生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

ありがとう!金剛山 『金剛集中登山』 

ヤマレコの山バナナの会の方からの紹介で、
ぜひ宣伝したって~、ということなので全力で紹介させていただきます!

来る11月11日(日)に金剛山において、
あらかじめ設定された10ルートからみんなで一斉に山頂を目指すというイベント。
春の大阪府チャレンジ登山大会と同様、大阪府山岳連盟のHPにて
参加希望の方は前もってエントリーしておく必要があるみたいです。
金剛山練成会のイベントである春のさくら祭り、秋のもみじ祭り並みの大盛況が期待されます。

参加費はたったの10,000円1,000円

各コースの詳細は、後日に同HPにて紹介されるようです。
また専任のリーダーが各コースに付くとのことです。
あれ?私に案内役のオファーなかったんですがぁ?ハテ?
いや、そんな大役ムリムリ~。

Tシャツ記念品(なんだろな~、気になるな~)がもれなく貰えるという。
これだけでも元が取れる、またとないイベントに参加されてはいかがでしょうか。

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ちなみに私は珍しく、別の山行きの予定が前から決まっているので参加できません。(T T)

大峰山系 大普賢岳 周回 小屋泊 (2012.10.27-28) 

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和佐又山ピークにて(二日目)

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最新鋭レーザー距離計で「底無井戸」の深さを測ってみた。

登り(初日) 晴れ→曇
 和佐又山ヒュッテ(9:55)~和佐又山のコル~窟(いわや)群~日本岳のコル~石の鼻(11:30)
 ~大普賢岳(12:25)~水太覗(昼憩)~稚児泊~七ツ池~七曜岳~行者環小屋(15:50)(泊)
下山(二日目) 雨
 行者還小屋(7:30)~分岐(8:35)~無双洞(9:55)~水簾の滝~鎖場~底無井戸~
 和佐又山(ピーク)~和佐又山ヒュッテ


山友の中村氏から、ツキヨタケを撮りに小屋泊で大普賢岳周回いきませんか?とお誘いいただき、
一つ返事で参加させていただいた。
ツキヨタケというと毒キノコではあるが、暗闇でボーっと光るという。
泊まる行者還小屋のそばにでもあると安易に考えていたが、そんな都合の良い話は無かろう
とは思っていたし、まぁツキヨタケはムリでも満点の星でも撮れたら良いかなぁくらいに思っていた。
予定の日が近づいてくると日曜日は雨の予報で土曜日もあまり芳しくない。

メンバーはおなじみの中村さんミカさん、そして中村さんのマイミクの女性2名の計5名である。
今回顔出しがNGということなので記念写真は無し。
大普賢岳周回は過去に何度も歩いているので特筆すべき事項以外の詳細は省略。

ちなみに中村さんと歩いた秋の大普賢岳はコチラ
単独で歩いた秋の大普賢岳周回はコチラ
他には、伯母谷の覗に行く時に立ち寄った大普賢岳はコチラ
などなど。
中村さんとは6月の白髭岳以来。
ミカさんと登るのは8月の剣山以来。

27日(土)9時55分に和佐又ヒュッテをスタート。
抜群の天気である。
駐車場はいつになく車が多い。
ヒュッテの方の話によると日本岳から上が紅葉の見頃という。
このまま天候変化してほしくないなぁと思ったものの、肝心の日本岳を過ぎたくらいからガスってきた。
そこからしばらく登った「石の鼻」でも展望きびしい。
そこから先はガスで展望期待できす。
ピストンで和佐又ヒュッテに帰っていく人数人とすれ違って大普賢岳に到着。
大普賢岳ピークはいつもなにがしら人がいるので休憩もそこそこに移動開始。
お気に入りの弁当広場である「水太覗」に行ってみるもガスで真っ白。
それにしても小屋泊とはいえテントが無くてもザックが重いのはなかなか辛いものがある。
七曜岳を過ぎて分岐から一時間少々で行者還岳ピークとの分岐で
ミカさんだけが行者還岳のピークを踏みに行ったので待つ。
往復10分の距離であるが余力無し。
ミカさんが戻ってきたところでラストスパート。
ようやく行者還小屋に到着。
疲れたな~も~。
行者還小屋は非常に綺麗で、トイレは外に2つ、小屋内には湧き水の炊事場ありで
部屋は2つ。
奥の部屋にはロフトもあり、それぞれ8畳~10畳くらいの広さがある。
さらには毛布に銀マットまで備えられている。
テントを持ってきている女性陣も居たがあまりにも綺麗な小屋だったので全員小屋泊決定。
女性陣は階上で、自分と中村氏は階下。快適すぎて住みたいくらいである。
落ち着いたところで階下に集まって各自で夕食を摂りながら20時まで談笑した。
小屋の中でも寒く、女性陣は毛布にくるまっている。
自分は薄手のダウンを着ていたが、それでも寒いくらいだった。
炊事場の水は氷水のように冷たく、顔を洗うのがつらかった。
夜、トイレにたつと外はゴーゴーと唸っていて霧で視界10mくらいで雨まじり。

二日目。
6時前にみんな起きだしてきて一緒に朝食。
撤収と掃除をして7時30分に小屋を出発。
たっぷり快眠できたので元気回復したものの、雨でレインウェアを着て歩くのは蒸し暑いし
着膨れ感があって好きではない。
小雨だったり一時雨が強くなったり。
一時間5分で無双洞(むそどう)への分岐に到着。そこからは激下り。
無双洞付近のザレ場は滑りやすいと思っていたが、乾いているときのほうが滑りやすく
しっとり濡れているときは水の表面張力で滑りにくい。
無双洞に到着するも雨は止まず。
チャレンジャーのミカさんたちが無双洞探検に行こうとしたが、以前はあったハシゴが無く、
入り口まで這い上がることはできても降りれないかもしれない上、雨でツルツル滑りそうなので断念。
水廉の滝が見えるところまで下って小休憩。
登り返して和佐又山ヒュッテを目指して再出発。
核心部の鎖場は落石を懸念して一人づつ登る。
登り切ったところから少しトラバースしたところにある「底無井戸(そこなしいど)」へと行ってみる。
レーザー距離計(ミリ単位で50mまで測定可のタイプ)を持ってきたので深さを測ってみる。
雨にレーザーが反射して何度もエラーでやり直し。
なんとか測定できた数値は28mであった。
果たして底まで達したかどうか不明ではあるが覗きこむのは危険だった。
懸垂下降で降りた人がいるという。
そんなこんなで、あいかわらずの雨の中を和佐又山のコルまで戻ってきた。
チャレンジャーのミカさんを案内して和佐又山ピークに登る。
他のメンバーは一路ヒュッテへ。
二日目の今日もさすがに疲れがでていてザックを背負う肩も痛いし登りはきつかった。
まさか二度目は無いと思っていた和佐又山ピークへまた来てしまった。
記念写真を撮ったところで和佐又山ヒュッテへ下山するもまさかのつづら折れ道。
山と高原地図ではあたかも直線のようであるが実際はなかなかの距離である。
ヒュッテ直前には分岐があり、柵が閉まっている方向と、道なりに進む方向。
道なりのほうに少しすすんでGPSで確認したところ、どうもヒュッテから離れていきそうなので
柵のあるところまで戻って、針金で留めてある柵を開けてまた閉じてしばらく下りるとヒュッテの芝生広場。
動物よけの柵だと思うが、登りに一度でも歩いていないと、下山で初めて歩くと道なりに進んでしまいそうである。

そんなわけで雨の二日目であったが、小屋泊はなかなか快適で良かったし、
やっぱり大普賢岳周回は大峰のすべてが凝縮されているルートであると再認識した。
帰りに「山鳩湯」(700円 17時まで)で汗を流して帰った。
みなさん楽しいひとときをありがとうございました。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/10/28 21:56 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(18)

スノーピーク 『OZEN(オゼン) SLV-170』 

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スノーピーク「OZEN (SLV-170)」  重量330g

コップやカップ麺など、比較的小さくてひっくり返しやすいものを安定して置くために
以前からミニテーブルが欲しいと思っていた。
こういうニッチなグッズというとメイド・イン・ジャパンのスノーピークがまっさきに思い浮かぶ。
これまでは「BAJA(バハ)400」というソロテーブルが出ていたのを知っていたが重量890gにはドン引き!
テーブルごときに約1kgも歩荷するくらいなら水でもアルコールでも持っていくほうがマシだと思っていた。
ところが最近スノーピークのサイトを見てみたら、OZEN(お膳?)みたいな新製品が登場していて、
なんと重量330g!!!すごい!!缶ビール1本くらいか?だったら缶ビール持っていく?
日帰りだとアルコールはダメ。代わりにこれを持っていくがよし。

それにしても、ただでさえ非常時にしか出番の無いような山グッズばかりで重いザックが、
も~これ以上小物を増やすと持って歩けないよ状態であるが、
OZENは便利すぎて快適すぎて買ってからは必ず持って行っている。
もうかれこれ・・先日でまだ2回めだった。(^^ゞ

小さいものをテーブルに置いておくと探しまわらなくて済むし、
地面が多少でこぼこであってもOZENを置くとたちまち水平に。
地面よりも少し高さを稼げるので、コップなどの上げ下げの導線も短くなって快適性がアップ。
さらには冬場や冷たい風がある状況において、テント内でバーナー(換気に注意)を使用する際に
OZENを使用することで安全性がアップ。
テントの床はフワフワと不安定。
そこんとこをフラットにしてくれる優れものなのだ。

一句。
軽いものも積もれば重くなる・・。

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中身はこんな感じ。(スタッフバッグ付き)  ※MADE IN JAPAN

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このような地形でもフラットで快適になる。
Check [ 2012/10/25 21:08 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

台高山系 竜口尾根 (2012.10.21) 

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竜口(りゅうご)尾根、大蛇ぐらをバックに クリックで拡大可

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大台ケ原の大蛇ぐらを望む

雲一つない晴天に恵まれ
大展望にしばし時間を忘れた。。


こんな絶好の天気なら、夜移動して星のシャワーを浴びるんだった。
週末の土日の両日は一年でも珍しい日本晴れ。

以前、大台ケ原の大蛇ぐらからの絶景を眺めた時にふと思ったこと。
真正面に見える尾根の稜線は歩けるのだろうか?
あっちからこっち側を見るとどんな感じなのだろうか?
それから月日は流れ、ついに今回突撃することになった。
竜口(りゅうご)尾根は植生が違うみたいで燃えるような紅葉は無かったのが残念。
先週末は秋祭りがあったので二週間ぶりの山行き。
前日の土曜日、午前中は金剛山、午後は野良仕事で疲れ果てて夜移動の余力なし。
でも日曜日はがんばって早起きしていざ大台ケ原方面へ。

【目的】
 1.秋の竜口尾根を歩く。
 2.大台ケ原の大蛇ぐらを反対側から眺める。
 2.地図からは想像できないナニカを発見すること。

【コース
 新登山口(8:15)-又剣山(8:50)-丸塚山-五兵衛平-1320ピーク-トンガリピーク(折り返し)-
 1320ピーク(昼食)(-14:20)-又剣山(15:55-16:45)-新登山口(17:00)

 ※往路は写真撮りながらなど休憩時間が多くコースタイムは参考にならないので省略。

アクセス
国道169号線の大台ケ原方面への分岐の新伯母峯トンネルからは延々と下る。
下りきって底まで達したところ、上北山温泉の近くから小処温泉(休業中)に通じる道を進み、
水分神社付近から橡谷(とちたに)西ノ谷林道を再び延々と登って行く。
この林道は昨年の台風で傷めつけられたみたいであるが復旧完了していた。
最悪は小処温泉を起点に登る覚悟であったがこれはラッキーだ。
相当登ったところで「東屋」に到着。
そういえば「新登山口」がどこにあったのか見落としてしまった。
2012年版山と高原地図(for iPhone)では竜口尾根は破線ルートで載っているばかりか、
登山口や東屋といったポイントも見てとれるが、2011年版以前の山と高原地図には
これらの記述一切が無くて大違いだ。
よく行く山域の山と高原地図は毎年最新版を買わなければならないなぁ。
東屋からの大峰山脈の眺めは最高で、こんなに絶景なら夜から来て星でも撮るんだった。
東屋から少し車を走らせて、いちおう登山口とやらを確認に行った。
新登山口のほうが最初のピークである又剣山に近いのでそちらへと戻る。
iPhone版山と高原地図は内蔵GPSに対応しているので新登山口付近に着いたのを確認したが
実際には来た道をもう少し戻ったところで発見した。

又剣山へ
この林道ができるまで秘境だったそうだ。
それもそのはず、もっとも近い小処温泉(休業中)からのアクセスでも
又剣山ピークまで最低5時間はかかる計算になる。
それが新登山口からだとわずかに30分で到着だ。
まずは尾根筋までは木で組まれた階段や踏跡があって迷うこと無く取り付ける。
稜線も快適なトレールで、たちまち左手に大峰山脈の山々の展望が広がり、
又剣山に到着すると大峰山脈方面はもちろんのこと、大台ケ原方面の展望も加わって
展望はMAXとなる。
そうとは知らずに展望が見える開けたところを通るたびに撮影していた時間が無駄だった。
又剣山ピークまで来ればまさに展望全部入りだったのだ。
又剣山でもずいぶん時間を潰してしまった。
この後はもちろん竜口尾根へと足を踏み入れることにしたが、
踏み跡を辿って何も考えずに下りて行ったところで方向がおかしいことに気づいた。
GPSで確認するとルートロスしていて東の方向に進んでしまっていた。
登り返して北方向に再出発。
間違えた激下りとは違って快適そうなトレールだった。

丸塚山~五兵衛平~1320ピーク
小さなアップダウンを繰り返しながら丸塚山へ。
途中は展望は無いが変化に富んだトレールである。
踏み跡やテープがはっきりしているので迷うことはありえない。
危険箇所は無いが、閉塞区間や急な下りなどはある。
どこでお昼にしても良いと思えるくらい良いところばかりだ。
1320ピークへの登りがいちばんたっぷり登った感があったくらいか。
大蛇ぐら側の展望を求めて散策するも部分的にしか見えない。
落葉するとちょっとは展望があるのかな。
最も広くて快適なピークがここ1320ピークであった。
眺めが最も良いのは又剣山ピークであった。
1320ピークから先へと足を向けてみたが、次のトンガリピークまでが狭く暗いルートで、
しかもトンガリピークを登り切るのにやや難ありで一度は諦めて1320ピークへと戻り、
大蛇ぐらを間近に望める大展望があるのでは?とやっぱり気になったので
ザックをデポしてカメラとGPSだけ持って再挑戦。
こんどはピークまで達したが、暗くておどろおどろしく展望はまるで無し。
心が折れてまたもや引き返した。
大岩というのも確認できなかった。
その次の平らなピークまで行ってみたら展望があったかもとやっぱり心残り。
お昼をのんびり取った後、再挑戦しようかどうしようかと葛藤の末、
時間も14時を過ぎてきたので引き返す時間を考慮して先へ進むことを断念した。
又剣山までの戻りはおよそ1時間30分くらいで戻ってこれた。
やはり往路は写真を撮ったりでかなり余分に時間がかかっていたなぁ。
又剣山では夕方の黄昏風景を楽しんでから20分ほどで駐車地まで下山。

人間の眼は都合よくできていて、
遠くのものをちょっとしたズームで近くに引き寄せつつ
180度の視野角という超広角で眺められる。
どんなレンズを持ってしても見たままと同じ表現することができないのだ。
なので実際的には展望はスゴかったが写真では再現できなかった。
そんなこんなで秋をどっぷりひとり占めできた山歩きであった。

arajinさん、今回ご一緒できずですいません。。

その他の写真は以下より。
Check [ 2012/10/22 22:54 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(14)

大峰山系 釈迦ヶ岳 遭難事案発生(追記2:無事発見) 

大峰山系の釈迦ヶ岳で遭難事案が発生したようです。
前鬼を出発して和佐又山ヒュッテ折り返ししたようだ。
一般登山道上で発生したと仮定すると想定されるのは、
今年の夏に遭難事故のあった現場で大普賢周回路の鎖場で底無井戸付近での転落。
まさかと思うが水太覗からの転落。
そして奥駈道最大の難所、孔雀岳~釈迦ヶ岳間か。
ここも過去にツアー客が滑落遭難している。
ついついまっさきに滑落を想像してしまったが、
この区間を歩いた事がある経験上では一般登山道上での道迷い遭難は考えにくい。
いや、まてよ。
そういえば「ドキュメント生還」っていう本だったか、太古の辻から前鬼へ下山中、
沢をそのまま下りてしまって道迷いし、一週間後に無事発見された事故もあった。
あそこは沢をそのまま下ってしまうと登り返さないと出られなくなる可能性がある。
昨年、前鬼から登った時も下山中、崩落箇所を迂回するために沢に降り、
すぐに登山道に復帰すれば良かったのにしばらくの間、沢を下り続けた。
そのまま下り続けていたらまったく違う方向に行っていたところ、
GPSを見て気がついたのだった。

いずれにしても無事に発見されると良いのですが。。

釈迦ケ岳で東京の男性遭難か
2012/10/10 朝日新聞 朝刊 32ページ/奈良版より引用

 9日午前6時半ごろ、東京都練馬区石神井町6丁目の医師●●●●さん(62)が
下北山村の釈迦ケ岳(1799メートル)で遭難した可能性があると、
妻(63)から吉野署に通報があった。
署が捜索したところ、同村前鬼の登山口付近の駐車場にレンタカーが止めてあるのを発見。
署員やヘリを動員して捜索している。
 署によると、●●さんは7日、一人で上北山村西原の「和佐又山ヒュッテ」に宿泊。
8日にヒュッテを出発して以降、行方がわからないという。

※名前は伏字にしています。
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無事発見されたようです。
下北山村上池原ということは、太古ノ辻から下山中に道迷いで南のほうに逸れて行ったのだろうか。
大事に至らなくて良かったですね。

釈迦ヶ岳 不明医師 無事に発見 寒さしのぎ4夜 すり傷のみ
2012/10/13 大阪読売新聞 朝刊 35ページ/奈良版より引用

 下北山村の釈迦ヶ岳(1799メートル)で8日から行方がわからなくなっていた東京都練馬区石神井町、
医師●●●●さん(62)は12日、4日ぶりに無事に発見された。
顔や腕のすり傷以外にけがはなく、「心細かったが、下りていけば何とかなると思っていた」と話しているという。
 吉野署の発表によると、●●さんは8日朝、上北山村内の宿泊施設を出発して釈迦ヶ岳の山頂を目指したが、
途中で道に迷い、持っていた蒸しパンやドーナツ、みかんと沢の水で過ごしていた。
長袖シャツ2枚と雨具を着込んで寒さをしのいだという。
 食料は11日に尽きたが、山中で木材運搬用のモノレールを見つけてレール沿いに下山。
12日午前9時55分頃、下北山村上池原の銀行で助けを求めた。
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別の新聞記事に詳しい記述があった。
やはり太古ノ辻から前鬼への下山中に道に迷われたようだ。
二ッ岩というと昨年前鬼から登った時に記念写真を撮った特徴のある岩だ。
たしかに下山は迷い安いところだらけだった。
2009年の山と高原地図では「」マークがあったが、
最新版のものにはマークが無い。
それにしても南都銀行北山支店というと「きなりの湯」よりさらに南。
すごい距離を歩かれたものです。
夜の恐怖は想像を絶するものだったと思う。

釈迦ケ岳で遭難の62歳男性、4日ぶりに救助 自力で下山
2012/10/13 朝日新聞 朝刊 35ページより引用

 下北山村の釈迦ケ岳(1799メートル)に登山に出かけ、
行方不明になっていた東京都練馬区石神井町6丁目の医師●●●●さん(62)が
12日午前10時ごろ、4日ぶりに発見された。
自力で歩いてふもとの南都銀行北山支店まで下山、
銀行から連絡を受けた吉野署員が救助した。
顔に擦り傷を負ったが元気で、「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話しているという。
 吉野署によると、●●さんは8日、登山口と山頂の中間にある二つ岩付近で道に迷った後、
木材運搬用モノレールの線路をたどって林道を見つけたという。
 持参したミカンやドーナツなどは食べ尽くし、
11日以降は何も食べずに川の水でしのいだ。
夜は服を重ね着し、雨がっぱで寒さを防いだ。
携帯電話の電波は届かず、水に落として壊れてしまったという。

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推定ルート
Check [ 2012/10/12 21:06 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(9)

大峰山系 栃尾山 周回 (2012.10.8) 

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白川八丁にて

あの時、あそこで、あの人が、声をかけてくれなかったら・・
栃尾山についてはあまり多くを語りたくないような。。


下界はすっかり秋の気配で、朝晩涼しいどころか寒いくらいであるが、
天気の良い大峰を登っているとまだまだ汗をかいて暑かった。
坪ノ内林道の大崩落の傷跡は想像を絶するものであった。
天川弁財天?の方の助言で、なんとか計画通りの周回を達成できた。

せっかくの三連休は天気も良く、ラストアルプスに行きたいところであったが、
秋祭りの手伝いがあったり用事があったりで最終日一日しか自由にならなかった。
金剛山ではもみじ祭りが盛大に盛り上がっているだろうし弁当も欲しいなぁ、
けど賑やかな山頂にポツンとひとりかもしれないしゴロゴロ水も汲みたいので大峰へ。(^^ゞ

【目的】
 1.坪ノ内林道取り付きの登山道からカナビキ尾根で下山する大周回
 2.不人気の栃尾山とその周辺の確認
 3.地図上からは読み取れないナニカを発見すること

【コース】
 天川川合(村役場)(6:45)-天河弁財天-坪ノ内林道入口(7:25)-崩落箇所手前コーナー(7:35-7:55)-
 (崩落箇所通過)-(北側へつり)-(渡渉)-坪ノ内林道-(バリエーション)-登山道(9:15)-
 太平辻(10:43)-栃尾山(11:30)-(途中尾根でお昼)-栃尾辻(13:50)-カナビキ尾根分岐(14:25)-
 林道合流(15:20)-白川八丁(15:30-15:50)-熊渡(16:15)-(ラン)-みたらい渓谷(16:30)-
 天川村役場(16:50)

天川村役場-坪ノ内林道
大峰奥駆道のスーパーマンのnikkor14dさんがよく「早駆け」の起点とされている天川村川合の村役場に
はじめてお邪魔してみた。
休日は登山者に解放しているのか自由に出入りができ駐車場は十分な広さがある。
他の車はというと朝6時半過ぎでは2台しか止っていなかった。
しかもキレイなトイレもあって登山の起点とするには至れり尽くせりで快適である。
6時45分、役場を出発してまずは坪ノ内林道の起点がある天川弁財天や天の川温泉のほうへと進む。
朝の空気は冷たい。
車の行き交うメインの道路(県道)まで出なくても、役場側(対岸)にも道路があって
こちら側は車がほとんど通らないので快適に歩ける。
オートキャンプ場をいくつか横目で眺めながらどんどん先へ進む。
どれくらい歩いただろうか、もう少しのところで舗装路が終わり橋を渡って県道のほうに
渡らなければならなくなった。
メイン道路も近年整備されたので幅広の歩道があって快適に歩ける。
また橋を渡り返し、役場を出発して40分後にようやく天川弁財天に到着。
ちょっと立ち寄る。
天川弁財天は芸能の神様と呼ばれていて日本有数のパワースポットでもある。
パワーを貰ったところで再出発し、坪ノ内林道のほうへと進んで行く。
天の川温泉のそばにあった流された橋は復旧を完了していてかなり頑丈な橋に造りなおされていた。
さらに先へ進んでコーナーに差し掛かったところが昨年の台風で大きな崩落があって
大変なことになった場所である。

大崩落箇所
坪内谷からの川と天の川が合流する部分は広く砂利で埋め立てられたようになっていて
天の川に合流する手前までは勢い良く流れていたのに、突如、伏流水となって地面に消えていく。
不思議な光景である。
対岸を見ると太平辻へと続くはずの登山道が見えたので下流側から迂回して対岸へと渡る。
奥に見える崩落の現場や折れ曲がったガードレールなどを呆然と眺めていると、
さきほど居た岸に白装束の、おそらく天河弁財天の関係の方らしい男性が大声で
「どこに行かれるんですかー?」と。「登山道を登って栃尾山までです」と答えると、
奥に見える大崩落は稜線を通る登山道をも消してしまったので通れないとのこと。
こっち側(天河弁財天側)から行く方法があるということで話を聞いてみると、
大崩落を横目に沢伝いをへつりながらしばらく行って少し上に登ると
幅1メートルくらいの登山道のようなものがあるという。
そこを道なりに歩いて行くと橋があってそれを渡ると対岸の坪ノ内林道へ渡れるという。
しかしながら大崩落箇所をそうやって迂回したところでその先も何箇所か崩落箇所があるらしい。
そんなことなら等高線の穏やかなところを見つけてバリエーションを登って、
本来予定していた登山道へ復帰しようと考えた。
沢沿いの登山道らしき道は相当昔のものらしく、所々歩きにくいところもあったり、
日陰斜面になるのでジメジメとして薄暗い。
橋に行き着くまでにはさらに難ありな橋があったりしたので少し戻って
渡渉しやすいところを見つけて沢に降り、対岸の坪ノ内林道へと渡った。

坪ノ内林道~登山道
ここまで来ると林道に被害が無いかと思うとなんのその、大きくえぐれていたりと
とても数年程度で復旧できるとは思えないほどのありさまであった。
取り付きやすいところからバリエーションで登山道へ向けて登って行く。
こういう時は植林地帯は余計な障害が無くて歩きやすい。
自然林のバリエーションだとブッシュなどどんな障害があるか予測つかないからだ。
どうにかこうにか登山道?に合流かと思ったら林道だった。
その林道の先は下って行ってそうなので林道を歩いて少し戻ってみると登山道を発見。
ようやく本来予定していた登山道を歩くことができた。
林道はどんどん下っていっており、登山道はゆるやかに登っていってる。
どれくらい歩いたか、突然看板があって登山道が崩落しているので上にあがれという案内。
上がってみるとまたまた林道があった。
さきほどの林道とつながっているようだった。
こんどは林道を利用してどんどん登って行く。
この林道も少々崩落していたりして車が通れる状態じゃない部分もあった。
そんなこんなで林道がまたもや下っていきそうになったところに登山道への案内板。
再び登山道へと進入。歩いていると突然植林地帯から自然林へと変化した。
植林限界を超えたっていう感じ。
明るい自然林の登山道をしばらく快適に歩いているとヘリポートと思われる広い場所があった。
そしてまた登山道に戻って歩いていると太平辻らしきところがあった。
といっても坪ノ内林道からつづら折れで登ってくる登山道ははっきりしたものではなく、
かすかな踏跡という感じなのでGPSを注視していなければ気付かずに通過したかもしれない。
火の用心という関電道の看板らしいものだけが目印となる。
さらに歩いて行くと鉄塔のすぐそばを通ったので鉄塔まで上がってみる。
栃尾山のほうを見るとまだまだ上のようだ。
そのまま登山道でまっすぐ栃尾山まで行けると思いきや、それらしい道はなく、
南のほうへは大昔の鹿よけがあるので進めず。
GPS軌跡のように進むしか方法が無かった。
この道がジメジメとした暗いザレ場で雰囲気が悪く、ブヨもまとわりついてきたので、
早く通過したくてハイペースでクリアするも、
栃尾辻から続く尾根に合流するまではけっこう長く感じた。
コルに相当する合流点から栃尾辻方向を見ると広く明るい雰囲気。
一方、栃尾山のほうを見るとおどろおどろしい。

栃尾山
なんだか急に栃尾山に行きたくなくなってきたが、今日の核心部であるだけに
せめてピークは踏んでおこうということで半ばイヤイヤ向かうことに。
痩せ尾根があったり、朽ち果てた鹿よけネットが邪魔になったりでまだかまだかと言う感じ。
それらしいピークにたどり着くも看板が無い。そこがいちばん高いはず。
高いからと言ってそこが栃尾山とは限らない。
山と高原地図を見ると、もう少し南にオフセットした場所という感じだったので移動。
そのあたりでいちばん高い場所とはとても思えないところに三角点があって
「栃尾山」と書かれた札があった。
歩きはじめて5時間経とうとしていたのでええかげん腹が減った。
しかし栃尾山ピークでお昼を取る気になれない場所だったので、
逃げるように栃尾辻方向へと戻る。

栃尾辻~カナビキ尾根
さきほどの合流点のコルを通過するとまったく別の山域かのように穏やかで
明るい雰囲気となったので、もうどこでも適当なところを見つけてただちにお昼を取りたいと思った。
休憩していると寒いのでフリースを着る。いつしかブヨはどこかへ消えてしまった。
十分休憩したところで栃尾辻へ向けて行動再開。
栃尾辻到着が13時50分とまだ早めで、
このまま川合まで下山すると16時までには下山完了してしまう。
せっかくなので気になっていたカナビキ尾根から下山して、
時間があれば弥山川ルートの起点である白川八丁でお茶休憩でもできればと思った。
栃尾辻からカナビキ尾根分岐までは登り基調でわりと遠かった。
さてカナビキ尾根、破線ルートらしいはじまりで、テープが無ければロストしてしまいそうな感じ。
GPSを見比べながらどんどん下りていくとたちまち植林地帯に突入。
特筆すべき事といえば、等高線をみるとわかるように弥山川側がギザギザのグラグラである。
ゴルジュになっていて急に落ち込んでいる。
反対側はというと急な植林地帯。
踏み跡とテープにしたがってせっせと下山していてふとGPSを見ると、
登山道からどんどん離れていっている。
どこかで分岐を見落としたか?そんなの無かったけど?けどテープと踏み跡は確かである。
GPSの破線登山道を乖離するポイントまで登り返す気になれず、
はっきりとした踏み跡を信じてどんどん下ることにした。
しかしながらどうも谷のほうへと行ってそうで不安が大きくなる直前で
破線登山道へ近づいていって合流。でも破線登山道らしいものなんて合流してこなかった。
またもや山と高原地図の誤差に惑わさわたか。
尾根がひとつ分も違うものだから焦るし。。
そして林道終点に合流してなんとか下山完了できた。

白川八丁
途中、白川八丁への分岐があり、河原の白い石が見えていたのでそっちに行ってみた。
沢の水が無いのかと思ったら伏流水のようである。
上流へと行ってみたいと思ったが時間切れ。
いつか弥山川を歩いてみたいと思った。
20分休憩したところで撤収して熊渡まで林道を延々と歩く。
17時までに駐車場まで戻りたかったので、熊渡から行者環林道の舗装路をランすることに。
みたらい渓谷まではけっこう走ったので15分で着いた。
そこからは競歩ぎみに、途中対岸へ渡れる橋を対岸へ。
トラックで言うところのインコース側で時間短縮ができたので、
みたらい渓谷から20分で駐車場に戻ってこれた。

けっこうたっぷり歩いた。
舗装路歩きも多かったなぁ。
今度機会があれば川合から栃尾辻経由で狼平かなぁ。いや、その前に弥山川かも。

その他の画像は以下より。
Check [ 2012/10/09 22:50 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(22)

『黒い遭難碑』 安曇潤平 著 

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電子版(Kinoppy)「黒い遭難碑」 安曇潤平 著

あの「赤いヤッケの男」に続くシリーズ第二弾。
電子版(Kinoppy)なのに1,050円とお高いが「ポチっ」とやってしまった。。(^^ゞ

何と言っても本のタイトルがおぞましい。
赤いヤッケの男よりよっぽど怖そうなイメージ。
でも実際はそうでもなかった。
実話というにはあり得ない話があるようにも思える。
山での奇妙な体験談を人から聞いた話なので真実もあれば勘違いもあるかもしれない。
それらのネタを元に、実際の山の描写を盛り込んで読み物として話を整えた
怪談話のショートショートである。
一部、山名をイニシャルとして伏字にしたT岳やK山などの表現もあるが、
実際そのものの名前をズバリ書いてあるものもある。
たとえば平湯から上高地へ抜ける「釜トンネル」などはそのままだし、
そのトンネルを抜けた上高地の描写も実際そのものだ。
あの上高地に、この本に書かれたようなとあるスポットがあるのかどうかかなり気になる。
まぁ何にしても幽霊やその類のものが現実にあり得ることを
個人的には信じてはいないので、ここに書かれた話は
「そんなことあるわけない」と疑ってみつつ、
作り話にしてはやけにリアルだなぁと思ってみたり。
でも核心部は脚色で作り話では?と思えてならない。
どう考えるかは人それぞれ。
なにはともあれ現存する山のリアルな描写の読み物としても夢中になれる一冊だ。
痛勤電車のお供に。

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Check [ 2012/10/04 23:37 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

『山の単語帳』 田部井淳子 著 

買ってもない本を紹介するのは初めてかもしれない。
本来なら買って読んでからと思ったのだが、ちょっとお高いので迷い中。
あの登山家の田部井淳子さんの著で、山岳用語をカラー写真で誰にでも理解しやすく解説された本。

山岳用語には日本語はもちろん時には英語、フランス語、ドイツ語などが使われる。
たとえば、日本語で「ボッカ=歩荷」するという言葉をよく使う。
その他にはロープをザイルと言ったり、アイゼンをクランポンと言ったり。
モルゲンロートやカールなどなど、いったいどこまで知ってるかなぁ。
非常に興味深い一冊だ。


(著者に会いたい)『山の単語帳』 田部井淳子さん その場でお話しするように
2012/09/16 朝日新聞 朝刊 15ページより引用
 (72歳)
 登山にまつわる言葉を、そのものずばりの写真(撮影・栗田貞多夫)とともに説明する。
ガレ場、コル、ブロッケン、あるいは動植物や気象……。
「なじみがなくてわからない言葉も、山で、その場所で説明するとわかってもらえる。
そんな本にしたいと思いました。写真がすばらしいんです」。
飾りのない笑顔は、テレビで見る田部井さんそのままだ。
 女性では世界で初めてエベレストの頂に立ち、世界7大陸最高峰も踏破と、登山家としての業績は輝かしい。
「長い登山経験の中でもうだめか、と思ったことが3度あり、そのすべてが雪崩でした」と、「雪崩」の説明に。
さりげなく書かれているが、2度で懲りなかったのか、と驚く。記述は体験に基づいている。
 長い間、山は男の世界とされた。
女性登山家の先達の名を幾人も挙げて、「私はいい時代に生まれた」と語る。
エベレスト登頂は35歳の時。技術・体力とも申し分なく、社会にも抵抗は少なかった。
60歳を過ぎてからは、夫や子どもの予定に縛られず山行を決められる。
いまは月1回の東北応援登山も含め、年に100日以上を山で過ごすそうだ。
 「同じ山でも季節、時間帯、天候によって行くたびに違う。常に新しい」。魅力の一端だ。
一方で、「自分の身の程を知るのが山では大事」と、田部井さんにしてこの言葉。
 「山ガールの遭難は少ないでしょう。勉強熱心で準備もよく、慎重。ガツガツしてない」。
遭難が多いといわれる中高年もそう心がけたい。
 山から戻ると写真を見て、また行きたくなる。
「この本で、あぁ行きたいなと思って下さるとうれしいですね」

【著者に聞きたい】田部井淳子さん 『山の単語帳』
2012/09/02 産経新聞 大阪朝刊 9ページより引用

 ■豊かな表現を次の世代に
 山笑う。山滴る。山装う。山眠る。山に行けば、この美しい季語が机上の言葉でないとわかる。
「本当に山が笑ってみえるんですよ」。
女性登山家の世界的パイオニアが言うんだから、間違いない。
 稜線(りょうせん)、九十九折(つづらおり)、胸突き八丁…山の言葉は豊かだ。
ただ、いわゆる山岳用語は独特で難しく、初心者を悩ませる。
「私も(講師を務める)山歩き講座などでつい、説明抜きで使っちゃうんです。
でも、普通の生活では耳慣れない言葉が多いですからね」
 「行動食を忘れないで」。「ザレ場(小石や砂礫(されき)が埋め尽くす斜面)に出るよ」。
「一本立てよう(休憩しよう)」。
当たり前のように出た言葉が相手に通じなくて、逆にびっくりすることも。
「本当は現場でこういうのを言うんだよ、と教えられたら一番いい。
でもこの『単語帳』は栗田貞多男(さだお)さんの素晴らしい写真が付いているので、
目で見てわかりやすい。“山ガール”さんにも参考にしてもらえたらいいですね」
 解説はすべて語り言葉にした。一緒に歩いているような感覚で読んでほしいからだ。
 例えば「源頭(げんとう)」。
「沢が始まる源流部分」という意味とともに、到達したときの感慨が綴(つづ)られる。
「チタッチタッと落ちる小さな水滴が、あの大きな川になるのだなーと思うと、
その一滴がとても貴重なものに思えてきます」。
「高山病」では「耳たぶのマッサージやうなじを押して揉(も)んであげるだけですっきりすることも」
と一口アドバイス。
そして「雪崩」の項にはこんなくだりがある。
「長い登山経験の中でもうだめか、と思ったことが3度あり、そのすべてが雪崩でした」
 自身は山の言葉を実践の中で覚えていった。
男性ばかり、規律の厳しい山岳会では「恥ずかしくて(意味を)聞けなかった」と振り返る。
優しい語りの中に、そんな苦労と豊かな経験が生きている。
 今もほとんど毎週、国内外の山に向かう。
「屋根の下では息が詰まって、お尻がムズムズしてくるんです(笑)」
(世界文化社・1890円)
                   ◇
【プロフィル】田部井淳子
 たべい・じゅんこ 昭和14年、福島県三春町生まれ。
昭和女子大卒。44年、女子登攀(とうはん)クラブ設立。
50年、女性で世界初のエベレスト登頂に成功した。
平成4年、同じく女性で世界初の7大陸最高峰登頂者となる。
Check [ 2012/10/01 21:16 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

金剛山頂の気温

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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
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