬莱山(比良山系)以来。
ヨー君同様、今年穂高連峰の縦走を完成させたyossiさんとは2月の三峰山(台高山系)以来。
今年になって金剛山回数登山を始めたうっちぃさんは9月の金剛山以来である。

今回の最大の目的は、噴泉塔を見ること、温泉たまごを作ること、野天風呂に入ることである。
そこにまさかの紅葉まで付いてきた。

金曜日の深夜に大阪を出発。
北陸自動車道を「福井北」で降りてから下道を延々と。
大阪から5時間ほどかけて霊峰白山の麓で白山への登山口もある岩間温泉へ。
無料駐車場の近くには七年ぶりに営業を再開したという鄙びた良い雰囲気の山崎旅館がある。
泊まってみたい雰囲気満点。もちろん温泉は源泉ドバドバかけ流し。日帰り入浴もできる。
だいたい朝7時ぐらいになって出発。
とにかく今日一日はほとんど時計を気にすること無かったのだ。
今何時ごろやろ?さ~。まぁ何時でもええかぁ~、って感じ。
白山への登山道の「楽々新道」を尻目にゲートをくぐっての林道歩き。
遠くに白くなった山の上部が見える。
そして周りは紅葉の絶景である。
あいにくの曇り空であったがちょっと歩いてはシャッターを切ってとコースタイムが1時間のところを
何時間かけて歩いたか覚えていない。
どれだけあるいても同じような景色が続き、歩くに従ってくのでさらに良くなっていくので、
最初のほうに撮った写真はいらんかもなぁと口々に。
そんなこんなでようやく岩間休憩舎に着いた。
駐車場で出会った大きなザックの男性が休憩舎に居た。
会った時に今日は泊まると言っていたが、この男性こそが休憩舎の管理人の方であった。
毎週末に休憩舎に来ては野天風呂の清掃や登山者への鍋の振る舞いなどをボランティアでされてる。
とても気さくで良い方であった。
この男性を尋ねてくる常連さんも多いことが後でわかった。
ちなみに休憩舎にあった温度計を見てみたら気温は3℃であった。
休憩舎の近くに野天風呂がある。(更衣室はない)
上のほうから源泉を引いてきているチューブがあり野天風呂に入れている。
源泉のままでは熱いので水も引いてきており、バルブで水の量を調整して湯加減を変える。
それとは別に温泉たまご用にもチューブがあった。
最新鋭の放射温度計で温度を測ってみると64℃だった。
上のほうから非常に長いチューブを伝ってくる間に温度が下がっているのだろう。
ってことは源泉はもっと高温だと予想される。
さて、しばらく休憩した後、いよいよ山道を歩いて噴泉塔へと向かう。
谷あいに流れる川に向かって下る一方かと思いきやいきなりの登り。
その後も徐々に高度を上げて行く。
しっとりと濡れた落ち葉が綺麗だ。
どこを見渡しても自然林100パーセントであるからして、それらすべてが色づいているものだから
まさに秋真っ只中の紅葉を大満喫である。
関西ではなかなかこんな山は無い、必ず常緑樹の植林が目に付くものだ。
小さなアップダウンの後、下り基調に転じたかと思うと激下り。
それでも距離はわずかなので疲れることもなく河原近くまで降りてきた。
「地獄沢」の看板があったので少し登り返して行ってみる。
上の方からお湯の沢が流れてきている。
休憩舎の管理人さんが教えてくれた風呂らしき溜りがあった。
温度を測ってみると39℃とちょうど湯加減が良い感じだった。
河原へ降りてみるといきなり温泉が湧き出ているところがあった。
これがかつては噴泉だった跡だろう。
今ではお湯が湧き出るのみであるが、これがもし噴泉のままであったなら、
近づくことができなかっただろうから、これはこれで良い状態でもある。
このお湯を使って温泉たまごを作るのだ。
温度を測ってみると、湧き出る口のそばのお湯は約83℃。
流れでている足下のお湯は75℃ととても手を浸けれる温度ではない。
今回は湯煎するものをいろいろ持って来たので、このお湯を最大限に利用して
お昼をまったり過ごすことが楽しみである。
先に噴泉塔を見に行こうということで下流のほうに少し行ったところから先は
川をどうしても渡渉しなければならない。
最初からそのつもりだったので全員サンダルを持ってきた。
登山靴に靴下を脱いでパンツを膝上までめくりあげていざ渡渉。
あまりの水の冷たさに女性陣は断念。
ヨー君が人柱になって先に渡渉するも、かなり冷たそう。
噴泉塔を見るのが目的の一つなのでがんばって渡渉してみた。
う~~、い~~~~、あう~~~、恐ろしく冷たい~~。
足が凍りそうで苦悶の表情のままなんとか渡りきった!
これ、もし全身がこの沢にドボンしたらあっという間に体温を持っていってしまって
心臓麻痺に低体温でアウトだろうなぁ。
放射温度計で水温を測ってみると3℃であった。
さらに渡渉する川幅をレーザー距離計で確認すると12mであった。
これが20mくらいの幅だったらきびしかったかもしれないなぁ。
水の深さは自分の膝くらいであるからして、カラダの小さい女性陣となるともっと上か?
渡り終わった直後は動けず体温が戻るまでしばらくカラダが固まったくらい。
渡渉後、さらに下流へと断崖の下を100mほど歩いて行く。
上から落石があると危険なところがあった。
そしてついに噴泉塔を目の当たりに。
勢いよく温泉を吹き出していて対岸のこちらまで飛んできているくらい。
なかなかこれは珍百景だ。面白い。
さて戻りである。またまた渡渉しなければならないが、
こんどはの対岸には温泉が流れこんでいるところがあるのでそこをめがけて一目散。
またまたカラダ全体が凍りそうになる冷たさの後すぐに流れこんでいるお湯に浸かる。
ちょうど川の水と混ざりあった少しの部分でないと熱すぎるお湯なのだ。
なんとか凍りそうになった足をお湯でもどし、お昼する場所へ戻ってきた。
たまご1パック、サトウのご飯みたいなの、レトルトカレー、ハンバーグ、
いろんな湯煎ものをお湯に投入して楽しむ。
お湯の近くではカラダも温まる。
珈琲のお湯も温泉が湧き出るところのお湯を汲んで飲む。
なかなか楽しかった。
もっとゆっくり過ごしたかったがぞろぞろと団体さんなどが降りてきたので撤収。
雨が時折降ったり止んだりになってきたが帰る時でちょうどよかった。
行きは激下りだった分、登り返しはさぞキツいとおもわれたがそうでもなく、
レインウェアを着ているのもかかわらず汗をかくことはなかった。
岩間温泉元湯の野天風呂のある休憩舎まで戻ってきたところで
雨も降っていたので野天風呂に入るかどうしようか迷ったが、
ヨー君も入るというので入ることにした。
海パンを持ってきていたので、レインウェアで大事なところ隠しながら履き替えてドボン。
最高の湯加減に浸って長湯を楽しんだ。
女性陣は足湯。それでもカラダが温まって足の疲れがほぐれたとか。
湯から上がり、長い林道をひたすら歩いて駐車場へ。
行きよりも紅葉が鮮やかに見えたのでやっぱり写真タイム。たびたび足が止まった。

久しぶりの仲間と時間を気にせずまったり山歩きを楽しめて充実した一日だった。
お付き合いいただいた皆さんありがとうございました。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/11/04 21:55 ] その他 | TB(0) |   コメント(20)

金剛山頂の気温

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こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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