生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

『槇尾山蔵岩殺人事件』 蜉蝣21著 

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本を読む事について考えた場合、
その本は自分で買ったのか、貰ったのか、人に借りたのか、図書館で借りたのか、
買った場合はどこの書店で買ったのか、どんな状況で買ったのか、出張先?旅先?会社帰り?ネットで?
貰った場合はプレゼントなのか、頂戴といってもらったのか、読んでみてといって押し付けられたのか
借りた場合は自分から貸してと言ったのか、読めっよっ、と押し付けられたのか、
そしてどこで読んだ(読んでいる)のか、家なのか、通勤電車の中なのか、ひとり旅の列車の中なのか、
その時々のシュチュエーションで、読む事に関して取り組む姿勢や、読んだ時の入ってくる印象について
ずいぶん違いがあるのではないだろうか、と思うのは自分だけ?
ところで、これらのいずれにも該当しない本がある。
デジタルデータでしか存在しなくて、しかも対価の無い(無料)の書物である。

本ブログのお気に入り(ヤマ友達)にリンクさせていただいている
ブログ「蜻蛉の生きているんだ働こうBLOG」(長っ)の管理者の蜻蛉(とんぼ)さまが
ペンネーム「蜉蝣21(かげろう21)」という名で創作された
推理サスペンス傑作ミステリー「槇尾山蔵岩殺人事件」。
本作品は槙尾山(まきおさん)の蔵岩(くらいわ)が舞台となっている。
槇尾山の蔵岩というとまさにタイムリーで、まだ記憶に新しい10月2日に五人で登ったときに
初めて目の当たりにしてその急峻な岩肌に驚き、そこをクライミングしている人にもびっくりした場所だ。
作品はとてもアマチュアと思えない完成度とスケールで、たちまち虜なってしまった。
昭和のテイストと現代のトレンドをうまく融合させた話の組み立て方は秀逸かつ新鮮で、
出版物なら書けないような固有名詞が出てきたりするところもまた面白い。
さらにそれぞれの登場人物の個性が光っていて、なおかつ著者であるとんぼさまの山行きブログの内容と
リンクする部分が随所にちりばめられているのを見つけてはニヤリとしてしまう。
ガラスの十代後半頃に、むさぼるようにして読んだ赤川次郎の推理小説を彷彿させる一面も。
主人公の高田がとんぼさんそのものだとしたら、まるで船越英一郎よろしく颯爽たる勇姿なのでしょうか。
デジタル媒体で、しかも無料となると最後まで読む自信が無かったのに、たちまち引きこまれ
ひさしぶり興奮した一冊。
これはぜひシリーズ化してほしいと思っていたところ、新作もお目見えしています。
こんな作品を創作できるすごい才能を持たれてらっしゃる著者のとんぼさんにひとめお目にかかりたいところです。

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さて、本作品はここから読むことができ、イメージ写真や、時にはイメージ動画なども挿入されているが、
PCの直立不動の画面に向かって読み続けるのは少々疲れてくるので、
ここは電子書籍よろしく、本作品データを青空キンドルでPDF化して自炊し、電子ペーパーデバイスである
kindle3(キンドル3)」にて読んでいる。
これが快適そのもの。

kindle(キンドル)とは、いったいどういうものなのかについては以下より。
Check [ 2010/11/29 22:13 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

金剛山 第223回 (2010.11.27) 

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石ブテ西谷ルートにて Takeshiさんと

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分23秒)


登り:石ブテ西谷ルート
下山:ガンドガコバルート


一年ぶりの石ブテ西谷ルートはトラロープの設置が増えて安全性が高まっていました。 ※当社比
注:登山の基礎知識や沢登りなど三点確保などのスキルが要求されるルートです。

石ブテ西谷ルートを登るのは今回で2回目。
しかも前回はというと、一年前の11月21日にTakeshiさんと登った。
あの時は自分は石ブテ東谷ルートがまだ未踏のまま石ブテ西谷ルートに突入したわけで、
危険なところに限ってロープがほとんどなく、難所では撮影困難。
藪漕ぎしながら高巻きしたりして苦労して登ったものだ。
それ以来、西谷は敬遠してきたわけだが、今日登ってみたら苦労もなく楽しめた。
印象としては、後半1時間以上は植林地帯なので、石ブテ東谷ルートと丸滝谷ルートを足して3で割ったくらいの長さで、
難易度は石ブテ東谷ルートよりぬるい。

午前8時、水越川公共駐車場をスタート。
まずは青崩道の登山口にある公共トイレまで舗装路を下る。
そこからは石ブテ東谷ルートや丸滝谷ルートのある側とは谷を挟んで反対側の舗装林道を登って行く。
駐車場からゆっくりめに歩いておよそ30分後に舗装林道の終点に着く。
そこには右手に青崩道のほうに登っていく階段があるのに気づいた。
沢伝いにしばらく歩いて沢に入ると、最初のナメ滝がある。
そこには真新しいトラロープが設置がされていた。
一年前は(動画を見ても)無かった。
さらに小滝をどんどんクリアしていくが、それぞれにトラロープが設置されていて何の苦労もない。
あれ?こんなに簡単だったっけ?
あれからもっとひどい難所(金剛山ではイワゴノ谷、百々川、高天滝)を登ってきたので慣れたのか?
石ブテ西谷ルートってこんなに楽だったっけ?どこか大きな難所をショートカットしているのでは?と疑ったほど。
石ブテ東谷ルートほど沢を行く距離は長くなく、あれよあれよと言っている間に平和な植林地帯に突入。
時間にしてスタートしてから1時間30分後の9時30分だった。
セトへの分岐をすぎて薄暗い植林地帯を延々と行く。
途中、石ブテ尾根のほうへ上がる分岐もあるが直進を続け、植林地帯に入ってから50分後に沢の起点に到着。
そこからはアリ地獄の小さい版を登る。
もちろん真新しいトラロープが張ってあって、しかもピンピンに張り詰めている。
そのアリ地獄のラストスパートは短いし楽勝と思っていたら、さすがに沢の起点だけあって
ヌルヌルしていて滑って登りにくい。
ここって乾くことはあるのだろうか?いや、ないだろうな。
トラロープが無いと滑ってまったく登れない登りだ。
そこを登り切ると、前回どっち方向へ進めば良いのかわからず、藪漕ぎして大日岳に出た。
今回は正しい道がだいたい検討がついていたので、アリ地獄を登り切ってから左へ巻く。
踏み跡があってちゃんと道があり、大日岳から少し山頂側に下りところにスムーズに合流した。
前回は、どこに出るのかまったくわからなかった。
山頂売店に着く直前でドコモの基地局を確認したところ、もう電源が通っていて運用が始まってそうだったので
ドコモユーザーのTakeshiさんにケータイを確認してもらったところバリ3で開通を確認した。
そのまま売店前には行かずに登り返して山頂広場の上からまわって広場を経由して捺印所へ。
そこで先日一緒に登ったばかりのkosiziさんと遭遇。
また泊まりで登山に行かれるそうだ。
山頂10時35分の気温は2℃。
わりと賑わっていた。
転法輪寺で捺印を済ませ、売店前で少し休憩していると、どこかで聞いたような声が聞こえてきた。
ブログ「金剛山愛」のまさ吉さんだ。
六甲チームの大勢の山ガールを引き連れて山頂に到着された。
わさび谷ルートを登られたとか。
あれ?わさび谷ルートなら国見城址広場の時計台の後ろから登ってくるのでは?わざわざ遠回り?
挨拶程度で別れ、昼食のために香楠荘に移動。
山頂で少し休憩していたので寒い。
香楠荘でおよそ1時間くらい休憩し、再び山頂へ。
だいぶ人は少なくなっていた。
時計台の後ろから一旦青崩道へ出て、登り返して大日岳へ。
そのまま道なりにガンドガコバルートを通ってカヤンボからダイトレを道なりに水越峠へ。
カヤンボから35分で駐車場に到着し、下山完了。

その他の画像は以下より。

『ドキュメント 道迷い遭難』 羽根田 治著 山と渓谷社 

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『ドキュメント 道迷い遭難』 羽根田 治著 山と渓谷社 ※やっと台高山脈の地図を買えました。

国土地理院発行の二万五千分の一の地図や山と高原地図のように等高線入りの地図を持っていない、
あるいは持ってこなかった、はたまた持っていても等高線が読めない。
ましてやGPS機器も使いこなせないとなると低山、高山を問わず、
慣れない山では道迷いのリスクが非常に高くなる。
ちなみに自分はというと、コンパスと二万五千分の一の等高線地図だけでは現在地特定には自信が無いが、
二万五千分の一地図や山と高原地図など等高線のある紙地図とGPSを組み合わせると
ほぼ確実に道迷いは無いと思っている。
そんなわけで実際にあった事故例のドキュメントシリーズでは滑落遭難がもっとも現実的であり、
ドキュメント滑落遭難」のほうを先に読んだ。
実話だけにリアル感があって非常に参考になったため、次候補である「ドキュメント道迷い遭難」も買ってしまった。

道迷い遭難で身近な例となる事故があったのでその新聞記事から。
なるほど落ち葉をシュラフ代わりか。今の季節、その手があったか。
しかし、一週間の間にクマには遭遇しなかったのか?一週間あれば脱出できなかったのか?
置いたままになった車が遭難発生と場所特定のヒントに?
以下、つい先週の出来事である。

桜井の男性、下北山で山岳遭難の恐れ /奈良県
2010/11/16 朝日新聞 朝刊 31ページより引用

 15日午前11時40分ごろ、下北山村前鬼の登山口で、土木作業員の男性が、
3日前に見た乗用車が駐車したままなのに気づき、近くの駐在所に通報した。
吉野署によると、所有者は桜井市金屋の無職○○○さん(66)。
○○さんと連絡が取れないことから、署は遭難の可能性があるとみて、16日朝から捜索する予定。
○○さんは一人暮らしで、登山が趣味という。

            ↓↓↓

川の水飲み、落ち葉で暖を取り 登山66歳、1週間ぶり救助 奈良 【大阪】
2010/11/17 朝日新聞 朝刊 34ページより引用

 16日午前9時50分ごろ、奈良県下北山(しもきたやま)村前鬼(ぜんき)の沢付近で、
1人で登山に出かけ行方不明になっていた同県桜井市金屋(かなや)の無職○○○さん(66)が手を振っているのを、
捜索中の県警のヘリコプターが発見した。○○さんは約1週間遭難し、川の水で飢えをしのいでいたという。
 吉野署によると、○○さんは滝を撮影するため9日朝から登山したが、途中で道に迷った。
ジャンパーにジーンズの軽装で食料は持たず、携帯電話も圏外だった。
最低気温が0度近くまで下がった日もあったが、落ち葉をかき集めて暖を取った。
○○さんにけがはなく、「死ぬかと思った。見つけてもらってうれしい」と話しているという。

その他の道迷い遭難事案の新聞記事は以下より。
Check [ 2010/11/26 20:13 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

台高山系 池木屋山(いけごややま) 標高1,396m (2010.11.23)  

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池木屋山 山頂にて  左からkosiziさん、中村さん、キバラー 

※疲労困憊と持病の頭痛が出て即日のブログ更新が叶わず。
 それでも8時間の睡眠で完全復帰したものの、反省すべき点の多すぎる山行きだったので
 記事にするのがはばかれるのでボツにしようと思ったが、戒めのために書き留めることにした。

登り:宮の谷林道終点登山口~池木屋山山頂(所要時間:4時間半)
下山:池木屋山山頂のちょっと下の小屋池~霜降山~登山口(所要時間:3時間)


危険+ハード以外の何ものでもないルートで、結果的に無計画で悪い典型の登山となってしまった。
数ある候補が出た中でこのルートに最終決定したのは自分であり、反省の非常に多い山行きであった。


松阪市飯高町と奈良県境の台高山系にある池木屋(いけごや)山(1396メートル)。
遭難や滑落事故の絶えないルートで、登山口から山頂までベテラン登山者でも
4時間かかるという厳しい所だと後から知った。

中村さんとkosiziさんを乗せた車を大峰や台高方面である吉野方面に向かって走らせる。
行き先はまだ決まっていない。
途中のコンビニで昼食の材料を買い求めた後、どこに行くか作戦会議。
(事前計画はあったが前日の雨の影響で行き先変更を余儀なくされたため移動中の行き先決定となる)
そのため、今回の3人の行き先は誰も知らないという時点ですでにミス。
(当初計画の行き先には、警察への届出や特別な入山許可も取り付けていただいていた)
いくつかの行き先候補はどれも危険な部分があった中で、
3人が未踏である部分が含まれている候補として今回のルートとなった。
遭難や滑落が多発している危険ルートであるという点で2つめのミス。

宮の谷林道終点までのアクセスも3時間と非常に遠く運転も疲れる。
登山口を9時ちょうどに出発。
のっけからあぶなっかしいツルツル滑るグレーチングの橋や階段を多数越えていく。
橋は細く、高所を行く。
高いところが苦手な自分はあまりいい気分ではない。
途中、団体ツアーに出くわして驚いた。
どこかで拾った木の棒きれの杖をついて、とても登山する格好じゃない人たち。
大丈夫か?と心配になった。
その団体を抜き、一時間後の10時ちょうどについに高滝に到着する。
その落差を見て驚いた。なんと60m以上あると書いてある。
団体もしばらくして到着したが、この高滝を見に来ただけということが判明。
そらそうだろう、まさかこの高滝の横をよじ登るとは思っていなかった。

滝の右側を直登、あるいは少し巻いて登るわけだが、いずれも非常に危険なステージ。
滑落事故が絶えない危険箇所。
岩場を直登する部分に旧登山道と書かれてあったのが気になった。
(新のルートに安全なルートがあるのかもしれないという気がした)
とりあえず登り始めるも、横にある滝を見るとあまりの恐怖に、
どうしてこんな所に来てしまったのかと後悔しきり。
ベテラン登山者の部類に入る中村さんがトップロープで先につるつる滑る岩場を登り、
30mのザイルを張ってくれる。
その間にも落石パラパラ。
一個が膝の皿を直撃して出血するも、とくに支障が無さそうで良かった。
ザイルで持って登っていくと、今度は足場の狭い、非常に不安定な断崖絶壁をトラバース。
高いところが苦手な自分は生きた心地がしない。
ここではカラビナを付けたシュリンゲで簡易ハーネスを作り、設置してある古びたトラロープに連結させ
セルフビレイをとりながら進む。足場は30~50cmほどの幅だ。
所々途切れている箇所あり。
ひとたび踏み外せば、一気に勢いがついて転落→アウトな所を恐る恐る進む。
高度感がなければ、これがもし金剛山程度の難所であれば、難なく進めるところであるが、
高所というだけで足がすくむ。
こんなルートをピストンすれば、下山ではその疲労から滑落しても不思議ではない。
高滝の危険箇所をクリアするだけで時間がとても長く感じた。
金剛山のルートで表現するとしたら、ロープの無い丸滝?いや、もっと高い。
高天滝直登のような所に加え、カトラの難所の鎖場で、あの崖下が60mくらいの高所で
足場がもっと不安定で、クサリなど無いと思っていただくとだいたい想像できるかと。
イワゴノ谷ルートで、周りに木が生えてないと言えば想像つくだろうか。
いや、それにしても自分の親よりもずっと歳上の御年7?歳の鉄人kosiziさん、
さすがはベテラン登山者で、百名山はもちろんのこと、
年間220日も山に登っておられるだけあって余裕すら伺える。
いちばんびびってたのは自分だけ?
モンベルの会長も言ってたけど、山登りは怖がりであるくらいのほうが良いと。

そんな高滝をクリアした後、今度は急登を延々と3時間。
駐車場からの高低差は何と1,000メートル。(GPSによる測定)
金剛山の中尾の背よりももっと急で、石ブテ47番よりもきつくて
木が少ない、所によっては四つん這いで登ることも。
もうそろそろ急登を登るのも限界というところでなんとか池木屋山の山頂に着いた。
時間にして13時30分。
ここまで正直撮影どころではなく、カメラを取り出すこともほとんど無かった。
山頂は風が強く寒いので、写真を1枚だけ撮ってすぐに小屋池のそばに移動した。
気温は2℃に加えて、風速10m前後の風で、体感気温をADCsummitで測定するとマイナス2℃。
ガスっていて見通しも悪い
ようやく遅い昼食にありつく。
フリースを着込んで、暖かいラーメンやお茶を摂ってもカラダが温まず震えてくる。
30分足らずの短い休憩を終えて、すぐさま下山にとりかかる。
来たルートを戻るのは登りよりも危険を伴うので、バリエーションルートで下山する。
山と高原地図はkosiziさんのや中村さんのを参照されていただき、
自分のGPSと併用でルートを探す。
山と高原地図の台高山脈エリアは自分は持っていないので、
ここはブログ「トレラン日記」のnikkor14dさんの記事内地図をリンクさせていただきました。

山と高原地図の破線ルートで霧降山まで行った後、
北東に伸びる尾根を1222mピークを経由する形でひたすら尾根を行く。
霧降山の展望は素晴らしい。紅葉が終わっていればさぞ絶景だったことだろう。
途中小さなアップダウンがある。
バリエーションルートだと思っていたら、テーピングもあって、
登りに使った危険なルートを行かなくても良いようにエスケープルートになってる感じ。
途中、どうみてもヘリポートと思われる広場があった。(調べてみたらヘリポートでした。後述)
GPSの現在地高度と駐車場の高度、そして距離感などから推定あと1時間はかかる
と見ていたが、実際は距離を延ばせずさらに時間がかかる。
そろそろ尾根をはずれて駐車場方向に降りないと行けないと思われるポイントを
GPSが指し示した時、木が伐採されてネットで囲まれた人の手の入った所に出る。
そこからもテープを追いかけながら下山するも日没時間を過ぎて暗闇になる。
ヘッドランプを使用し、所要時間3時間でようやく駐車場に到着。
時間にして17時30分。
ライトがなければ自分の手のひらも見えない暗闇の中に、ポツーンと1台だけになった車を見つけた。
集落に出るまでの長い道のりは真っ暗闇で、途中、アニマル天国になっていた。
うり坊(イノシシの子供)、何らかの小動物、トンネルの中に大きな鹿、道路に野犬数匹。
ぶつかりそうになりながらも車を走らせて帰った。

<数々の反省点>

・当初登山計画の変更第二プランが決められてなかった。
・その結果、登山届・登山計画をどこにも残せなかった。
・当初登山計画より危険でハードなルートになった。
・日帰りなのに日没に突入した。
・アクセスが長かった。


ひたすら歩くだけの近場の登山だけで十分だと思いつつも、池木屋山の近くにある
道に迷いやすいという迷岳(まよいだけ)が気になっている。

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/11/24 21:55 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(22)

金剛山 第222回 (2010.11.21) 

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左:段取八分さん 右:キバラー 石ブテ東谷ルート最大の難所にて。

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分34秒)


登り:石ブテ東谷ルート
下山:もみじ谷本流ルート


7月7日の金剛山転法輪寺の火渡り業のあった「れんげ大祭」の日、
ブヨの大群と格闘しながら雨の中に佇んでいた時に、
すぐ横にいらっしゃった方に声をかけていただいたのがきっかけで
本日、約四ヶ月の時を経て一緒に金剛山を登る日を迎えた。
そんな段取八分(だんどりはちぶ)さんは、
なんと!神戸の明石海峡大橋の近くに住んでおられて、
はるばる金剛山に通われてらっしゃる方である。
いままで自分が知っている方の中では最も遠方だ。
あの日は他にNakaさんとの出会いもあり、最近の山行きにつながっている。
ただ「れんげ大祭」の様子を見たい気持ちと、
あわよくばブログのネタになるだろうという下心で
会社を休んで金剛山に登ったもんだから、ブヨと雨の洗礼を受けたものの
貴重な出会いがあったので結果的に得たものは大きかった。

段取八分さんとの関わりに共通点を発見!

<ゾロ目つながり>
最初に出会った「れんげ大祭」は7月7日だった。
今日は金剛山登拝回数が222回目である。

<祭りつながり>
最初に出会った日は「れんげ大祭」の日。
今日は登るまで知らなかったが「霜月祭」
いずれも護摩焚きが行われた日でもある。

<石ブテ東谷ルートつながり>
最初に出会った日は雨の中、石ブテ東谷ルートを登った。
今日は狙ったわけではなく、自然と石ブテ東谷ルートになった。

これが男女の間での話であったなら、運命的な出会いと確信したに違いないが
現実にはオッサン同士ということで、この偶然はどこにもこじつけようがないなぁ。(笑)
この先、登山を通じてどんな運命を共にするか未知数ではある。

9時30分、青崩のトイレ前をスタート。
さて今日のルートは、水越側がほとんど未踏という段取八分さんの希望を勘案して、
金剛山の秘境でもある石ブテ東谷ルートと、もみじ谷本流ルートを案内させていただいた。
自分的に石ブテ東谷ルートの印象はどうかと記憶をたどると、

 ・小滝の連続
 ・一箇所だけ難所である大きな崖登り
 ・ひたすら長いアリ地獄


という程度の感覚でいた。
動画で撮っていない(つまり撮影どころではない)難所部分をすっかり忘れていた。
トラロープに頼らないと登れない滝が多数。
岩場は滑る滑る。
足が多少長めで助かった~的なステージも多々ある。
一般登山者にはぜったい薦められない。

こんなルートを、沢ルートにまだ不慣れな段取八分さんを案内するんじゃなかったと後悔。
ところが実際、段取八分さんはなかなかのハイペースで、
どのステージでも躊躇することなく突撃されていく。
もしかしてスポーツマン?と思っていたら、やはりその通りで
10代の頃から最近までずっとラグビーをやってらっしゃったという。
さらに最近では森林ボランティアで、間伐や登山ん道の整備などであちこちの山で
活躍してらっしゃるというから驚いた。
そらポテンシャルが違うはずだ。
そんなこんなで難所を黙々とクリアしていって、長いアリ地獄を登り切り
大日岳を経て、所要時間2時間20分で山頂に到着。
山頂ではとてもいい匂いが漂っている。空腹感が際立つ。
売店前はもちろん、転法輪寺前もなんだか賑やかだ。
ちょっとしたお祭りムードになっていた。
山頂11時50分の気温は10℃で暖かい。
まず捺印所に行くと、金剛山公式ページ管理人のまっくんさんに出会う。
急いでらっしゃったようで、挨拶もそこそこに別れる。
回数捺印を済ませて、転法輪寺に捺印に行くと、
テント内でボーさん、ダーさんが炊き出しのぜんざいや甘酒の世話をされていた。
転法輪寺は何かとお世話になっているのに、
小銭程度の賽銭くらいしかお布施できていないので、
この際、何かできることはないかと思ったが、
結果的にはぜんざい一杯と、珈琲(これは段取八分さんにごちそうになる)
あとは賽銭だけ。
いつぞや転法輪寺から豪華弁当を貰ったのに、その元も取れてないのではと思う。

さて、お昼は香楠荘に行こうと思っていたが、ぜんざいを目の前にして、
ボーさんから「二時半までやっているけど、売り切れると終了」と言われ、
香楠荘に行っている間に終了しそうな変な不安にかられ、
段取八分さん合意の上、山頂売店でカップラーメンだけで済ますことにした。
売店に向かう途中でkosiziさんに声をかけていただいた。
kosiziさんとは明神平に一緒に登って以来で久しぶりだ。
また近いうちに一緒に山に登りたいと思ってます。
ちょっと立ち話をしただけでお別れする。
それにしてもなんか向こうから見つけてもらってばっかりだなぁ。
なかなかこちらから知人を見つけられないでいる。
あ、こっちはいつものお馴染みの格好なので単に目立ってるだけなのか!?
国見城趾広場に向かう途中、若くてかっこいい東大阪の男性に声をいただいた。
ブログを見ていただいているようでありがとうございます。
とても励みになります。
また機会があるようでしたら、こんなおっさんと一緒に登っていただけたらと思います。

転法輪寺境内では、13時から「霜月祭」の護摩焚きが始まるということで
ぜんざいと珈琲をいただきながら少し時間つぶし。
放送で「デジカメを拾得しております・・」と流れる。
「デジカメを落とすなんて、誰やねん・・・」と笑っていたら、
しばらくして自分のデジカメが無い事に気づいて青ざめる。汗;

「霜月祭」とは、毎年11月第3日曜日に行われ、
安全な冬山登拝を祈願する祭りだそうだ。
アイゼンなど冬山用品の加持祈祷を行ってもらえる。
定刻に護摩焚きが始まった。
実に綺麗に炎が上がり、そしてよく燃える。
森林に詳しい段取八分さんによると、檜(ひのき)は火の木とも言われ
とてもよく燃えるので、裏技的にBBQなどの炭の火起こしのために着火剤的な
使われ方ができるという。
さらに、金剛山の植林は、単純に杉と思っていたら、杉と檜があることも教えていただき、
その見分け方や性質の違い等々勉強になった。
護摩焚きは予定通り30分で無事終了。

13時40分、もみじ谷本流ルートで下山開始。
下山に使うのは初めてで、いきなりの急登はなかなか強烈であった。
もみじ谷ルートとの分岐では、若いカップルから道を尋ねられた。
こんな秘境にも山ボーイや山ガールが入ってくるようになったとは
この登山ブームはいよいよ本物か!?
15時20分、石筆橋まで戻ってきて下山完了。
下山の所要時間は1時間40分かかった。
石筆橋の石筆と石ブテとなんかかかわりがあるのか?とふと思った。

その他の画像は以下より。

岩湧山 (2010.11.20) 

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岩湧山頂付近にて

登り:きゅうざかの道
下山:いわわきの道(初)


岩湧山のススキが見頃を迎えているという声を聞いてちょっと様子を見に行ってきた。
槇尾山から見た岩湧山はとても大きな山に思えた。
岩湧山から望む金剛山も、これまた大きな山に見える。

岩湧山頂へは南海高野線「紀見峠駅」からダイトレをたどるルートや、
滝畑ダムから同じくダイトレをたどるルートがあるが、いずれもなかなかのロングルートである。
今日は軟弱モードで、最楽・最短ルートである岩湧の森のキャンプ場下の駐車場(無料)から。
ちょっと今日はW登山する元気がないなぁ。

第一駐車場を9時35分にスタート。
寒いな~、寒くてやる気がなくなるな~も~、と思いながらも歩いているとだんだんカラダも温まり
これまた小春日和の暖かさに。
四季彩館や岩湧寺を経由して「きゅうざかの道」の急登を登って行く。
いくぶんゆっくりめでスタートから1時間20分ほどで山頂に到着。
ダイトレに合流してから山頂までは登山者やトレラン、ファミリーなどそれなりに人は多かった。
山頂ではベンチが満席だったので、滝畑方向に下りていってベンチのあるところで昼食。
5月2日に来たときや、5月29日にW登山したときは展望抜群だった。
金剛山の夜景」の夜登さんと登った6月12日のW登山のときもまだまだ展望はあった。
あれから5ヶ月も来てなかったのか。
今では高く伸びたススキでほとんど展望が望めなくなっていたのがちと残念。
ススキというと、つい曽爾高原と比べてしまう。
規模こそ違うが、岩湧山のススキもなかなか見応えがあって良かった。
下山は初の「いわわきの道」から。
整備が行き届いていてキレイだ。
登ってくる人が10人くらいと、下山する人が5人くらいいた。

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/11/20 20:44 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(14)

『ドキュメント 滑落遭難』 羽根田 治著 山と渓谷社 

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『ドキュメント 滑落遭難』 羽根田 治著 山と渓谷社

先日、ブログ「金剛山愛」でも紹介のあった本のシリーズのひとつで、
過去に実際に起きた遭難事故の内容とその事後検証と防止策研究の記録である。
人間誰しも単純ミスをおかす。事故はありえない場所で起こるもので、
だから常に山は真剣勝負で望むべきであることをあらためて学ぶことができる1冊だ。

山と渓谷社の「ドキュメント」シリーズは、今のところ全部で以下のラインナップがある。

 ドキュメント 雪崩遭難
 ドキュメント 道迷い遭難
 ドキュメント 気象遭難
 ドキュメント 山の突然死
 ドキュメント 滑落遭難


1冊が1600円と高価であることから、まず最初にどれを読んでみようかなと考えたとき、
以下のような消去法で今回のこの一冊を選ぶことになった。

 「雪崩遭難」・・金剛山や、ちょっと遠征して大峰や台高山脈でもあまり現実的ではない。
 「気象遭難」・・金剛山ではありえないにしても、大峰や台高山脈では体験することもありそう。
 「山の突然死」・あまり考えたくない。こればかりは避けようがないだろうからあと回し。
 「道迷い遭難」・GPS+地図+衛☆ホニャララがあれば、だいたい大丈夫そう。
 「滑落遭難」・・これ、いちばん起こりうるぞ。よし、これを最初に読もう。

というわけで「ドキュメント滑落遭難」を最初に読むことにした。(高いので最初で最後かも)
滑落遭難は金剛山でも槇尾山でも、大峰山系ならなおさら、
普通にしっかりと歩いていればなんでもない場所で、ちょっとした気のゆるみや、
一瞬フラっとしたり、めまいがしたり、つまづいたりするだけでも現実的に十分起こりうるからだ。
他にも理由があって、この本の事例の中に大峰山脈の「釈迦ヶ岳」において
同じパーティーで同時に起きた2つの事故が取り上げられているという点も興味深い点であった。

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大峰山系の釈迦ヶ岳というと、大峰奥駆道(金剛山系のダイヤモンドトレールのようなもの)の
南の端っこにある、ちょっとめずらしい特徴の山頂がある岳であり、
かくいう自分も、6月5日にW登山で単独で登ってきた所であることから記憶に新しい。
自分の場合は、この事故例のルートは通っておらず、極めて平和で最楽・最短ルートである
十津川村から進入する「太尾登山口」から登った。
気候も天気も抜群の日だったので、孔雀岳や仏生岳、欲を言って七面山へのピストンも
可能ではないかと「釈迦ヶ岳」の山頂から眺めてそう思ったものだ。
そんな大峰奥駆道上で同時に起きた2つの事故は、よっぽどの偶然な事が無い限り
起こりえない場所だという。
本を読んでみて、その場所が気になって確認してみたくなった。
滑落といっても、垂直に切り立った覗(のぞき)と言われるような崖から、
覗きこんでいて転落したような事故を想像をしてしまいがちであるが、
実際には、一見、ゆるやかな斜面に見えるようなところで、たまたまつまづいて
倒れ込むだけでも、転がり出すと止まらないどころか、ますます弾みがついて、
石ころにように転がっていって、岩に頭やカラダを強く打ちつけてアウト。。となるのだ。
また、遭難=アウト、とは限らない点についても知っておきたい。
五十五年の登山歴を持つリーダーを頭に、メンバーも体力的に問題がないパーティーで
起きた事故だけに、いったいどういう偶然や危険因子があったのか。
山と高原地図と併せて読むとよりリアルで理解しやすい。
詳細は本書で。

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iPhoneアプリ 「DIY GPS」 

20101115-3.jpg
先日、金剛山頂で「DIY GPS」を試してみたところ、結構つかえることが判明。

※本内容はiPhoneを所有している方向けの専門的な内容になりますことをご了承ください。

このアプリの名前のDIYは、つまりDo It Yourselfの略だろう。
ようするに自作地図とiPhoneのGPS機能を組み合わせてナビをさせてしまおうというアプリだ。
圏外でも使えます!

自作地図といっても地図を自分で作るわけにも行かないので、いわゆる自炊することになる。

たとえば、

 ・国土地理院の2万5千分1地図「うぉっちず」(カシミールやTrekking Map Editorなどで切り出す)
 ・山と高原の地図をスキャンする。
 ・カシミールの各種地図を利用する。(標高データ付き3D地図など)
 ・グーグルマップやYahoo!地図やマピオンなどなど


これ全部が利用できる。
スキャンしたり切り出した地図は、左上と右下の目標となる部分を見つけて、
そのポイントの世界測地系の緯度経度の座標をインプットすれば良い。
ただそれだけ。
簡単。

もっと手間を省いて正確にかつ、簡単に地図をセットしたい場合は、
カシミール3D+マップカッタープラグイン(共にフリーソフト)をPCにインストールし、
指定した範囲の地図をKMZ形式でファイルを保存し、
その保存したファイルをメールでiPhoneに送信したものを取り込むだけ。
その際、DIY GPS Ver.1.2.0であればiPhoneにGoogle Earthを予め入れておく必要あり。

ちなみにフリーウェアのカシミール3Dをダウンロードして利用しても
使用できる地図データは国土地理院の2万5千分1地図「うぉっちず」しか利用できない。
標高データ付き3D地図などは別途購入するか、「カシミール3Dで・・」シリーズの
CD-ROM(地図データ)付きの書籍を買うほうが安く手に入るとか。

<注意点>
iPhone4の場合、節電のために3G回線OFF、つまりフライトモード(機内モード)
に切り替えることが多々あるが、山の中で電波が通じないからといって
このフライトモードにしてしまうと、GPS機能もOFFになってしまうので、
圏外であっても3G回線モードをONにしておかなければならない上、
そもそもiPhoneのGPS受信感度がガーミン社製の本格的なGPSのように
GPSとしての能力があまり高くないので、空がしっかりと見通せる場所でないと
正確な現在地点を拾わないという点が弱点であり、
圏外で3G回線モードをONにすることで、基地局を探そうとするために
電池の消費がはげしくなることも付け加えておきます。

20101115-1.jpg 20101115-0.jpg
左は金剛山で実際に確かめたときの画面で、右は「山と高原地図」をスキャンして入れてみたもの。
(右側の画像に表示されている座標は実際の稲村ヶ岳付近のものではありません)

Check [ 2010/11/15 21:49 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

昭文社 『山と高原地図』 昭和56年版 を読み解く (1) 

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ヤマ友達のご尊父が大切に保管されてらっしゃる昭和56年版(1981年)の「山と高原地図
をお借りした。
なんと、今から遡ること29年前のものである。
ちなみにそこ頃はキバラーは生まれて・・・・・ました。(^ ^; 余裕で。
以前はエアリアマップというシリーズだったようだが、今ではその言葉は使われなくなったようだ。

山と高原の地図というと、昨年末から精力的に登りだした大峰山系に行くのに初めて買った地図。
勝手の知れた金剛山系のものは必要無いと思ってずるずると数年。
ようやく買うことにしたのは、なんと今年の8月11日になってからだった。

山と高原地図というと、等高線をはじめ、一般的な登山道やコースタイムが記された唯一の地図。
唯一と書いたのは、他に類似する地図が存在しないゆえにオンリーワンだからだ。
本当にそうなのか調べてみたところ、他にもいちおう2つほど見つかった。

1つめは、
最新のデジタル技術を利用して参入してきたという
DGSコンピュータ社『ジョイフルマップ』シリーズというものがそれ。
金剛山系の地図はリリースされていない。

2つめは、
北海道地図株式会社『トレッキングマップ』シリーズがあるが、有名な山のみ。

山と高原の地図ほどたくさんのラインナップが無く、百名山でも有名な所が中心。
紙質とかもどうなのか気になるところ。
昭文社の山と高原地図は、29年前のものでもすでに王子油化合成紙のユポFPという
水に強い未来の紙を使用していたというから驚きだ。
しかも、「にわか雨に降られたら傘がわりにして下さい」とまで書かれている!(笑)

比べればくらべるほど29年という年月の差、当時の登山スタイルと現代との違いなど
たくさん気づく点があった。
それについては今後、順次書いていこうと思う。

まず、軽く眺めまわした表面的な部分で、2010年版と1981年版の違いで気づいた点は以下のとおり。
(西暦と和暦が混在するとややこしいので便宜的に西暦に統一ことにする)

 ・2010版よりも、1981年版のほうが二万五千分の一の範囲が広い。(全面)
 ・2010版は何らかの理由で削除されているルートが、1981年版では記されている。
 ・2010版は定価900円+税、1981年版は定価500円(当時は消費税が存在しない)
 ・2010版は「金剛・葛城(紀泉高原)」、1981年版は「金剛山 岩湧山」というタイトル
 ・2010版の調査執筆は「上横手健義」氏、1981年版は「仲西政一郎」氏

次回からは中身のほうに入っていきたいと思う。
このテーマについてはシリーズでお伝えしていく予定。

20101114-2.jpg
中身の新旧比較。

※これで年内のブログネタはなんとか食いつなげそうで助かった~。笑
 そろそろ金剛山ネタも飽和状態となり、ネタ切れによるブログ終了の時期も近いかなと思っていたもので。

金剛山 第221回 (2010.11.13) 

20101113-9.jpg

登り:千早本道
下山:わさび谷ルート(カトラ合流)


今日は朝から夕方までいろんなヤボ用があるので早朝登山することになった。
朝、3時起床。
捺印所の開く6時までに山頂に着こうとするとこんな時間に起きることになる。
1.シャワーして、2.朝食食べて、3.歯を磨いて、4.着替えて、5.持っていくものを準備してと
だいたい家を出るまで1時間半くらいかかる。
特に5の持っていくものの準備は前日に済ませておけば慌てなくて済むのにと誰もが思うだろう。
完璧に準備して翌日を楽しみにして眠ると、天候に裏切られたりするので、
決行できることが確実とならないと準備しないのが悪いところ。

4時55分、まつまさ駐車場より登山開始。
早朝登山の常連さんが続々と集まってくる。
今の季節はヘッドランプが無いと真っ暗だ。
それでもあちこちにライトの灯りが見えるのと、
時間を追うごとに明るくなるので暗さによる恐怖心など微塵もない。
金剛山の暗闇歩きにもすっかり慣れてしまったので、
夜でも7時、8時くらいならかなり平気になった。

登り出しはかなり寒く感じたが、二合目に着くころにはすっかり温まり、
あとはぽかぽか陽気の中を歩くような感じで、汗をかきすぎない程度のペースで歩く。
金剛山の夜景」の夜登(よると)さんと昨年12月6日に登ったときは
強烈な寒さだったと記憶している。
こんな寒さの中を早朝登山するのはあれが最初で最後だろうと思っていた。
今日もあの時のような寒さかなぁと思ったが、そんなことは無く暖かく感じた。

写真を撮ったり、測定したりと立ち止まることが多く、
所要時間に一時間もかかって山頂に着いたのが5時55分。
早朝登山者名物のラジオ体操も終わったあとだった。
山頂気温は5℃。
10分間ほど周囲の写真を撮りながら待ち行列をやり過ごし、
捺印後は国見城址広場に移動し、その後、井戸のある下の広場へ。
その頃にはカラダがものすごく冷えてきた。
モンベルのジオラインハーフジップ(中厚)に長袖の中間着を着て来た。
その上にフリースを着る。
いろいろ確認したいことがあったので、ジェットボイルを取り出してお湯を沸かし、
カップラーメンをすすってまずは暖を取る。
熱いお茶を作って菓子など食べながらボケ~と過ごす。
本道を登ってくる人はパラパラと見受けられる。
国見城址広場にやってきて外界を眺める人は居るが、こちらの広場にやってくる人は居ない。
また、カトラ、タカハタ方面から登ってくる人も滞在中は居なかった。
今日は朝もやでガスっていて外界はまったく見えなかった。
金剛山に初めてiPhoneを持ってきた。
下の広場でもカツカツながらもなんとか繋がることがあった。
後日紹介予定のアプリの動作確認を行う。
その他、デバイスのテスト等々で気がつくと7時を過ぎていた。
撤収して再出発したのが7時10分だったから、山頂に一時間以上も居たことになる。

下山はわさび谷ルートから。
木々の葉はすっかり枯れ落ちて明るいムードになっていた。
おびただしい落ち葉の量で滑りそうになる。
今日こそは、本来のわさび谷ルートへの分岐を見つけるぞと思っていたら、
またうっかり通りすぎていて、気がつくとカトラ谷ルートの沢が見えてきた。
駐車場に着く直前で、いつも山頂で会うたびに声をかけてくださる方と出会う。
当ブログをいつも見てくださっていて、今日は「『金剛山周辺の花』の本を買ったよ」とのこと。
参考にしていただいてありがとうございます。
下山完了は8時くらいだったかな。

その他の画像は以下より。

ハイマウント 『サバイバルシートG/S』  

20101110-1.jpg
サバイバルシートG/S(Survival Sheet-G/S)

山の中では数メートル先が見えなくなる濃霧など、
想定外の悪天候などに見舞われたりして前に進むことが困難になることすらあるという。
そんな時はその場から動くのはより状況を悪化させる。
そしてやむなくビバーク(野営・野宿)をしなければならなくなった場合、
生存して下山するためにはツェルト(簡易テント)を常備していれば良い
と書いたことがあるが、あれから約半年。
未だに買うところまで行けてない。
ほとんどまったくといって良いほど出番の無いものを
なかなかザックに入れておくというころができないと思った。
もっと他に常用すべき道具があるのに、かまっていられないというのが現実。
代わり小さくて軽い「サバイバルシート」なるものをザックに忍ばせておけば
なんとか助かるのじゃないかと思われる。
ただし、冬山だとコレで一夜を明かすのはムリ。
せいぜい低体温症にならないように体温を維持するだけでも効果大。

このサバイバルシートは、金の面と銀の面がある。

 面・・・光、熱を吸収する。
 面・・・光、熱を反射する


となっている。
つまり、体温低下を防ぎたいときは金面を外側にし、
反対に体温上昇を抑えたいときには銀面を外側にして使う。
通常は前者の用途が多い。

なお、ほぼ使い捨てになっており、一度展開すると、
もう元には戻せないらしい。
くれぐれも買ってきて練習などしないように。
500円程度で売られている。

それにしても先日は大きく報道された遭難事故があった。
これらを少しでも教訓にして備えるようにしたいものだ。

ニュースの詳細は以下より。

NTTDoCoMo 金剛山基地局 

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2010年10月3日撮影 ※まだアンテナ本体部分であるエレメントが無い。

NTTドコモの金剛山基地局が、auの金剛山基地局のすぐそばにただいま鋭意建設中。
auが800MHzで、ドコモが1.5GHzなので相互干渉し合わないのでしょうか。
聞き間違えたのか、「もみじ祭り」の時に葛木神社の宮司さんが
10月18日にDoCoMoのアンテナができるように確かに聞いた。
動画に撮ってあったので、確認してみた。
実際には10月18日から着手だったかもしれないし、
もしかしたら11月18日に開局という事を言っておられたのかもしれない。
とにかく今月中にでも完成しそうな勢いであることは確か。
もしかして今ごろは出来上がっているのかも。

大峰山系 大普賢岳周回 (2010.11.6) 

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ルート:大普賢岳周回(逆時計回り)

大普賢岳周回は、
窟、階段、ハシゴ、クサリ場、覗、岩場、沢、洞窟、滝、自然林、植林、崖登り等
ありとあらゆる要素が全部入った、スペシャルデラックスフルコースだ。

こんな楽しいルートは大峰山系広しといえど、
他にはなかなか無いのではないだろうか。

絶好の天気に恵まれた今日、大峰山脈の紅葉の見納めに行ってきた。
今回は二度目ということもあって気持ちにも体力的にも余裕があった。
10月16日の行者還トンネル西口からのピストンに比べるとかなり楽に思った。

午前8時過ぎ、和佐又ヒュッテ前に到着。
昨年、初めての大峰登山でここに来て以来一年ぶりだ。
あのときはツアーか何かでバスまで来ていたので、
ヒュッテの上のキャンプ場に車を泊めた。
登山客の車の数も50台くらいはあったのに、今日は20台程度だった。
駐車料金(1,000円)の支払いはヒュッテの中にて。
初めてヒュッテに入ったが、大食堂?のように広く良い感じだった。
8時30分、ヒュッテからスキー場の斜面を登ってキャンプ場まで登る。
昨年はそこに登山届のボックスがあって、届けを出して登ったが今日は無い。
ただし、今日はヒュッテで駐車料金を支払った際、
どこに登るのか、ピストンか否か・・などを尋ねられて領収書に記載された。
それを車のダッシュボードの上に置く。
これが登山届を兼ねているのだろう。
まだ朝なので気温は13℃くらいで少々寒いくらい。
ウェアは、モンベルのジオライン(ライトウェイト)ハイネックシャツに
モンベルの長袖の中間着を重ね着。
登りだして紅葉の感じを確認すると、昨年と同様の様子。
遠くの山稜を眺めると、頂上付近は散って枯れている感じ。
今年は10月30日あたりの週末が天候が悪かったので、
11月3日(祝)あたりが最高だったのではないかと思ったが、
今日でもなかなか良さそうに思えた。

自然林の平和な道を起点に、圧倒的迫力の朝日窟、笙ノ窟、鷲ノ窟をやり過ごし、
次から次へと変化する多様なステージに興奮しながら、
日本岳のコル、小普賢岳(ここは巻く)と過ぎてゆく。
途中、単独の山ガール一人と出会う。
挨拶のみ。
大普賢岳が近づくと徐々に登りとなって、延々とそれが続くいちばんの登り所。
水太覗のある反対側はこちら側ほど高低差は無い。
ようやく大普賢岳山頂に登りつく。稲村ヶ岳側の展望が良い。
2組、各8名くらいのパーティーが食事中だった。
前回はここでお昼としたが、その後、もっと良い場所があることに気づいたので、
今回、大普賢岳山頂では写真だけ撮ったら素通りして下りる。
およそ二時間半後の11時前に水太覗に着くと腹ペコペコでお昼にする。
大普賢岳山頂では所狭しと人が居たが、こんなすばらしい眺めの水太覗が
貸し切りだなんて贅沢だなぁ~と思いながら堪能する。
50分間くらい時間をかけて休憩している間に、この場所を知っていたとおもわれる
年配の夫婦や5名くらいの団体、若い外人女性を連れた男性なども来てお昼をしていた。

水太覗での昼食や、大普賢岳~七曜岳の間は10月16日に来たばかりなので
まだ記憶に新しいものの、木々の葉はすっかり枯れ落ちてあたりはより明るくなっていた。
稚児泊から七ツ池の中間あたり、これまで登ってきた大普賢岳や少普賢岳側の
眺めが一望でき、今回も見事な紅葉だった。
七曜岳山頂の前後では、稲村ヶ岳方向の紅葉が見事に眺望できる。
大峰の紅葉を堪能するには、やはり大普賢岳周回コースは外せないなぁと思った。

七曜岳から無双洞までのおよそ一時間半ほどは、ひたすら下りに徹することになる。
「和佐又山まで3時間」と書かれてある看板には毎度ショックを受ける。
下りは足に相当負担がかかり、靴内は蒸れて足が汗だくになった。
靴を脱いでクールダウン。沢の水が冷たくて気持ちが良い。
圧巻のなめ滝もここにある。
無双洞は洞窟になっている。
今回はちゃんとヘッドランプも持ってきたので洞窟を最後まで行ってみようかと
ザックをデポして気合いを入れて望むが、穴は狭く、内側壁面は鋭利になっていて
進みづらく、手袋をザックに置いてきてしまったりで途中まで行ったところで断念、
引き返すことにした。
洞窟を入ってしばらくは非常に狭く、閉所恐怖症の人なら耐え兼ねるような所だが、
しばらく行くと縄ハシゴで垂直下に2mほど下りるようになっていて、
そこからは多少広い。
100mほどあるという洞窟の奥にはいったい何が待ち構えているのか、
また時間の楽しみとなってしまった。

無双洞からは登りに転じて、徐々に高度を上げて行く。
垂直のクサリ場、つまり崖登りは周回コースの一番の難所だ。
50mくらい垂直に登る感じ。
そこを登り切る直前には、底無井戸を見に行く分岐があったが今回はそれもパス。
木漏れ日で金色に輝く紅葉した木々の中を抜けてさらに奥へ奥へと進む。
そのまま高度を上げることもなく、ほぼ横移動でスタート地点からのルートに合流。
和佐又山キャンプ場に着いたのは16時。
スタートしてからの所要時間は7時間半。
昼食に50分、国見岳探しに20分、無双洞での休憩は30分以上、
あとは写真撮影での立ち止まりなどなどでやはり前回同様に時間がかかってしまった。
和佐又山キャンプ場ではテントを張ってキャンプをしている人が10組くらい居た。
この季節は夜は寒そうであるが、和佐又山でのキャンプ場はいつもながら思うに
かなり良さそうで、TVのCMに使えそうな感じ。
たまたま真新しいジープ・ラングラーに乗った夫婦がテントを張ったところで
くつろいでおられた感じがとても絵になっていた。

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/11/06 23:14 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(25)

金剛山を山ガールが行く 

「山ガール」というものが登場したのは昨年からだそうだ。

ちなみに「山ガール」の定義とは、
 山ガール = 20代から40代の山登りに興味がある女子
を「山ガール」と言うのだそうだ。

10代は?10代こそガールでしょ。
50代は?60代は?本気の格好をした山好き女性をみ~んな山ガ~ルでいいじゃないですか。

個人的には「山ガール」という言葉に何の感心も無かった。(ちょっとウソ!?)
それに当ブログは女性には不人気で、あまり支持されてないので取り上げたく無かったキ-ワード。
メディアや業界の商売の戦略上の都合で、いかにもブームであるかのような
一過性の言い回しに踊らされているだけだろうと思っていたし、仮にブームだとしても、
本格的な山がそびえる東日本中心の、富士山や、日本一登山者の多い
「高尾山(標高599m)」(東京八王子市にあり、年間登山者数260万人)とかでの話であって、
関西の、あまり全国的には知られてなさそうな「金剛山」に
山ガール」とは無縁だろうと思っていたら、今年の金剛山は本当に山ガールたちが熱い。
もう毎週のようにどこにでも目に付く。
山では少し若い女性が登っているだけでも珍しく、輝ける目立つ存在であるのに、
こんなにも山ガールが多くなるとそんな刺激が緩和され、
外界に居るときと同様、当たり前の存在となって男性にとっては良い傾向なのかも。

さて、ほんまもんの存在に昇格した「山ガール」に関していろんな情報がありました。

話題の「山ガール」に向けた情報サイトがオープン。
アウトドアファッションに関する情報を中心とした、登山、トレッキング、
キャンプなどの情報や、さらにはセール、イベント、ツアーの情報や、
コミュニティやツイッターなども。

●山ガール専用サイト
http://www.yamagirl.net/

その他、新聞記事などの情報は以下より。

金剛山 第220回 (2010.11.3) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分28秒)


登り:もみじ谷本流ルート(最終分岐は右)
下山:太尾東尾根ルート


今日は絶好の山登り日和。
遠征したいところではあったが、午後からヤボ用があったので
午前中メインで登りに行ける金剛山へ。
実に3週間ちょいぶりの金剛山はすっかり秋になっていた。

今日から冬服モード。
中間着の下にモンベルのブレスサーモ(薄)を着てみたら暑かったので
ユニクロのヒートテック長袖にしてみた。
8時40分、水越川公共駐車場をスタート。
寒い!
やっぱりアンダーにブレスサーモ(薄)を着るべきだったかななどと考えながら
10分足らずで水越峠のダイトレ林道に入る。
コンクリートの坂を登り切ると、金剛山がそびえ立つのが目に飛び込んでくる。
朝日が当たって美しい。
この林道がやたらと長く感じる。
すでに下山してくる朝早くから登った人たちと何人もすれ違う。
行って戻って動画撮影などをしていると、
一人の若い山ガールが道端に落ちてるゴミを拾いながらこちらに向かって歩いてくる。
マヌケな撮影シーンを見られてしまったかな?
あわてて撤収して先を急ぐ。
気温は低く、「金剛の水」までせっせと歩いてきても汗をかかなかった。
まだ太陽が昇りきっていないので日陰はうす暗く寒い。
ガンドがコバ林道にさしかかるところから「もみじ谷」へと下りる。
木々の葉は青くしっかりとついて覆われたままなので薄暗い。
右手に小さな堰堤を見ながらいくつもやり過ごし、
最初の大きな堰堤に差し掛かったところで写真を撮影していると、
あのときの山ガールが追いついてきた。
まさか「もみじ谷ルート」のほうに来ると思っていなかった。
堰堤を左から登ろうとしていたので、「右からですよ」と教えてあげた。
撮影している間に先に行ってしまい、姿は見えなくなった。
また撤収して登り続ける。
ほどなく「もみじ谷ルート」(左)と「もみじ谷本流ルート」(右)の分岐に到着。
「もみじ谷ルート」のほうにも引かれつつも、今日は「もみじ谷本流ルート」へ。
先ほどの山ガールが遠くに見えた。
もしかして、このルートに慣れた人なのかも?
せっせと登って最後の大堰堤に着く。積雪期にはとても美しい氷瀑が見られる堰堤だ。
さらにせっせと登り続けて、旧本流ルートとの分岐が見えてきた。
さきほどの山ガールが地図を広げて見ている。
きっと分岐をどちらに進むべきなのかわからないに違いない。
教えてあげるチャンス!と思っていたら、
もうちょっとで追いつくというところで、
追いつかれまいとさっさと旧本流ルートのほうへ行ってしまった。
自分はまだ本流ルートをまともに登ったことがなかったので右へ行くことにした。
前に本流ルート(右)を登ったときは積雪のために踏み跡が見えず、
最後まで谷を登りつめてしまって仕方なく獣道をかき分けて
やっとの思いで尾根に登りついたままとなっていた。
今回はすぐに道がわかった。
肝心の紅葉であるが、ここにきてやっと紅葉らしいものがかろうじて確認できた程度。
山頂売店前の紅葉だけがとても美しかった。
それでもまだ捺印所前のものは青く、去年に比べても少し遅れている感じがした。
山頂10時40分の気温は4℃。
日陰と日なたと温度差が大きく感じる。
売店の中でカップラーメンを食べる。
国見城址広場に行ってみると人出が多い。
ほんとにオシャレな山ガール・山ボーイが増えたものだ。
山頂が大勢の人で賑わっていると、ポッツーンと単独で来た自分は場違いであるかのようにどこか寂しい。
下山は太尾東尾根から。
秋の太尾東尾根はなかなか良い感じ。
なんとなく暗く寂しいルートだと思い込んでいたがそんなことはない。
枯れ落ちた杉の葉がマットな感じなのがうれしい。
下山完了が12時40分。
太尾東尾根ルートが下山に正味一時間もかかるルートだとは思わなかった。

その他の画像は以下より。

ブラックダイヤモンド社 『 Orbit(オービット)』 

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ブラックダイヤモンド社 『オービット』 ※写真は最低照度で撮影

遥かに照らせ。 秋の夜長を楽しむLEDランタン

BlackDiamond社とは、1957年設立のソルトレイクに本拠を置くメーカーで、
「It's all about climbing and skiing」(すべてはクライミングとスキーのために)をコンセプトとして、
ワールドワイドなギアをリリースしている会社。
自分が愛用しているヘッデン(ヘッドランプ)も同社のもので非常に信頼を置いている。

さて、これは何かというとランタンである。
キャンプではコールマンのガスランタンなどを使っていたが、
これは電池式のLEDランタンだ。
ブラックダイヤモンド社のLEDランタンとしてはこれより大型の「アポロ」が有名。
これはそれよりも後発のモデルで「アポロ」よりも部分的に改良されている。

20101101-2.jpg
これがダブルフックだ。(何てことのないちょっとした工夫)

これが山歩きにどう関係あるのか?ヘッドランプがあればこんなのいらなのでは?
と思うのは早計だ。
テント泊・車中泊での使用はもちろん、暗闇での山歩きの場合、
通常のヘッドランプや懐中電灯などではLEDの特性上、光の直進性が高く、
一方向を強く照らすことはできても広範囲を照らすことが苦手である。
ところがここでランタンという発想を取り入れてみると、これがやたらと明るく感じる。
ひとりが所有するたった一個の「オービット」さえあれば、
他の数人分の足元をも明るく照らしてくれる。(はず)

最近、槇尾山登山の後にW登山で金剛山に登った帰りにすっかく暗くなってしまった。
5人中、まともなヘッドランプを持っていたのは2人だけ。
残る3人はケータイ電話のカメラのライト(短時間で消灯してしまう)や
非常用に持っていたちっこいライトで急場をしのいだものの、
あのときはちょっと不自由な思いをした。
オービットさえあれば全員をカバーできたかもしれない。(というのは言い過ぎか?)

ちなみにオービットはずいぶん前に買ってあったというオチ。
肝心なときに肝心なモノは家に置いたままという状況は自分の得意芸だ。

<オービットの特徴>
・単四形電池4本でなんと最高照度で10時間。(気温が0℃以下だと3時間という情報も)
・最新鋭のダブルフック(カラビナなどが無くても細挽きや樹の枝やザック等々に簡単に取り付けできる)
・使用しないときはコンパクトになる。
・明るさを無段階に調整ができる。(最高照度・最低照度を知らせる合図がある)
・電池込みだと130g程度(エネループの利用がおすすめ)

20101101-1.jpg
収納するとこんな感じ。

Check [ 2010/11/01 21:23 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

金剛山頂の気温

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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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