生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

CRAZY CREEK(クレージークリーク)『ヘクサライト オリジナルチェア』 

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クレージークリーク製 『ヘクサライト オリジナルチェア

実戦主義道具学』(ホーボージュン著)という本を買ったのは2009年8月のこと。
ホーボージュンというと日本人の全天候型フリーライターで冒険家で本名は斎藤 潤。
世界中を旅したりして雑誌への連載をはじめ、エッセイや紀行文を書いている。
はたまたこんなグッズがあれば便利とばかりにホーボーオリジナルグッズの開発まで行っている人。

そんなホーボー氏の『実戦主義道具学』はというと、
アウトドアグッズでこれこそが本物で長く愛用していきたいというものを取り上げて薀蓄(うんちく)を語っているわけで、
それを読むと誰しもが一点でも欲しい物がぜったい見つかることがうけ合いだ。
よくアウトドアグッズショップから送られてくるDMハガキのような無作為に抽出された商品の写真を見せられても
購買意欲はまったくそそられないが、それがいかに優れていて、
どんなシーンでどう役に立つかということを知ってしまうと欲しくてたまらなくなってしまうものだ。

そういうわけで、欲しくなって買ってしまった様々な(笑)グッズの中のひとつが「ザ・チェア」。
日本語では「座・椅子」と訳したりする。
文字通りだれしもがどこかで見たことがあるに違いないただの座椅子なのだ。
実に単純な仕掛けなので、使ったことが無い人からすると、これがいったいはったいぜんたいどうしたん?と言われそう。
しかしながら一度、これをアウトドアで使ってみると、もうどこにでも持って行きたくなる座り心地が約束されるのだ。

2009年8月に本を買ってこれを見つけ、わりとすぐに買ってはきたものの、
山に持っていく発想は無かったし、キャンプでは・・キャンプでは忙しく動きまわっていろんな事
(といっても食べることばかり)をやっているか、じっと座るとしてもテーブルを前に、
ビールでも傾けながらキャンピング用のディレクターチェアに座る、ということになるわけで、
買ったものの、実はぜんぜん出番が無かったのだ。
山に持って行けない理由の一つに、当時買ったモデルが2008年9月にデリバリーされていた「オリジナルチェア」
というモデルなので小さく丸めたりすることができなかったのだ。
2つ目の理由が重いということ。
約750gもあるもんだから、座布団マットがわりに持っていくには大きな足かせとなる。
そんなわけで、キャンプにも山行きにも使われることなくしばらく眠りについていた。
最近になって、好日山荘で売られているのを発見し、(通常は「A&Fカントリー」というアウトドアセレクトショップが販売)
しかもなんだかコンパクトに丸められていて、これなら十分に山に持って行けそうだということに気付いた。
その後の調べで、2011年2月にデリバリーされた「ヘクサライト オリジナルチェア」というもので、
ヘクサ、つまり六角形のハニカム構造になった衝撃吸収素材「ヘキサゴンクッション」が搭載された
最新型であることが判明。
重さもなんと約400gまでダイエット。
これなら追加で欲しいと思いつつも、三ヶ月の月日が流れ、どう考えても買うしかない!と思い立って
ついに購入したところ、もー買った甲斐がありまくり。
もう地面に根が生えてしまって立ち上がる気にもなれなくなってしまう座り心地。
先日の白山でも2時間オーバー根を生やしていた次第だ。
これ、ちょっと90度よりも鋭角に倒して、どちらかというとV時型にして座るとなお快適。
背もたれの角度調節の代わりにL字~V字になるような範囲でもたれかかって使うというか、意味通じてます?
さらにロックを外してペタンと開くと横に2人は十分座れるマットにもなる。
テン泊でのマットがわりに使えなくもない。

で、以前に買った大きめで畳めなくて重いオリジナルチェアは家の中で使うことにした。
これまた家の中にあるどんな椅子よりも快適で、本を読みふけるには最適。
あまり長時間埋没しているとエコノミー症候群のようにちょっと血の巡りが悪くなりそうな気もするが。。
コタツ用の安物の座椅子の場合、なんか座り心地が悪いし、ホールド感は無いし、
最悪の場合、座っているとズルズルっと後方に滑ってった経験がある。
そしてさらにクッションのスポンジがヘタっていびつに偏り、あげくはパイプが尻に当たって痛い痛い。
どんだけ安物の座椅子使っているんだか。。
そんな座椅子を使うくらいならぜひとも「ザ・チェア」を全力でおすすめ。
すでに立山でのテン泊、そして先日の霊峰白山の日帰り登山でも大活躍。
これから毎回どこにでも持っていくのはぜったい間違いない。

※20分足らずでそそくさと食事を終えて再出発するせっかちな山行きの場合には不向きです。

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最新型のヘクサライトは丸めることができる。

『実戦主義道具学』より一部抜粋。

 『大地のイス』 クレージークリーク製「ザ・チェア」

 中国・タクラマカン砂漠での出来事。
 「オメエ、これ知ってっかよ?」とUさんが取り出したのは、発砲ウレタンにナイロンを
 張った安っぽい座イスだった。
 「いやあ・…初めて見ますけど」
 僕がそういうとUさんは嬉しそうに「これがサイコーなんだよ。アメリカで見つけたんだけど、ちょっと座ってみろよ。
 地べたに根が生えるから」とひとつ貸してくれた、Uさんは僕の旅の先輩。
 アウトドアグッズに詳しく、いつも新製品をいち早く仕入れてくる。
 ・・・・・・・・・中略・・・・・・・・
 特別な使い方などあるはずない。地面に置き、座って、ふんぞりかえって「ウーム」で終わりだ。
 だがそうしてみて僕は仰天した。なんちゅーか、すばらしい”ハマリ心地”なのである。
 「ぬおッ・・・!こ、こ、これは・・!」
 そのハマリ心地はバケツに尻を突っ込んだ感じに近い。
 いや、地面に穴を掘りそこに腰を埋めちゃったような感覚だ。
 いったん腰を下ろすと、立ち上がるのがおっくうになる。
 こういうのを世間では「シリに根が生えた」というが、この椅子はまさにそれだ。
 ・・・・・・・・・中略・・・・・・・・
 僕はどんな立派なディレクターチェアより、ザイスのほうがぜんぜんいいや。
 手を下ろせば大地に触れる。地面が近いのでいつも土の匂いがする。
 風景の見え方も違う。木々は見上げるほどに大きく、空はもっともっと高い。
 この感じが、とてもいい。
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Check [ 2011/09/27 22:08 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

霊峰白山 (2011.9.24)  

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白山山頂「御前峰(ごぜんがみね)」標高2,702mにて

登り:別当出合-(観光新道)-別当坂分岐-黒ボコ岩-室堂センター-白山山頂(御前峰)
下山:白山山頂-室堂センター-(エコーライン)-南竜道分岐-甚之介避難小屋-中飯場-別当出合


高低差 :約1,400m
日帰り

23日(土)の夜に大阪を出発。
福井北ICを降りて下道約70kmほど走り、
午前1時30分、市ノ瀬ビジターセンターに到着。
どこから人件費が出ているのか、警備員さんによる駐車場の誘導。
なかなか大きな駐車場である。(無料)
到着して外に出てみると、標高830m程度であるがものすごく寒い。
一足早く立山に行かれてるブログ「あほな人の山日記」のdanashiさんによると
日中なのに雪が降って一時吹雪いたとかで、それなりに寒いだろうと思い
長袖の準冬ウェアで来たのに、予想以上の寒さ。
空を見上げると、久しぶりにみたおびただしい数の大小さまざまな星。
木星もはっきり見えた。
AndoroidのARアプリ「Google Sky Map」でこの時期にはどんな星座が見れるのか確認。
寒いのですぐに車に閉じこもってアルコール(赤ワイン)にチーズをつまんで
5時15分に目覚ましをセットして午前2時ごろに仮眠。
フリースのブランケットをかけて寝たが寒くて寝付けない。
寒さで途中、目が覚めたので、ザックのなんといちばん底からダウンジャケットを取り出すハメに。
始発のバスは5時ちょうどから20分間隔で運行している。
目覚ましどおり5時15分に起き、まどろみながら手洗いや朝食を済ませて準備。
出発直前の6時20分発のバスに乗り込めたものの座れずつり革で路線バスなので揺れまくり。
「別当出合」までの所要時間は15分程度で料金は片道400円。

6時50分、登山開始。
十津川の谷瀬の吊り橋を彷彿させるような大きな吊り橋は渡らず横目に見ながら
観光新道ルート梯子坂という急登を登っていく。
最初の元気なうちに急登で高度を稼いでおくのは好きだ。
しばらくしてどこかからともなく車の走る音。
もしかして上まで林道が走っているのか?と思い、木々の間から探ってみると
登山道に平行して林道が走っていたが、方向的に登山に利用できるようなものではなかった。
一時間少々で樹林帯を抜け、展望ひらける「別当坂分岐」に到着。
この時点では山と高原地図のコースタイムより15分も早く着いた。
山と高原地図の登山道の線を見ただだけの脳内イメージでは別当坂分岐からは
なだらかな稜線歩きに思えたが、等高線地図を見ると明らかなように実際はまだまだ急登。
小さなアップダウンや奇岩などを越えて9時37分、「殿ヶ池避難小屋」に到着。
避難小屋の周りには登山者が大勢いるのに対して、小屋の中は小奇麗ではあったが
トイレのニオイがきつく、さすがにだれも居なかった。(^^;
日陰で休憩していると風は無くとも汗で濡れたカラダが寒くて冷えてくる。
5分程度の休憩後、殿ヶ池避難小屋を後にしてさらに登り続ける。
右手の方に見えているひときわ高い山が白山だと思い込んでいたら違っていた。(別山)
白山の山容は「黒ボコ岩」まで行かないと見えないことが判明。
ちゃんと範囲の広い地図で確認すればわかることなのに、脳内イメージに頼りすぎるとダメだなぁ。
10時43分、黒ボコ岩に到着。これといって特徴の無い岩だ。
ここまで来るのにけっこう疲れた。
立山で懲りずにまたまた食料をこれでもかというほどボッカしてきたのでザックの重さは15キロ越え。
テン泊登山のときと比べてシュラフとマットとテントが無い反面、重い食材が多い。
「弥陀ヶ原」へと足を踏み入れると白山の全貌があらわれた。
そして室堂平へと続く木道がいい感じで、あこがれの雲ノ平のような雰囲気。
もう雲ノ平まで行かなくてもいいかも、と思うほどだった。
今回、弥陀ヶ原一帯がいちばんのお気に入り場所となった。
木道からは室堂センターのある室堂平は見えない。
木道が終わって岩がゴロゴロする登りをようやく登り切ったところに
突然、大きな室堂センターが姿を表した。
11時10分、室堂センターに到着。
登山を開始して4時間20分後の事であった。
もうここまででええわぁと思うくらい疲れが滲んできている。
室堂センターではトイレ休憩。トイレ前の手洗い場には分厚い氷。
とてもキレイで立派な山小屋?というよりたしかにこれはセンターだな。
数百人は収容できそうだ。
せっかくここまでがんばって登ってきておいて山頂まで行かないのは志半ばだ。
腹が減って今すぐにでもお昼にしたいけど、
山と高原地図のコースタイムでは40分で山頂に着けるようなのでがんばって登ることにした。
室堂センターにザックをデポして手ぶらで登っている人が多い中、
重いザックを背負ってせっせと岩の階段を登る。
階段状になっているだけがせめてもの救い。
そんなこんなで室堂センターでずいぶん休憩したが、12時3分、白山山頂に到着。
富士山、立山、白山は日本三名山(日本三霊山)で、
白山の山頂は御前峰(ごぜんがみね)で、標高2,702mである。
360度の展望で、あちこちのピークを確認してみる。

何はともあれお昼にしようと思っていたが、山頂はクッカー使って調理できるような
のんびり過ごせるような場所ではなかった。
記念写真を撮ったり景色を眺めてしばらく山頂を楽しみ、
ええかげん腹が減って幻覚を見そうにまでなってきたので、再び室堂センターへと下山。
すれ違う大勢の人と挨拶を交わすのがしんどくなってきた。
室堂センターに下りてきて12時30分、ようやくお昼の準備に取り掛かる。
それにしてもいろんな食材を持って来すぎてしまい、食べれないまま持ち帰りのもの多数。
腹が減ってる時に買い物をするとつい買い込みすぎてしまう悪い癖が出てしまった。
細麺の稲庭うどん(国産小麦100%)を豆乳鍋のシメに美味しかったー。

バスの最終時刻は17時である。
それに乗れなかった場合、バス道を2時間以上歩くことになるのだ。
下山のルートの山と高原地図のコースタイムを見ると3時間。
14時ちょうどには室堂センターを出発しないと厳しくなってくる。
いろんな食べ物を作りすぎて14時なっても撤収がままならず、
ザ・チェアが快適すぎて根を生やしてしまい、
それでも必至のパッチで片付けをして室堂センターを出発できたのが14時25分。
もう小走りで、トレランよろしく下山を続ける。
慌てていたのか分岐を間違え、予定では黒ボコ岩から南竜道分岐へ降りるはずが、
エコーラインを下りてしまいコースタイムで10分追加のロス発生。
うれしい誤算というか、南竜山荘や南竜ヶ馬場のテン場などを眺めることができた。
南竜道を若干登り返してようやく南竜道分岐の下山予定ルートに合流。
もう完全にトレランモードで駆け下りて15時20分、「甚之介避難小屋」に到着。
残り時間一時間40分以内に別当出合のバス停に着けるのかを確認すると、
一時間20分であったのでここでようやく+20分のゆとりが生まれた。
甚之介避難小屋を少しチェック。
できたばっかりのようでものすごくキレイでヘリポート?テン場?まである。
5分ほど休憩して残り時間1時間35分。
次なる目標はコースタイムで所要時間50分となっている中飯場(なかはんば)だ。
足も痛くなってきているけどコースタイムを維持できるよう早めのペースで急ぐ。
50分の下りはきつく、中飯場に時間内に着けることが今日の核心部のようにさえ思えた。
コースタイムより10分早い、16時ちょうどに「中飯場」に到着。
残り時間はあと一時間に対してコースタイムは30分。
17時の最終バスにぜったい間にあうことが約束された。
中飯場で10分間ほどトイレ休憩。
残り時間50分。
それでも早めのペースで下山を続ける。
まだかまだかと歩き続けてもう下山完了だろうと思ってところで遠くに吊り橋が見えて愕然とする。
あわよくば16時40分の、最終バスより一本早いのに乗れるかもと思っていたが、
遥か向こうにあるゴール直前にある吊り橋を見たときは間に合わないと思った。
それでも諦めずにハイペースで歩き続け、吊り橋に着いたときには16時32分。
16時40分のバスまでまだあと8分もあった。
ぜったい無理と思える目標でも、努力を続けていると
意外とそれは思っていたより近くあった、ということもあるのかもしれない。
駐車場まで戻ってきて軽くお茶をしてから「白峰温泉総湯」650円で汗を流してスッキリ。
他の温泉では見たこともない水深90cmもある深い湯船があった。
白峰温泉総湯の前には土産物屋があったのに帰るときには閉まっていた。
福井ICまで店らしいものが何もない所をひたすら走って帰国の途へ。

日帰りの白山登山はなかなかハードであった。(お昼が長居しすぎ?!)
今回のように日帰りで済ませてしまうと白山は日帰りの山って軽く捉えがちだが、
それでは白山の本質の半分も知ることができないと思った。
できれば泊まりでのじっくり山頂周辺のお池めぐりなどをしてみたいところだ。

色がウェアなどと合わなくてぜんぜん気に入ってないザック「オスプレー エグゾス58」。
背負ったはずのザックが目の前にあって「あれ?」ってかんじで
注意深く観察すると、まったく同じザックの人がまわりにいっぱい居て
コミュニティができそうになる勢いでした。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/09/25 22:16 ] アルプス | TB(0) |   コメント(28)

金剛山恒例行事「もみじ祭り」 

今年度の会費をまだ支払っていないので
来ないと思っていた恒例行事「もみじ祭り」のはがきが届いていた。

今年は10月10日(月祝)だとか。
金剛山周辺の駐車場は満杯になり、山頂は大賑わいの一日。
晴れの特異日でもある。

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金剛山 第251回 (2011.9.19) 

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左から、中村さん、うっちぃさん、チョリオさん(あっちゃん)、kosiziさん、Takeshiさん、ちゃみさん、キバラー

登り:ツツジオ谷ルート
下山:わさび谷ルート


また一ヶ月開いて久しぶりの金剛山に久しぶりに顔を合わせるメンバーと。
今回は登山というよりはデイキャンプ。
ちはや園地キャンプ場でまったり過ごすという目的。

午前8時過ぎに「まつまさ駐車場」をスタート。
ツツジオ谷ルートは久しぶり。
腰折滝や二ノ滝という大きな滝が2つもある沢ルートは清涼感たっぷり。
しかしながら雨上がりのジメジメ感も手伝って汗だくになった。
台風12号の影響はあったのかなかったのか、
巨岩のあるところがやや通りにくくなっていた。

山頂到着10時10分の気温は20℃で過ごしやすい。
若い登山者も多く、賑わっていた。
久しぶりに転法輪寺でボーさんに捺印をしてもらう。
天川村洞川から通勤されてらっしゃるボーさんから、
洞川のほうの情報を仕入れる。
その後、ちはや園地へと移動。
ちはや園地では、当ブログをご覧いただいているという男性の方から
激励の声をかけていただきました。
恐縮です。
ありがとうございます。

あらかじめ予約していた「ちはや園地キャンプ場」で
食器セット(6人分セット)500円を借り、
持参したバーナーを使ってみんなでワイワイとカレーを作る。
そんなこんなでかれこれ3時間以上を過ごした。

下の遊歩道から再び山頂へ移動。
15時25分に到着するとすっかり登山者が居なくなっていた。
青い首輪の犬が餌を求めてウロウロ徘徊中。
下山ルートは久しぶりにわさび谷ルートから。
自然林が豊富なゾーンを通るわさび谷ルートは冬場は落葉して明るい。
落ち葉を踏みながらザックザックと歩くのは楽しい。
しかし夏場は茂っていて暗い。
最後にカトラ谷・黒栂谷の取り付き部を久しぶりに通ったが、
あまりの変貌ぶりに驚いた。
以前の面影がすっかり無くなってしまい、
黒栂谷ルートに至っては大部分が幅広の林道と化していた。

その他の画像は以下より。

ダイトレにトイレ増設  

ダイトレにトイレが4箇所増設されるようですね。
金剛山だと想定できる場所と言えば・・久留野峠あたりでしょうか。

“山ガール”を呼び込もう 「ダイトレ」にトイレ増設へ
2011/09/15 産経新聞 大阪朝刊 26ページより引用

 大阪、奈良、和歌山の3府県の10市町村の山々を通る登山道
「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)の整備について、
今年度内に新たにトイレが増設される見通しになった。
府が、9月議会で提案する一般会計補正予算案の中に
整備費用約5800万円を計上しており、
可決されれば今年度内の整備完了を目指す。
近年、女性の登山客“山ガール”が注目されており、
コースの充実で彼女らの呼び込みも図りたい意向だ。
 ダイトレは、屯鶴峯(どんづるぼう)(奈良県香芝市)-槙尾山(和泉市)
を結ぶ全長約45キロの登山道。
整備に向け、府と10市町村の首長らが「ダイヤモンドトレール活性化実行委員会」
をつくり、さらなる魅力づくりを検討している。
今年5月には、コースにある金剛山で「ダイヤモンドトレールサミット」を開催、
活性化について話し合った。
 実行委によると、近年の“山ガール”の流行に着目し、
女性を呼び込む環境づくりに力を入れようとしている。
その中で、同コースのなかでトイレは8カ所しかないことが問題化し、
早急に増設することになった。
 増設されるトイレは、登山客が多い槙尾山、紀見峠、持尾辻、金剛山
の4エリアで各1カ所の予定という。

北アルプス 立山 【後編】 (2011.9.10-11)  

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新室堂乗越から奥大日岳に向けて 右下にキャンプ場  ※クリックで拡大可

剱岳が身近に感じられるようになったという収穫。

二日目の朝。
昨夜は外にいると寒く、テントに避難して暖かい所に横になってしまうと
疲れも手伝って、目覚ましをセットする間もなく20時には深い眠りに落ちた。
3時半に目が覚めたところでまだ暗闇。
しかし、もう十分に眠ったことなる。
外に出てみると満天の星空。
あれだけ明るかった月はいつの間にかどこかに行ってしまった。
そのまま起きていようかどうしようかとテントに潜ると、またまた目覚ましセットを忘れて寝てしまった。
なにやら朝の支度をする周りの物音などで目が覚めてみると、テントの外はすっかり明るい様子。
もしや寝坊!?と思って時計を見たら5時だった。
まどろみながらも、のそのそと起きだしてきて朝食の準備に取り掛かる。
食材は必要十分以上持ってきたのでまたしても時間をかけて調理しながらのんびり過ごす。
朝食を済ませ、不要なものはテントととともにデポし、ようやく出発できるようになったらもう8時だった。
昨日は飛行機雲も出ていたし、二日目はぜったい雨だろう、ガスだろう、と
登らなくてもよい理由を探していたら一日目よりさらに天気が良くて想定外。
二日目はいちおう奥大日岳に登るプランではあったが、8時スタートで往復5時間(休憩含まず)で
キャンプ場に戻ってきたところで13時を過ぎてるはずだし、
テント撤収とパッキング、そして室堂ターミナルまでの登りでの移動に一時間はかかる。
さらにバスの待ち時間、バスの移動時間、ケーブルカーの待ち時間等々を考慮して
15時台に立山駅まで戻るには時間が足らなくなる。
目の前にそびえる「新室堂乗越」という室堂側と剱岳側の両サイドの眺めを楽しめる稜線まで登って
下りる計画に変更したのだが。。。(新室堂乗越までコースタイムで片道30分)
雷鳥沢キャンプ場から沢に降りて橋を渡り、木道を歩く気分は爽快!
二日目の朝ほど気持ちの良いものはない。
新室堂乗越にはすぐに着いてしまい、まだ余力もたっぷりなので行けるところまで行ってみることにして
奥大日岳へ向けて稜線を移動。
室堂とは反対側には、あの剱岳がそびえている。
剱岳って立山にあって、室堂までのアクセスは共通なのかぁ、という位置関係をカラダで実感。
少しは剱岳が身近に感じられるようになった。
こんなに天気が良いと剱岳に登る絶好のコンディションだったなぁ。
次こそは剱岳を目指したいところであるが、キケンな岩場登りは山歩きとしての楽しみとはかけ離れ
ハラハラ、ドキドキ、手に汗握るステージである。
そういうところへの山行きは好きではないが、じわじわと日本百名山を消化していってる流れからすると
いずれは避けて通れない時が来るのかも。
怪我をして山に登れなくなるのがいちばん辛いので、危険なリスクは極力回避したいという考え。
そんなこんなで剱岳がキレイに見えるところまであとちょっと、もうちょっととズルズルと距離を伸ばし、
もうここでやめておこうというポイントである「室堂乗越」には9時27分に到着して大休憩。
双眼鏡で剱岳を登っている人を眺めたり、写真を撮ったり、ツイートしていると
いつしか時間は10時15分にもなっていた。
こんなにも長時間休憩するくらいなら2511ピークのあるカガミ谷乗越くらいまで往復できたかも?!
雷鳥沢キャンプ場に向けて下山を開始。
11時30分に雷鳥沢キャンプ場に帰着した。
まだ食材がたくさん余っている。 生たまご2個にロールパンに餅にお汁粉の素に・・・いろいろ。
またまた調理に余念が無い。
たっぷり食べて休憩してザ・チェアで根を生やし、気がつくと13時前。
あわてて撤収作業を開始し、パッキングが終わって重いザックを久しぶりに背負い、
雷鳥沢キャンプ場を後にしたのは13時半を過ぎていた。
室堂ターミナルまでの帰りは山をひとつ登るくらいの登りである。
温泉があちこちから吹き出して強烈な硫黄のニオイのする「地獄谷」を歩く。
通れる時間帯に制約やあったり、警報が鳴るとすぐに避難しないといけなかったりと、
火山性ガスは濃度が高いと非常に危険なのだ。
「みくりが池温泉」までの最後の登りがキツイ。
ようやく登りついたところにみくりが池が広がっている。
「みくりが池温泉」でソフトクリームを食べたいところであるが、
時間も押しているので室堂ターミナルへと急ぐ。
室堂ターミナルでは、水場で最後の水を汲んで小休憩し、バスの待ち行列へ。
14時40分のバスになんとか乗車でき、美女平に向けて出発。
バスの中では当然ながら爆睡である。
15時20分に美女平に到着し、ケーブルカーの待ち行列に並び、
15時40分のケーブルカーで乗車時間7分ほどで立山駅に到着。
16時に重かった荷物をようやく車に押し込んで立山駅を出発。
途中、立山国際ホテルにて温泉に入る。
泉質はなかなか良い。700円でタオル付き。風呂上りにラウンジで美味な手作りジェラート(300円)を食べる。
まわりはスキー場だらけでジャンプ台まで見える。スキーでも来てみたいなぁ。
立山国際ホテルは開放感があって空いていて、まるで旅行に来たような気分にさせてくれる。
「剱岳にのぼろう会ご一行様」という札などが上がっていた。
このままここで泊まりたいと思ったが、明日は仕事なので帰らなければならない。
再出発したのは17時過ぎにもなっていて、夕方の景色が広がってきている。
日没までには北陸道に乗りたい、そんなこんなで帰国の途へ。

夜間移動して翌日に登って日帰りできるという点で言えば「立山」もそれが可能である。
そういうスタイルでの山行きで代表的な日本百名山はというと、御嶽山や白山などがそれに当たるらしい。
今回、もし一日目だけを楽しんで日帰りしていたとしたら実にもったいない話だと思う。
一日目というと、よそ者の自分が「お邪魔します~」とやってきて、
限られた時間の中でドタバタ歩き回り、ようやく位置関係や雰囲気がカラダで掴めるようになってきたところで
「ほな、さいなら~」とお愛想なしで去ってしまうことになる。
泊まった翌日の清々しさはまさに転地効果で、どっぷり浸ってきた感が出て、心のゆとりも生まれてくる。
二日目からこそが本当に肌で楽しめるスタイルに変わってくるように思う。
とは言ってみても泊まりで行くということは、まるまる2日間が潰れるということであって、
なかなか忙しい現代人の毎日において、山にそんなに時間をかけるゆとりが無いのもまた事実。
テン泊は実に贅沢な楽しみであるということをかみしめて味わなくてはならないなぁ。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/09/13 21:48 ] アルプス | TB(0) |   コメント(29)

北アルプス 立山 【前編】 (2011.9.10-11)  

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立山 室堂ターミナルにて

天気、気候、景色、山、稜線、テン場の快適さ、水、かけ流し温泉、星・・・
テン泊登山に求める理想がまさに全部入りでした。


高山と言えば数年前に富士山を登ったとき、その異世界感と
日本一に登ったという達成感から感動したものである。
あれからしばらくブラックを経て、今年はさかんにアルプスに行く機会をいただいた。
アルプスの本の写真を眺めていても、実際に行ってみても、
日本百名山のピークを消化するために慌ただしく、
遠征してきているという開放感とちょっとした旅行気分は別として、
山そのものに感動を覚えるような出会いを感じるところまで行かなかった。
しかしながら、今回の立山は何もかもがパーフェクトで本当に感動的だった。
まさにこれこそが桃源郷ではないだろうか。
これに匹敵するような所があればぜひ紹介してほしい。

仕事を終えた金曜日の夜、前日になって準備したばっかりで
途中で足らない食材をスーパーやSAで買い足しながらの移動。
少々仕事疲れが残っていて運転していて眠い。
しかしながら、中央道がアクセスのアルプス行きに比べ、
今回の北陸道は道も空いていてスムーズで距離的にも近く、所要時間も短い。
立山ICを下りてからも真夜中なのでスイスイで約20分ほどで目的地に到着。
午前3時半に立山駅前の大きな無料駐車場に停めて仮眠を取る。
駐車場は駐車車両が多いものの空きスペースは十分あった。
5時に起きてまだ寝ぼけたまどろみの中、買っておいたもので朝食を済ませる。
6時前になって重いザックを担いですぐそばの立山駅へ。
立山駅は鉄道の終点でありながらケーブルカーの発着点でもある。
すでに待ち行列ができており、始発の6時40分の乗車分には間に合わなかったが、
10分間隔で運行されているので6時50分に乗れた。
乗車券はケーブル+バスがセットで往復4,150円の切符にはケーブル乗車時刻が刻印されている。
立山駅からケーブル山上駅の美女平に着くとすぐにバスの待ち行列に並ぶ。
10kgを越える荷物なので300円を支払ってバスに乗る直前に荷物を預ける。
そうこうしているうちにバスは満員となって補助椅子になってしまった。
美女平から約50分で立山ホテルのある室堂へ。
補助椅子なので景色もよく見えず撮影もできないので仮眠をとる。
室堂が近づいてきてようやく目を覚ますと広大なパノラマが広がっていて
高原バスに乗っていることを実感。
登山ではなく、観光旅行に来たみたいな気分。
室堂ホテルはそのままバスの終着駅になってたり、トロリーバスに乗り継いで
黒部ダムのほうへアクセスするための、いわゆるハブ拠点になっている。
とりあえず外へ出たいのにどこから出れば良いのか一瞬戸惑う。
階段を2階分上ってようやく外へ。
涼しい!そして抜群の天気!目の前に絶景が広がる。
早く歩き出したいというはやる気持ちを抑え、軽く食べ物を口にしたり、
すぐそばの「『立山玉殿の湧水」という水場で水を汲んだりして、いちおう高度順応しているつもり。
水場の水はとても冷たくておいしい。
室堂はすでに標高2,450mもあるのだ。
「立山」という山は無い。日本百名山の「雄山」を中心とした一帯が立山なのだ。
8時32分にスタート。
目指すはもちろん「雄山」である。
久しぶりの高山であることと、ザックが20kgを越える重量であることから
のっけからしんどくて一歩一歩ゆっくりと歩き始める。
軽装の登山者にはどんどん抜かれる。
一ノ越山荘のある「一ノ越」が直ぐそばにあるがなかなか近づいてこない。
遠近法の目の錯覚なのか、近いように見えて実際はかなり遠い。
とにかく天気が抜群で日差しが暑い。
日焼け対策は完璧にしたつもりが手首だけが真っ赤に日焼けしてしまった。
9時42分、スタートしてから一時間10分で一ノ越に到着。
一ノ越はいわゆるコルのような所でそこかの眺めはすばらしく、遠くは笠ヶ岳や槍ヶ岳まで見渡せた。
ここまでけっこうぜーぜーはーはーだったが、しばらく休憩しておちついたので
今度は「雄山」山頂を目指して岩場の急登を休み休み登る。
人が誤って落とす落石には細心の注意を払うべきステージ。ただし危険な難所ではない。
もう少しで山頂という手前で菓子類を食べる中休憩。
一ノ越と雄山山頂までの中腹でどれくらい休憩したかわからないが、
「雄山」に到着したのは11時15分であった。
立山は昔から信仰の山である。
山頂付近には雄山神社の社務所があり、ビールやペットボトル飲料、カップラーメンまでもが
ほぼすべて500円均一で売られている。
その先の岩の上のピークには神殿があり、祈祷をしてもらっている人がたくさん見受けられた。
社務所前で腰を降ろして昼食を摂る。
お尻が痛くなるようなところであったが、サーマレストのZライトをさっそく使用するとじつに快適。
昼食の後、大汝山に向けて移動開始。小さなアップダウンの岩場。
雄山でピストンする人が圧倒的多数なのか、大汝山のほうに来る人はまばらである。
大汝山の小さなピークがなぜか人気なのか5,6人がじっと陣取っていたのであきらめ、
そのそばから黒四ダムを見下ろした。
大汝山を過ぎたあたりから激下り。
真砂岳への稜線が実に美しい。
それにしてもザックが重い。。
この時点で時間的にも体力的にもとても別山周りでの縦走する余裕が無くなったので、
エスケープして「大走り」から雷鳥沢ヒュッテへと下山することにした。
内蔵助カールがとても美しく、少しだが雪渓が残っている。
大走りで下山すると決めたことで少し気が楽になり、2,860mをトラバースする道を通らず、
2,860mのピークに何か看板なりがあるかもしれないという思いから登ってみたが何も無し。
さらには大走りへの取り付きがわからなくなってしまって適当に下りてみて少々苦労してルートに合流。
大走りは富士山の砂走りみたいにフカフカの砂地の上を無重力の月面を歩くようにサクサクと
ものすごい速さで下山できるのかとおもいきや、ガレガレのガレ場で疲れも手伝って、
さすがにもういっぱいいっぱいで、ガレ場下りはもうウンザリ。
金剛山のふつうの土道を歩きたいなぁと心底思った。
そんなこんなで泣きたくなるほど疲れてようやく雷鳥沢キャンプ場に到着。
キャンプ場の一部のスペースで、アウトドアフェスティバルというイベントをやっていて、
有名ブランドのテントの設営展示やら秋冬新作の展示がされていたが眺めるゆとりもない。
キャンプ場受付小屋で手続きと説明を済ませ、テン場でザックを下ろすとホッとした。
小屋のトイレはとても美しく、水が絶えず流されている。
炊事場もあれば水も汲み放題でとても冷たい。
さらには歩いて5分くらいのところに、源泉かけ流しのある雷鳥沢ヒュッテやロッジ立山連峰がある。
テントを設営しておいて雷鳥沢ヒュッテに温泉に入りに行く。
シャンプーや石鹸などもあって湯船も広くて大満足。
外湯の源泉かけ流し湯はグレー色したお湯で、湧き水で薄めないと熱くて入れない。
湯もみをして入浴。源泉の温泉は皮膚を浸透し、カラダにさし込むような強烈な泉質は、
和歌山の湯の峰温泉のつぼ湯を彷彿させる。
湯から上がると疲れが一瞬で抜けてしまってスッキリ爽やか。
雷鳥沢ヒュッテでは湯上りに生ビールを飲んで、500ml缶のビール(500円)を買ってキャンプ場に戻る。
日没まであと一時間半くらい。
調理と食事を楽しみながら、ザ・チェアにカラダを預け、大絶景を眺めながら夜空へとうつろっていく。
月が登ってきた。中秋の名月がもうすぐなので月明かりが眩しい。
沢に反射してキラキラと明るい。
そして星降る夜。
眠くなってきたので8時には就寝。

(つづく)

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/09/12 22:12 ] アルプス | TB(0) |   コメント(10)

サーマレスト(THERMAREST)  Zライト (レギュラー) 

20110909-1.jpg

 サーマレスト プロライト(レギュラー)  【重量】460g (51x183cm)
 サーマレスト Zライト(レギュラー)    【重量】410g (51x183cm)

サーマレストの「プロライト(レギュラー)」をアルプス行きのために導入。
その前からテストを兼ねて低山でも使用。
「プロライト」はいわゆるインフレータブル(中空構造で空気を注入して膨らます)式のマットである。
収納するとラグビーボールくらいになる大きさは、ちょっとザックの中ではかさばるものの、
わずか460gという重さは500mlのペットボトルよりも少し軽い。
水に濡れても問題なかったし、表面は滑り止め加工がされていて
シュラフの生地と反発して離合することもないし、何の問題もないように思えた。

欠点を上げるとすれば、

 ・疲れている状況であっても息を吹き込んで少し膨らましてやらないといけない。
 ・収納時に空気を追い出しながら力をかけて圧迫しながらキレイに丸めないといけない。
 ・外付けできず、ザックの中に収納しないといけないのでザック容量が2リットル以上減る。
 ・パンクするとほとんど機能しなくなる。
 ・帰ってからは広げて陰干し。
 ・値段が高い。
 ・専用スタッフバッグは別売で、しかも高い。

とまぁ書きだしてみると欠点の多いこと。
下の2つについては、もう買ってしまったのだから関係無いが。

やっぱりアレがど~にも気になって気になって。。
気になりだすと買うまでずっと思い続けてしまう悪い癖。
同じメーカーの「Zライト(レギュラー)」がそれ。
これを山でよく見かける。
前回の北アルプス行きで、あの人もこの人、その人も大きなザックに「Zライト(レギュラー)」。
全長は183cmで身長をぎりぎりカバー。(プロライト(レギュラー)も同一)
少し短いサイズのZライト(ショート)という130cmのものもある。
Zライトの見かけはたよりなさそう。
ゴツゴツした岩場で簡単に穴が開いたり、破れたりするんじゃないか?
なんか果物の保護用にと段ボールに詰められているパッキンみたいで安っぽいし。
そんなわけで、試しに「Zシート」という座布団サイズのものを先に買って
いろんな条件下で耐久試験をやってきた。
尖ったジャリの路面に置いたり、雨で濡れたり、座ったり立ったり膝をついたり。
何もしてもけっこう強いし、このワッフル構造で快適そのものだ。
例えば板の間や畳の部屋でじかに座ってみて、その後、Zシートの上に座ると「ナニコレー!」
もしかして今、雲の上に乗ってる?っていう感じ。
それで思い出した。
「プロライト」は寝る分には快適であるが、座ったり、膝立てしたり、圧力が分散しにくい使い方をすると
プロライトの一点に圧力がかかり、路面の凸凹にもろに接してしまうのだ。
これはかなり大きな欠点なのだ。
寝るという行為以外でほぼ使えないというのは致命的な問題だと言える。
そこで同メーカーの「Zライト」を買わずにおれなくなったということになってくる。

「Zライト」の欠点はかさばる、ということのみ限られる。

とにかく軽くて簡単で、設営が3秒、撤収が5秒。
寝心地も座り心地も断熱性能にも優れる。
固すぎず、柔かすぎず、水にも強くてメンテナンスフリー。
長さが持て余すようだと端っこを少し折りたたむと枕つきのマットにもなる。
これ、ビーチでもプールでも使えて、水にも浮くし、ちょっとしたビート板代わりもなる。

ちなみに購入時に包まれているビニルに収納すると5分くらいかかってしまうのと
くりかえり利用による耐久性を考えると、
ここは100均で売っているような結束用マジックテープになったベルトで
バラけないようにとめるのが良い。

ちなみに重さはというと、プロライトより50g軽いだけ。
寝るだけならプロライトもなかなか良い。

20110909-2.jpg
真上から見たところ。

Check [ 2011/09/08 21:24 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

アンドロイドOS系 山アプリ 

20110908-1.jpg

本日も、これから先もずっと晴天なり。

iPhoneがiOSというOSを使っているのに対し、スマートフォン、いわゆるスマホはAndoroidというOSが主流だ。
広義な意味ではiPhoneもスマホであるが、暗黙にiPhoneとスマホと区別されてる感じがする。
さらに、Windows Phoneという新たなデバイスも登場してこようとしている。
ちなみに、ドコモもauもソフトバンクもAndoroidケータイ(スマホ)を出している。
Andoroidケータイもピンキリで、処理の遅いものはiPhoneに対して見劣りする。
迷うべくは防水を取るか、処理速度を取るか。
iPhone3→iPhone4と乗り継いできて大活用していたところで突然、何を思ったのか、まさかのMNP。
前回の北アルプス行きでは、auケータイもSOFTBANKのiPhoneもカチコチの圏外で単なるお荷物。
ダメ元で衛星を使って常念~蝶の間を移動中のdocomoユーザーに電話をしたところ、
3回くらい電話したのに全部つながり、ドコモの一人勝ちを目の当たりにした。
というのがきっかけではないこともない。(^ ^;
iPhoneユーザーの山仲間がたくさんいるのに、裏切ったみたいでどうも短髪の後ろ髪を引かれる思い。
つながる、つながらないという話では、関西の大峰山系ではauのほうがつながるというウワサも。
ソフトバンクのインフラが、山ではもうどうにもこうにも・・。
これをドコモにすることで2台持ちからも開放される上に経済効果も。
これまでのを解約するのにはかなり手痛い仕掛けだらけでした。

だいたい一ヶ月くらいAndoroidケータイ、いわゆるスマホを使ってきて振り返る。
iPhoneのUIはたしかに心理的に気持ちが良い。
パパっと画面を切り替えてもいいものをわざわざにニュルっという視覚効果で演出など。
一方では処理速度の遅さをごまかしているという話も。
iPhone以外はすべてiPhoneモドキだと思っていたのはもはや妄想かもしれない。
それらを補って余りある。
といいつつもメールに関してだけ言えばGmailをメインとしている自分にはiPhoneより使いにくい。
メールのアプリも選べるほどいろいろある中で、画面を横にすると、
本文が入力できるのはたったの一行程度しか表示しきれない点などストレスある。
spモード(いわゆるケータイキャリアドメインのメール)を使うという手もあるのだが。
インフラはもちろん、何もかもが快適そのもので、ソフト面ではアプリの審査の制約も無い世界は何でもアリ。
iPhoneでは有料だったアプリも、もっとすぐれた機能を持っていて無料だったりする。
ハード面ではマイクロSDカードが使えたり、バッテリーを大容量に換装(機種による)できる点など。
この自由奔放さはiPhoneを長年使っていた身からすればどこか金縛りから開放されたような気分。
ちなみにiPhone4はソフト的にもハード的にもsimロック解除ができてしまうので、
docomoのsimカードが使用できる。
8月まではdocomo以外のsimロック解除したケータイでdocomoのsimカードを使用すると
PC接続利用扱いとなってデータ定額が通常の5,460円/月では無くなって、
テザリングと同様の料金体系である上限の10,395円/月になってしまう仕掛けであった。
ところが9月からsimロック解除した他社スマホで使用しても上限が5,460円/月になった。
果たして裏技でsimロック解除したiPhone4でもそれが有効なのかどうかは不明。
docomoのインフラでiPhoneでもAndoroidでも使えるとしたらどっちを使うか?!
う~ん、どっちも好きかな。
閑話休題。

Andoroid系の山関係のアプリを3つほど軽くご紹介。

【地図ロイド】

20110908-2.jpg

国土地理院の地形図はもちろんのこと、Google地図、Google航空写真、Yahoo地図などの地図が利用でき、
一度表示した地図はローカルキャシュデータとして保存されるので、たとえ圏外でも利用できる。
また、iPhoneでは圏外であっても3Gモードを有効にしておかないと使用できなかったGPSは、
スマホではその限りではない。
つまり、フライトモードや解約してもGPS機能が有効。
それに、位置情報はGPSだけに頼っているわけではないのがスゴイところ。

【山旅ロガー】
Android内蔵のGPSを使って現在地のトラッキングを行ってログとして記録するもの。
距離、速度、標高をグラフで表示したり、汎用のGPX形式やKML形式のファイルで保存したりメールで送信できる。
さきほどの「地図ロイド」と組み合わせることによって軌跡を表示させて山用GPSとしても活用できる。
電池の持ちの問題もすでに解決されていて、ガーミンなどのGPS専用機などとも対等である。

【山カメラ。】
iPhoneアプリで言うところの「AR山」みたいなもの。
展望できる山の名称を地図や地形図やコンパスやGPSなどの使用によって明らかにすることを
「山座同定」と言うらしいが、それをアシストするもの。


で、MNPによって自動解約されたiPhone4の余生はというと、家の中のWiFi環境下における
プレーヤ&ゲーム機&アップルTVのコントローラに成り下がってしまった。
32GBという無駄に大きいメモリ容量が泣ける。。
Check [ 2011/09/07 21:34 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

洞川とかりがね橋 (2011.9.4) 

20110904-5.jpg
洞川 かりがね橋にて

この度は台風12号により被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます

正直、これを記事にするか迷った。
登山ができないどころか場違いな行き先。
これほどまで酷い状態になっていたとはつゆ知らず、台風一過と思い込んでノコノコ出掛け、
あげくは停電・断水という状態にあるのも知らずに「温泉、今日やってますか?」と電話。

もしかしたら金曜日の夜にでも台風通過かと思っていたら、まさかのノロノロ速度。
雨雲レーダーではちょうど大峰山脈を覆うように集中豪雨の赤塗りの表示。
しかもそれがいつまでも停滞している。
大阪では強風こそ感じなかったものの、集中豪雨があまりにも長時間続くとなると
どういう結果をもたらすか想像がつかない。
雨はとにかくよく降り続いた。
奈良ではテレメーターの数値が記録的な値となっていた。

日曜日になって大阪では雨も上がり、遠くの山並みがハッキリ見える台風一過特有の
空気が澄んだ状態となった。
雨雲レーダーでは、依然、奈良方面は雨雲が残るものの、それならばと所用のため
天川村の洞川をめざす。
あわよくば所用ついでに軽くどこか登ることができればと思っていたら。。

朝7時ごろに車を走らせているとラジオから、天川村坪内で宿舎が流され
1名が行方不明というニュースが流れる。
そんな酷いことになっているのか?!
五條市下市を通過するとき、あの幅広の吉野川(=紀ノ川)が溢れんばかりの濁流。
それはもう見ていてコワイほどのたっぷんたっぷんぶり。
その後の国道309号線を移動中も、平行して流れる川はものすごい濁流だ。
途中、新川合トンネルが通行止めという表示があった。
新川合トンネルってどこだっけ?と思って走り続けていると、
道の駅「黒滝」から先が「通行止」の看板。
ただしその看板は端っこのほうに申しわけ程度に寄せられていて、
道路が完全封鎖という感じではなかった。
先行く車もそのまま進む上、反対車線からもふつうに車が向かってくるのでそのまま進行。
天川村に至る国道309号線の道路を地図で見ると「く」の字型に大きな2つのトンネルがある。
のちに、一方が「新笠木トンネル」で、もう一方が「新川合トンネル」であることが判明。
それぞれのトンネルは走っていてもなかなか抜けれないけっこうな長さで、
それぞれ新笠木トンネル=全長1693m、新川合トンネル=2751mもある。
これらのトンネルに突入するとコワイほどの真っ暗闇。
いちおう通行止めだから消灯しているのかとその時は思っていた。
新川合トンネルを抜けてすぐ、赤い鉄橋にさしかかる手前で道路が片側1車線が無くなっていた。
すでにセーフティーコーンや土嚢が置かれて安全対策が取られていた。
山側からおびただしい水が流れてきている。
地理的には深谷というところにあたる。
濁った水ではなく、透明に澄んだ水であったことと、対応に当たっている作業員もいたので
おそるおそる最徐行で通過させてもらう。
山側と反対の向かって右側は川だ。
かろうじて通れた1車線道路の下が、実はアスファルトの厚みだけで
空洞だったらどうしようかと想像してしまった。
まるで渡河するかのように川みたいに水が流れて出していた。
車が流されるんじゃないかと思いつつも、最低地上高の高いオフロード車なのでなんとかクリア。
ニュースで知った天川村坪内というと、狼平や弥山、八経への登山口へのアプローチのある
坪ノ内林道の起点があったり、お気に入りの天の川温泉があったり、さらには芸能の神様であり
日本有数のパワースポットである天川辨財天のある所。
天川村は、ライダーでお馴染みの「かどや食堂」のある天川河合の交差点を界に、
北が洞川(どろがわ)地区で、南が天川地区という感じ。
洞川地区は天川地区のいわゆる上流に位置するので標高も高いためにほとんど影響は無いと思っていた。
午前9時に洞川に着いてみると、何やら雰囲気が穏やかでない。
他府県からの車がほとんど無く、村人が表に出て忙しそうにしている。
台風の影響で荒れた部分を直したりしている。
しかし、見た目は何の影響もなかったように思えた。
村を抜け、ごろごろ茶屋へと続く閉塞区間手前で、山があるわけでもないのに少々崖崩れ。
その影響で車は道なりにまっすぐには進めないので、崩れた箇所を巻くように迂回。
ごろごろ茶屋は予想どおり臨時休業。
洞川村へ引き返し、せっかくなので龍泉寺のほうへと散策。
耳を済ませなくても村中から聞こえてくるのは濁流のザーーという音のみ。
かりがね橋まで軽く登ってみる。
そうこうしていると雨が降りだしたので展望台で雨宿りしながら昼食を取る。
雨が止むのをまって、このまま岩屋峰まで登ってみるか、もっと調子良ければ大天井ヶ岳から
五番関を経て周回をしながら洞川まで戻ってこようかと思っていたが雨が降ったり止んだりなので断念。
そうこうしていると防災無線で避難放送が流れる。
といっても天川地区に向けた放送で、下流の天川地区ではどうやら崩れた土砂で濁流の川がせき止められ
川の水が溢れて崩土となってたいへんな事になっているようで、高台に避難するうに呼びかけるものだった。
ケータイで天川村役場からの情報を確認してみると、あらゆる施設は臨時休業。
それどころか、天川村坪内にある天の川温泉は断水と停電で電話も不通となっていた。
どうにもこうにも場違いな所に部外者が来たものだ。
深く反省し、ただちに下山して帰国の途へ。
その後、平成最悪急の激甚災害であること、想像以上の被害が出ていることを知って唖然としたという次第。

3日の土曜日の模様は、ブログ「トレラン日記」のnikkor14dさんの記事で動画も公開されてされてらっしゃいます。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/09/06 21:24 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(8)

金剛山頂の気温

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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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