スノーピーク「和武器」 ※専用ケース付き
使った後も汚れが内部に付着しないように中空に浮かぶ感じで固定収納できる。
「和武器」つまり「箸」である。
カレーやスープでもない限りはカラトリー(スプーン・フォーク・ナイフなど)よりやっぱり箸がいい。
「箸」と言えば以前、
こういうものを紹介したことがあるが、
金属製のスティックを口の中に入れるというのはどうにもこうにも違和感がある。
歯医者にて器具を口につっこまれているような気にもなる。
そして冷たい。
スプーンやフォークなら気にならないのに不思議なものである。
そういうわけで、やっぱり使い捨て割り箸ということになってしまうのだが、
アタマを抱えているのが後始末だ。
割り箸は細く長い。
ゴミと一緒にビニール袋に入れるものの、ちょっとしたはずみで袋を突き破って出てしまうことしばしば。
ゴミ袋をさらに防水のスタッフバッグのようなものに入れてはいるが
いろんなところをあちこち突きそうな割り箸はやっぱり始末に困る。
食べ終えた後にポキっと折って短くして始末する人もいるが、
今しがたまで食べる時にお世話になっていた箸を折るという行為が、どうもバチ当たりな気がしてならない。
つまり、
・ザックに収納時はコンパクトであること
・口に入れる部分は「木」であること
という条件を満たすのに最適なのが「和武器」である。
しかもメーカーはというと我らがメイド・イン・ジャパンの「スノーピーク」である。
モノ作りに対して徹底したこだわを持つ会社で、
新潟県に本社を置くスノーピーク社の敷地内にはテントが300張りもできるキャンプサイトまであるという。
自分たちが欲しいと思うものを作るという思想の商品開発を行なっていて痒いところに手が届く商品が多い。
ちなみに「和武器」は一本一本手作りされているらしい。
雑誌「PEAKS」2011.7月号には「和武器」の大特集ページありところでこの「和武器」、存在は昔から知っていたが、
箸ごときに価格が3,800円もすることから手も足も出ず、欲しい欲しいと思うこと足かけ数年。
ようやく手にするに至った。
カップラーメンに使うのはもったいない?!
いやむしろフライパンをひっかき回したり鍋底を突っつくような用途のほうがもったいないかも。
細部まで丁寧で耐久性のある作りになっている。
肝心の使用感はというと、ナマの米つぶやあずきのようなツルツルした小さいものをも
完璧につかむことができる材質とその精巧な作りは、
日常に使っている一般的な箸をはるかに越える次元のもので、
この満足感は朝・昼・晩・山すべてのステージにおいて愛用したくなるレベルである。
あ~使うのもったいなひ。観賞用として飾っておこうか。。
※大阪梅田の好日山荘店内にはスノーピーク専門店が入っている。
長さに「L」サイズと「M」サイズの二種類がある。
取り外した先端部に持ち手の末端パーツを取り付けて本体内に収納する仕組み。