生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

iPhoneアプリ 「FieldAccess」 とSONY「NU-U37」 

登山用ナビ、いろいろ。

先日「AR山」というアプリを紹介させていただいた。
しかしこれらはiPhoneに依存するものだけに、ユーザーでは無い方には何の参考にもならないので
もう今後紹介するのはやめておこうと思っていたが、
本日まで無料(通常350円)の「FieldAccess」というアプリを滑りこみで緊急紹介。

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どんなアプリなのかを簡単に説明すると、

・今いる現在地を等高線地図上に表示できる。
・電子コンパス連動で地図の回転にも対応。
・任意の位置にピンを立てたりできる。(何かオブジェを発見したときに便利)
・非常に軽快に動作する。

【オンライン時】(3G回線または無線LANが通じている環境)
 国土地理院の二万五千分の一の地図が使える。

【オフライン時】(圏外の状態の時であって、フライトモードではない)
 一区画170円で購入する数値地図25000のデータが利用できる。

ということで、前に紹介したことのある「DIY GPS」より良いかも。
今後さらなるバージョンアップによって移動軌跡なども残せるようになることを望むところだ。

ついでに、ソニーからポータブルナビゲーションとして
NV-U37」というモデルが発売予定。
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SONY『NV-U37 ※ソニー公式ページより画像引用。

これまでの道路地図主体のカーナビに、アウトドア用機能をプラスして進化を遂げた
これはまさに登山用のナビゲーションだ。

これまで登山用のナビゲーションというと、米国ガーミン社のGPSひとり勝ち状態であったが
そんな中にソニーが殴り込んだ製品とはいかなるものなのか。

そのスペックの一端は、

 ・国土地理院発行2万5千分の1地形図内蔵(内蔵に無いエリアは無料でダウンロード可)
 ・バッテリー持続時間は最長9時間
 ・電子コンパス内蔵(向いている方向がわかる)※地図は回転しない
 ・移動ログが取れたり、他のGPSログ形式軌跡データのインポート表示も可能。
 ・IPX5相当の防滴対応
 ・一般のカーナビ機能もある。
 ・音楽再生機能などもある。
 ・USBでの充電に対応しているので、エネループブースターなどから途中充電ができる。
 ・なんといってもGARMINに比べて低価格の3万円台で買える。

とまぁ全部入りのナビゲーション。
ガーミン社も真っ青だ。
あとは山の谷間などでの受信感度がガーミンと比べてどうかという点が気になるところ。
日本のメーカーもやればできるじゃないか。
何にせよ等高線地図が読めなければ話にならないが。
Check [ 2011/03/31 00:01 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

イワゴノ谷ルートの真実(3) 

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郵便道側からイワゴノ谷の入渓ポイントに取り付くための想像図

そもそも大堰堤の上を歩くなんてことは決して許されることではない
あくまで可能性として考えられる郵便道からイワゴノ谷ルートまでの取り付き(入渓ポイント)
を想像してみた。

ちなみに、郵便道からこの画像のどのあたりにひょこっと出てくるのかさえも不明。
この大堰堤の向こうからこちらに渡ることができれば、山麓線まで迂回する必要が無くなり、
イワゴノ谷ルート取り付きへの大いなるショートカットができるのであるが。
つまり、起点となる駐車場がイワゴノ谷側には無いからなのである。

1.大堰堤の上を渡る。
  ちょうど大堰堤真ん中の凹んだところの中央部分に階段のようなものがある。

2.大堰堤の下流側を沢まで下りて登り返す。
  たしか写真で見る以上に急峻で不可能だったようなかすかな記憶。

3.穏やかに沢に沿って(写真では左から右へ続く破線)道らしきものが続いてそう。
  そしてもっと上流の入渓ポイントあたりでうまく合流するとか。

という単なる希望的観測です。
何の参考にもならない資料です。
あしからず。

イワゴノ谷ルートの真実(2)  

ちなみに、イワゴノ谷ルートの真実(1)はこちら

この春は久しぶりにイワゴノ谷ルートを登ってみようかということで
古い地図や新しい地図を見比べたりしていると、
取り付きの所など新しい発見か?思われる部分が見つかった。

<2010年版山と高原地図と実際に歩いたコース>

 高天彦神社の鶯宿梅から少しだけでもショートカットし、
 車で登ってきた舗装路に合流して山麓線に一旦戻る。
 山麓線を南に歩いた後、菩提寺へと続く道を登って取り付きへと向かう。(青い破線) 
 イワゴノ谷には危険マークがあるだけでルートの線は無し。(赤い破線)

<1997年版山と高原地図から読み解く>

 同じ破線を重ね合わせてみた。
 よく見ると鶯宿梅からの道が山麓線まで戻ることなく沢を跨いでいる。
 この破線が歩けるのなら取り付きまではショートカットできるはず。
 ただし山麓線なら橋桁の上空なのに対して、破線どおりなら沢まで下りて登り返しか。
 この破線、よく見ると「ト」みたいな絵になっている。
 何を意味する記号なのか地図の凡例には無いので不明。モヤモヤする。

 →金剛生駒紀泉国定公園のエリアを示す境界線との情報をいただきました。

<30年前の山と高原地図から読み解く>

 なんと、郵便道からイワゴノ谷へと続いている。
 そういえば郵便道で高天滝からすぐの崩落で通れなくしている所が昔の登山道。
 以前、間違って下山してきたときにそっちに行ってしまって登り返したことがあるので
 今でも通れるかもしれない。
 ただ、破線を追うとイワゴノ谷を遡行せずに湧出岳への途中へ取り付いている。
 つまりこれは最終的にヒロセの道となってしまっているようだ。
 やはりこの破線はイワゴノ谷ルートではなく、少し上を行くルートなのかもしれない。

 実際に郵便道から行ってみて確かめてみなければわからないなぁ。

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2010年版 山と高原地図より

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1997年版 山と高原地図より

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1981年版 山と高原地図より ※山麓線が存在しない時代

金剛山 第239回 (2011.3.26) 

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下峠谷の巨石。 ※左から、キバラー、中村さん

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分31秒)


登り:青崩トイレ前-小峠谷-777mピーク(下山)-NHKアンテナ-下峠谷-777mピーク-金剛山頂
下山:中尾の背ルート


金剛山の秘境は美しさの中に厳しさあり。
小峠谷で奥行きのある洞穴発見!


今日は特に予定も入れず、遅めのスタートでぷらぷらと金剛山かなと思っていたら、
中村さんから「キバラーさん、谷詰めに行きましょうや」と連絡があった。
ハード&ロングの予感的中。

遅めの10時ちょうど、青崩のトイレ前駐車場をスタート。
309号線歩きを回避するため、まずは橋を渡って葛城山の天狗谷ルート取り付きのある
民家の中を通って葛城登山口バス停のところで309号線に合流。
少し青崩のほうに戻り、小峠谷の取り付きに最も近い部分から国道を離れて下に降り、
さらに水越川に降りて、跨いだところから小峠谷の遡行が始まる。
大昔に作られたと思われる小さな堰堤を2つクリアした後、目の前に大きめの堰堤が現れる。
この堰堤をクリアするのにどうやったら安全に越えられるのか、少々途方に暮れた。
堰堤の高さまで登った後、巻くことも降りることもできなくなったのだ。
さんざん悩んだ末、崖をトラバースしてぎりぎりまで堰堤に近づき、
足場の無くなった部分から堰堤の上部にジャンプした。
ワンミスが許されないステージなので、ここがいちばん緊張した。
そこから先は堰堤は無く、美しい小滝やナメ滝を越えて進んで行く。
濡れているところはけっこうツルツル滑るので登山靴ではハンデである。
巻いたほうがよさそうな滝を巻いていると、そのまま沢に降りないまま
小滝を3つ連続越えた部分もあった。
そんなこんなで楽しみながら登っていると、突然、洞穴が現れた。
自然にできた洞窟なのか、人が掘った洞穴なのかはわからないが、
ライトを照らしてみると、ずっと奥まで続いており、
そこから先は右のほうへ曲がっているので奥にが何があるかは定かではない。
奥が気になりつつも、時間も無いのでスルーして先に進む。
777mピークに最も近いところまで登ってきたところで小峠谷とはお別れ。
ピークに向かってバリエーションで登ると、さほど苦労も無く水分道に出た。
そして777mピークに登りつめたところでお昼にしようと思ったが、
風が強く寒いので、そこから603mピークに向かって尾根を下り、
NHKアンテナのある分岐点に到着したところでようやく昼食。
30分の休憩の後、下峠谷に向かって下る。
下りきるとちょうど小峠谷にある鉄砲滝の上部付近に出た。
作業道のような道が沢に平行するように付いていたがすぐに入渓。
鉄砲滝は前にも来たことがあるので下には行かず上から眺めただけ。

さて次は下峠滝を遡行する。
秘境と呼ぶのにふさわしい幅広の沢で美しく優しい感じ
途中、沢の分岐がいくつもあるが、GPSと地図で忠実に本流を登って行く。
特筆すべき特徴は無いものの、時間を忘れて楽しみながら沢をどんどん詰めて行く。
最後のほうで左俣に大きな階段状の岩壁がある分岐に差し掛かる。
地図的に本流を詰めるにはこの岩を登らなければならない。
そしてその岩がいかにも滑りそう。
階段状になっているので滑りさえしなければさほど苦労せずに登りきれるのだが。
結局安全を取って大きく巻くことにしたが、これが急登で苦労して尾根に取り付く。
そのまま沢を下りることなく延々と尾根を登って行くと、
陽の当る部分からは藪となってかなり大変な思いをして
ようやく777mピークから603mピークに続く尾根道に登りついた。
地図で確認してみると、どうやら本流を外してしまっていた。
気をとりなおしてせっせと青崩道の合流に向けて登る。
そしてセトを経由して山頂へ。
金剛山頂到着16時ちょうどの気温はマイナス0℃。
0℃とマイナス0℃の違いは、0℃以下で限りなくマイナス1℃に近い0℃。
寒かった。
山頂付近の日陰では、昨日積もった積雪があった。
さすがに歩きつかれた。
下峠谷は美しく、丸滝谷や石ブテ東谷などよりも秘境感たっぷりで良かったけれど、
最後は失敗したので全体の印象としては表現できない。
やはり小峠谷のほうが印象的だったかも。
いずれの谷も、トラロープが設置されれば、
石ブテ東谷や丸滝谷よりもはるかに面白いルートになるかもしれない。
そのような補助がまったく無い現状では、丸滝谷や石ブテ東よりも厳しい。

下山開始は16時20分。
ルートは久しぶりの「中尾の背ルート」にて。
忘れかけていたけれど、金剛山3大急登と言われるだけあってかなりの急。
下山で使うのは初めてで、落石をしないように下りるのに気を使った。
自然林にも恵まれていてなかなか良いルートだと思った。
下山完了は17時35分。

その他の画像は以下より。

好日山荘とは。 

好日山荘(こうじつさんそう)とは、言わずと知れた山グッズの専門店であるが、
無知で世間知らずなおぼこい自分は、数年前までその存在を知らなかった。
まず、コレを何と読むのか知らなかった。
中国語?ニイハオサンスー?みたいに思っていたのが、
今やモンベルグッズ以外の山グッズの購入には欠かせない店となった。
ロッジや石井スポーツは昔から知っていたのにおかしなものだ。

山グッズは会社帰りに買うことが多い。
難波には満足な山グッズショップが無い。
そのため、わざわざ難波から反対方向の梅田まで地下鉄に乗って、
買うとも限らないモノを物色するために通った回数は数えきれない。
そんな好日山荘がついに!大阪ミナミは難波に出店することになったようだ。
と言ってもまだオープンしてません。
アルバイト求人情報(←これって新規オープンな情報が最も早い)で見つけただけなので真偽は不明。

それによると、どうやら4月15日(金)にオープンするらしい。
新店舗オープンセール(4/15~5/31) もあるようだ。

好日山荘 なんば店
大阪市中央区難波千日前12-35 スイングヨシモトビル3F(NGKの前、ジュンク堂書店の横)
営業時間: 11:00~20:30
クライミングジム併設で、※クライミングジムは22:00まで営業


(キミの名は)好日山荘 山歩きを愛した蘇峰の文から
2011/02/05 朝日新聞 朝刊 2ページより引用

 全国で39店を展開する登山・スキー用品の専門店。
 起源は、税関に勤める傍ら登山に関する数多くの著作もあった西岡一雄が、
1924(大正13)年、大阪・堂島で創業した日本初の山とスキーの運動具店。
かんじき、長杖に代わって登山靴やピッケル、アイゼンなどの装備が海外から持ち込まれた
日本の近代登山の黎明(れいめい)期で、独自に改良を加えた用具を商った。
 店の名前は「好日山荘」。
「日々是好日の観念を有する主人には、その門戸を叩(たた)く悪日も、
握手をすれば乍(たちま)ち好日となり……」という徳富蘇峰の一文に由来する。
 蘇峰は明治時代、好んで山野を歩き回ったという。
「山やスキーを愛する人々が行き交い憩う店になれば」との西岡の思いが込められている。
 4年後、のれん分けのようにして「神戸好日山荘」が誕生。
経営者は、もともと神戸で登山とスキーの店を営み、社会人登山グループを主宰していた島田真之介だった。
 新田次郎の小説「孤高の人」の主人公として知られる登山家、加藤文太郎も、しばしばこの店を訪れた。
 現在の好日山荘は、神戸の店の流れをくむ。
「山ガール」と呼ばれる若い女性の登山ブームを受け、出店を拡大している。
Check [ 2011/03/23 21:11 ] その他 | TB(0) |   コメント(30)

iPhoneアプリ 「AR 山」  

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※本内容はiPhoneを所有している方向けの偏った内容になりますことをご了承ください。

ケータイキャリアとしては山では最も使い物にならないSOFTBANKのiPhoneであるが、
電池の消耗がはげしい圏外の状態でも電波ON状態にしておかないとGPS機能が使えない。
ケータイを解約するとワンセグテレビが使えなくなるのと同じで
そこには解約させないためのキャリア側の思惑がある。
GPS機能を使うために仕方なく電波ONモードにすると、
前にも紹介した「DIY GPS」などGPS機能を応用したアプリが楽しめる。

最近登場したアプリ「AR 山」はすでにダウンロードして使っている人も多いと思う。
AR、つまりAugmented Realityの略で日本語では「拡張現実」。
現実のリアルタイムな映像にデジタル情報を付加表示する技術。
iPhoneが標準機能として持っているGPSと電子コンパス&ジャイロといった
センサーを組み合わせて、カメラの動きに合わせて情報が表示されるというもの。

近くに山が見えると、あれはどこの何という山かな?と気になったり、
○○という山はどっちの方向かな?など考えたりしたことは誰しもあるはず。
そんなときは、この「AR山」を立ち上げて、確認したい方向にカメラを向けると
カメラの動きに合わせてその山の方角や情報がリアルタイムに表示されるというもの。

試しに適当な方向にカメラを向けてみて、都会のコンクリートジャングルから
山への思いを馳せるのであった。

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Check [ 2011/03/22 20:29 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

槇尾山 + 金剛山 第238回 (2011.3.19)  

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槇尾山 清水の滝にて
※左から、kosiziさん、キーコさん、うっちぃさん、yossiさん、中村さん、みーさん、POMさん、katsuyukiさん、キバラー

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金剛山頂にて みーさんと。

『今日の槇尾山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分28秒)


<ルート:槇尾山>
青少年の家前→焼山→兜卒岳→卒都婆峰→ゆたか茶屋(施福寺)→槇尾山山頂→蔵岩→ゆたか茶屋(施福寺)
→尾根分岐→清水(きよず)の滝→五ツ辻→青少年の家前

<ルート:金剛山>
登り:寺谷ルート
下山:車

直前まで遠征登山する予定で山行きを計画していただいていた。
ところがここ数日の寒波来襲による積雪があることから安全第一で急遽予定が変わって槇尾山へ。
槇尾山をホームグラウンドとして愛してやまない中村さんにルート設定してもらい案内してもらうことに。

午前8時、市立青少年の家前をスタートし、舗装道路を少し戻った所から取り付いて登り始める。
少し林道歩きした後、焼山(標高483.9m)に向けていきなりの急登。
高度を上げてゆくと徐々にまわりの展望が開けてくる。
ここ、焼山は10年以上前に山火事で丸焼けになった山である。
焼け残った立木が、あたかも大台ケ原の正木ヶ原のようにも見えなくもない。
偽ピークにいくつもダマされながらも焼山の山頂に着くとそこは大パノラマ。
360℃ぜんぶ見渡せるなかなか珍しい展望である。
焼山から下ってまた登り返して兜卒岳ピークへ。
さらに卒都婆峰へはルート上は通らないけれど、わざわざピークを確認に行った。
卒塔婆と聞くと墓の後ろに立てる細長い板を連想してしまうが、
一文字違いで「卒都婆」である。
槇尾山には捨身ヶ岳なんていう所もあるだけに卒塔婆だとしても不思議ではないが、
正直、それだとあまりにも怖い山になってしまう。
卒都婆峰のピークを確認したあとは一旦下って、広い登山道に合流後、
登り返して「ゆたか茶屋」のある施福寺境内へ。
到着時間は10時35分。スタートして約2時間半。
小休止の後、槇尾山山頂を目指してさらに登る。
山頂到着は11時ちょうど。
その後、蔵岩が見通せるとっておきの場所まで下りていく。若干難所あり。
またまた登り返して蔵岩へ。
今日は誰もクライミングをやっていなかった。蔵岩だけにクライワミング?
12時10分、再び施福寺境内のゆたか茶屋前に戻ってきた。
昼食の準備に取り掛かる。
中村さんには食材10人前を用意いただき、数名で手分けして歩荷して運びあげた
道具類や水、飲料で鍋を二箇所、焼肉などの焼き物一箇所と店を広げて宴会。
山で食べる鍋は最高でした。

14時30分、再スタート。
そのまま下山するのではなく、清水の滝を見に行って五ツ辻まで登り返して
下山するというハードなルート。
清水(きよず)の滝はいつみても素晴らしい。
途中、下山に使うには危険な難所もあって疲れたカラダながらも油断できない。
市立青少年の家前に戻って下山完了したのは16時50分。
まだ日は明るい。
しばらくご無沙汰になっている金剛山に登る余力があったので、
誰か付き合ってくれる人を探したところ、みーさんが登っても良いというので
一緒に登りに行くことになった。
ここでみなさんとはお別れ。
それぞれ自分の車で金剛山に向かって百ヶ辻駐車場到着は17時40分。
重い物を置いていけばいいのに、いろいろ入ったそのまんまのザックですぐに登山開始。
登りは最短の寺谷ルートから。
みーさんと途切れることのないお喋りをしながらあっという間に山頂に着いたが
寺谷なのに所要時間に一時間もかかって金剛山頂到着は18時40分。気温3℃。
山頂周辺はアイゼンは必要無い程度に少し残雪があってぬかるんでいた。
井戸広場でテント泊している単独の男性が居た。昔はここはキャンプ場だったのだ。
山頂で写真を撮ったり、フィンガーチョコなどを食べてくつろいでいると時すでに19時15分。
捺印所は閉まっている。
ヘッドランプを用意して、そろそろ下山しようとしていたら、
みーさんのお知り合いの金剛山関係者の方が車で下山しようとされていて
乗せていただくことになった。
これがガタゴトとアトラクションよろしくスピード感とスリルがあっておもしろかった。
結局ヘッドランプを使うことなく19時25分、下山完了。
今日もいろんな予想外な事があって楽しく、なが~い一日だった。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/03/19 23:57 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(22)

六甲山系 六甲山 (2013.3.12) 

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六甲山 ロックガーデンにて ※左から、キバラー、段取八分さん、キーコさん、yossiさん

『今日の六甲山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分38秒)


阪神大震災被災地の神戸より、東日本大震災被災地にエールを贈ります!!

六甲山は素晴らしきワンダーランド!

<ルート>
芦屋駅前駐車場→滝の茶屋→地獄谷ロックガーデン→奥高座ワンダーランド(段八さん命名)
→黒岩→荒地山→なかみ山→雨ヶ峠→東お多福山(昼食)→土樋割峠→蛇谷北山→六甲山山頂
→一軒茶屋→七曲り→本庄橋→雨ケ峠→風吹岩→中央尾根→滝の茶屋→芦屋駅前駐車場


所要時間:9時間20分(休憩込み)
歩行距離:21.2km
お疲れ度:大阪府チャレンジ登山ダイトレ縦走相当


久しぶりにボロボロ雑巾になるまで疲れた。
明石のラガーマン「段取八分さん」から六甲山を案内していただけるとのことで
yossiさん、キーコさんをお誘いして4名で登ることになった。
六甲山は昔から良く来たが、車で走れる範囲のことであって、
山そのものについてよく分からず、山頂まで自動車道路が通っている所に
登山する山としての魅力は無いなぁと漠然と思っていたが、
実際に足を踏み入れてみると、魅力あふれるワンダーランドだった。
六甲山に関して言えば、山頂登頂を目標としない山、
途中をいかに楽しむかという山だなと思った。

JR芦屋駅前(高度30m)を8時にスタート。
住宅街をちょうど1時間歩いて9時に高座の滝(高度220m)に到着。
六甲山のロックガーデンを通るルートの起点である高座の滝には
滝の茶屋というどこか鄙びた茶屋があったり、無料で駐車できるスペースが何箇所かある。
同じ場所に絶対に戻ってくるのならここに駐車でも良いが、だいたいいつも満杯だとか。
高座の滝を巻くように登ってからは、山と高原地図のロックガーデンの拡大図にある
破線ルートである地獄谷へと案内していただく。
岩ゴロのステージでありながらも独特の滑りにくい岩質の中での沢歩きは
これまで登ったどことも一致しない雰囲気で、みんな「楽しい!うれしい!」の連発。
金剛山で言えば十分難所に相当するステージであった。
地獄谷ロックガーデンを楽しんだ後は、一瞬、中央尾根ルートに出たが、
交差しただけでバリエーションルートへ。
ここからは段八さんが勝手に呼んでる「奥高座ワンダーランド」だ。
複雑に入り組んだ迷路のような細かい分岐の連続で、
地図やGPSがあってもほとんど役に立たない。
ただし、迷って出られないというようなことはなく、
どこに出るかわからないというまさに迷路。
六甲山を歩き尽くされている段八さんはさすがに迷うことなく分岐を右へ左へ、
腐った木を目印にさらに左へと、とても今来た道を覚えれそうにない。
あれよこれよと縦横無尽に進んで行かれる。
金剛山では大人しくしてらっしゃる方だなぁと思った段八さんが、
六甲山では水を得た魚のように活き活きと、まるで猿飛びサスケ?のように思えた。
突然、道行く先に、いきなり顔(だるま岩)が出てきて行く手を塞いでいたので驚く。
何かのゲームに出てくるキャラみたい。
迷路を抜けるとこんどはダイトレの起点にある屯鶴峯(どんづるぼう)かスペインのガウディ調を思わせれる
侵食した岩が独特の雰囲気を醸し出しているステージが登場。
ここからは海を望む展望を楽しみながらキャーキャー言いながら岩登りを楽しむ。
そしてとっておきの休憩ポイント「黒岩」に案内していただいた。
そこからの展望は最高で、持ち寄った菓子を分け合いながらしばらく眺めを楽しむ。
遠くのあちこちに人の姿が見え隠れ。
あそこまで行くにはどこから繋がっているルートを行けばのだろう?と考えるだけでも複雑そう。
このあたりの迷路をとことん歩いて研究したいとも思った。
休憩の後、黒岩からさらに登って荒地山のピークへ。ここまでは貸し切り。
荒地山のピークからは他の登山者とも出会い、混ざり合いながらも
なかみ山を経てゴルフ場を横断する所までどんどん下りていく。
スタート時の標高30mからスタートして、荒地山でようやく549mまで登りつめたのに
容赦なき下りである。
ゴルフ場を横断するところからは再び登りに転じる。
雨ヶ峠に着いた頃には空腹感も増して疲れがでてくる。
途中、岩湧山山頂のようなところがあった。展望は無いが見通しがよく、
弁当広場としても良さそうなところであったが、もうちょっとがんばって先へ進み
スタートしてから4時間20分経過した12時20分、東お多福山山頂に到着して昼食となった。
家で朝食を食べてから7時間半後の事だったので何を食べても最高に美味かった。
30分ほどで昼食を済ませて再出発。
東お多福山山頂(697m)からどんどん下る。
たしか六甲山山頂って930mくらいだけど、これまたどこまで下るの?と思うほど下る。
結局70mほど下って土樋割峠(どひわりとうげ)で下げ止まり。
そこからはひたすら苦行の登りで200mほど登り、蛇谷北山のピークの近くを通ってまた50mほど下る。
とにかく登ったり下りたりの繰り返しで一向に山頂の高度に近づかない。
ようやく石の宝殿というところに登りつくと、山頂に向かって走る県道がすぐそばを走っていた。
車道を歩けば楽なんだろうけど、あえて並走する登山道をあるいてトンネル越え。
これが疲れたカラダにけっこうキツかった。
トンネルを越えて下りるとこんどこそ車道歩きになる。
振り向くと、やたら短いトンネルだったので、トンネルの中を歩けばよかったと後悔。
車道を100mほど歩いたところで山頂はすぐそばというトイレのある所に到着。
ここからは有馬温泉へと下る登山道などがある。
念仏坂を思わせるコンクリート道を登って14時10分、六甲山山頂に到着。
もうこれで登らなくて済むとホッとして珈琲タイムでくつろぐが山頂はそれなりに寒い。
休憩していると、六甲山を歩き慣れてらっしゃいそうな方が近づいてきて
我々の話の中に入ってこられた。
「七兵衛山」イイトコよ~、と。
自称、カネテツデリカフーズの社員さんで、愛社精神抜群。
自社製品のおでん等を持ってきては人に差し上げてるということ。
「あんたらにもあげようと思ったけど、さっき東京から来た人にあげてしもたんや」
最初は社長さん?と思ったが、あと二年で定年を迎えるという従業員の方だった。
「いっぺんうちの会社に食事に来てよ。250円で食べれるで」とか。
たった今、初めて会ったばかり我々を食事に誘うかな~?
話はまだまだ続きそうかなと思ったが、ほどよい長さで
ありがたいやら何なのやらよくわからないままお別れ。
ただでさえハードな六甲山に、社長でもないのに自社製品を熱く語り、
人をかまって人に振舞う。こんな人が居るから日本は救われる。
みたまんまのグリーンサンタさん。

休憩が終わって記念写真を撮ったらいよいよ下山へ。
一軒茶屋という茶屋の裏から続く登山道はメジャーな銀座通りだそうな。
時間も時間なので人にはほとんど会わずに七曲りを経てひたすらつづら折れを下る。
これといって特徴が無い道。
本庄橋への分岐をやりすごして沢を跨ぎ、また沢を跨ぎ返してから
雨ヶ峠まで延々と登りに転じる。
山頂で出会ったカネテツの人が後ろから追いついて来ているのが見えた。
追いつかれると話が長いかも~っと、追われることでせっせと登れる機動力へと転換。
雨ヶ峠からしばらくは登りで歩いたルートと同じ道を行く。
下山ルートもそれなりに複雑で、枝道や分岐が多数あった。
中央尾根方面に向かい、横池を見に行ったり、風吹岩のてっぺんで休憩しながら
高度を下げて行く。
下山はひたすら歩くだけだと思ったら、疲れたカラダにきついロックステージに。
ここで油断すると怪我をする。登山中の事故は下山中に最も多いのだ。
さらにさらに下り、ようやく高座の滝へ帰ってきた。
ここで終わりなら良かったが、さらにJR芦屋駅前までの一時間歩き。
駐車場に着いたときにはもう疲労困憊。
本来ならここで「六甲山をナメてた。思ったよりしんどい、も~最初で最後」となる所であったが、
地獄谷や奥高座ワンダーランドがまだまだ歩き尽くせなかったことや、
あの迷路をとことん研究してみたい事などを思うと、
六甲山頂を目指さなければ遊びどころ満載のワンダーランド!けっこう気に入った!
夏場を避けて、必ずまた登りに行きたいと思った。
段八さん、楽しい道案内をいただきありがとうございました。
yossiさん、キーコさん、お付き合いいただいてありがとうございました。
疲れの取れた今だから言える「いや~、楽しかった」と。

いつ、いかなるときも、山は美しい。 人も美しい。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/03/16 20:23 ] 六甲山系 | TB(0) |   コメント(18)

だいじょうぶ。 

いまがどんなにやるせなくても、
 明日は今日より素晴らしい♪


桑田佳祐 『月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)』 より

未曾有の大災害。
影響の無かったわれわれも心を痛めています。
自分にできる事をやりながら、これまで通りの生活を送って
経済をまわすことも復興へとつながるのではと思います。
日本は強い!

Check [ 2011/03/15 22:19 ] その他 | TB(0) |   コメント(-)

リフレッシュ!ダイトレ!めざせ、槇尾山! 

六甲、比良と並ぶ関西を代表する縦走路となっているダイトレ。
あと一ヶ月先にせまる「チャレンジ登山大会」のステージとしても有名。
チャレンジ登山大会では二上山からダイトレ途中からエスケープして南海高野線「天美駅」までであるが、
とりわけ滝畑から槇尾山(終点)間は、ダイトレの中でも異色のだそうで、
その区間が未踏の自分としては最近かなり気になっており、
龍門山に続いて、次はちょっと久しぶりに槇尾山に引力を感じている。
そんなこんなといろんなステージのあるトータル全長50kmに及ぶダイトレに再整備の動きがあるようです。
岩湧山のダイトレ上に廃墟のように眠る、登山全盛期には茶店もあって輝いていた頃の展望台は
今や見る陰もなく朽ち果て、展望があるはずの方向には植林が伸び放題になっている。
ぜひとも昭和40年代のあの頃の輝きを取り戻してほしいものです。
期待しています。


来たれ「山ガール」! 踏破15時間の登山道を再整備
2011/03/09 産経新聞 大阪夕刊 8ページより引用

 大阪、奈良、和歌山の3府県境で、屯鶴峯(どんずるぼう)(奈良県香芝市)から
槇尾山(大阪府和泉市)を貫く約45キロの登山道「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)の再整備に、
河内長野市など大阪府内の5市町村が乗り出すことが9日、分かった。
踏破に14~15時間かかるのに、トイレは8カ所のみ。
見晴らしがきくビュースポットは11カ所という現状だが、奈良県側の自治体も巻き込み、
女性登山客「山ガール」たちが安心して登れるように改造してファンの裾野を広げる狙いだ。
 ダイトレは、金剛生駒紀泉国定公園内を縦貫する登山道で、昭和45~49年度、大阪府などが整備した。
“国のまほろば”の奈良盆地や、都市が連なる大阪平野、大阪湾を見渡せる大パノラマが特徴。
「一目百万本」と称されるツツジの群落で有名な葛城山や、年間100万人もの日本一の登山客数を誇る
金剛山など人気スポットが点在する。
金剛山を通ることから、金剛石(ダイヤモンド)にちなんで命名された。
一方、木材価格の低迷で、間伐されなくなった人工林がうっそうと茂り、かつてほど眺望はよくない。
木が倒れて歩けなくなっている場所もあるという。
 千早赤阪村の松本昌親村長は、自治体ごとに管理をしていることが、登山道全体の荒廃につながったと分析。
登山道が通る自治体が手を組み、一体で再生させる必要があると考えた。
そこで「経済を動かすのは女性」と、再整備のキーワードを、専用のウエアで山を登る若い女性「山ガール」とし、
女性が安心して登れるように、トイレや休憩所を兼ねたビュースポットの増設を提案している。
 河内長野、和泉、太子、河南、千早赤阪の府内5市町村は金剛山で5月ごろ、
活性化について意見交換するサミットを企画。
葛城市など奈良県側の首長や、山登り関連の団体も招き「山ガール」体験やアウトドア料理のレシピ紹介
といったイベントも予定している。

『新葛城山伝説』 蜉蝣21著 

先日の「龍門山」登山の件、何に導かれて行きたくなったのか思い出してみた。
いつか眠っている時に見た夢の中でのお告げだと思い込んでいたけれど、
実際には、何かと「龍門・・」のキーワードがちらちらと自分を取り巻いていたのだ。
そのひとつは、明神平の登山のときに一緒に登ったブログ「低山徘徊者の徒然日記」の
のぶさんがザックに付けていた「龍門組」のキーホルダー。
「龍門組」と聞くと、何やらコワおもてな方がいらっしゃる別のイメージを抱くが、
龍門山をホームグラウンドとした?山岳会?のようなもの?らしい。
そのキーホルダーを目にしたことから始まって、その時に一緒にいたみーさん、キーコさんから
龍門山の魅力(オール自然林、ハングライダー場、磁石岩・・ユニークなどなど)を
たっぷりと聞かせてもらい、ますます興味を持った。
そんなタイミングで、ブログ「蜻蛉の生きているんだ働こうBLOG」のとんぼさまが
蜉蝣21というペンネームで執筆された「新葛城山伝説」が脱稿されたのを知った。
前作の「槇尾山蔵岩殺人事件」では、個性豊かなキャラたちに感情移入しつつも、
実に楽しく愉快に拝読させていただいたので、その続編というか余話という作りになっている
この「新葛城山伝説」もさっそく読みにかかったところ、のっけから「龍門山」が登場。
金剛山・葛城山を舞台の中心に据えている著者が、なぜゆえに龍門山へと話が飛んだのか、
そんな点も気になりながらも龍門山への思いは募るばかり。
まずは龍門山とはどんな山なのかを知ることから始めようとおあずけにしていた。

そんなこんなで龍門山にお供していただく仲間が決まり、行く日が決まりと順調に進んでいった。
行く直前の下調べでは、知れば知るほど岩湧山より低いし、単純な登山道だし、
んん?なんかもしかして物足らないハイキングみたいな登山になるんじゃないか?と、
行きたい!という気持ちが落ち込んで行く要素が増えるいっぽう。
直前で作戦変更して方向転換してしまうかも、という気持ちにまで至ったが、
まぁとにかく行ってみようという意見が3人の中でまとまり、
登ってきた結果として、みーさんがおっしゃってた「山の良さは高さに非ず!
の言葉通り、強い個性のある素晴らしい山だった。

具体的には、
 ・自然林の宝庫である。
 ・磁石岩、明神岩、ハングライダー場など個性豊か特徴がある。
 ・何と言っても紀の川を流域を望む広範囲の大パノラマが望める。
 ・大阪の山のようなせっかちさが無く、のんびり穏やかな雰囲気がある。
 ・地元の人に愛され、単独、グループ、ファミリーまでもが登ってくる山、お山の大将になれる山。
という印象を受けた。

例によってさっそく「Kindle3」にPDF化した「新葛城山伝説」を入れて
読み始める準備が整いましたという次第だ。

20110308-1.jpg

そういえば最初に出てくる写真のような看板には気付かなかった。
メインの看板は工事中だったけど、三角点を探せばこの看板があったのかな?うっかりしていた。
Check [ 2011/03/08 21:11 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

龍門山脈 龍門山 (2011.3.6)  

20110306-10.jpg
龍門山 明神岩にて ※左から、ぱろやんさん、キバラー、arajinさん

『今日の龍門山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分33秒)


登り:田代登山口→ちりなし池→田代峠→磁石岩→龍門山山頂
下山:龍門山山頂→明神岩・風穴→(登り返し)→勝神ルート→ハングライダー場→(登り返し)
   →バリエーション→中央登山口→田代登山口


「山と高原地図」がカバーしていない領域。
和歌山県紀の川市にある龍門山脈の主峰で、紀州富士とも呼ばれている龍門山。
なんとなく前から気になっていた山だ。
聞くところによるとオール自然林で、目を楽しませるポイントが随所にあって
なかなかユニークな山だという。
標高は755.9mの低山で、登山口は標高200mと高く、実質500m程度しか登らない。
それゆえに軽く登ってさっさと下山して金剛山とのW登山の予定をしていたが。。

国道371号線を河内長野から南下し、紀見トンネルを抜けて橋本へ。
山麓沿いの橋本道路を利用して高野口の終点を降りて国道24号線を跨いで
県道13号線でJR粉川駅の最寄にある「龍門橋」へ。
龍門橋を道なりに南下して、車が一台やっと通れる農道を走って高度を上げて行く。
要所要所に、「龍門山(車両)」はこっちという案内板に従って行き着いた先に
「田代登山口」があった。
そのまま道なりに行くと中央登山口まで行けるが、
5台ほど駐車できる駐車場が空っぽだったので、そこに止めて
田代登山口から登り、中央登山口に下山することにした。

今日はarajinさん、そしてブログ「ぱろやんの金剛登山」のぱろやんさんとで3人。
9時20分、登山開始。
田代登山口はすでに山の中腹にあるため、いきなりの登り。
なるほど自然林の中を行くのでこれまでの低山とは雰囲気が違う。
岩山の上に土がのっかっているのか、所々岩がむき出しになっており、
ともすればかけた足が滑ることも。
途中、「ちりなし池」の案内があったのでルートを50mほど外れて見に行く。
池の水こそ季節柄?枯れていたが、どこか大峰山系の深い原生林の森にいるような場所だった。
再びルートに復帰し、登りを再開。
春を思わせる日差しは強く、4月上旬か?と思うほど暑い。
暑さでちょっとバテぎみになりながらも10時20分に「田代峠」に到着。
ちりなし池に寄り道したもののここまで1時間もかかった。
あとは横移動の稜線歩きなので楽ちんだ。
「龍門山まで30分」と書かれてあった。
逆方向は「飯盛山」まで1時間30分とあった。
稜線は日当たりが良く、山登りというよりハイキングかピクニックのような陽気な気分になる。
目に付く自然林の樹木は松が多い。
ほどなく県指定天然記念物である「磁石岩」に到着。
さっそくコンパスを使って試してみる。
岩そのものがS極とN極の磁力を帯びているようで、
針が真逆の方向を指す。
今回のいちばんのお目当てだったので、しばらく時間を忘れていろいろ試す。
磁石岩から10mほど離れたところにあった岩も同様に針が狂った。
GPSなどの電子コンパスも地磁気を利用しているので方向表示は狂うが
現在地や軌跡が乱れるということはない。
磁石岩からわりとすぐに「龍門山」山頂に到着した。

時間にして11時になっていたのでお昼にする。
山頂からは紀の川流域を望む絶景を見渡せたが、一部のポイントからであって、
藪があるため、弁当を広げて座った状態では景色が見えないのが残念だ。
肝心の山頂表示版は工事中のために名無しとなっていたのでこれまた残念。
何の苦労も無くあっけなく山頂に着いてしまったので、
お昼を食べながら次に向かう金剛山のルートの話。
山麓線にまわって奈良側の未踏ルートを登ろうとか言いたい放題。
最悪でも大阪側のババ谷ルートかなぁ、などと言っていたら、
金剛山へ行くことすら実現できない結果となるとはこの時は予想すらしていなかった。
お昼を済ますと、あっさり登山も終わったことだし、とっとと下りようと歩き始める。
すぐに分岐がありどっちに行こうか迷う。
左へ行くと勝神(かすかみ)下山ルートで、右は何も書いていない。
下に置いてある中央登山口を示す看板はどちらを向いているのか判別できない。
等高線地図の登山道らしき破線を見ると、どちらからでも行けそうだ。
近道にあたる右の何も書いていないほうへとどんどん進む。
途中、見晴らしの良いポイントが2箇所あった。
10分ほど下山した頃、「明神岩・風穴(50m)」と書かれてある看板があったので
そちらに立ち寄ってみると、これまでで最も展望の良い巨大な岩の上に出た。
これは今日いちばんのスポットだったかもしれない。
「ここで弁当を食べたら良かった・・」と一同つぶやく。
クライミングのフックが岩面にたくさん取り付けられてある。
風穴がまたスゴイ。地面にポッカリと縦に開いた穴はかなりの深さ。
かれこれ20分くらい居たかなぁ。
そういえばパラグライダー場みたいなところがあると聞いたがそれらしきところを見なかった事に気付く。
ちょうど人が来たのでぱろやんさんに聞いてもらったところ、
どうやら山頂近くの分岐を勝神下山ルートのほうに行かなければならないようだ。
せっかくなので、金剛山の奈良側はあきらめて、パラグライダー場を見に行くことにした。
10分、いや15分ほどかけて来た道を登り返す。
ようやく分岐まで登りついて、勝神下山ルートから下りる。
TMEで印刷してきた等高線地図(国土地理院うぉっち図)によると
勝神下山ルートの途中からトラバースして、さきほどの下山ルートに出れるような線があるが、
実際にはそれらしい踏み跡すら無かった。
分岐からかなり下ったところでついにパラグライダー場ならぬ、ハングライダー場に出た。
なかなかの展望で、今日いちばんの展望はここかもしれないと思った。
ハングライダーと言えば、ジグソーが歌う昔のカンフー映画「スカイハイ」を思い出した。
もっと高所感があると思ったらぜんぜんで、明神岩の上ほうがはるかにコワい。
飛び立ったハングライダーは紀の川河川敷に着陸するのかとおもいきや、
もっと遠くへ行ってしまって肉眼ではどこに着陸したのか確認できなかった。
しばらくそれらを見学した後、そのまま勝神ルートを下山する案も出たが、
もう一度登り返したほうが時間的に早そうなのでそうすることに。
地図には破線があるが、実際には踏み跡すらないバリエーションルートでトラバース。
最初はスムーズだったが、GPSであと50mほどで登山道というところで
藪だらけになって、そこをクリアするのが大変だった。
ようやく登山道に合流し、中央登山口に向かって歩いている途中で雨になった。
中央登山口からは舗装された農道を歩いて無事、田代登山口の駐車場に戻ってきた。
下山完了は14時35分。
小雨程度でありながらもこの時間である。この時点で金剛山プラン自体が霞んできた。
紀見トンネルを抜けて大阪側に帰ってきた時には16時近くになり、
16時登山開始で17時山頂、下山完了が18時という最終プランも脳裏をかすめたが、
その時間すら間に合わない事や、雨が完全には上がらないというコンディションである。
潔く中止に決定。
龍門山の後半戦が思いもよらぬ展開となって堪能できたので今日もお腹いっぱいとなった。

その他の画像は以下より。
Check [ 2011/03/06 21:50 ] その他の山 | TB(1) |   コメント(18)

『金剛山 ワンデルングガイド(I)』 根来春樹著 岳洋社 

20110304-1.jpg

昭和59年10月9日発行の金剛山ハイキングのガイドブックで、
現在ではすでに絶版となってしまっている本を入手した。
パートIとなっていることから、パートIIも存在したのだろうか。
図書館を探せば見つかるかもしれない。

 「ワンデルング」=自由に野山を歩きまわること。

パラパラとめくっただけでも200ページにも及ぶ。
そこには、自分の知っているすべてのルートはもちろんのこと、
ありとあらゆるルートが紹介されていて驚く。
昭和59年というと西暦1984年なので27年前の書籍だ。
自分がまだ10代の頃に、金剛山がこうも歩き尽くされていたとは。
冬の耐寒遠足で金剛山に登っていた頃になる。
その頃と比べると今では登山道は最適化され、整理されてしまって
主要な登山道を残してマイナーな登山道は廃道化しつつ感じ。
当時のレジャーと言えば今ほどの選択肢が溢れておらず、
登山に傾倒する人口が今のこのブームよりも遥かに盛んだったのだろう。

そんな中から、先日歩いた「泣石谷道ルート」の頁を拾ってみたい。
20110304-5.jpg
※画像をクリックすると拡大できます。

「泣石谷道ルート」をひと言で表現すると「考える道」であると言えるとある。
なるほど確かに先週末の下山での利用において、地図+GPS+コンパスを
総動員しなければ迷いそうなポイントが少なくとも2箇所はあった。
なるほど読図を楽しめる数少ないルートの一つだろう。
そういえばあの謎の石柱については触れられていないなぁ。
ちなみに未踏の小峠谷ルートの頁を見てみると
「え!小峠谷にそんなものがあるの?ほんまですか?」と気になる特徴を発見。
近いうちに確かめに行ってみたい。

今後も機会あるごとにこのガイドブックからの情報を併せて紹介していきたい。

その他の魅力ある目次は以下より。

『山登りはじめました2』 鈴木ともこ著  

20110302-1.jpg

ついにあの本の第二弾が出た!
(実際の発売日は3月4日のようですがもう売ってました)
パート1が出てからというもの、ずっと続編を心待ちにしていた。
昨年8月にパート2が出るとか書かれていたのをブログで見たのに遅れること半年以上。
似たようなイラスト入りの登山本がある中で、イラストの楽しさや参考になる内容、繰り返し読みたくなる構成など
トータルバランス的に優れており自分のツボにハマる本なのだ。
読んでいると「ああ、自分もここに行きたい!」と思わずにおれない。
イラストでのストーリーが展開した後、イラストに登場していたシーンが最後に写真でドンと出てくると
ちょっとした興奮に包まれる。
山ガールに向けた山登り指南書とはあなどるなかれ。

今回の帯のタイトルが「屋久島編」とかになっていたので、
待たされたわりにはこれまた高飛車に出たなというか、
距離的にも経済的にもなかなか叶わないハードルの高い場所だなぁと思ったが、
目次を見てみると、北アルプス、北八ヶ岳、槍ヶ岳もあって、
この夏にでも行けそうな山も載っている。

そういえば思い出したが、山友が「屋久島」に行ったという話を聞いた。
心底感動して震え上がったという。(そこまで大げさではなかったかな?)
ヒメシャラの木なんで、ドッカ~ンと芸術は爆発だ!的にでっかかったとか。
それ以来、登山にハマられて、最終的にはキバラーと出会うという運命的な出会いに
つながったと言えば都合良すぎるかな?
日本百名山にもなっていることでもあるし、今年は無理でもいつかは行ってみたい。
まてよ、百名山を全部登られたkosiziさんは「屋久島」がいちばん感動したとは
言ってなかったぞ。
まぁそんなノリの本です。
目次の内容は以下より。

 草津白根山・・・ぶらぶら火山ハイキング

  緑の隠れ家/世界最強の湖/火口ハイキング/のんびり山小屋時間
  雲の上のパン屋さん/また行く日まで
  山で見かけたオシャレな人
  山てぬぐいコレクション(1)

 常念岳・・・絶景の北アルプス縦走

  憧れの北アルプスへ/スイカin三大急登/ガスの「アルプス一万尺」
  アルペンホルンの響く夜/夢の幕開け/天空のゴールデンコース
  雲のステージ/しあわせの常念岳/長くて短い旅の終わり
  山てぬぐいコレクション(2)
  私の山ウェア
  そうだったのか!学べる山知識「山小屋の泊まり方」

 八ヶ岳・天狗・・・メルヘンの森と山小屋

  北八ヶ岳にお邪魔します/まりもっこりの森/もりのやさしい一軒家
  ゴツゴツ天狗岩/目撃★生四角友里/妄想帰り道
  山バッジコレクション(1)
  山バッジコレクション(2)

 屋久島・宮之浦岳・・・巨木と巨岩のワンダーランド

  洋上のアルプス/ザックおばけ登場/旅楽スペシャル/にぎわいのトロッコ道
  スーパーご長寿の森/縄文杉の前で/ゴージャス旅楽ディナー
  九州のてっぺんへ/神秘の稜線/絶景にカンパイ!/縦走フィナーレ/さよなら屋久島
  屋久島観光MAP
  おすすめ山アイテム
  そうだったのか!学べる山知識「日本の高山」

 槍ヶ岳・・・登るぞ!絶壁のてっぺん

  目指せ!槍ヶ岳/上高地の奥の奥/夏の銀世界/デス・ゾーン?
  憧れの真下へ/登れ!絶壁/槍さまグッズ祭り/崖の上の隠れ家/槍の空
  上高地観光MAP

  山からの贈り物

20110302-2.jpg
Check [ 2011/03/02 21:18 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

金剛山地に大地震の可能性(ただし30年以内) 

ニュージーランド地震で被災されたすべての国の方、そしてその関係者の方へお見舞い申し上げます。
何かと日本とゆかりが深く、NZをこよなく愛する日本人は自分のすぐ身の回りにもたくさん居ます。
それだけに今回の地震は非常にショックの大きい災害でした。
南半球の遥か遠くの地で起きた今回の地震ではありますが、
対岸の火事だとは言ってられない新聞記事がありました。
なんと30年以内に震度7の地震が金剛山地周辺で起こる確立が非常に高まったようです。


和泉山脈南縁断層 危険性国内3位に 地震調査委「いつ地震起きても」
2011/02/19 産経新聞 大阪朝刊 27ページより引用

 政府の地震調査委員会は18日、近畿から伊予灘まで続く中央構造線断層帯のうち、
奈良県と和歌山県をまたぐ金剛山地東縁~和泉山脈南縁の区間が、
従来考えられていたように一体として活動するのではなく、2区間に分かれることが判明したと発表した。
これを受けて各断層を改めて評価したところ、和泉山脈南縁では今後30年以内の地震発生確率が
0・06~14%となるなど、総合評価で国内で3番目に高い発生確率になることが分かった。
 和泉山脈南縁は、奈良県五條市から和歌山市に至る長さ約44~52キロの断層。
マグニチュード(M)7・6~7・7程度の地震が起こる可能性があり、
大阪府阪南・泉南両市、和歌山市では震度7。
大阪府南部の沿岸部と東大阪市から河内長野市の地域、奈良県橿原市、大和高田市、北葛城郡を中心とした
奈良盆地南部で震度6強が予測されるという。
 中央構造線断層帯の東端にあたる両区間は、従来は一体的に動いてM8・0クラスの
大きな地震になるとみられていたが、新たな地質調査で過去に別々に活動していたことが判明したという。
調査委は「和泉山脈南縁区間では、いつ地震が起こってもおかしくない状況といえる」としている。

山関係のテント・シュラフなどの道具、フリーズドライ食品などの長期保存食は、
いざ災害非常時には、そのまま役に立つというのも皮肉な話ではありますが、
なにはともあれまず身の安全の確保に常に備えなければならないですね。

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プロフィール

こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中

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